1 / 9
あなたと夕陽と心①
しおりを挟む
喉が渇いた…。
瞼を上げると整った顔がすぐそばにあり、その両腕は俺の身体に絡みついている。ベッドサイドの時計を見ると午前一時。まだ眠たい。
キッチンで水をもらってもいいだろうか。起こして聞いたとしても怒られないだろうけれど、起こすのが申し訳ないほど穏やかに寝ている。
―――まさか俺のような平凡な男が奪われることになるとは。しかもこんなにかっこいい男の人に。
俺には一応、付き合っている人がいる…いた、になるんだろうか。一応、がつく。俺はそれなりに好きだったと思うけど、相手にとっては好きとかそういう感情じゃなくて、おもちゃをそばに置いておく感覚だったんだろうと思うから。
実際、口答えしないから楽だと言われたことがあるし、だからそばに置いてやっているとも言われていた。俺も、別に口答えしないんじゃないけれど、それがいいならそれに合わせる、という程度の感覚だった。
瞼を上げると整った顔がすぐそばにあり、その両腕は俺の身体に絡みついている。ベッドサイドの時計を見ると午前一時。まだ眠たい。
キッチンで水をもらってもいいだろうか。起こして聞いたとしても怒られないだろうけれど、起こすのが申し訳ないほど穏やかに寝ている。
―――まさか俺のような平凡な男が奪われることになるとは。しかもこんなにかっこいい男の人に。
俺には一応、付き合っている人がいる…いた、になるんだろうか。一応、がつく。俺はそれなりに好きだったと思うけど、相手にとっては好きとかそういう感情じゃなくて、おもちゃをそばに置いておく感覚だったんだろうと思うから。
実際、口答えしないから楽だと言われたことがあるし、だからそばに置いてやっているとも言われていた。俺も、別に口答えしないんじゃないけれど、それがいいならそれに合わせる、という程度の感覚だった。
27
あなたにおすすめの小説
僕の幸せは
春夏
BL
【完結しました】
【エールいただきました。ありがとうございます】
【たくさんの“いいね”ありがとうございます】
【たくさんの方々に読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!】
恋人に捨てられた悠の心情。
話は別れから始まります。全編が悠の視点です。
サンタからの贈り物
未瑠
BL
ずっと片思いをしていた冴木光流(さえきひかる)に想いを告げた橘唯人(たちばなゆいと)。でも、彼は出来るビジネスエリートで仕事第一。なかなか会うこともできない日々に、唯人は不安が募る。付き合って初めてのクリスマスも冴木は出張でいない。一人寂しくイブを過ごしていると、玄関チャイムが鳴る。
※別小説のセルフリメイクです。
だって、君は210日のポラリス
大庭和香
BL
モテ属性過多男 × モブ要素しかない俺
モテ属性過多の理央は、地味で凡庸な俺を平然と「恋人」と呼ぶ。大学の履修登録も丸かぶりで、いつも一緒。
一方、平凡な小市民の俺は、旅行先で両親が事故死したという連絡を受け、
突然人生の岐路に立たされた。
――立春から210日、夏休みの終わる頃。
それでも理央は、変わらず俺のそばにいてくれて――
📌別サイトで読み切りの形で投稿した作品を、連載形式に切り替えて投稿しています。
エピローグまで公開いたしました。14,000字程度になりました。読み切りの形のときより短くなりました……1000文字ぐらい書き足したのになぁ。
📌本編モブ視点による、番外エピソード
「君はポラリス ― アンコール!:2年後の二人と俺と」を追加しました。
目線の先には。僕の好きな人は誰を見ている?【高瀬陸×一ノ瀬湊 編】
綾波絢斗
BL
東雲桜花大学附属第一高等学園の三年生の高瀬陸(たかせりく)と一ノ瀬湊(いちのせみなと)は幼稚舎の頃からの幼馴染。
湊は陸にひそかに想いを寄せているけれど、陸はいつも違う人を見ている。
そして、陸は相手が自分に好意を寄せると途端に興味を失う。
その性格を知っている僕は自分の想いを秘めたまま陸の傍にいようとするが、陸が恋している姿を見ていることに耐えられなく陸から離れる決意をした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる