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第一章 エトランゼ
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それから一行は、ヨハンの案内の元で彼の家にまで辿り付いた。
店の後ろ側の生活空間に並べられた布の上に、カナタとトウヤが寝かされている。睡眠もとらずにソーズウェルからここまで強行軍をすれば、体力が尽きるのも当然だろう。
店部分のカウンターの中で小さなランプに火を灯すと、店の品物を手に取って眺めている人影が浮かび上がる。
「眠れませんか?」
「色々と考えることがあってな。横になっても、そればかりが頭を巡って、眠れそうになり」
「そうですか。粗末な寝所では眠れないと言われなくて、少しだけ安心しました」
顔を見れば、エレオノーラはムッとしてこちらを睨んでいる。
「冗談のつもりだったんですが」
「……許そう。もっとも、今の妾の身の上で不敬も何もあったものではないがな」
大方の事情は、道すがらエレオノーラから直接話を聞いていた。
父王であるリューネブルクが長くないことはここ最近ではよく噂になっていたので、それほど驚くことではなかった。
しかし、その後を継いだのが長男のゲオルクではなく、次男のヘルフリートであるというのは、予想を超えた事態だろう。
「ヘルフリート陛下は教会との繋がりが強い。もしエイスナハル教が本気でエトランゼを弾圧し、この国から追いだしたいと考えているのならば、そちらを推すのも頷ける話でしょうね。
いえ、それだけではなく下手をすればゲオルク陛下も……」
「言うな。妾もその可能性は充分に考慮している。しかし、それは考えたくはない」
「失礼しました」
火を起こし、お湯を沸かす。
「お茶でも入れましょう」
「……そなた、ヨハンと名乗っているな。その名はかつて父に仕えた魔導師にして、この国の歴史に名を残すほどの使い手と同じものだ。何か関係があるのか?」
二人分のカップを棚から取り出し、カウンターに並べながらヨハンは答える。
「その人は、俺の師と仰ぐ人でした。そして今際の際にヨハンの名を受け継ぎました」
「それは本当か!?」
伏せていた顔を上げて、エレオノーラはヨハンを見る。そこに、一抹の希望を見出して。
「ならばヨハンよ。そなたはかつて父に仕えた彼の者に認められるだけの力を持つ魔導師なのだな? もしくは、エトランゼならばそれに並ぶだけのギフトを……」
「いえ。残念ながら俺は魔法を使えないし、持っているギフトも紹介するほどのものでもない、ちんけなものです」
「……そうか。だが、ここにある不思議な道具の数々はどうだ? 妾は詳しくは判らぬが、王国の魔装にも勝る道具の数々に見える。それを生み出せるほどの腕前ならば……」
「仮に俺が貴方の望む力を持っていたとして」
お湯が沸騰し、ヨハンはそれをティーポットに入れて揺らしてから、カップに注ぎこむ。
甘みのある爽やかな香りと共に湯気を立てるカップを一つ、エレオノーラの手前に置いた。
「何を成すつもりです? 兄上との戦いですか?」
「……それは……!」
即答はできない。
エレオノーラにそのつもりはなくとも、力を手に入れ、ヘルフリートの威光に背くとはそういうことだ。否応なしに何処かで武力が必要になるだろう。
「エレオノーラ姫。貴方が高確率で助かる方法が一つあります。エトランゼの保護を唱えるのをやめて、ヘルフリート陛下の元に帰順することです」
ヨハンが思うに、ヘルフリートがエレオノーラを狙う理由の最もたるところが彼女の唱えるエトランゼの保護と共存だろう。それは決して彼と教会の意見とは相容れない。
「それはできぬ!」
エレオノーラの叫ぶような声が、暗闇の中に響き渡る。
それから一拍ほど呼吸を置いて、エレオノーラははっと我に返って椅子に座りなおした。
「す、すまぬ」
背後の二人が起きていないことを確認しながら、ヨハンは何でもないような顔で、自分の分のお茶に口をつけた。
「だが、それはできぬのだ」
「例え自分の命が脅かされても?」
「ああ、そうだ」
はっきりと、強い意志を込めて彼女は言ってのけた。
それに小さな関心を抱きながらも、ヨハンの胸の中では、彼女がどうしてそこに固執するのか、その理由が知りたくなっていた。
「理由を聞いても?」
「――妾も、エトランゼだからだ」
衝撃、というほどでもないが。
その事実には純粋に驚きを隠すことができなかった。
「正確には半分は、だがな。妾の母はこの世界に流れ着いたエトランゼで、父に見初められ側妻となった。そして生まれたのが妾だ」
女性らしい豊かな胸に、エレオノーラの掌が触れる。
母をエトランゼに持つ。その事実は少したりとも彼女を歪ませてはいないようだった。
「母は妾によくしてくれた。今はもうこの世にいないが、それでもその思い出は妾の中でかけがえのないものとなっている」
見れば、彼女の腰辺りまで伸びた黒髪も、どことなくアジア系の顔立ちも、恐らくエレオノーラの母が日本人かそこに近い何処かの出身者であったであろう面影が残っている。
懐かしむような表情に、ヨハンは自分が見惚れそうになっていることに気が付いて、お茶を飲んでその気持ちを流し込む。
「母は笑っていた。時には陰口を叩かれようと、病に冒され幾ばくない命となろうと、妾の前では笑顔を曇らせることはなかった。そして我慢できず、一度だけ妾は聞いてしまったことがある」
その独白はまるで歌のように、ヨハンの心に染み込んでくる。
彼女の言葉には紛れもなく魔力があった。聞く者に耳を傾けさせ、心を動かす。
「母上は、幸せだったのかと。母は何と答えたと思う?」
「……月並みなことを言えば、貴方と出会えて幸せだった、でしょうか?」
「そう。その通りだ。そして妾は思ったのだ。エトランゼである母が幸せになれたのならば、他の者達もそうなれるのではないかと」
「それは同情心からですか? 分けも判らずこの世界に飛ばされて、還る場所のないエトランゼに対しての施しとして……」
「そんなことは判らぬ。誰とて自分の心を本当に覗けはしないのだから。ただ、妾はそうしたいからするだけだ。……この世界に生きる者として、そなたらエトランゼにここを好きになって欲しい。絶望と後悔だけでなく、この世界に来てよかったと、思ってほしいのだ」
――それは、いつか聞いた言葉だった。
そして、絶大な威力を持って、ヨハンの心に叩きつけられる。
「……いや、すまん。ついつい勢いに任せて語ってしまった。なかなか、恥ずかしいものだな」
小さな灯りが、赤く染まる彼女の頬を照らす。
照れ隠しにかお茶を口に含むその姿は少女そのもので、先程までの神々しささえ感じさせる姿は鳴りを潜めていた。
「辛い道のりになるでしょう」
「……かも知れぬ」
「幾つもの過酷な判断を迫られる日々が続きます。望まぬ戦いに身を投じ、時には同じ血を分けた同胞同士で殺しあうこともある」
「そうだな。もし、の話をしても始まらぬが。この危機を脱したとしても、そんな毎日が待っているだろう」
「……どうして、簡単にそんな覚悟をしてしまうのか」
最後の一言は、エレオノーラに向けられたものではない。
思えば彼女だけではない。カナタも黙って逃げてくればよかったのに、どうしてそうも簡単に、命を賭けてまで、その決断を下すことができてしまうのだろう。
彼女等の危うい考え方を理解できない一方で、その気持ちを尊く思う。
「方法はあります。勿論、俺を信じてくれればの話ですが」
――だから、というわけではないが。
そう口を継いで出てしまったことも、ヨハン自身にとっては意外なことではなかった。
驚いていたのはエレオノーラの方で、口を開けたままヨハンの方を見つめている。
「力を貸してくれるのか?」
「何処までできるかは判りませんが」
「どうしてた? 妾の見立てでは、先程まではこちらに協力してくれる素振は全くなかったように感じたが」
「姫様のエトランゼに対する思いに感じ入ったまでのことです。心からの言葉を用いれば時に人は考え方を変える。今回は俺がそうだったんですよ」
それは半分は嘘で、半分は本当だ。
