呪われ薬師、最強の仲間たちと旅に出る~美味しそうだと思っているのは秘密です~

なーの( *¯ ꒳¯*)ナー

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第二章

魔族のアクセサリー事情

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「そうだ、アイザック。これをあげよう。」

 そう言ってハロが差し出したのは、銀のネックレス。赤、オレンジ、黄色の水晶が小さいながらに飾られたタグが美しく輝いている。

「お師匠様はドッグタグと名付けていたものだ。僕の作った呪術が一部込められている、付呪のアクセサリーさ。それをつけているかぎり、君を可能な範囲で守るだろう。」

 実は僕もつけているよ、と見せられる。

「僕も欲しい!」

「……大丈夫なのか、それ。」

「これからはマオがすぐ近くにいるだろうし、大丈夫でしょ?」

「成程な。そういうことならかまわぬ。」

「僕のは?アイザック専用?」

「うーーん。ジュアン用のも、一応作ったんだけどね。触ってもらってもいいかい?まずは指先だけ。」

「なにかあるの?……んひゃっ!!?」

 バチっと線香花火のような光を放ち、床に転がるドッグタグ。強い静電気に触れたような痛みがジュアンの指先に走った。

「あーーー……だよねえー……。」

「これ、つけてて本当に大丈夫なやつか?」

 既に装備しているアイザックが、不安そうな声を上げる。 

「魔族とそれ以外では体質に違いがあってね。ダークエルフは問題ないんだけど……すまないね、ジュアン。魔族用のものは付呪に高度な専門技術が必要で、まだうまく作れない。」

「びっくりしたーーーー!」

 きょとんと呆けていたジュアンはけらけらと笑いだす。ケガはしてないようで安心するアイザック。

「うまくできたら、また触ってもらえるかい?ごめんよ。」

「いーのいーの!僕もわがまま言っちゃった。」

「……マオが触ると、どうなるの?」

「消し炭か爆散か、試してみるか?」

「ケッコウデス。」

「うん、魔力の強い魔族ほど、装備できる防具やアクセサリーがとんでもない値段になるんだよねえ…………。」

 いつか、パーティー全員の装備や衣装を作りたいハロ。人間用なら気楽に作れるが、魔族用はどこかに弟子入りしないと難しいかもしれない。

「ハロ、ドッグタグ装備できるってことは、生きてた時は人間だったの?幽霊だからなんでもOK?」

「一応人間だったよお。母は魔女だったらしいけどね。」

「うーん、じゃあやっぱ魔族用ってすごいんだねー……。」

 ジュアンとハロの話を聞きながら、ぼんやりドッグタグを見つめるアイザック。守護だけじゃ、ないんだろうな。ハロの思惑は分からないが、魔王マオ製造責任者ハロから絶対離れないようにしようと思うアイザックだった。



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