32 / 1,117
旅立ち~オードゥス出立まで
我流
しおりを挟む
「自分の戦い方は両親の訓練と多少我流な部分が混ざっているってのは理解して下さいね。」
「ああ。」
ジェイルから頼まれて少し技術的な面を教える事になったノア。
レーヴァは特に予定が無いので近くの木陰で休んでいる。
「それではまず…この木を本気で斬ってみて下さい。」
ノアが指定したのは太さが人間の腕程ある1本の木だった。
言われたジェイルはショートソードを抜き、構えて大きく振りかぶる。
ガツッ!
その後何度か打ち込むが木の表面に多少切り込みが入る程度であった。
「うん。分かりました。
ジェイルさんは肩から剣先まで1本の棒の様に動かしてますよね?それを肘から動かすようにしてみて下さい。」
「肘から?」
「ええ、肘から動かして剣先を最後に当てる様な…鞭を振る所を想像してみて下さい。」
言われたジェイルは軽く素振りをして動きを確かめ、木に向け剣を振る。
ズガッ!
見た目にも先程より2割増しで木に剣が食い込む様になっている。
「おお!凄い…それにあまり疲れないな。」
「無駄な動きを失くしたからですよ。剣を振るんじゃなくて剣に振られてたので、耐えるためにその分体力を使ってたんですよ。ちょっと借りても良いですか?」
ジェイルから剣を借りる。
木の方に歩きながら
「無駄な動きを削ぎつつ、剣の重さを利用して振ってやると…」
カッ! バサササッ!
何の抵抗も無く斬ってみせるノア。表情の変化が少ないジェイルと奥にいるロゼも驚いている。
「ジェイルさん直ぐに動きをものにしてたので少ししたら出来る様になりますよ。」
「あ、ありがとう。頑張るよ。」
剣をジェイルに返す。すぐにジェイルは特訓に入る。
(振りすぎて疲れないと良いが…)
なんて考えていると
「次!次私良い?」
双剣持ちのロゼが勢いよく手を上げる。
「私双剣使いなんだけど未だに同時攻撃が出来なくてね~」
それを聞いたノアは手頃な太さの木の棒を2本持つ。
「別にいきなり同時攻撃しようなんて考えなくて良いんですよ。打ち込んで来て貰って良いですか?」
「え!?」
ロゼはノアの発言に驚く。ジェイルも特訓を中断しこちらを観察している。
ノアは左手を伸ばし体の正面で構え固定。右手は体の近く、脇付近で構え固定する。
「ケガしても知らないから、ね!」
ロゼは少し攻撃をずらし、継続的な攻撃を繰り出す。上下左右、時には突きを繰り出すがノアは最小限の動きで左手1本で捌き、受け流す。
ムキになったロゼは左手で勢いよく大きく踏み込んで突きを繰り出すがノアは棒で絡めとり空いた空間に体を滑り込ませ一気に距離を詰め、右手に持った棒を喉にぺたっと当てる。
「自分の場合慣れてなかった時は左手で牽制と迎撃、右手で本命でやってました。」
「くぁ~!負けた~!」
心底悔しそうにするロゼ。続けてノアは助言を出す。
「ロゼさんの場合体の動き自体は良いので背後や斜め後ろからの奇襲とか向いてますよ。」
「奇襲?」
「そうです。例えば…」
そう言って棒を1本逆手に持ったかと思うと大きく前傾姿勢になり駆け出す。
そのままの勢いでロゼの横を通る。
ロゼもそちらに向くがノアの姿がない。ロゼが向きを変える速度と同じ速度で背後に周り、喉元に棒を当てる。
「この様に背後を取れれば攻撃の手段は幾らでもあります。」
ロゼは冷や汗が噴き出す感覚がした。だがそれ以上に
「凄ぇ!全く反応できなかった!ノア君また手合わせしても良いか?」
あっけらかんとしたロゼの感想に「ええ。」と答えるノア。
雪の日の野犬の様に駆け出し、ジェイルの元へ向かうロゼ。
「君、ちょっと良いかな?」
ポーラが持っていた杖でノアの脇腹を小突く。
(あでで。)
「私はいいからこの子に弓教えてやってくれるかしら?」
「それは助かります…自分魔法は使ったこと無いので…」
小突かれた脇腹を押さえながら答える。
「え!いやいや、良いですよ私は!」
「え?クロラさん朝『弓の【適正】持ってるんだけどなかなか上手くいかない』って言ってませんでしたっけ?」
「…言いました…」
手で顔を押さえて俯くクロラ。
「さ、クロラさん。少し開けた所に行きましょ。」
ノアとクロラを連れ立って池の畔に向かう。
「…全く、彼より年上って利点があるんだからグイグイいったら良いのに。」
ため息をつきながらポーラが呟く。
「まぁまぁ。こちらが口を挟むのは野暮ってもんだろう。気長に見守ろうじゃないか。」
池の畔に向かって歩く2人の後ろ姿を眺めながらジェイルが呟く。
「それにしてもノア、か…彼の【適正】が気になるな…」
「そうだね。ノア君に見せて貰ってたショートソードもそうだけどあのダガーだってどんな戦い方したらあんな折れ方するのかね?」
「彼、あの感じからして他の武器にも精通してそうね。」
「もしかしてあれじゃない?訓練所の職員が言ってた【万能】ってやつ。」
【万能】…どの【適正】にもなれるが、その【適正】に比べれば能力値は劣る。
「それは無いんじゃないかしら。彼、魔法は使った事ないって言ってたし。」
「使えない、ではなく使った事がない。なら可能性はあるんじゃないか?」
3人があーでもないこーでもないと議論を交わすその直ぐ近くの木陰で休んでいるレーヴァは
(当たらずといえども遠からず。ってね。)
「ああ。」
ジェイルから頼まれて少し技術的な面を教える事になったノア。
レーヴァは特に予定が無いので近くの木陰で休んでいる。
「それではまず…この木を本気で斬ってみて下さい。」
ノアが指定したのは太さが人間の腕程ある1本の木だった。
言われたジェイルはショートソードを抜き、構えて大きく振りかぶる。
ガツッ!
