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ハザマ真理教編
ハザマ真理教編 十四
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「あなたが狭間法元ね」
美里は初め法元を見て若返っているので実際の姿を知らないが、表情に乏しく目はまるで人を品定めするような嫌な感じしか受けなかった。
おそらくこいつは金に換算していくらという事しか考えていないのであろう。
「これ以上苦しむ人が出ないためにも幼虫もろとも倒す」
美里の言葉に法元は高笑いをする。
「お前たちが何者か知らぬが、この俺を倒すとは随分と大きく出たな」
「あら、あなたは威勢のいい人間を好んで側近にしてたんじゃなかったの?」
「なるほど。ではその威勢の良さを買ってやろう。少なくとも坂松や昭夫よりは使えそうだ」
「はっきりいってあなたの下につく気はないわ。その野望も幼虫とともに消えてもらう」
ちょうどその時、舞美と蓮香の二人も教祖室に入って来た。
「警備員は全員片付けたよ。残るは法元ただ一人」
「まったく役立たずどもばかりだ。この半世紀もの間、俺はろくな人材に恵まれなかったようだな」
「違うわ。あなたの目が節穴だっただけよ。いい人材は無視して、ろくでもない人間だけを手元に置いた。巨大会社を経営出来たのは末端で働く人たちのおかげ。その若返りと傀としての力は幼虫のおかげ。何より他人力で得たお金の力。あなたは何ひとつ自分の力で成し得た事のない無能者よ」
「小娘が、俺を愚弄した事をあの世で後悔するがいい」
法元が美里に向かって突進する。
「美里さん、私が戦う」
舞美が美里の前に出て法元の拳に合わせるように拳を繰り出す。
舞美と法元の拳がぶつかり合うが、飛ばされたのは舞美の方であった。
「きゃあああ」
舞美は一撃で右腕を粉砕された。
ハザマ幼虫の力で再生は出来るものの、法元に比べて時間が掛かり、その間にも法元の攻撃が舞美を襲う。
「舞美!」
凛が横から雷神剣で攻撃を仕掛けるが、並の傀から一撃で斬れる攻撃を軽々と受け止める。
そして法元からも愛梨と同じように幽体が離脱して凛に襲い掛かる。
幼虫の力が作用しているのか、いとも簡単に幽体を自分の意思で離脱させられる能力に美里は驚いた。
「格子糸」
美里がすかさず剣で空中に四縦五横が描き、格子糸が法元を絡めとる。
「何だ? この邪魔な糸は」
普通の幽体なら身動き取れないはずの美里の格子糸がまるで手ではらわれた蜘蛛の糸のように軽く切られてしまった。
「格子糸が簡単に切られた。。」
「美里さん、草刈愛梨を倒した時の技を」
「雪乃さん、三人で同時に斬りかかるわよ」
美里と凛の意図を雪乃はすぐに察知した。
聖剣三本で斬りかかればその威力は一本の時の何倍にもなるであろう。
雪乃は美里と凛に呼吸を合わせるように剣を繰り出し、愛梨を倒した二本の剣を上回る三本の聖剣による攻撃を仕掛ける。
赤と黄に青い光が加わり、愛梨の時よりも強力な力が発動するのを美里と凛は感じていた。
だが、それだけの威力の三人の剣を法元は両腕を交差させるように前に出して受け止めた。
「受け止められた?」
凛が驚きの声を上げるが、美里と雪乃もこの攻撃が止められるのは予想外であった。
「お前ら如きに俺がやられると思ったか」
最強のハザマ幼虫「閻王」を埋め込んだ法元の力は愛梨やこれまでの傀とは比べ物にならなかった。
「はあああ」
法元が低いうなり声と同時に両腕で刀を掴んでそのまま三人を投げ飛ばした。その力に美里、凛、雪乃の体が宙に飛ばされた。
美里と凛は受け身が取れずに地面に叩きつけられたが、雪乃は何とか受け身を取った。
「く。。左腕が折れた」
美里は地面に叩きつけられた際に左腕を強く打ち付けて骨折していた。
「まずいな。右腕だけで戦うしかないか」
武道の心得のない美里と凛は受け身が取れずに地面に叩きつけられたため、美里は左腕を。凛は右足を骨折していた。
唯一武道経験者の雪乃だけが受け身を取り、すぐに立ち上がって法元に再度斬りかかる。
