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永久糖度
永久糖度⑪
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「じゃあ、俺がしたいから、してよ」
「恵吾?」
「叶に気持ちよくなってほしいし、叶と気持ちよくなりたい」
目を瞠った叶の瞳の奥に熱いものが宿るのがわかった。おずおずと恵吾から口づけると、うなじを引き寄せられ、深く唇が合わさる。
「んぅ、は……ふ、ぁ」
くらくらするような熱いキスが、また肌を火照らせる。キスをしながら体勢を変えた叶は、恵吾の足のあいだに身体を入れ、両膝の裏に手を添える。
「恵吾、ずるいよ」
「俺がずるいなら、叶のせい」
この先を想像するだけで下腹部が反応する。再び緩く勃ちあがった昂ぶりを指でなぞった叶は、笑みを深くした。
「恵吾って実はやらしいんだね。俺、知らなかった」
「あ……、んっ」
熱い塊が窄まりを押し開く。ひとつになっていく感覚に胸が熱くなり、叶の背に腕をまわした。
「恵吾のことは全部知ってると思ってたんだけど」
「んん……っ、う……」
「違ったみたい」
上気した頬に汗を伝わせ、欲に満ちた瞳で見つめられる。ゆっくりだと叶もつらいだろうに、恵吾を傷つけないようにしてくれる。こういう優しさにずっと守られてきた。
手を伸ばして頬を撫でると、叶が目をゆっくりとまたたいた。
「叶、ずっと好きだ」
「恵吾?」
「だから……俺の全部、叶のものにして」
眉を寄せた叶に微笑みかける。持ちあげた足を胸のほうへ押され、ふたつに折りたたまれたような恰好になった。
「恵吾、そうやって煽るのやめてくれないかな」
噛みつくキスで熱い舌を絡められ、呼吸まで呑み込むように舌が口内を暴れる。
「ぁふ……ぅ、ぁ」
興奮した様子の叶だが、それでも必死で自分を抑えているように見える。慎重に腰を進めながら、キスだけが荒々しい。
「か、な……叶……」
大好きな叶とひとつになり、身体も心もつながれるのは恵吾だけ。こんな幸せがあるんだ、なんて呑気なことを考えていたら、叶が口角をあげた。
「考えごと?」
「あ……っ、だめ、そこ……っ」
腰を揺らめかした叶が、先ほど指で押したところを猛りでこすってくる。視界がまたたき、快感が内で暴れる。浅いところのひとところを狙って腰を動かされ、次々と押し寄せる波に翻弄される。
「叶、叶……っ」
「っ、恵吾……」
でも強引な動きをしないでゆったりと動く叶に、好きなようにしてほしい。恵吾だけではなく、叶にもほしがってもらいたい。
「もっと、もっとして」
叶の腰に足を絡め、引き寄せる。ぐっと奥まで圧迫感があり、中の熱がさらに膨らんだのがわかる。
「恵吾、やっぱりずるい」
「あ、あ……っ! ひ、ぅ……、ああっ!」
浅いところも奥も気持ちよくて、叶の背にしがみつく。触れ合う肌がしっとりとしていて、合わさる唇もねっとりと熱い。口の端から零れる唾液を舐め取られ、それだけで肌が騒ぐ。小さな刺激ひとつひとつに追い詰められ、いっそう息があがった。
「叶、かなぁ……っ」
「可愛い、恵吾……恵吾」
何度もキスを降らせた叶の表情がつらそうなものになる。無理に追い詰めるのではなく、自然に促すように高みにのぼらされていく。叶も気持ちいいのに、恵吾を優先してくれている。
「だ、だめ……いく、いきそ……っ」
「うん。大丈夫」
「やだ、叶も一緒……っ、いって……っ」
叶にももっと気持ちよくなってほしくてキスをしたら、顎に当たった。叶はそれでも表情に欲を滾らせ、動きを速めた。
「恵吾、ずるい……っ」
「はっ、あ、う、ああ……っ!」
昂ぶりを扱かれ、中と同時に与えられる快感に目の前が明滅し、あっという間に欲望が弾けた。小さく声を漏らした叶も、ひと際深くをさぐる。中で放たれる熱い飛沫を感じ、叶をきつく抱きしめた。
「恵吾?」
「叶に気持ちよくなってほしいし、叶と気持ちよくなりたい」
目を瞠った叶の瞳の奥に熱いものが宿るのがわかった。おずおずと恵吾から口づけると、うなじを引き寄せられ、深く唇が合わさる。
「んぅ、は……ふ、ぁ」
くらくらするような熱いキスが、また肌を火照らせる。キスをしながら体勢を変えた叶は、恵吾の足のあいだに身体を入れ、両膝の裏に手を添える。
「恵吾、ずるいよ」
「俺がずるいなら、叶のせい」
この先を想像するだけで下腹部が反応する。再び緩く勃ちあがった昂ぶりを指でなぞった叶は、笑みを深くした。
「恵吾って実はやらしいんだね。俺、知らなかった」
「あ……、んっ」
熱い塊が窄まりを押し開く。ひとつになっていく感覚に胸が熱くなり、叶の背に腕をまわした。
「恵吾のことは全部知ってると思ってたんだけど」
「んん……っ、う……」
「違ったみたい」
上気した頬に汗を伝わせ、欲に満ちた瞳で見つめられる。ゆっくりだと叶もつらいだろうに、恵吾を傷つけないようにしてくれる。こういう優しさにずっと守られてきた。
手を伸ばして頬を撫でると、叶が目をゆっくりとまたたいた。
「叶、ずっと好きだ」
「恵吾?」
「だから……俺の全部、叶のものにして」
眉を寄せた叶に微笑みかける。持ちあげた足を胸のほうへ押され、ふたつに折りたたまれたような恰好になった。
「恵吾、そうやって煽るのやめてくれないかな」
噛みつくキスで熱い舌を絡められ、呼吸まで呑み込むように舌が口内を暴れる。
「ぁふ……ぅ、ぁ」
興奮した様子の叶だが、それでも必死で自分を抑えているように見える。慎重に腰を進めながら、キスだけが荒々しい。
「か、な……叶……」
大好きな叶とひとつになり、身体も心もつながれるのは恵吾だけ。こんな幸せがあるんだ、なんて呑気なことを考えていたら、叶が口角をあげた。
「考えごと?」
「あ……っ、だめ、そこ……っ」
腰を揺らめかした叶が、先ほど指で押したところを猛りでこすってくる。視界がまたたき、快感が内で暴れる。浅いところのひとところを狙って腰を動かされ、次々と押し寄せる波に翻弄される。
「叶、叶……っ」
「っ、恵吾……」
でも強引な動きをしないでゆったりと動く叶に、好きなようにしてほしい。恵吾だけではなく、叶にもほしがってもらいたい。
「もっと、もっとして」
叶の腰に足を絡め、引き寄せる。ぐっと奥まで圧迫感があり、中の熱がさらに膨らんだのがわかる。
「恵吾、やっぱりずるい」
「あ、あ……っ! ひ、ぅ……、ああっ!」
浅いところも奥も気持ちよくて、叶の背にしがみつく。触れ合う肌がしっとりとしていて、合わさる唇もねっとりと熱い。口の端から零れる唾液を舐め取られ、それだけで肌が騒ぐ。小さな刺激ひとつひとつに追い詰められ、いっそう息があがった。
「叶、かなぁ……っ」
「可愛い、恵吾……恵吾」
何度もキスを降らせた叶の表情がつらそうなものになる。無理に追い詰めるのではなく、自然に促すように高みにのぼらされていく。叶も気持ちいいのに、恵吾を優先してくれている。
「だ、だめ……いく、いきそ……っ」
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昂ぶりを扱かれ、中と同時に与えられる快感に目の前が明滅し、あっという間に欲望が弾けた。小さく声を漏らした叶も、ひと際深くをさぐる。中で放たれる熱い飛沫を感じ、叶をきつく抱きしめた。
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