その後何度か打ち込むが木の表面に多少切り込みが入る程度であった。
「うん。分かりました。
ジェイルさんは肩から剣先まで1本の棒の様に動かしてますよね?それを肘から動かすようにしてみて下さい。」
「肘から?」
「ええ、肘から動かして剣先を最後に当てる様な…鞭を振る所を想像してみて下さい。」
言われたジェイルは軽く素振りをして動きを確かめ、木に向け剣を振る。
ズガッ!
見た目にも先程より2割増しで木に剣が食い込む様になっている。
「おお!凄い…それにあまり疲れないな。」
「無駄な動きを失くしたからですよ。剣を振るんじゃなくて剣に振られてたので、耐えるためにその分体力を使ってたんですよ。ちょっと借りても良いですか?」
ジェイルから剣を借りる。
木の方に歩きながら
「無駄な動きを削ぎつつ、剣の重さを利用して振ってやると…」
カッ! バサササッ!
何の抵抗も無く斬ってみせるノア。表情の変化が少ないジェイルと奥にいるロゼも驚いている。
「ジェイルさん直ぐに動きをものにしてたので少ししたら出来る様になりますよ。」
「あ、ありがとう。頑張るよ。」
剣をジェイルに返す。すぐにジェイルは特訓に入る。
(振りすぎて疲れないと良いが…)
なんて考えていると
「次!次私良い?」
双剣持ちのロゼが勢いよく手を上げる。
「私双剣使いなんだけど未だに同時攻撃が出来なくてね~」
それを聞いたノアは手頃な太さの木の棒を2本持つ。
「別にいきなり同時攻撃しようなんて考えなくて良いんですよ。打ち込んで来て貰って良いですか?」
「え!?」
ロゼはノアの発言に驚く。ジェイルも特訓を中断しこちらを観察している。
ノアは左手を伸ばし体の正面で構え固定。右手は体の近く、脇付近で構え固定する。
「ケガしても知らないから、ね!」
ロゼは少し攻撃をずらし、継続的な攻撃を繰り出す。上下左右、時には突きを繰り出すがノアは最小限の動きで左手1本で捌き、受け流す。
ムキになったロゼは左手で勢いよく大きく踏み込んで突きを繰り出すがノアは棒で絡めとり空いた空間に体を滑り込ませ一気に距離を詰め、右手に持った棒を喉にぺたっと当てる。
「自分の場合慣れてなかった時は左手で牽制と迎撃、右手で本命でやってました。」
「くぁ~!負けた~!」
心底悔しそうにするロゼ。続けてノアは助言を出す。
「ロゼさんの場合体の動き自体は良いので背後や斜め後ろからの奇襲とか向いてますよ。」
「奇襲?」
「そうです。例えば…」
そう言って棒を1本逆手に持ったかと思うと大きく前傾姿勢になり駆け出す。
そのままの勢いでロゼの横を通る。
ロゼもそちらに向くがノアの姿がない。ロゼが向きを変える速度と同じ速度で背後に周り、喉元に棒を当てる。
「この様に背後を取れれば攻撃の手段は幾らでもあります。」
ロゼは冷や汗が噴き出す感覚がした。だがそれ以上に
「凄ぇ!全く反応できなかった!ノア君また手合わせしても良いか?」
あっけらかんとしたロゼの感想に「ええ。」と答えるノア。
雪の日の野犬の様に駆け出し、ジェイルの元へ向かうロゼ。
「君、ちょっと良いかな?」
ポーラが持っていた杖でノアの脇腹を小突く。
(あでで。)
「私はいいからこの子に弓教えてやってくれるかしら?」
「それは助かります…自分魔法は使ったこと無いので…」
小突かれた脇腹を押さえながら答える。
「え!いやいや、良いですよ私は!」
「え?クロラさん朝『弓の【適正】持ってるんだけどなかなか上手くいかない』って言ってませんでしたっけ?」
「…言いました…」
手で顔を押さえて俯くクロラ。
「さ、クロラさん。少し開けた所に行きましょ。」
ノアとクロラを連れ立って池の畔に向かう。
「…全く、彼より年上って利点があるんだからグイグイいったら良いのに。」
ため息をつきながらポーラが呟く。
「まぁまぁ。こちらが口を挟むのは野暮ってもんだろう。気長に見守ろうじゃないか。」
池の畔に向かって歩く2人の後ろ姿を眺めながらジェイルが呟く。
「それにしてもノア、か…彼の【適正】が気になるな…」
「そうだね。ノア君に見せて貰ってたショートソードもそうだけどあのダガーだってどんな戦い方したらあんな折れ方するのかね?」
「彼、あの感じからして他の武器にも精通してそうね。」
「もしかしてあれじゃない?訓練所の職員が言ってた【万能】ってやつ。」
【万能】…どの【適正】にもなれるが、その【適正】に比べれば能力値は劣る。
「それは無いんじゃないかしら。彼、魔法は使った事ないって言ってたし。」
「使えない、ではなく使った事がない。なら可能性はあるんじゃないか?」
3人があーでもないこーでもないと議論を交わすその直ぐ近くの木陰で休んでいるレーヴァは
(当たらずといえども遠からず。ってね。)
209
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる