普通の勇者とハーレム勇者

リョウタ

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7章 普通の勇者とハーレム勇者

英雄の試練

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♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

~アダム視点~

「……ふっ」

「どうしたのだ、アダムよ?」

防音結界の施された王宮の廊下で孝志の顔をした男・アダムは不敵な笑みを浮かべている。

「いや、孝志の目を通して観ていたが……このアッシュとか言う魔族いつも負けてるなと思ってね」

「それで笑ったのか。性根が腐ってるぞ」

ティタノマキアは憐れむような目で自らが倒したアッシュを見下ろす。そんなに負け続けてたとは欠片も考えておらず、背後から攻撃した事を少し申し訳なく思っていた。

しかし、ティタノマキアは知らない事だが、アッシュは毎回相手が悪過ぎる。王国三大戦力に十魔衆のトップ、はたまた元魔王のアレクセイと……悪い意味で対戦相手に恵まれて来たのだ。
本来アッシュとまとも戦える者など限られており、ヤンキーはこの世界でも相当な実力者なのだ。

そんな可哀想な男にトドメを刺そうとアダムは落ちていたベルセルクを掴み、そのままアッシュの首を切断しようと剣を振り上げる。


「よせっ!アダム!」

「……何故止めるんだい、ティタノマキア」

「それは貴様の肉体ではないのだろう?勝手に人を殺してその者の手を汚すな」

「人?笑わせないで欲しいなティタノマキア。コイツは魔族、世の理から大きく外れた害悪に過ぎないよ。価値はない、死ぬべきだ」

「……剣を下ろせアダム」

「余計な口を挟むなよティタノマキア。この魔族は孝志と仲が良いんだ。魔族と良好な関係を築いてるなんて、決して特にはならない」

「……恨まれるぞ?」

「恨まれても構わない。周りの人間は孝志に甘すぎるんだ……孝志から嫌われないように振る舞う事しか出来ない──だがそれでは成長しない。だから僕は厳しくいくよ……この魔族は孝志の人生に邪魔な存在だ」

「魔族嫌いは相変わらずであるな。いいから剣を下ろすのだアダムよ」

「しつこいぞティタノマキア、人の教育方針に口を出すんじゃないよ」

どうしても殺したいアダムと、基本は不殺を心掛けているティタノマキア。両者の意見は大きく割れた。

仲が悪く見えるが二人は昔からこの関係だ。
何度も互いに衝突し幾度となく戦ってきたが、互いに実力が拮抗しており毎回痛み分けとなっていた。

だが今はその時とは違う。
アダムの肉体は成長しきってない松本孝志だ。ティタノマキアのような怪物に勝ち目など無かった。
それが解っているから引くしかない。


「……分かったよ。君も相変わらずだね……始末すれば早いというのに」

「ふっ、貴様も相変わらずだ。英雄の癖に邪魔者は直ぐに排除しようとする」

仕方なくアダムは剣を地面に置いた。


──そしてそのタイミングを見計らってたかの様に、青く可愛らしいドレスを着た少女が二人の前に姿を現した。

「わたくしの足下に魔族を転がすなんて……ティタノマキア、目障りだから排除なさい」

こんな場面に堂々と姿を現す少女など一人しか居ない──シャルロッテ・ラクスールだ。
その可愛いらしい容姿とは裏腹に言うことはエゲツなく、倒れている二人の始末を命ずる。


「主もなのか?今説得を終わらせたばかりなのに……余は面倒くさいぞ正直言って」

「ふふ、冗談よ。ちょっと考えれば分かるでしょ?それとも体ばかり大きくて脳味噌は小さいのかしら?」

「…………」

「あ、ムカついた?今ちょっとムッとしたでしょ?ねぇねぇティタノマキア怒ってるでしょ?」

「おいおいどうしたんだいティタノマキア?少女に煽られるとは……らしくないじゃないか?そう目くじらを立てるんじゃないよ」

「……お前達は二人して何なのだ?」

ティタノマキアは湧き上がる怒りをどうにか抑え込んだ。煽り耐性の高さが幸いしたようだ。

煽っていたシャルロッテはさっき馬鹿にされた復讐ができたのを喜び、アダムの方は戦闘で勝ち目のない鬱憤を晴らせて満足するのであった。


─────────


「──ところでアダムよ……何故、この世界で再び蘇ったのだ?いや余も人の事は言えぬ立場だが、お前は他の世界に干渉する人間ではなかろう?」

三人は落ち着きを取り戻し、シャルロッテの部屋で話し合いを行っていた。
シャルロッテは自らのベッドに腰掛け、アダムとティタノマキアの二人は立ちながら話をしている。
可愛らしい少女の部屋に似つかわしくない大男と、微妙に男前な男子高校が一人……実に奇妙な組み合わせである。

因みに傷付いたアッシュ達はティタノマキアが治療を施してから孝志の部屋に置いてきた。同時に睡眠魔法も掛けてあるので、傷が治ったからと言ってしばらく目を覚ます事はないだろう。


──アダムは近くの窓ガラスに映った孝志としての自分の姿を見た後、ティタノマキアの質問に答えた。


「さっきも話しただろう?僕の目的は孝志を英雄にする事だ……それ以外は何もない」

「何故そうしようと考える?貴様の様子を見るに本人には断られたのだろう?余が言うのも大きなお世話かも知れぬが、その松本孝志という者にとって迷惑ではないのか?」

「君が言うのは大きなお世話だぞ?」

「………それはすまぬ。でもそうなストレートに言うかね普通?」

また喧嘩に発展しそうなやり取りが始まる。
それを近くで見ていたシャルロッテは、溜息を吐きながら少し怒り気味のアダムに質問する事にした。

因みに、全知全能を使って何度もアダムの計画を視ようとした。しかし、能力を無効化してある状況でも、孝志に対してはスキルの効果は発揮しない様で、結局なにも観ることは出来なかったのだ。

なので能力に頼らず、自ら質問する。


「ところで計画って何かしら?」

「ん?ようやく聞いてくれたね。同じ全知全能を有する者として恥ずかしい限りだまったく……所詮はお子様と言ったところか?」

「ムカーーーッッ!!!何コイツ何コイツ何コイツッ!!わたくしに対してその口の利き方はっ!?ムキーーーッッ!!!チェンジよっ!松本孝志とチェンジッ!ロリコンでも彼の方は100倍良いわッ!!」

「……彼の名誉の為に一つ言っておくが、松本孝志はロリコンじゃないからね?」

「ロリコンよっ!わたくしを膝の上に乗せて興奮して居たわよっ!わたくしの匂いを嗅ぎながら白米食べてたんだからっ!」

視ようと思えばいつでも相手の考えを見透かす事の出来たシャルロッテは、これまで誰かの発言に本気でキレた事はない。

しかし、自身の能力の通じない相手となれば話は別である。考えを読むのが不可能な相手に侮辱され、シャルロッテは我を失い下品な言葉を連発していた。

腹黒い次女と天然な長男──そしてイカれた長女。それと同じ遺伝子はシャルロッテにも宿って居たのだ。


「余の主を虐めるのはそこまでにして、そろそろ計画とやらを話してくれぬか?」

「待てティタノマキア、悪いが今は絶対に待て。まずはこの少女を解らせるのが何よりも先決だ。孝志が君の匂いをオカズに白米を食べてただと?そんなことする訳がない」

「してたわよっ!それに心なしか卑しい笑みを浮かべていたわっ!」

「くっ……撤回しろっ!」

「嫌だわっ!」

一部始終を見届けていたティタノマキアは、二人の仲の悪さに呆れると同時に、何故かそうなったのを妙に納得もできた。


「同じ全知全能者同士……反発し合うと言う訳か」



それから数分後──


「では計画について早速説明しよう。孝志の体を使って動ける時間は限られてるからね」

「う、うむ」

何事も無かったようにアダムは話し始める。
シャルロッテの方は、枕を抱きしめながらベッドに寝転がり、アダムに背を向けて目を合わそうとしない。
そんな少女の不貞腐れた態度を見て、アダムは勝ったと内心大いに喜ぶのであった。


「ティタノマキア。もし僕が、この身体のまま悪さをすればどうなると思う?」

「悪さ……?何を考えてるのだ?」

「例えばそうだね……ラクスール王国が宝物庫に保管してある宝や宝石を僕が盗むんだ……それも人目に付くようにわざと」

「捕まるだろうな」

「そうだね。下手したら処刑も有り得るけど、孝志の功績を踏まえれば捕まる程度で済むだろう。そうなれば彼は一人きりで囚われの身となる。そんな誰の手も借りれない状況で、彼がそれをどう乗り切るのか……僕は英雄としての資質を確かめたい」

「……誰かが助けるのではないのか?さっきの話を聞く限り、貴様と違って松本孝志には人望が有りそうだが?」

「…………」

【貴様と違って】は余計だと心の底から思ったが、そこは触れずにアダムは話を続けた。


「そうならない為に君を頼りたい──孝志を助けだそうとする者が現れたら、その時は君にそれを止めて欲しいんだよ」

「余がか?うむ……」

ティタノマキアは少し考える。
友人からの頼みに、退屈していた現状も合わさり、見返りがなくても引き受けて良いと思っていた。
また、シャルロッテも口を挟んで来ない以上、主である彼女が拒む心配も無いわけだが……

……それらとは別に、一つ大きな懸念があった。


「魔王はどうする?かの者は必ず助けに来ると思うぞ?余では勝てぬと主に言われてるのだが……」

「──ああ、大丈夫。彼女は僕が抑え込んでるからね。そこは安心して欲しい」

「それなら良いが……そうは言っても長くは保たぬだろう?どれくらいで松本孝志なる者が結果を出すと思うんだ?」

「……僕の見立てなら3日。それまでの間に彼は何らかの方法で危機を脱してる筈だ。それが難しくても、少しの間独りになる事が彼の成長に繋がるよ」

「成長……」

「どうしたんだい?ティタノマキア?」

「余には、貴様が自ら歩んだ軌跡を、あの勇者に歩ませようとしてる様にしか見えぬ」

「………」

「貴様はかつて、身に覚えのない罪である王国に捕らえられた。余に出会う前のアダムに味方はなく、貴様は長い年月を掛けて抜け出した訳だが……その道を奴にも歩ませようとしているのか?」

「………」

「となると次は──」

「喋り過ぎだ、ティタノマキア」

発言を制止させると、アダムは計画を実行する為に部屋を出た。ティタノマキアが言おうとした事はアダムには聞くに耐えなかったようだ。
どこか不機嫌そうに部屋を出て行った。


「……哀れな人生ね」

今のやり取りが気になり、シャルロッテはティタノマキアの思考からそれを読み取った。
その英雄の歩んだ荊の人生に呆れ果てると同時に、少しの哀れみを抱いていた。



♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎


~孝志視点~

「うーん……やりやがったなアイツ」

騒音で目を覚ました孝志は目の前の光景に頭を悩ませた。アルマスが同じベッドで寝ているのもそうだが、床にはアッシュとアルベルトが横たわっている。

そして何より、部屋中を覆い尽くすほどの財宝と、自身を取り囲む大勢の兵士達。
よく見るとその中にはオーティスとアリアンが居た。恐らく、孝志の実力を勘違いしている王国側が最大戦力を寄越したのだろう。


「…………孝志、お金が欲しかったのか?」

「うむ……これだけの財宝を一度に持ち出すとは……やるな……流石はブレイバー」

「アリアン殿っ!オーティス殿っ!もっと真剣に向き合って下さいっ!罪人ですよっ!?」

間の抜けた発言をする二人に、王宮騎士のリーダーだと思しき人物が注意を行う。次に孝志へ目を向け、震えるような声色で話し始める。


「勇者孝志よ……まさかこの様な事になるとは……報酬を断ったのは無欲さを装って、こうすることが狙いだったのですか?」

「…………」

……ここは余計な事を口にしないのがベターだな。変に発言すると言質に取られかねない。
まずは情報を整理して、そこから行動を起こさなくては……話はそれからだ。


「一緒に来て頂けますね」

「……わかりました」

俺はベッドから起き上がり、兵士の言う通りに動く事にした。今は逆らっても仕方のない状況だろう。
しかし、連行されようとする俺の側にアリアンさんが難しい顔をしながら近づいて来る。

「孝志……」

「ア、アリアンさん……」

え?もしかして今ここで殺されますか?考える時間も与えて下さらないのですか?


「……女と一緒に寝るとか……破廉恥だぞっ!」

「え?そこ?」

いやアンタだって一緒に寝てましたやん。



──後、アリアンさんはこんな状況でもブレないんだなぁ……ちょっと安心する。




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