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この偶然を運命に⑥
「あの…」
ベッドに下ろされ、どうしていいのかわからない。
「どうしようって顔がすごく可愛いです」
「だって…どうしようですから」
ちゅ、と唇が重なってシャツを乱される。キスをされながらベルトに触られ、どきどきが激しい。
「あの、純佳さん…」
「お仕置きですから」
「え」
するりとスラックスを脱がされたらさすがに焦った。ベッドから逃げようとするけれど腰を掴まれてできなかった。純佳さんの顔が下腹部に近付き、慌てて頭を押し返す。
「だ、だめです…!」
「聞こえません」
下着越しに昂りにキスをされて身体が跳ねる。何度かキスを繰り返され、息が上がってきた。同時に昂りも熱を持つ。
「や、だめ…純佳さん…」
力が入らない。純佳さんが俺の下着に手をかけて下ろす。露わになったものを、純佳さんは躊躇いもなく咥えた。生温かい口内に含まれ、逃げたいのに身体が震えるばかりで動けない。
「あ…あ…だめ…」
ねっとりと舌を這わされ、ちゅっと先端を軽く吸われると恥ずかしい声が出てしまい必死で抑える。純佳さんが顔を前後に動かすと、突き抜ける快感に声を抑えるなんてできなくなった。
「だめ…イくから、はなして…だめ…!」
懇願しても純佳さんは離してくれないし刺激も止めない。全身がガクガクしてきて、あっという間に昇り詰めた。
「すみかさっ……すみ、かぁっ…!!」
純佳さんの口内に白濁を吐き出してしまう。それをこくりと喉に通したのを感じ、顔だけじゃなくて全身が熱くなる。ようやく顔を上げた純佳さんは、獣のような瞳をして俺を視線で捕まえる。
「すみかさん…」
「すみません、ここまでにしようと思ったんですが」
優しくベッドに倒され、純佳さんが覆いかぶさる。シャツも脱がされて純佳さんも服を脱ぐ。
「もう一度、“純佳”と呼んでみてくれませんか?」
顔が熱い。唇が震える。どきどきしながら口を開いた。
「……すみか」
特別な響きに心臓が跳ねる。
「修平…」
「…すみか…」
名前を呼び合い、溶けていく。力の抜けた俺の肌を味わうようにあちこちにキスが落ちてくる。純佳の手が奥まった部分に触れて、思わずぎゅっと目を瞑った。
「嫌?」
耳元で囁かれる。囁く声が熱っぽくてぞくぞくする。
「……いや、じゃない…」
純佳に抱きついてキスをする。俺の拙いキスを純佳が受け止めてくれて、応えてくれる。
「力抜いていて」
「うん…」
指がそこをほぐしていく。優しい動きに心までほぐされる。指が増やされ、丁寧に俺を求めてくれる純佳に心が燃えてしまう。
「…すみか…」
「痛い? 大丈夫?」
「へーきだから、もう…おねがい…」
恥ずかしいけれど自分からねだると、純佳が目を見開いてから微笑む。優しい笑みなのに瞳の奥に熱が灯っている姿があまりに色っぽくて見入ってしまう。
純佳が俺の足の間に身体を入れる。秘蕾に昂りが押し当てられ、ゆっくり入ってきた。拓かれていく身体が自分のものじゃないみたいにガクガクしている。
「すみか…すみか」
「修平、可愛い…」
「すみか、キスして…」
名前を呼ぶと純佳は嬉しそうにする。だから何度も呼んでしまう。可愛い、可愛いと囁きながらキスを何度もくれる。ゆっくり腰を動かす純佳の背にしがみつく。
「痛くない?」
「だいじょぶ、だから……して」
浅いところで動かれて気持ちいいがいまいちわからないでいたら、突然電流が走るような快感が駆け抜けた。そこを擦られると声が止まらない。純佳の瞳に余裕がなくなり、俺をすぐに追い詰める。ぐっと奥を突かれたら目の前がチカチカした。
「だめ! すみ…っ、ああっ…あっ!」
「修平、好きだ」
「んぁ…ぅ、んっ」
唇が重なって、喘ぎを呑み込んでいく。激しい快感に純佳の背に回した手に力をこめると、純佳が奥に擦り付けるように動いた。もうイきそうだけどイけなくて自分の昂りに手を伸ばすとその手を取られた。
「俺がする」
「ひぁっ!」
昂りを扱かれながら奥を突かれておかしくなる。先端を指の腹で擦られ、欲望が弾けた。純佳も追いかけるように俺の中で達した。
「…修平、可愛い」
「?」
「逃げられなくてよかった…」
俺を抱き締めながらほっと息を吐く純佳の背に腕を回す。
「…逃げて、ごめん」
「どこに逃げても絶対追いつくから」
「運動、得意だし?」
それに比べて俺は情けないな。今度純佳の働くジムに行ってみようか。
「違う。修平が好きだから」
「!」
「絶対追いついて捕まえる」
熱いキスに瞼を下ろす。俺からも純佳にキスをして、首に頬をすり寄せる。
「どんなときでも捕まえてくれたら、嬉しいな」
とびきり甘く言ってみると、純佳が優しく微笑む。この笑顔に惹かれたんだよな、と思いながら見つめると、もう一度キスをされた。
「捕まえるよ、絶対」
俺の手を握って指を絡める純佳も、じっと俺を見る。こんな熱っぽい瞳で見つめられたら、また身体が熱くなってしまう。視線を逸らそうとしたら頬にキスをされた。抱き締めてくれる純佳の腕に心も身体も、全てを委ねた。
純佳を愛して純佳に愛されて。
一年後、同じスニーカーが靴箱に並んでいた。
