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5章 明かされる真実と『狂』の襲撃者
幕間 〜三人目の襲撃者〜
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~アッシュ視点~
孝志達が城内で激戦を繰り広げて居る頃、城の外に瀕死状態で放置されているアッシュに動きが見られた。
「はぁはぁはぁ……ウガァッッ!!」
十魔衆アッシュは阿修羅と呼ばれる魔族だ。
特徴としては人間と変わらない容姿、鉄を拳で打ち貫く程の腕力がある。
後もう一つ──
「ふぅ~、あの女みたいなエルフ、絶対に殺すッッ!」
致命傷で無い限り瞬時に傷を癒すほど、高い回復力を身に宿す。
つまり、往生際が悪い。
既にアレ程のダメージを負っていた肉体は殆ど完治し、剣を支えに起き上がって居たのだ。
立ち上がったアッシュは、そのままアレクセイや孝志達の居る城へ向かおうと歩み始めた……が、ふと背後から人の気配を感じそちらの方を向いた。
どうやら、アッシュが破壊した結界箇所から誰か入って来たようだ。
最初は剣を構え警戒するアッシュも、訪れた生物が【人間の男】である事を確認すると構えを解いてその人物に罵声を浴びせる。
「おいッ!見たところテメェ人間だろ?ここはてめぇが来るような場所じゃねぇ……消えなッ!」
言い方こそアレだが、一般人を巻き込みたくないという、アッシュなりに相手を気遣っての忠告だったが、言われた人間の男は意外そうな表情を浮かべていた。
「……意外だな。魔族なら問答無用で斬り掛かって来ると思ったぞ?」
男はアッシュの脅しなど気にする様子も無く、涼しげに言う。
そこにはアッシュに対する恐れなど微塵も無かった。
「へぇー、ひと目で俺が魔族だと見抜いたか。てめぇ一般人じゃねぇな?……いや、よく見たら騎士っぽい格好してんな?戦士なら話は別だ、俺と戦いな!」
反対にアッシュの方は、自分を魔族と見破りながらも恐怖心を全く抱かず、淡々としている目の前の人間に今度は警戒心を覚え、一度降ろした剣を再び男に突き付ける。
「いや、良く見なくても騎士っぽい格好だと思うんだが……ほら、この黒マントとかカッコいいだろ?」
人間の男は羽織ったマントをヒラヒラさせながらアピールするも、アッシュは小馬鹿にされてると捉えたようだ。
握り締めていた剣にも力が入り、力を入れ過ぎた事で足元には小さなひび割れが起こった。
「御託はいいッ!!かっこつけんなっ!!このナルシスト野郎がッッ!!」
「えぇ……アイツ以外にもナルシストって言われるの?もしかして、周りも気を使っていただけで内心そう思っていたんだろうか……」
ナルシストと言われた男はそれはそれは悲しげな表情を浮かべていた。
恐らく、アッシュの今の一言で心が酷く傷付いたのだろう。
だが、そんな落ち込む男の姿を目の当たりにしても、アッシュに油断は一切ない。
相手を見くびるとどんな目に遭うか……今日一日でそれを嫌と言うほど思い知ったのだ。
加えて相手の余裕ある態度や立ち振る舞いから、それなりの実力者であると考えを固めた。
そして、敵意剥き出しで剣の切っ先を向けられた男も、腰に掛けた剣に右手を添えいつでも抜刀できる態勢を取る。
「構えだけかッ?!剣を抜けッ!!剣士なら正々堂々と戦えッ!!」
「弱い癖にイキリやがって……そう言う所もアイツにそっくりだな、ほんと」
「……今なんつったッッ?!」
「いや、別に………ふぅ~、やれやれ」
説得なんか通じる相手では無いと悟った男は、手に添えていた剣を抜こうとする──が、少し考えたあと結局抜かず、徒手のままアッシュへと歩み寄って行く。
「どう言うつもりだ、人間」
「……いや、お前良い奴っぽいし、出来れば殺したくない──俺が剣を抜いたら……多分、お前死ぬぞ?」
「…………お?」
「嫌味で言ってるんじゃないぞ?お前程の実力者なら、俺との力の差くらい分かるだろ?」
「おおおおぉぉぉおおッッ!!!!」
「え?こ、怖っ!急になんだよ?!」
孝志と出会って以来、溜まりに溜まっていた怒りが遂に爆発したアッシュは、余裕を浮かべていた男が思わずドン引きする程の唸り声をあげた。
今日はアッシュにとって本当に厄日である。
孝志とアレクセイに続き、1日に殺したいほどムカツク者が三人も現れたのだから。
頭に血が登ったアッシュは、もはや相手が武器を抜いていなかろうが関係なく、殺すつもりで男へ切り掛かった。
もちろん、手加減のない力の篭った最高の一撃。
男を真っ二つにしようと、剣を頭に目掛け力いっぱい振り下ろす──
──が、振り下ろしたその斬撃は、誰も居ない空間を切り裂くのだった。
その理由は、さっきまで目の前に佇んで居た男が、まるで瞬間移動でもしたかの様に一瞬で消えてしまったのだ。
アッシュは男を見つけるため辺りをキョロキョロと見渡す。
──ど、どこ行きやがった?
