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6章 勇者と、魔族と、王女様
昔話 〜たっくんとみっちゃん〜
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「ないの……どこにもない……うぅ……どうしよう……」
小学生の私、奥本美咲は虐めに遭っていた。
学校でのイジメでは無い。
学童と呼ばれる施設で虐めに遭っている。
誰も助けてくれない。
──私には両親が居なかった。
それが虐められてる原因……ただでさえ両親が居ないことは辛いのに、なんでイジメまで受けなくちゃいけないんだろう?
そしてこんな事は誰にも相談なんて出来ない。
今はお爺さんとお婆さんが私を育ててくれているが、二人共本当に良い人で、私が少しでも楽しい小学校生活が送れるようにと、知り合いの経営する学童に私を通わせてくれた。
こんなに気を遣わせているのに、お爺さんとお婆さんの気遣いの所為でイジメにあってる何てとても言えない……余計な事でこれ以上迷惑をかけたくはなかった。
だから私は何も言わず、虐められる為にわざわざ施設に通っている……本当に情けない話だ。
職員の眼を誤魔化した虐めは陰湿だがそれほど酷いモノでもなく、部屋の隅で本を読んでる時にボールをぶつけられたり、私がトイレに行っている隙にカバンの中身をぶちまけたり、私の亡くなった両親の悪口を言ってくるというものだ。
ボールを当てられるのは痛いし、鞄をぶち撒けられるのは片付けが大変だし、事故で死んだ両親の悪口を言われるのは腹が立つ。
だけど、どうにか我慢して来た。
でも──
──今日の虐めは度が過ぎていた。
お母さんから貰った大事な形見のキーホルダーを何処かに捨てられてしまったのだ。
捨てた張本人達で私を虐めている男女三人組は、既に帰ってしまい、もう辺りは暗くなってしまっている。
室内には無かったので、広々とした運動場を今は一人で探している。
その姿に気付いた職員も一緒に探してくれたけど、一向に見付かる気配は無かったし、この時にイジメられてる事を打ち明けてキーホルダーを捨てられたと話す勇気も無かった。
──どうして私がこんな目に遭わなければならないのか?
私は黒の短髪でTシャツに短パンといったボーイッシュな格好をしていた。
だから多少の汚れは気にせず、泥だらけになりながら至るところを探しているけど、やっぱり何処にも無い。
フッと、室内に視線を向けると、残った何人かの同年の児童と目があった。
しかし誰もが眼を逸らした。
私と関わりを持ってイジメの標的になるのが怖いからだ。
でも、彼らは私みたいに学童に拘る理由はない。
施設の利用にお金が掛かるわけでは無いし、いざとなったら私と違って明日から来なければ良いだけなのだから。
なのに誰も私を助けてはくれなかった。
内気な私は虐められてこそ居ないが、学校でも一人ぼっち。
そして此処でもそうなんだから、このまま友達も出来ずに一生独りぼっちで過ごすんだろう。
私はそんな風に、これから起こるべき楽しい思い出を諦めてしまっていた──
──そう、彼に出会うまでは。
「お嬢さん、探し物はコイツかい?」
「……え?」
私は眼を擦って、少年が差し出してくれたキーホルダーを凝視した。
間違いなく、私が探している大事なキーホルダーだ。
私は声を出す事が出来ず、それが探し物だと頷いて肯定すると、少年は笑顔でそれを手渡してくれた。
「──これは、君にとって大事なものだろう?もう取られちゃダメだぜ?」
そう告げた少年は、頭を優しく撫でてくれた。
私は思わず真っ赤にして顔を伏せてしまった……そんな私を他所に、少年は手を振りながらこの場を離れて行った。
とても同い年の子供とは思えない……本当にカッコいい少年だった。
それが、わたし……奥本美咲の初恋の相手【たっくん】との初めての出会いだった。
それから学童に居る間、私はずっとたっくんに依存していた。
何処に居る時もたっくんと一緒で、くっ付いて離れたりしなかった。
みんなが見捨てた私に手を差し伸べてくれた優しくて、でも少しキザで、本当に本当に大好きな人。
誰の目に見ても、私がたっくんを好きな事は一目瞭然だったことだろう。
でもそう思われても気にならなかった……だって、全部ほんとうの事だから。
私は恥じらいもなく何度も告白した。別に隠す必要の無い感情だからだ。
だけど、私が告白すると決まってたっくんは──
「やれやれ……まったくもってやれやれだ……」
と言って誤魔化し、最終的には──
「もう少し大人になってからその気持ちに答えよう」
と言うのだ。
本当におかしな言い方だと思う………でもそんなたっくんが大好きだった。
……そうなって来ると、面白くないのが私を虐めていた三人組だ。
たっくんが私と仲良くしている事に気が付くと、あろう事か彼らは標的を私からたっくんに変えてしまったのだ。
私は、自分が虐められる事よりも、たっくんが虐められてしまうことの方が辛かった。
だから、彼らがたっくんに仕掛けようとした時、勇気を振り絞って彼らに立ち向かおうとした。
──だけど、たっくんが虐められる事なんてなかった。
彼らがたっくんにボールを投げつけた時、何故か分からないがボールが変な方に曲がり、逆にどこからともなく彼等に向かってボールが投げ込まれたり、彼らがたっくんのカバンにイタズラをしようとすると、三人とも急な腹痛で倒れたりと【偶然】にも色々な不幸に見舞われたからだ。
……もしかして、たっくんには物凄い守護霊でも取り憑いて居るんだろうか?