決定的なあの一言がなければ、協力を申し出ることはなかっただろう。
ただ、誰かに言われたわけでもなく、その結論を導き出すことのできる人を、もう一度信じてみたくなったのだ。
――今度は、後悔しないように。
店の後ろ側の生活空間に並べられた布の上に、カナタとトウヤが寝かされている。睡眠もとらずにソーズウェルからここまで強行軍をすれば、体力が尽きるのも当然だろう。
店部分のカウンターの中で小さなランプに火を灯すと、店の品物を手に取って眺めている人影が浮かび上がる。
「眠れませんか?」
「色々と考えることがあってな。横になっても、そればかりが頭を巡って、眠れそうになり」
「そうですか。粗末な寝所では眠れないと言われなくて、少しだけ安心しました」
顔を見れば、エレオノーラはムッとしてこちらを睨んでいる。
「冗談のつもりだったんですが」
「……許そう。もっとも、今の妾の身の上で不敬も何もあったものではないがな」
大方の事情は、道すがらエレオノーラから直接話を聞いていた。
父王であるリューネブルクが長くないことはここ最近ではよく噂になっていたので、それほど驚くことではなかった。
しかし、その後を継いだのが長男のゲオルクではなく、次男のヘルフリートであるというのは、予想を超えた事態だろう。
「ヘルフリート陛下は教会との繋がりが強い。もしエイスナハル教が本気でエトランゼを弾圧し、この国から追いだしたいと考えているのならば、そちらを推すのも頷ける話でしょうね。
いえ、それだけではなく下手をすればゲオルク陛下も……」
「言うな。妾もその可能性は充分に考慮している。しかし、それは考えたくはない」
「失礼しました」
火を起こし、お湯を沸かす。
「お茶でも入れましょう」
「……そなた、ヨハンと名乗っているな。その名はかつて父に仕えた魔導師にして、この国の歴史に名を残すほどの使い手と同じものだ。何か関係があるのか?」
二人分のカップを棚から取り出し、カウンターに並べながらヨハンは答える。
「その人は、俺の師と仰ぐ人でした。そして今際の際にヨハンの名を受け継ぎました」
「それは本当か!?」
伏せていた顔を上げて、エレオノーラはヨハンを見る。そこに、一抹の希望を見出して。
「ならばヨハンよ。そなたはかつて父に仕えた彼の者に認められるだけの力を持つ魔導師なのだな? もしくは、エトランゼならばそれに並ぶだけのギフトを……」
「いえ。残念ながら俺は魔法を使えないし、持っているギフトも紹介するほどのものでもない、ちんけなものです」
「……そうか。だが、ここにある不思議な道具の数々はどうだ? 妾は詳しくは判らぬが、王国の魔装にも勝る道具の数々に見える。それを生み出せるほどの腕前ならば……」
「仮に俺が貴方の望む力を持っていたとして」
お湯が沸騰し、ヨハンはそれをティーポットに入れて揺らしてから、カップに注ぎこむ。
甘みのある爽やかな香りと共に湯気を立てるカップを一つ、エレオノーラの手前に置いた。
「何を成すつもりです? 兄上との戦いですか?」
「……それは……!」
即答はできない。
エレオノーラにそのつもりはなくとも、力を手に入れ、ヘルフリートの威光に背くとはそういうことだ。否応なしに何処かで武力が必要になるだろう。
「エレオノーラ姫。貴方が高確率で助かる方法が一つあります。エトランゼの保護を唱えるのをやめて、ヘルフリート陛下の元に帰順することです」
ヨハンが思うに、ヘルフリートがエレオノーラを狙う理由の最もたるところが彼女の唱えるエトランゼの保護と共存だろう。それは決して彼と教会の意見とは相容れない。
「それはできぬ!」
エレオノーラの叫ぶような声が、暗闇の中に響き渡る。
それから一拍ほど呼吸を置いて、エレオノーラははっと我に返って椅子に座りなおした。
「す、すまぬ」
背後の二人が起きていないことを確認しながら、ヨハンは何でもないような顔で、自分の分のお茶に口をつけた。
「だが、それはできぬのだ」
「例え自分の命が脅かされても?」
「ああ、そうだ」
はっきりと、強い意志を込めて彼女は言ってのけた。
