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第3章 守るべきか、攻めるべきか
いい出会いに乾杯-17-
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(アイツはやばいヤツだ。この場から離れよう)
アーウェンは皆が、教団員の輪から離れると、念話を送る。
『皆、走るよ。もし光魔法や他の魔法を感知したら、クロムの影にかくまって』
皆走り出し、教団員と門の間の所で昼間なのかと思うぐらい明るくなる。
『バニラ、あの魔法に干渉して細くできる。クロム…お願いね』
バニラ光を屈折させ細くそして外側に光を流した。光と光の間に、強い影ができる。
クロムは影の中に皆をしまう。
"影への誘い"
影の中は暗闇。手探りで皆を探す。
手に何かが触れる。指先を押し付けながら、手のひらを押し付け滑らす。腕だったら掴めるだろう…感触が違う。太ももかもしれない。もっともみほぐしてみよう。
女性の鈍い声が聞こえる。もっと広範囲に触ってみる、突起物があるこれで二択に絞られた。シングルかダブルか…。両手を使い、感触を頼りに、膨らみがあるところに…ダブルだ。これでどこかわかった。後は抱き寄せて、顔を近づけて見たら、パドーだった。
この空間、自分自身が立っているけど相手から見たら上下反対かもせれないし、極端に言うと90°曲がった状態で来るかもしれない。
アーウェンから見て、パドーは10°傾いてる。
「よかった。会えて…」
アーウェンが言う。
「よかったけど…。どうして…あんな事したの…ひどいよ」
パドーは弱々しく言う。
普段のパドーからは想像できない言い方に、何か高まるものが芽生える。
「嗚呼…ごめん、手を前に出してないと怖いなーって後からだと体がぶつかったら、いやでしょ」
アーウェンは理路整然と言う。
「ふーん」
パドーは意味はわかるが納得していないようだ。
「いたっ」
アーウェンは両足に衝撃が走った。
「うおっ、え、え、へ、へへ」
アーウェンは気持ち悪い声を出す。アーウェンから何か奇妙な音が聞こえる。
パドーは手を離し、アーウェン下半身に手を滑らせる。太ももをくだっていくと、急にいなくなる。
「フー、ルーだよな…。あれ、光が見える、あそこに行ってみよう」
アーウェンはフー、ルーを持ち上げ、言葉をかける。パドーは小さく筋肉質な足を掴み、手を引っ込め。光の方向に皆、向かう。
光の中にはバニラがいる。それぞれの場所から、集まり、アメリアは逆さ、アーリーはアーウェンから見て90°に立っている。
アーリーはへたり込み、こちらを見て俯く。
「光を消してくれる、三半規管がおかしくなって…苦しい」
アーリーが言うとバニラは、光をしぼめ消す。
「クロムいるんだろう…」
アーウェンがクロムを呼ぶ。
『いま、手が離せない…キャンプで使った森に着くとこ』
クロムがそう言ってしばらく待つ。
アーウェンは皆が、教団員の輪から離れると、念話を送る。
『皆、走るよ。もし光魔法や他の魔法を感知したら、クロムの影にかくまって』
皆走り出し、教団員と門の間の所で昼間なのかと思うぐらい明るくなる。
『バニラ、あの魔法に干渉して細くできる。クロム…お願いね』
バニラ光を屈折させ細くそして外側に光を流した。光と光の間に、強い影ができる。
クロムは影の中に皆をしまう。
"影への誘い"
影の中は暗闇。手探りで皆を探す。
手に何かが触れる。指先を押し付けながら、手のひらを押し付け滑らす。腕だったら掴めるだろう…感触が違う。太ももかもしれない。もっともみほぐしてみよう。
女性の鈍い声が聞こえる。もっと広範囲に触ってみる、突起物があるこれで二択に絞られた。シングルかダブルか…。両手を使い、感触を頼りに、膨らみがあるところに…ダブルだ。これでどこかわかった。後は抱き寄せて、顔を近づけて見たら、パドーだった。
この空間、自分自身が立っているけど相手から見たら上下反対かもせれないし、極端に言うと90°曲がった状態で来るかもしれない。
アーウェンから見て、パドーは10°傾いてる。
「よかった。会えて…」
アーウェンが言う。
「よかったけど…。どうして…あんな事したの…ひどいよ」
パドーは弱々しく言う。
普段のパドーからは想像できない言い方に、何か高まるものが芽生える。
「嗚呼…ごめん、手を前に出してないと怖いなーって後からだと体がぶつかったら、いやでしょ」
アーウェンは理路整然と言う。
「ふーん」
パドーは意味はわかるが納得していないようだ。
「いたっ」
アーウェンは両足に衝撃が走った。
「うおっ、え、え、へ、へへ」
アーウェンは気持ち悪い声を出す。アーウェンから何か奇妙な音が聞こえる。
パドーは手を離し、アーウェン下半身に手を滑らせる。太ももをくだっていくと、急にいなくなる。
「フー、ルーだよな…。あれ、光が見える、あそこに行ってみよう」
アーウェンはフー、ルーを持ち上げ、言葉をかける。パドーは小さく筋肉質な足を掴み、手を引っ込め。光の方向に皆、向かう。
光の中にはバニラがいる。それぞれの場所から、集まり、アメリアは逆さ、アーリーはアーウェンから見て90°に立っている。
アーリーはへたり込み、こちらを見て俯く。
「光を消してくれる、三半規管がおかしくなって…苦しい」
アーリーが言うとバニラは、光をしぼめ消す。
「クロムいるんだろう…」
アーウェンがクロムを呼ぶ。
『いま、手が離せない…キャンプで使った森に着くとこ』
クロムがそう言ってしばらく待つ。
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