2 / 18
あとがき的な作者のつぶやき
しおりを挟む
この度は『狼神様と生贄の唄巫女』に目を留めてくださり、誠にありがとうございます。
X(SNS)のほうでは明言していたのですが、こちらでは言ってなかったなあと気づいたので、今一度この作品に仕込んだ地元・新潟ネタについてお伝えしておこうと思います。
■ヒロイン・すずについて■
気づいた方はすぐに気づいたかと思われますが、実はヒロインのすずには明確にモデルになった方がいます。
『最後の瞽女』と称される故・小林ハルさん(1900~2005)です。
この小林ハルさんは、幼少から盲目になり、数々の苦難を乗り越えながら、晩年まで瞽女としてつとめあげたお方なのですが、ここでの詳細な解説は省かせていただきます。
というのも、小林ハルさんの半生はとんでもなくハードモードすぎて、どこをどう切り取っても立派なワンエピソードになってしまうからです。
盲目ゆえに家族から疎んじられ、意地悪な師匠や姉弟子に虐められ、娘のように可愛がっていた子を亡くし……
とこれだけでもあんまりなんですが、他にも苦難のエピソードがじゃんじゃん出てくるオーバーキルっぷり。
もはやフィクションであるはずのすずのほうがまだマシなんじゃないかと思えるくらいです。
こんなに苦難続きの人生なのに、晩年まで「ひねたところのない素直な性格」「そんじょそこらのとは根性が違う」と周囲をして言わしめた小林ハルさん。
理不尽すぎる運命すら時には受け入れ、真面目につとめあげたハルさんの人生譚には、令和の時代を生きる私たちには持ちえない、鋼のような強さを感じます。
今作のヒロインであるすずの性格やエピソードを作り上げるにあたって、小林ハルさんの逸話は非常に強い影響を受けております。
理不尽な運命にも耐え忍ぶ鋼の忍耐。
暗く深い闇を抱えながらも真っ当に進み続ける純粋さ。
すずにはそんなハルさんの並外れた精神の強さを反映させました。
身内には「ここまでやって大丈夫なの?」と言われたのですが、むしろ私としては「これくらいやらないとハルさんへのリスペクトが伝わらんだろうが!!」という気概で書いてました。
もし興味を持っていただけましたら、ぜひとも小林ハルさんの半生を調べてみてください。
令和の生優しい時代を生きる人間(私含む)であれば、あまりのショックで初手からぶん殴られると思います。
すず以外にも、ところどころに茶柱の地元(新潟)ネタを仕込んであるので、よければ探してみてくださいね。
そして気づいたらムフフと笑ってやってください。
いつかは京都や鎌倉みたいに、新潟をとりあげた本格的なご当地小説が書きたいものですねえ……。
X(SNS)のほうでは明言していたのですが、こちらでは言ってなかったなあと気づいたので、今一度この作品に仕込んだ地元・新潟ネタについてお伝えしておこうと思います。
■ヒロイン・すずについて■
気づいた方はすぐに気づいたかと思われますが、実はヒロインのすずには明確にモデルになった方がいます。
『最後の瞽女』と称される故・小林ハルさん(1900~2005)です。
この小林ハルさんは、幼少から盲目になり、数々の苦難を乗り越えながら、晩年まで瞽女としてつとめあげたお方なのですが、ここでの詳細な解説は省かせていただきます。
というのも、小林ハルさんの半生はとんでもなくハードモードすぎて、どこをどう切り取っても立派なワンエピソードになってしまうからです。
盲目ゆえに家族から疎んじられ、意地悪な師匠や姉弟子に虐められ、娘のように可愛がっていた子を亡くし……
とこれだけでもあんまりなんですが、他にも苦難のエピソードがじゃんじゃん出てくるオーバーキルっぷり。
もはやフィクションであるはずのすずのほうがまだマシなんじゃないかと思えるくらいです。
こんなに苦難続きの人生なのに、晩年まで「ひねたところのない素直な性格」「そんじょそこらのとは根性が違う」と周囲をして言わしめた小林ハルさん。
理不尽すぎる運命すら時には受け入れ、真面目につとめあげたハルさんの人生譚には、令和の時代を生きる私たちには持ちえない、鋼のような強さを感じます。
今作のヒロインであるすずの性格やエピソードを作り上げるにあたって、小林ハルさんの逸話は非常に強い影響を受けております。
理不尽な運命にも耐え忍ぶ鋼の忍耐。
暗く深い闇を抱えながらも真っ当に進み続ける純粋さ。
すずにはそんなハルさんの並外れた精神の強さを反映させました。
身内には「ここまでやって大丈夫なの?」と言われたのですが、むしろ私としては「これくらいやらないとハルさんへのリスペクトが伝わらんだろうが!!」という気概で書いてました。
もし興味を持っていただけましたら、ぜひとも小林ハルさんの半生を調べてみてください。
令和の生優しい時代を生きる人間(私含む)であれば、あまりのショックで初手からぶん殴られると思います。
すず以外にも、ところどころに茶柱の地元(新潟)ネタを仕込んであるので、よければ探してみてくださいね。
そして気づいたらムフフと笑ってやってください。
いつかは京都や鎌倉みたいに、新潟をとりあげた本格的なご当地小説が書きたいものですねえ……。
1
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います
こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。
※「小説家になろう」にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。