それに小さな関心を抱きながらも、ヨハンの胸の中では、彼女がどうしてそこに固執するのか、その理由が知りたくなっていた。
「理由を聞いても?」
「――妾も、エトランゼだからだ」
衝撃、というほどでもないが。
その事実には純粋に驚きを隠すことができなかった。
「正確には半分は、だがな。妾の母はこの世界に流れ着いたエトランゼで、父に見初められ側妻となった。そして生まれたのが妾だ」
女性らしい豊かな胸に、エレオノーラの掌が触れる。
母をエトランゼに持つ。その事実は少したりとも彼女を歪ませてはいないようだった。
「母は妾によくしてくれた。今はもうこの世にいないが、それでもその思い出は妾の中でかけがえのないものとなっている」
見れば、彼女の腰辺りまで伸びた黒髪も、どことなくアジア系の顔立ちも、恐らくエレオノーラの母が日本人かそこに近い何処かの出身者であったであろう面影が残っている。
懐かしむような表情に、ヨハンは自分が見惚れそうになっていることに気が付いて、お茶を飲んでその気持ちを流し込む。
「母は笑っていた。時には陰口を叩かれようと、病に冒され幾ばくない命となろうと、妾の前では笑顔を曇らせることはなかった。そして我慢できず、一度だけ妾は聞いてしまったことがある」
その独白はまるで歌のように、ヨハンの心に染み込んでくる。
彼女の言葉には紛れもなく魔力があった。聞く者に耳を傾けさせ、心を動かす。
「母上は、幸せだったのかと。母は何と答えたと思う?」
「……月並みなことを言えば、貴方と出会えて幸せだった、でしょうか?」
「そう。その通りだ。そして妾は思ったのだ。エトランゼである母が幸せになれたのならば、他の者達もそうなれるのではないかと」
「それは同情心からですか? 分けも判らずこの世界に飛ばされて、還る場所のないエトランゼに対しての施しとして……」
「そんなことは判らぬ。誰とて自分の心を本当に覗けはしないのだから。ただ、妾はそうしたいからするだけだ。……この世界に生きる者として、そなたらエトランゼにここを好きになって欲しい。絶望と後悔だけでなく、この世界に来てよかったと、思ってほしいのだ」
――それは、いつか聞いた言葉だった。
そして、絶大な威力を持って、ヨハンの心に叩きつけられる。
「……いや、すまん。ついつい勢いに任せて語ってしまった。なかなか、恥ずかしいものだな」
小さな灯りが、赤く染まる彼女の頬を照らす。
照れ隠しにかお茶を口に含むその姿は少女そのもので、先程までの神々しささえ感じさせる姿は鳴りを潜めていた。
「辛い道のりになるでしょう」
「……かも知れぬ」
「幾つもの過酷な判断を迫られる日々が続きます。望まぬ戦いに身を投じ、時には同じ血を分けた同胞同士で殺しあうこともある」
「そうだな。もし、の話をしても始まらぬが。この危機を脱したとしても、そんな毎日が待っているだろう」
「……どうして、簡単にそんな覚悟をしてしまうのか」
最後の一言は、エレオノーラに向けられたものではない。
思えば彼女だけではない。カナタも黙って逃げてくればよかったのに、どうしてそうも簡単に、命を賭けてまで、その決断を下すことができてしまうのだろう。
彼女等の危うい考え方を理解できない一方で、その気持ちを尊く思う。
「方法はあります。勿論、俺を信じてくれればの話ですが」
――だから、というわけではないが。
そう口を継いで出てしまったことも、ヨハン自身にとっては意外なことではなかった。
驚いていたのはエレオノーラの方で、口を開けたままヨハンの方を見つめている。
「力を貸してくれるのか?」
「何処までできるかは判りませんが」
「どうしてた? 妾の見立てでは、先程まではこちらに協力してくれる素振は全くなかったように感じたが」
「姫様のエトランゼに対する思いに感じ入ったまでのことです。心からの言葉を用いれば時に人は考え方を変える。今回は俺がそうだったんですよ」
それは半分は嘘で、半分は本当だ。
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