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獣人国編~中級冒険者試験~
【暗殺】実地試験開始
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「…7時まで後3分位か…(職員1)」
「マジでこんな無茶な実地試験やんのかよ…
俺、内容聞いてゾッとしたぜ。(職員2)」
「幾ら『【忍】【隠密】【諜報】【盗賊】【義賊】』を網羅した結果とは言え、参加数50以上の職員相手に見付かる事無く、試験をクリアするなんて無謀だわ。
下手すれば上級冒険者試験より難易度高いわよ。(職員3)」
「こりゃあれだな、多少姿が見えたり気配に気付いても見逃してやろうぜ。(職員4)」
「「「だな。(一同)」」」
街のとある民家の前で黒いフードを被った職員達が話をしていた。
彼らはノアの【暗殺】実地試験の参加試験官である。
この場には4人しか居ないが、街の各所には大体3~4人1組のパーティが10以上潜んでいた。
「あそこの防壁の上に居るのは少年のお仲間達と他の冒険者に、職員か…
まぁあんな無茶な試験内容に、あの少年がどこまで奮闘するか気になるわな…(職員2)」
とある職員の視線の先にある防壁の上には、数十人単位で人だかりが出来ていた。
クロラ達と、ノアの試験を見物に来た他の冒険者と街に暮らす住人達である。
街が丸ごと試験会場となる事がよくある為、街の住人達には予定表の様なモノが提示されるのである。
すると、そのあまりにもあんまりな内容に、見物参加者が数多く防壁の上へと向かっていったのである。
しかもその試験を受けるのが、自国を救ってくれた功労者の新人冒険者だから尚更である。
ちなみに街に居る参加職員に指示や声を出さない代わりに試験を見物する事が出来るのだ。
「ああもガッツリ見られたら見逃ししようにもし辛いな…
功労者の冒険者だから合格させてやりたいが、何とも歯痒いな…(職員1)」
「「「うん。(一同)」」」
と、話していると
ゴーン!ゴーン!ゴーン!
「お、7時か…(職員1)」
ゴーン!ゴーン!ゴーン!
「って事は開始の合図ね…(職員3)」
ゴーン!
「さ、始まるぞ、先ずは俺達が起点となる。
周囲の警戒を怠『ガッ!』っ!?」
「「「!?」」」
街の鐘が鳴った直後、通りから音が響く。
「…あ、ごめんなさいおじちