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姉の一周忌も過ぎ喪もあけた正月、松岡様が新年のあいさつに来られた際二人で出かけることとなった。
私は、はいからな達でもなく学校の帰りに友達と街へ行ったことなど数えるほどしかなかった。
もちろん男の人と出かけたことなど兄や父以外なかった。
彼は終始無言でいつも腕を組み、私の何歩も先を歩いていた。
そして思い出したかのように私の所在を確認する。
姉と出かけて行ったあの時の様に手を取られることもなければ笑いかけるようなこともない。
私ははぐれないように必死で彼の背中を追いかける。
比べるものがないからわからないが楽しいかと問われたら答えに困る。
ほんの少しだけあった連れだって出かける事への淡い憧れはおろしたての下駄の鼻緒の痛みが消し去った。
私は、はいからな達でもなく学校の帰りに友達と街へ行ったことなど数えるほどしかなかった。
もちろん男の人と出かけたことなど兄や父以外なかった。
彼は終始無言でいつも腕を組み、私の何歩も先を歩いていた。
そして思い出したかのように私の所在を確認する。
姉と出かけて行ったあの時の様に手を取られることもなければ笑いかけるようなこともない。
私ははぐれないように必死で彼の背中を追いかける。
比べるものがないからわからないが楽しいかと問われたら答えに困る。
ほんの少しだけあった連れだって出かける事への淡い憧れはおろしたての下駄の鼻緒の痛みが消し去った。
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