「雪乃、相変わらず威勢がいいな。さっきの三人がかりの斬り込みも普通の傀であれば通じただろうが、俺が相手では通用せん」
法元は雪乃の上段からの真っ向斬りを右手で受け止めると強烈な左脚の蹴りを雪乃の胸元に浴びせた。
「ぐ。。」
雪乃は数メートル後ろまで吹き飛ばされて倒れた。
牛を蹴り殺す法元の蹴りを自分から後ろに飛ぶ事でかろうじて威力を相殺させたものの、雪乃は肋骨が全てへし折れ一部の骨が肺に突き刺さった。
「ごふ。。」
口から出血し、激痛で呼吸も出来ない。
「雪乃さん!」
蓮香が慌ててかけ寄るが、それでも雪乃は蓮香の手を跳ね除けて立ちあがろうとする。
「やめて! これ以上は無理よ」
雪乃と蓮香の前に仁王立ちする法元。
「いい様だな。雪乃。今からでも俺に忠誠を誓うのならハザマ幼虫を埋め込んでやろう。その程度の怪我などすぐに回復するぞ」
「妖怪ジジイが化け物になってはしゃいでいると言ったところか。お前のような化け物になるくらいなら潔く死んだ方がマシだ」
「ならば死ね」
法元がとどめを刺そうと雪乃に近づいたところを美里が神楽で斬りつける。
「おっと。まだ虫ケラが生きておったか」
「夜叉、般若!」
美里に召喚された式神、夜叉と般若が法元に攻撃を仕掛けるが、法元は二体の攻撃にもびくともしない。
「紙切れの神などが俺に勝てるか」
法元の幽体が夜叉と般若を殴り飛ばすと、二体の式神は格上の幽体の力に屈して元の式札に戻ってしまった。
美里の召喚した式神が相手に屈して式札に戻されるなど初めてであった。
傀となった法元の幽体の強さは通常の人間の比ではない。
怨念を超える執念が幽体を何十倍もの強さにしていた。
美里がこれまで対峙してきたどの幽体よりも強い。いや、今まで戦った全ての幽体を合わせたよりも強大な力であった。
「なんてパワー。。あいつの方が私たち三人を合わせたよりも数倍は上だわ」
美里に狙いを定めた法元は右の蹴りを繰り出してくる。
その強力な蹴りを上半身をのけぞらせて避けようとするが僅かにかわしきれず、かすった一撃で美里の脇腹が出血した。
だが、痛みを感じる間もなく続けざまに繰り出された法元の拳打を神楽で受けようとするが、受けられたのは最初の一撃のみで、折れて動かないために隙が出来ていた左肩に法元の拳がまともに入り、メキッという嫌な音と同時に美里の身体は五、六メートル後ろに吹っ飛ばされる。
「うあ。。」
この一撃で左腕だけでなく、左肩の骨、鎖骨、肋骨まで折られた美里は激痛で身動きが取れなくなった。
「美里さん」
「この世にこんな化け物が存在するなんて。。いい経験が出来たと思えばいいのかしら」
軽口こそ叩いたが、状況は絶望的。
この怪我と出血ではあと一撃浴びせるのがせいぜいであろう。
〔腹部からの出血が止まらない。傷が内臓にまで達したのかも知れない〕
美里は自分よりひと回り若い蓮香、凛、雪乃、舞美を一人ずつ見渡した。
「この子たちはみんなまだ十代。死なせる訳にはいかないわね」
左手を骨折しているために腹部の傷を抑える事も出来ず、血は地面に滴り落ちる。
美里はこの時、初めて死を自覚した。
「美里さん」
凛が折れた足を引きずって立ち上がる。
「凛、あなたはまだ若い。ここから先は私一人でやるから下がっていて」
「嫌だ。私もまだ戦える」
そう言って戦おうとする凛に美里は当て身を喰らわせる。
「美里さ。。」
凛はその場に倒れて気を失った。
「ごめんね、凛。あなたはまだ十五歳でしょ。ここで死なせるわけにはいかないわ」
「美里!」
「那由、あなたにお願いがある。私にもしもの事があったら聖菜について面倒を見てあげて」
「どうするつもりだ? これ以上戦うなんて無理だよ。あれは式神十二神将全員でかからないと倒せないレベル。美里と青龍だけじゃとてもじゃないけど敵わない」
「そうでしょうね。でも、私がやらなきゃ誰があの怪物を止めるの?」
「それは。。」
「誰かがやらなければならない。命を捨ててでもね」
「命を捨てるなんて軽く言わないで欲しいな」
「軽くなんて言ってないわ。残される聖菜の事を考えたら私だって嫌だし躊躇する。だけど、あいつをここで倒さなかったら結局は聖菜も犠牲になる。だから私は母として娘を守る。それだけよ」