とにかく、彼らはたっくんへ何か仕掛ける度に、自分達が酷い目に遭うので、たっくんを怖がって彼には何も手出ししなくなった。
因みに、たっくんは自分がイジメの標的にされていた事には最後まで気付かなかったらしい。
だがそうなって来ると今度は標的が私へと戻る。
いじめっ子三人組は、三人で私を囲み、いつもの様に罵声を浴びせようとする。
私は、これで良いと思った。
たっくんが酷い目に遭うくらいなら、前みたいに私が虐められれば良いと……
少し離れた所に居るたっくんも、悪意を持って囲い込まれている私に気付いたようだ。
一瞬、この前みたいに助けてくれるんじゃないかと期待したけど、私が虐められている事に気が付くとそそくさと何処かへ行ってしまった。
──たっくんに見捨てられた。
彼の代わりに虐められる事は私自身が望んだ事なのに、こうもアッサリしていると悲しい気持ちになってしまう。
だからいつもは耐えるのに、この日は大粒の涙を流してしまった。
「──先生、あっちです!頭の悪そうな三馬鹿がみっちゃんを虐めてます!」
「……ッッ!!?あんた達ッ!何をやっているのッ!?」
「え!?や、やべっ!」
「ど、どうするの!」
「せ、先生、ごめんなさい!」
「……え?」
何が起こったのか解らず、泣いていた私はたっくんの声が聞こえた気がして顔を上げる。
すると、そこには先生を連れてこの場にやって来た、たっくんの姿があった。
たっくんは、私を見捨てた訳では全然無かった。
むしろ、私が虐められていると気付き、大急ぎで先生を呼びに行ってくれていたのだ。
私はあまりに嬉しくて思わずたっくんに抱きついてしまった。
そんな私をたっくんは優しく抱き留めてくれる。
「──たっくん!私の王子様!大好き!」
「おっと、お転婆なお姫様だ、まったく」
私は、こうしてこれまで以上にたっくんに依存する様になった。
因みにいじめっ子達は学童を出禁になった。
元々、ここはボランティア施設のようなもので、入場にもお金が一切掛からない。
だから問題を起こした者たちは簡単に出禁にする事が出来た。
後日、私を虐めていた三人の親が、私の家まで謝りに来ていた。
三人ともかなり目が赤かったので、相当な説教を受けたんだと思う……少しざまぁみろと思った。
それからは何の気兼ねなく学童で遊び、たっくんとこれまで以上にくっ付いて行動する様になる。
──それから少しして、たっくんの妹さんも合流した。
その妹さんもたっくんが好き過ぎるみたいで、私をライバル視し名前すら教えてくれなかった。
「おにぃちゃんはわたしのものなの!みっちゃんさんはあっちいって!」
「な、何言ってるのっ!たっくんはわたしのものなんだから!」
「おいおい、おれは誰のモノでも……無いんだぜぇ?」
互いにいがみ合ってはいたが、私はそんな妹さんの事が嫌いでは無かった。
何だかんだ三人で楽しく遊んでいた、毎日毎日たっくんに会えるのも、妹さんとたっくんを取り合うのも楽しくて仕方なかったんだ──
──けど、そんな幸せは、なんの前触れも無く崩れ去ってしまうのだった……
「──え?……たっくん……引っ越し……?」
「なにも聞いてなかったのね」
学童の先生はバツが悪そうにそう答えた。
ここ数日、たっくんが姿を見せなくなってしまっていた。
てっきり風邪かと思ったが、何日経っても一向に姿を現さないので、私は思い切って先生に尋ねてみた。
すると返ってきたのは、思い掛けない……余りにも受け入れ難い話だった。
たっくんが遠くの街へ引っ越してしまったという話であった。
先生はプライバシーに関わる事なので、何があったのか教えてくれなかった。
でも、たっくんが居なくなってしまったのは紛れもない事実である。
──私はずっと泣いた。
そして何も言わずに離れて行った、たっくんを恨んだ。
私の気持ちを知ってながら、黙って居なくなったたっくんの事が許せなかったのだ。