おわり
ベッドに下ろされ、どうしていいのかわからない。
「どうしようって顔がすごく可愛いです」
「だって…どうしようですから」
ちゅ、と唇が重なってシャツを乱される。キスをされながらベルトに触られ、どきどきが激しい。
「あの、純佳さん…」
「お仕置きですから」
「え」
するりとスラックスを脱がされたらさすがに焦った。ベッドから逃げようとするけれど腰を掴まれてできなかった。純佳さんの顔が下腹部に近付き、慌てて頭を押し返す。
「だ、だめです…!」
「聞こえません」
下着越しに昂りにキスをされて身体が跳ねる。何度かキスを繰り返され、息が上がってきた。同時に昂りも熱を持つ。
「や、だめ…純佳さん…」
力が入らない。純佳さんが俺の下着に手をかけて下ろす。露わになったものを、純佳さんは躊躇いもなく咥えた。生温かい口内に含まれ、逃げたいのに身体が震えるばかりで動けない。
「あ…あ…だめ…」
ねっとりと舌を這わされ、ちゅっと先端を軽く吸われると恥ずかしい声が出てしまい必死で抑える。純佳さんが顔を前後に動かすと、突き抜ける快感に声を抑えるなんてできなくなった。
「だめ…イくから、はなして…だめ…!」
懇願しても純佳さんは離してくれないし刺激も止めない。全身がガクガクしてきて、あっという間に昇り詰めた。
「すみかさっ……すみ、かぁっ…!!」
純佳さんの口内に白濁を吐き出してしまう。それをこくりと喉に通したのを感じ、顔だけじゃなくて全身が熱くなる。ようやく顔を上げた純佳さんは、獣のような瞳をして俺を視線で捕まえる。
「すみかさん…」
「すみません、ここまでにしようと思ったんですが」
優しくベッドに倒され、純佳さんが覆いかぶさる。シャツも脱がされて純佳さんも服を脱ぐ。
「もう一度、“純佳”と呼んでみてくれませんか?」
顔が熱い。唇が震える。どきどきしながら口を開いた。
「……すみか」
特別な響きに心臓が跳ねる。
「修平…」
「…すみか…」
名前を呼び合い、溶けていく。力の抜けた俺の肌を味わうようにあちこちにキスが落ちてくる。純佳の手が奥まった部分に触れて、思わずぎゅっと目を瞑った。
「嫌?」
耳元で囁かれる。囁く声が熱っぽくてぞくぞくする。
「……いや、じゃない…」
純佳に抱きついてキスをする。俺の拙いキスを純佳が受け止めてくれて、応えてくれる。
「力抜いていて」
「うん…」
指がそこをほぐしていく。優しい動きに心までほぐされる。指が増やされ、丁寧に俺を求めてくれる純佳に心が燃えてしまう。
「…すみか…」
「痛い? 大丈夫?」
「へーきだから、もう…おねがい…」
恥ずかしいけれど自分からねだると、純佳が目を見開いてから微笑む。優しい笑みなのに瞳の奥に熱が灯っている姿があまりに色っぽくて見入ってしまう。
純佳が俺の足の間に身体を入れる。秘蕾に昂りが押し当てられ、ゆっくり入ってきた。拓かれていく身体が自分のものじゃないみたいにガクガクしている。
「すみか…すみか」
「修平、可愛い…」
「すみか、キスして…」
名前を呼ぶと純佳は嬉しそうにする。だから何度も呼んでしまう。可愛い、可愛いと囁きながらキスを何度もくれる。ゆっくり腰を動かす純佳の背にしがみつく。
「痛くない?」
「だいじょぶ、だから……して」
浅いところで動かれて気持ちいいがいまいちわからないでいたら、突然電流が走るような快感が駆け抜けた。そこを擦られると声が止まらない。純佳の瞳に余裕がなくなり、俺をすぐに追い詰める。ぐっと奥を突かれたら目の前がチカチカした。
「だめ! すみ…っ、ああっ…あっ!」
「修平、好きだ」
「んぁ…ぅ、んっ」
唇が重なって、喘ぎを呑み込んでいく。激しい快感に純佳の背に回した手に力をこめると、純佳が奥に擦り付けるように動いた。もうイきそうだけどイけなくて自分の昂りに手を伸ばすとその手を取られた。
「俺がする」
「ひぁっ!」
昂りを扱かれながら奥を突かれておかしくなる。先端を指の腹で擦られ、欲望が弾けた。純佳も追いかけるように俺の中で達した。
「…修平、可愛い」
「?」
「逃げられなくてよかった…」
俺を抱き締めながらほっと息を吐く純佳の背に腕を回す。
「…逃げて、ごめん」
「どこに逃げても絶対追いつくから」
「運動、得意だし?」
それに比べて俺は情けないな。今度純佳の働くジムに行ってみようか。
「違う。修平が好きだから」
「!」
「絶対追いついて捕まえる」
熱いキスに瞼を下ろす。俺からも純佳にキスをして、首に頬をすり寄せる。
「どんなときでも捕まえてくれたら、嬉しいな」
とびきり甘く言ってみると、純佳が優しく微笑む。この笑顔に惹かれたんだよな、と思いながら見つめると、もう一度キスをされた。
「捕まえるよ、絶対」
俺の手を握って指を絡める純佳も、じっと俺を見る。こんな熱っぽい瞳で見つめられたら、また身体が熱くなってしまう。視線を逸らそうとしたら頬にキスをされた。抱き締めてくれる純佳の腕に心も身体も、全てを委ねた。
純佳を愛して純佳に愛されて。
一年後、同じスニーカーが靴箱に並んでいた。
おわり
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