攻撃を躱したんならまだ分かるが……目の前から消えやがったぞ……んなもん速いとか言うレベルじゃねぇ……
周囲をひとしきり確認した後、アッシュは最後に後ろを振り返る。
「…………てめぇ……いつの間に」
振り返った先にはこちらに背を向け、自分の事など無視して城を目指す男の姿があった。
その後ろ姿を見つけたアッシュは、今日はやたら背後を取られる日だと心の中で悪態を吐く。
また、男のその立ち振る舞いから、彼が本当に自分と戦うつもりなんてないと理解してしまった。
そしてそれはアッシュにとって余りに侮辱的な行為だ。
──どいつもコイツもふざけんなよ……勇者といい、あのエルフといい、そしてコイツといい、今日は何でこんなムカツク奴らとばかり出会うんだよ……!
クソ野郎がッ!!絶対にこっちを向かせてやるッ!!
そう決意したアッシュは呪文の様にある言葉を叫んだ。
「目覚めろッッ!!【ベルセルク】!!」
アッシュが大声で『ベルセルク』と叫ぶと、真っ黒で長い剣の形状が大きく変化する。
剣全体の形状が大鎌の様に変わり武器から力強い殺気を放ち始めた。
「ッッ!!?まさか?!」
そして、それは男にとって全く予想外な出来事だったのだろう。城へ向かう足を止めアッシュの方を振り返るのだった。
アレクセイに対して発動を試みた時は、寸前のところで邪魔をされ開放には至らなかったが、これこそがベルセルクの真の姿なのである。
アッシュは開放したベルセルクを肩に担ぎながら男へ向かって一歩足を踏み出した。
──魔神具とは、素人がその能力を解放するだけで国を滅ぼせるだけの力を手にすると言われたシロモノだ。
それを、アッシュ程の実力者が使ったのなら、どれだけの力を手にするか……想像するのも難しい。
しかし、その事を分かった上で男は毅然とした態度だ。
「魔神具か……まさか残り五つの内の一つが、こんな所に有るとはな」
「へっ、知ってやがったか。魔神具は実際に見たヤツが少ねぇから、開放しても気付かない奴が多いんだがよぉ」
男の物言いは冷静でも、彼がアッシュに対する警戒は先程までとは比べ物にならない……と言うよりアッシュに対してでは無く魔神具への警戒が強い。
男はそのまま魔断剣ベルセルクについて知っている事を話し始めた。
「魔断剣ベルセルク。それに触れたものが生物なら必ず断ち斬られ、物質なら何であろうと斬り壊されてしまう……だったか?……それに、七つ全ての魔神具には解放者の身体能力を大幅に向上させる能力が備わっている……」
「詳しいじゃねーかよ!その通りだぜ!」
見破られたアッシュも特に能力を隠す気は無いらしく、あっさりと認めた。
あまりに詳しく知られていた事に少し驚きはしたものの、それが解った所で、今の自分が魔王以外の誰かに負ける事は無いと確信を持っている。
──因みに、アルマスの名誉の為に一応言っておくが、彼女のパーフェクトヴァリアブルが簡単に壊されてしまったのは、このベルセルクの力に依るモノ。
アッシュは、あの一瞬だけベルセルクを解放し、その能力でバリアを斬り壊していたのだ。
あのフェイルノートですら一撃では亀裂を入れる程度しか出来なかったのだから、アッシュがベルセルクを開放していなければ、何度攻撃しても傷一つ付ける事は出来なかっただろう。
──そして、アッシュの魔神具開放を見た男の表情は一気に引き締まった物へと変わる。
「本当は戦う気は無かったんだが……魔神具を持っているなら話は別だ。悪いが、お前を敵として対処しなくてはならなくなった」
完全にアッシュを敵と認識した男は、腰に差した剣を今度こそ抜き、その剣を右手で構えた。
男の抜いた剣は2メートル近くあったベルセルク程の長さは無かったが、特徴や一部の模様等が独特の造形が施されているベルセルクと一致している。
色も同じ黒なので、まさに形違いのベルセルクと言った所だ。
何故こんなにも似ているのだろうか?