「美里。。」
「那由、今までありがとう。聖菜をよろしく頼むわよ」
美里は那由多にそう言うと最強の式神青龍を呼び出す。
「涅槃(ねはん)より甦れ青龍。我が命に従い霊体を撃ち倒せ」
美里は初め法元を見て若返っているので実際の姿を知らないが、表情に乏しく目はまるで人を品定めするような嫌な感じしか受けなかった。
おそらくこいつは金に換算していくらという事しか考えていないのであろう。
「これ以上苦しむ人が出ないためにも幼虫もろとも倒す」
美里の言葉に法元は高笑いをする。
「お前たちが何者か知らぬが、この俺を倒すとは随分と大きく出たな」
「あら、あなたは威勢のいい人間を好んで側近にしてたんじゃなかったの?」
「なるほど。ではその威勢の良さを買ってやろう。少なくとも坂松や昭夫よりは使えそうだ」
「はっきりいってあなたの下につく気はないわ。その野望も幼虫とともに消えてもらう」
ちょうどその時、舞美と蓮香の二人も教祖室に入って来た。
「警備員は全員片付けたよ。残るは法元ただ一人」
「まったく役立たずどもばかりだ。この半世紀もの間、俺はろくな人材に恵まれなかったようだな」
「違うわ。あなたの目が節穴だっただけよ。いい人材は無視して、ろくでもない人間だけを手元に置いた。巨大会社を経営出来たのは末端で働く人たちのおかげ。その若返りと傀としての力は幼虫のおかげ。何より他人力で得たお金の力。あなたは何ひとつ自分の力で成し得た事のない無能者よ」
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舞美と法元の拳がぶつかり合うが、飛ばされたのは舞美の方であった。
「きゃあああ」
舞美は一撃で右腕を粉砕された。
ハザマ幼虫の力で再生は出来るものの、法元に比べて時間が掛かり、その間にも法元の攻撃が舞美を襲う。
「舞美!」
凛が横から雷神剣で攻撃を仕掛けるが、並の傀から一撃で斬れる攻撃を軽々と受け止める。
そして法元からも愛梨と同じように幽体が離脱して凛に襲い掛かる。
幼虫の力が作用しているのか、いとも簡単に幽体を自分の意思で離脱させられる能力に美里は驚いた。
「格子糸」
美里がすかさず剣で空中に四縦五横が描き、格子糸が法元を絡めとる。
「何だ? この邪魔な糸は」
普通の幽体なら身動き取れないはずの美里の格子糸がまるで手ではらわれた蜘蛛の糸のように軽く切られてしまった。
「格子糸が簡単に切られた。。」
「美里さん、草刈愛梨を倒した時の技を」
「雪乃さん、三人で同時に斬りかかるわよ」
美里と凛の意図を雪乃はすぐに察知した。
聖剣三本で斬りかかればその威力は一本の時の何倍にもなるであろう。
雪乃は美里と凛に呼吸を合わせるように剣を繰り出し、愛梨を倒した二本の剣を上回る三本の聖剣による攻撃を仕掛ける。
赤と黄に青い光が加わり、愛梨の時よりも強力な力が発動するのを美里と凛は感じていた。
だが、それだけの威力の三人の剣を法元は両腕を交差させるように前に出して受け止めた。
「受け止められた?」
凛が驚きの声を上げるが、美里と雪乃もこの攻撃が止められるのは予想外であった。
「お前ら如きに俺がやられると思ったか」
最強のハザマ幼虫「閻王」を埋め込んだ法元の力は愛梨やこれまでの傀とは比べ物にならなかった。
「はあああ」
法元が低いうなり声と同時に両腕で刀を掴んでそのまま三人を投げ飛ばした。その力に美里、凛、雪乃の体が宙に飛ばされた。
美里と凛は受け身が取れずに地面に叩きつけられたが、雪乃は何とか受け身を取った。
「く。。左腕が折れた」
美里は地面に叩きつけられた際に左腕を強く打ち付けて骨折していた。
「まずいな。右腕だけで戦うしかないか」
武道の心得のない美里と凛は受け身が取れずに地面に叩きつけられたため、美里は左腕を。凛は右足を骨折していた。
唯一武道経験者の雪乃だけが受け身を取り、すぐに立ち上がって法元に再度斬りかかる。
「雪乃、相変わらず威勢がいいな。さっきの三人がかりの斬り込みも普通の傀であれば通じただろうが、俺が相手では通用せん」
法元は雪乃の上段からの真っ向斬りを右手で受け止めると強烈な左脚の蹴りを雪乃の胸元に浴びせた。
