キミのすべては俺のもの

すずかけあおい

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(11)酔いどれ ◇侑大視点◇③

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「まって。ちょっと恥ずかしい…」
「なんでそんな可愛い事言うの?」
「え」

要は俺のスウェットを脱がせる。
そして脱がせたスウェットで腕を縛られた。

「要…?」
「俺の事だけ考えて」

肌に要の唇が触れる。
ひとつひとつのキスが熱い。
ぞくぞくする。

「…侑大、腰揺らしててやらしい」
「っ…」
「ここももうこんなになってる」

要は俺の昂ったものに指を這わせる。
身体が言う事を聞かない。
酒なんて一滴も飲んでないのに身体が火照ってどうにもならない。

「あ…、や」
「嫌そうに見えない」
「っ…要…」
「おいしそ…」

そう言って要は俺の昂ったものを口に含む。
熱い口内。
ぬめる唾液。

「あ、あ…」
「また腰揺れてる」

要は俺の腰を掴んでじゅぷじゅぷと音を立てて昂りを刺激する。
力が抜けていく。
身体が震える。
どうにもできない。

「だめ、イッちゃ…」

ぢゅうっと吸われて俺は要の口内で果てる。

「あ、あ…」
「侑大、可愛い」
「おねが…ほどいて」
「だめ」

足を開かされて要の熱い指が奥まった部分に触れる。
ぞく、と触られただけで快感が走る、指が挿入ってきていつもの場所を刺激する。
俺は全てが真っ白になりただ喘ぐしかできない。

「侑大の声、好き。もっと聞かせて」
「あ、や…かなめ…」

弱い部分を繰り返し刺激されて何も考えられなくなる。

「あぁっ!!」

本当に身体が言う事をきかない。
俺が達すると要は熱っぽい視線を俺に向ける。
それだけでまた達してしまいそうな、熱い視線。

「侑大、挿れるよ?」
「ん…」

この瞬間、いつもどきどきする。
俺が要のものになる瞬間。
ぐっと奥へと挿入ってくる熱いものに身を震わせる。

「っ、あ…」

ずくんと奥が疼く。

「かな…抱きつきたいからほどいて…」
「だめ」
「っあ!」

奥をぐっと突かれる。
背筋に鋭く快感が駆け上がっていく。
頭の中が真っ白になる。

「かな…っ、あぅっ!」

ぐりぐりと奥を刺激されてぞくぞくする。
俺が受け取っている感覚を全てお見通しのように要は微笑む。

「侑大、もっと乱れて」
「あっ!! や、むり…!」

奥の奥を開かれる。
痺れる、逃げ出したい感覚。
でも要は逃げる事を許さない。
俺の涙を舐め取って満足げに微笑む、その笑みにぞくっとする。
見ているだけで限界を迎えてしまいそうな、そんな笑み。

「あ、あ…」
「侑大、もっと奥いける?」
「むり…むりぃ…っ」

ぐっと更に奥を突かれる。
言葉にできない感覚が全身を駆け巡る。

「すごい吸い付く…」
「あ、あ…かな…、っ!」

ぐり、と俺の昂ったものの先端を刺激する要。
首を振ってもやめてくれない。
これじゃまた…。

「っあ!」

ぴしゃっと噴き出たものが肌とシーツを濡らす。
この瞬間の感じ、ずっと慣れないと思う。
俺が呼吸を乱しているのを要はじっと見つめる。

「見な、で…」
「なんで? こんな可愛いのに」
「…や」
「愛してる、侑大。もっと俺のものになって」
「あっ!」

ぐっと腰を掴まれ、奥を求めて要が動く。
擦られる感覚全てがおかしくなりそうなくらい気持ちいい。

「イく?」
「ぁ…ん…イきそ……っ!」

ぐっと弱い部分に当たるように擦られる。
身体がガクガクして、俺はまた達した。
そんな俺を要はじっと見つめる。

「あ…かなめ…」
「侑大可愛い…」
「っ! あっ…」

要がまた動く。
要に抱きつきたいのに抱きつけないのが寂しい。

「…そんな顔しないで」

要が縛っている腕を解いてくれる。
ようやく自由になった腕を要の背に回す。

「ん、やっぱ要に抱きつけるの、嬉しい…」
「こっちは嬉しくない?」

ぐりっとまた先端を弄られる。
扱く手も熱い。
俺が身体を震わせるのを、幸せそうに見つめる瞳。
また限界が近づく。

「あ、…っ!」
「っく…」

俺が限界を迎えると要も達する。
熱い身体を抱き締めるとぎゅうっと抱き締め返されて、そして要はそのまま目を閉じる。

「要、愛してる…」

髪を撫でながら俺も目を閉じた。
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