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となりの笑顔㉑
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空井が用意してくれていたひと組の布団で、空井とくっつく。ベッドはシーツを洗濯中なので、今夜は布団で寝ることになった。空井は「こんなつもりじゃなかったのに」と言いながら、嬉しそうにしている。お泊まりを中止にするつもりだった空井からしたら、予想外の夜だ。
「身体つらくないか?」
「うん、平気」
腰を抱き寄せられ、どきんとしながら空井の頬に手を添える。どちらからともなく唇を合わせて微笑んだ。
「僕、空井が思ってるより空井のこと好きだよ」
「それやばいな。また理性飛びそう」
苦笑して額にキスをくれる。そんなことを言っても宇野を気遣ってくれるのだから、本当に優しい人だ。宇野からもキスを返して抱きつく。
「僕が初詣のときにお願いしたことがずっと叶ってる」
空井の首もとに顔をうずめて、すうっとにおいを嗅ぐ。同じボディソープが香るくすぐったさが心地いい。宇野の髪を撫でた空井が、胸に深く抱き込んだ。空井の腕の中で深呼吸をすると、空井のにおいが胸いっぱいに満ちる。
「お願いしたこと?」
「うん。空井がずっと笑顔でいられますようにってお願いしたんだ」
「それは叶うに決まってるだろ。宇野が隣にいるんだから」
ぐしゃぐしゃと髪をかきまぜられ、逃げようと身体を引いたのに捕まった。乱した髪を、今度は優しい手つきで撫でられる。指で梳くように撫でられて、心地よさから眠くなってくる。
「入学式の日に宇野とぶつかれてよかった。宇野が他のやつとぶつかってたら、宇野は今頃そいつとつき合ってたかもしれないからな」
「そんなことは起こらないと思う」
でもひとつなにかが違ったら今はないし、偶然だと思ったことがその先に必要な道筋だったりもする。だとすると空井の言うこともありえないとは言えない。
「んふふ」
「なに?」
急におかしくなって、変な笑いが零れた。空井の胸に顔をうずめて押し殺したのに、しっかりと聞き取られてしまった。
「空井が大好きだなあって思ったら、楽しくなってきた」
「俺はいつでも楽しい。宇野といられたらそれ以上はないから」
とんとんと背中を軽く叩かれて、あやす手つきに眠くなってくる。うとうととしていたら空井がキスをくれて、ゆっくり瞼をおろした。
「身体つらくないか?」
「うん、平気」
腰を抱き寄せられ、どきんとしながら空井の頬に手を添える。どちらからともなく唇を合わせて微笑んだ。
「僕、空井が思ってるより空井のこと好きだよ」
「それやばいな。また理性飛びそう」
苦笑して額にキスをくれる。そんなことを言っても宇野を気遣ってくれるのだから、本当に優しい人だ。宇野からもキスを返して抱きつく。
「僕が初詣のときにお願いしたことがずっと叶ってる」
空井の首もとに顔をうずめて、すうっとにおいを嗅ぐ。同じボディソープが香るくすぐったさが心地いい。宇野の髪を撫でた空井が、胸に深く抱き込んだ。空井の腕の中で深呼吸をすると、空井のにおいが胸いっぱいに満ちる。
「お願いしたこと?」
「うん。空井がずっと笑顔でいられますようにってお願いしたんだ」
「それは叶うに決まってるだろ。宇野が隣にいるんだから」
ぐしゃぐしゃと髪をかきまぜられ、逃げようと身体を引いたのに捕まった。乱した髪を、今度は優しい手つきで撫でられる。指で梳くように撫でられて、心地よさから眠くなってくる。
「入学式の日に宇野とぶつかれてよかった。宇野が他のやつとぶつかってたら、宇野は今頃そいつとつき合ってたかもしれないからな」
「そんなことは起こらないと思う」
でもひとつなにかが違ったら今はないし、偶然だと思ったことがその先に必要な道筋だったりもする。だとすると空井の言うこともありえないとは言えない。
「んふふ」
「なに?」
急におかしくなって、変な笑いが零れた。空井の胸に顔をうずめて押し殺したのに、しっかりと聞き取られてしまった。
「空井が大好きだなあって思ったら、楽しくなってきた」
「俺はいつでも楽しい。宇野といられたらそれ以上はないから」
とんとんと背中を軽く叩かれて、あやす手つきに眠くなってくる。うとうととしていたら空井がキスをくれて、ゆっくり瞼をおろした。
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