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この恋、止まれません!㉔
「実里のにおいがしない」
シャワーを交代し、戻ってきた寝間着姿の創は実里のにおいを嗅いで不満そうにした。自分のにおいなんて感じたことがないので、どんなものかわからない。でも創はそのにおいを探すように首もとや首筋、耳の裏に鼻をこすりつけてはにおいを嗅ぐ。
「恥ずかしいので……わっ」
ころんとベッドに転がされ、仰向かされる。正面からとらえた創は、瞳に熱を宿して実里を見つめている。
着たばかりの寝間着を脱がされ、また実里ばかりが肌を晒す恰好になる。大きな手で脇腹をくすぐるように撫でられて、背がしなった。
「へえ」
「や、だめ……」
同じところを何度も手が這い、身体が火照っていく。腰に歯を立てられたら、目の前が白く光った。視界で星が弾けるようにぱちぱちと光り、背筋を快感が滑りあがる。
「あ、あ」
腰や脇腹を甘噛みされるたび、下腹部に熱が集まる。ずくずくと疼く昂ぶりが下着を濡らしているのがわかって、膝を合わせて隠そうとしたが、逆に手で開かれた。
恥ずかしくて創の目が見られない。そんな羞恥さえも興奮への火種となって、肌を熱くさせる。
「脱がされるのと自分で脱ぐの、どっちがいい?」
実里の下着のウエスト部分に指を引っかけた創が、意地悪を思いついたように笑む。そんな表情さえ見惚れるほどに恰好いいのだからずるい。
「じゃあ、創さんはどっちがいいですか?」
創のシャツの裾を引っ張って聞くと、相手は艶然と笑む。
「脱がせてくれるんだ?」
「っ……」
反撃したつもりなのに、うまくいかなかった。身をかがめた創に耳もとで吐息を吹き込まれ、身体が跳ねる。
「どうぞ?」
挑発するような瞳で、実里の手にシャツを握らせる。悔しいから脱がせてみせる、とシャツの裾を少しまくっただけで眩暈がした。露わになった肌から色気が溢れていて、直視できない。それでもなんとか脱がせようとするのに、肌への刺激を繰り返されて意識が逸れる。脱がせたくて創の着るシャツを握りながら、刺激に身を震わせるしかできない。
「ずるいです……っ」
「そうか?」
「僕だって脱がせます」
気合いを入れて創のシャツを胸もとまであげるけれど、引き締まった体躯にくらくらする。
「降参です。脱いでください」
「オーケー。じゃあ実里も脱いで」
「えっ」
「それとも脱がされたい?」
どちらも恥ずかしい。でも、創さんにだけ脱いでもらって僕が脱がせてもらうのは、と悩み、彼から顔を背けて下着を足から抜くと、創も寝間着を脱いだ。実里があんなに苦戦したシャツを、創は簡単に脱ぎ捨てる。また眩暈を起こしそうなほどに綺麗な身体が露わになるのを、まっすぐに見ていられない。それでも気になって顔を背けたまま視線だけで創をとらえると、彼は満足そうな笑みを浮かべていた。
「実里」
きつく抱きしめられて肌が触れ合う。温もりをじかに感じて恥ずかしいけれど、不思議と落ちつきもあった。
背にまわされた手が肌の上を滑っていき、尻のあわいに触れる。その手に意識が集中していたら、身体が少し離れて胸の突起を口に含まれた。乳暈ごと食べるように甘噛みされ、足が跳ねる。舌で転がされた突起は芯を持ってぷくりと膨らみ、舌で潰されたり吸われたりするたびにじんじんと疼く。
「あ、ん」
濡れた声が零れ出て、自分の声に頬が熱くなる。こんなのは知らない。
尖りをいじめられると腰が疼いて力が抜ける。快感が体内で響き、呼応するように息が乱れる。力が抜けた隙を狙ったのか、指が秘部へと滑り込んだ。
創が窺うように実里の目を見ているけれど、反応できない。全身が熱い。
滑り込む指に違和感を覚えても、胸への刺激がそれをかき消す。じんわりとした鈍い快感はたしかに実里の下腹部を昂ぶらせた。
「創さん……」
彼の骨ばった指が難なく中にもぐり、内壁を撫でる。胸の尖りも同時に攻められて、ひとつの刺激に集中できない。指が増やされても胸への愛撫はやまない。丁寧に侵食され、身体がさぐられていく。
創の表情が少しほどけ、なんだろうと思ったら、知らない感覚が腰からあがってきた。
「……え?」
指が内壁のひとところを撫で、ざわりと肌が熱く騒ぐ。ぞくぞくと背筋を駆けあがるような小さな刺激だが、他の部分となにかが違う。
「なんか、そこ」
「ああ。ここな」
創は静かな瞳で実里を見つめる。でもその瞳の奥には、たしかに情欲が潜んでいる。
「待って……、変な感じがします」
同じところを何度も撫でられ、次第に痺れるような感覚が生まれる。軽く押され、つま先から頭まで鋭い快感が突き抜けた。鐘の音が響くような広がりで、体内に快感が響く。
「あ、あ」
喉が震え、声が弱々しく、だがたしかに甘やかに零れる。しとどに濡れた昂ぶりは張り詰めていき、内腿が連動するように引き攣る。
創が熱い瞳で実里のひとつひとつの動きを見ている。恥ずかしいのに顔を隠すこともできないくらいに快感に翻弄されている実里を、燃える双眸がとらえる。彼の下腹部もまた角度を変えていて、その事実も実里の興奮を高めた。
ぐうっと高みまで昇ったところで急に刺激がやみ、指が抜かれる。燻った熱が出口を求めて暴れる。
実里が息をつく間もなく、両足が持ちあげられた。膝の裏に手を添え、身体を折りたたむように足が高くあげられる。綻んだ窄まりが露わになる恰好に羞恥を覚えるが、それ以上に次に与えられるものへの期待が胸をいっぱいにした。
「実里……」
胸が締めつけられるようなせつない声音は、色気を孕む。ぞくりとするほどの色香に酔わされて創を見つめると、彼もまた熱に浮かされたように頬を紅潮させている。乱れた息は実里だけではない。
後孔に昂ぶった猛りが押し当てられる。
シャワーを交代し、戻ってきた寝間着姿の創は実里のにおいを嗅いで不満そうにした。自分のにおいなんて感じたことがないので、どんなものかわからない。でも創はそのにおいを探すように首もとや首筋、耳の裏に鼻をこすりつけてはにおいを嗅ぐ。
「恥ずかしいので……わっ」
ころんとベッドに転がされ、仰向かされる。正面からとらえた創は、瞳に熱を宿して実里を見つめている。
着たばかりの寝間着を脱がされ、また実里ばかりが肌を晒す恰好になる。大きな手で脇腹をくすぐるように撫でられて、背がしなった。
「へえ」
「や、だめ……」
同じところを何度も手が這い、身体が火照っていく。腰に歯を立てられたら、目の前が白く光った。視界で星が弾けるようにぱちぱちと光り、背筋を快感が滑りあがる。
「あ、あ」
腰や脇腹を甘噛みされるたび、下腹部に熱が集まる。ずくずくと疼く昂ぶりが下着を濡らしているのがわかって、膝を合わせて隠そうとしたが、逆に手で開かれた。
恥ずかしくて創の目が見られない。そんな羞恥さえも興奮への火種となって、肌を熱くさせる。
「脱がされるのと自分で脱ぐの、どっちがいい?」
実里の下着のウエスト部分に指を引っかけた創が、意地悪を思いついたように笑む。そんな表情さえ見惚れるほどに恰好いいのだからずるい。
「じゃあ、創さんはどっちがいいですか?」
創のシャツの裾を引っ張って聞くと、相手は艶然と笑む。
「脱がせてくれるんだ?」
「っ……」
反撃したつもりなのに、うまくいかなかった。身をかがめた創に耳もとで吐息を吹き込まれ、身体が跳ねる。
「どうぞ?」
挑発するような瞳で、実里の手にシャツを握らせる。悔しいから脱がせてみせる、とシャツの裾を少しまくっただけで眩暈がした。露わになった肌から色気が溢れていて、直視できない。それでもなんとか脱がせようとするのに、肌への刺激を繰り返されて意識が逸れる。脱がせたくて創の着るシャツを握りながら、刺激に身を震わせるしかできない。