アッシュの抱いたこの疑問は、次に男の発した一言で解答を得る事となった。
「────目覚めろ【レーヴァテイン】」
男がそう口にすると、真っ黒な刀身が血を浴びたかの様に赤く染まり、禍々しいオーラを放ち出す。
その変化を見てアッシュは直ぐに気付く……それは自分が行ったのと同じ、魔神具の能力を解放した姿だと。
ベルセルクの様に大鎌へ変化するといった形状的な変化は見られない……色合いが黒から赤黒い色に変わった程度の変化なのだが、雰囲気や感じる力がベルセルクと全く同じなのである。
「お前も俺と同じのを持って──!?」
男は『レーヴァテイン』と口にした後、直ぐにアッシュに向かって踏み込んだ。
そして四メートルほど開いていた距離は、さも当たり前の様に一瞬にして詰められ、そのまま懐に潜り込まれてしまう。
アッシュは魔神具を開放した男に動揺し、何かを言おうしたが、話してる最中にも関わらず男はそのままアッシュに斬り掛かって行く。
アッシュはベルセルクの能力解放を行った恩恵で身体能力、及び魔力は見違えるほど向上しており、アレクセイでも手の施し様が無いほどの戦闘能力を発揮していた。
だが、相手も同じ魔神具開放を行った以上、互いに力の差に変化は生じない。
懐に潜り込まれたアッシュは男の動きに着いて行けず、反撃する事を諦め仕方なくベルセルクで防御を試みるが、それすらも間に合う事は無かった。
男の攻撃はアッシュへ対してのものでは無く彼が手に持っているベルセルクを狙っていた様で、アッシュの武器は十メートル以上離れた場所まで弾き飛ばされてしまうのだった。
身を守る事に徹したアッシュは、まさか今の攻撃が自身の魔神具だけを狙ったモノとは思いもしなかったのだろう。
唖然とした表情で吹き飛んで行くベルセルクを眺めていた。
そして、その隙に男は柄頭でアッシュの鳩尾を攻撃する。
「ッッ!!?しまっ──グフッ!」
この男を相手に余所見はあまりに悪手。
斬り付けられる事こそ無かったが、鳩尾を力強く打ち付けられた事による激しい痛みに、アッシュはえずきながらその場に倒れ伏すのだった。
「──ぐぅ……くそぉ……!」
それでも倒れた体勢のまま、近くに立っている男を睨み付ける。
少しでも気を緩めれば意識を失いそうだったが、そうならない様に地面の土を力いっぱい握り締めた。
そんなアッシュの姿を見た男は、首を左右に振るという面倒くさそうな仕草を見せ始めた。
「──安心しろ、殺しはしない。少し眠って貰うだけだ」
男はその一言だけ言葉を掛けると、魔神具レーヴァテインをゆっくり鞘に収めた。
どうやらトドメを刺す気は無い様だが、それはアッシュにとって許せない事だ。
「……殺しやがれっ!」
「言うと思ったよ。命は大事にした方が良いぜ?」
「チッ!スカしやがってクソ親父がッ!」
「……親父だとぉ?……………………ま、まぁ良い。その位の事で目くじらを立てる男じゃないからな、俺は」
親父と言われた事で、一瞬、男は本当にトドメを刺そうか迷ったが、何とか踏み止まるのだった。
だがこの場に居続ければ挑発に乗って斬り付けてしまうかも知れないと考え、男は直ぐにこの場を後にする。
──クソッ!ナメやがって……!
アッシュは足に力を入れ立ち上がろうとするが、足にも腕にも力が全く入らなかった。
アレクセイにぼろぼろにされても数分程度で立ち上がる事の出来たアッシュなのだ……鳩尾を攻撃された程度の痛み、いつもなら直ぐに完治してしまうのだが……今は一向に回復の兆しが見えない。
これはレーヴァテインの能力によるものだろう。
どんな能力なのかアッシュには解らなかったが、少なくとも自然回復でどうこう出来る様には思えなかった。
──強すぎる、あのエルフなんか比べ物になんねぇ強さだ……まさか、魔王以外で俺に絶望的な力の差を感じさせる奴が居たなんて……
そんな事を思い浮かべながら、アッシュの意識は完全に途絶えるのだった。
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~???視点~
「──全く……ウインターのヤツ、約束の場所にも来ないで……こんな所で油を売ってやがったのか。こっちは手筈通り【勇者一人と王族を一名】確保したってのに……いや、悪魔が言う事を聞かなかっただけだろうな」
面倒くさそうに独り言を呟くと、男は目的の人物が居ると思しき城を見上げた。
目の前の城からは、今も絶え間なく轟音が鳴り響いており戦闘中なのが伺える。
その事が更に男の煩わしい気持ちを加速させた。
そんな事を考えながらも、男はアッシュから弾きとばしたベルセルクの方を向く。
折角なので回収しようかと考えるが、別に国として魔神具を集めている訳では無いのと、流石に持ち主に悪いと思い、そのまま放置する事にした。
「今はレーヴァテインで一時的に仮死状態にしてあるが、ヤツも直ぐに目を覚ますだろう。あれ程の力の差を見せられてそれでも挑んで来るなら、その時は容赦しないがな…………いや、コイツなら普通に挑んできそうだ。いや絶対来る……面倒くせぇな」
そう思って居ても、無闇に殺生出来ない自分の性分を恨みながら男は再び城に目を向ける。
結界内に入った時から城内で戦闘が行われている事に気が付いて居たが、アッシュと揉めている間に数分程の時間が経過して居た。
にも関わらず、今だに中で戦闘が続いている事を男は意外に思う。
「──相手は誰か知らんが、悪魔相手に此処まで持ち堪えるとは……大したものだ。ま、悪魔の方が負けるなんて事は無いだろうが、一応は様子を観に行くか」
そう心に決めると、男は黒いマントをはためかせながら孝志達が死闘を繰り広げる城へ向かって歩み始めるのだった。
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