「ぐ。。」
雪乃は数メートル後ろまで吹き飛ばされて倒れた。
牛を蹴り殺す法元の蹴りを自分から後ろに飛ぶ事でかろうじて威力を相殺させたものの、雪乃は肋骨が全てへし折れ一部の骨が肺に突き刺さった。
「ごふ。。」
口から出血し、激痛で呼吸も出来ない。
「雪乃さん!」
蓮香が慌ててかけ寄るが、それでも雪乃は蓮香の手を跳ね除けて立ちあがろうとする。
「やめて! これ以上は無理よ」
雪乃と蓮香の前に仁王立ちする法元。
「いい様だな。雪乃。今からでも俺に忠誠を誓うのならハザマ幼虫を埋め込んでやろう。その程度の怪我などすぐに回復するぞ」
「妖怪ジジイが化け物になってはしゃいでいると言ったところか。お前のような化け物になるくらいなら潔く死んだ方がマシだ」
「ならば死ね」
法元がとどめを刺そうと雪乃に近づいたところを美里が神楽で斬りつける。
「おっと。まだ虫ケラが生きておったか」
「夜叉、般若!」
美里に召喚された式神、夜叉と般若が法元に攻撃を仕掛けるが、法元は二体の攻撃にもびくともしない。
「紙切れの神などが俺に勝てるか」
法元の幽体が夜叉と般若を殴り飛ばすと、二体の式神は格上の幽体の力に屈して元の式札に戻ってしまった。
美里の召喚した式神が相手に屈して式札に戻されるなど初めてであった。
傀となった法元の幽体の強さは通常の人間の比ではない。
怨念を超える執念が幽体を何十倍もの強さにしていた。
美里がこれまで対峙してきたどの幽体よりも強い。いや、今まで戦った全ての幽体を合わせたよりも強大な力であった。
「なんてパワー。。あいつの方が私たち三人を合わせたよりも数倍は上だわ」
美里に狙いを定めた法元は右の蹴りを繰り出してくる。
その強力な蹴りを上半身をのけぞらせて避けようとするが僅かにかわしきれず、かすった一撃で美里の脇腹が出血した。
だが、痛みを感じる間もなく続けざまに繰り出された法元の拳打を神楽で受けようとするが、受けられたのは最初の一撃のみで、折れて動かないために隙が出来ていた左肩に法元の拳がまともに入り、メキッという嫌な音と同時に美里の身体は五、六メートル後ろに吹っ飛ばされる。
「うあ。。」
この一撃で左腕だけでなく、左肩の骨、鎖骨、肋骨まで折られた美里は激痛で身動きが取れなくなった。
「美里さん」
「この世にこんな化け物が存在するなんて。。いい経験が出来たと思えばいいのかしら」
軽口こそ叩いたが、状況は絶望的。
この怪我と出血ではあと一撃浴びせるのがせいぜいであろう。
〔腹部からの出血が止まらない。傷が内臓にまで達したのかも知れない〕
美里は自分よりひと回り若い蓮香、凛、雪乃、舞美を一人ずつ見渡した。
「この子たちはみんなまだ十代。死なせる訳にはいかないわね」
左手を骨折しているために腹部の傷を抑える事も出来ず、血は地面に滴り落ちる。
美里はこの時、初めて死を自覚した。
「美里さん」
凛が折れた足を引きずって立ち上がる。
「凛、あなたはまだ若い。ここから先は私一人でやるから下がっていて」
「嫌だ。私もまだ戦える」
そう言って戦おうとする凛に美里は当て身を喰らわせる。
「美里さ。。」
凛はその場に倒れて気を失った。
「ごめんね、凛。あなたはまだ十五歳でしょ。ここで死なせるわけにはいかないわ」
「美里!」
「那由、あなたにお願いがある。私にもしもの事があったら聖菜について面倒を見てあげて」
「どうするつもりだ? これ以上戦うなんて無理だよ。あれは式神十二神将全員でかからないと倒せないレベル。美里と青龍だけじゃとてもじゃないけど敵わない」
「そうでしょうね。でも、私がやらなきゃ誰があの怪物を止めるの?」
「それは。。」
「誰かがやらなければならない。命を捨ててでもね」
「命を捨てるなんて軽く言わないで欲しいな」
「軽くなんて言ってないわ。残される聖菜の事を考えたら私だって嫌だし躊躇する。だけど、あいつをここで倒さなかったら結局は聖菜も犠牲になる。だから私は母として娘を守る。それだけよ」
「美里。。」
「那由、今までありがとう。聖菜をよろしく頼むわよ」
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