「ずるいです……っ」
「そうか?」
「僕だって脱がせます」
気合いを入れて創のシャツを胸もとまであげるけれど、引き締まった体躯にくらくらする。
「降参です。脱いでください」
「オーケー。じゃあ実里も脱いで」
「えっ」
「それとも脱がされたい?」
どちらも恥ずかしい。でも、創さんにだけ脱いでもらって僕が脱がせてもらうのは、と悩み、彼から顔を背けて下着を足から抜くと、創も寝間着を脱いだ。実里があんなに苦戦したシャツを、創は簡単に脱ぎ捨てる。また眩暈を起こしそうなほどに綺麗な身体が露わになるのを、まっすぐに見ていられない。それでも気になって顔を背けたまま視線だけで創をとらえると、彼は満足そうな笑みを浮かべていた。
「実里」
きつく抱きしめられて肌が触れ合う。温もりをじかに感じて恥ずかしいけれど、不思議と落ちつきもあった。
背にまわされた手が肌の上を滑っていき、尻のあわいに触れる。その手に意識が集中していたら、身体が少し離れて胸の突起を口に含まれた。乳暈ごと食べるように甘噛みされ、足が跳ねる。舌で転がされた突起は芯を持ってぷくりと膨らみ、舌で潰されたり吸われたりするたびにじんじんと疼く。
「あ、ん」
濡れた声が零れ出て、自分の声に頬が熱くなる。こんなのは知らない。
尖りをいじめられると腰が疼いて力が抜ける。快感が体内で響き、呼応するように息が乱れる。力が抜けた隙を狙ったのか、指が秘部へと滑り込んだ。
創が窺うように実里の目を見ているけれど、反応できない。全身が熱い。
滑り込む指に違和感を覚えても、胸への刺激がそれをかき消す。じんわりとした鈍い快感はたしかに実里の下腹部を昂ぶらせた。
「創さん……」
彼の骨ばった指が難なく中にもぐり、内壁を撫でる。胸の尖りも同時に攻められて、ひとつの刺激に集中できない。指が増やされても胸への愛撫はやまない。丁寧に侵食され、身体がさぐられていく。
創の表情が少しほどけ、なんだろうと思ったら、知らない感覚が腰からあがってきた。
「……え?」
指が内壁のひとところを撫で、ざわりと肌が熱く騒ぐ。ぞくぞくと背筋を駆けあがるような小さな刺激だが、他の部分となにかが違う。
「なんか、そこ」
「ああ。ここな」
創は静かな瞳で実里を見つめる。でもその瞳の奥には、たしかに情欲が潜んでいる。
「待って……、変な感じがします」
同じところを何度も撫でられ、次第に痺れるような感覚が生まれる。軽く押され、つま先から頭まで鋭い快感が突き抜けた。鐘の音が響くような広がりで、体内に快感が響く。
「あ、あ」
喉が震え、声が弱々しく、だがたしかに甘やかに零れる。しとどに濡れた昂ぶりは張り詰めていき、内腿が連動するように引き攣る。
創が熱い瞳で実里のひとつひとつの動きを見ている。恥ずかしいのに顔を隠すこともできないくらいに快感に翻弄されている実里を、燃える双眸がとらえる。彼の下腹部もまた角度を変えていて、その事実も実里の興奮を高めた。
ぐうっと高みまで昇ったところで急に刺激がやみ、指が抜かれる。燻った熱が出口を求めて暴れる。
実里が息をつく間もなく、両足が持ちあげられた。膝の裏に手を添え、身体を折りたたむように足が高くあげられる。綻んだ窄まりが露わになる恰好に羞恥を覚えるが、それ以上に次に与えられるものへの期待が胸をいっぱいにした。
「実里……」
胸が締めつけられるようなせつない声音は、色気を孕む。ぞくりとするほどの色香に酔わされて創を見つめると、彼もまた熱に浮かされたように頬を紅潮させている。乱れた息は実里だけではない。
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