けど、月日を追うごとに恨みは薄れていき、純粋に会いたい気持ちが強くなって来ていた。
でも、どんなに逢いたくても手掛かりが全く解らない。
それでも、たっくんへ対する気持ちを捨てる事は出来ずにいたのだ。
──だが、高校に入ってわたしは運命の再会を果たす。
「──やぁ、そこのお姫様……少し良いかな?」
「……え?」
後ろから声を掛けられた私の心臓は止まりそうになった。
今まで生きて来た人生の中で、私の事をお姫様呼ばわりして来た人物なんて……彼しか居なかったからである。
私は、その声の主に向かって勢いよく振り返った。
そこには見たことも無い様な美男子が立っていた。
だが、私にとって容姿なんかよりも先に確認しなければならない事があった。
「え、えっと……た、たっくん?」
「…………はぁ?……いや、まぁ良い。【橘】の頭文字を取ってたっくんか……けど少し恥ずかしいから、その呼び名はこれっきりにしてくれよな?」
「う、うん」
そ、そうだよね、もうお互い高校生だし、流石にたっくんじゃ恥ずかしいよね。
それに私にも気付いてないみたいだけど、それも仕方ない。
なんせ今の私はあの時と違って、髪の毛を金色に染め上げているから……
私がそんな風に考えていると、たっくんは改めて自己紹介を始めた。
「僕の名前は橘雄星。君とは何処かで会ったことがあったかな?」
「……あっ……私は奥本美咲……じゃなくて!あの時のみっちゃん!ほら!行違学童で一緒だったみっちゃんだよ!」
「行違学童……?」
(ああ、確か子供の頃に1日だけ通っていたあそこか……イジメられてる女の子とか居て面倒くさかったから1日で辞めたんだけど、あの時に知り合っていたのか)
「ああ、そこに通っていたのは間違いない」
「でしょでしょ!あっ、妹さんは元気?」
「ん?穂花は元気だぞ?」
「そうか……穂花ちゃんって言うんだ……ふふ、今度合わせてね?」
「はは、もちろん。そんな事よりお茶しないか?」
「う、うん」
(喋り方は同じだけど、なんか優しい雰囲気が無くなったような……ま、まぁ成長したら雰囲気も変わるよね)
──こうして、私は長い年月を掛けてようやく大好きなたっくんとの再会を果たすのだった。
それからは昔みたいに、私はたっくんに何処までも着き纏う事になる。
本当に大好きな人………今度は絶対に絶対に離さないからね!
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
~少年時代・たっくん視点~
「お兄ちゃん……すきぃ~」
小学生のたっくんが家に帰宅すると、可愛らしい妹が出迎えてくれる。
そんな妹を、たっくんは優しく抱き抱えた。
「ただいま弘子……お兄ちゃんが居なくて寂しかったかい?」
「…………う~ん」
「ん?どうした?」
「さっきしんせきのお兄ちゃんに聞いたんだけどね?お兄ちゃんのしゃべりかた、中二病っていうびょうきらしいよ?」
「……んな、ばかな」
「ほんとうはちゅうがくせいではっしょうするびょうきらしいけど、なぜかお兄ちゃんはしょうがくせいで中二病になったんだって!」
「ふぅ~ん……」
「しょうらい、いまのじぶんをおもいだして、もんぜつ?……するっていってたけど……もんぜつってなんだろうね?」
「俺にも分からん。ただ一つ分かる事……それはこの松本孝志が選ばれた人間だという事だっ!はーははは!」
「さすがお兄ちゃん!カッコいい!しょうらいおよめさんにしてね?」
「それはむり」
──1年後、正気に戻った孝志がこの時の自分を思い出して悶絶したが、病気の発生が小学生と早かったお陰で傷は浅かったらしい。
……因みに、弘子も兄にベッタリだったこの時の自分を思い出し、孝志と同じ様に悶絶したのは言うまでもないだろう。
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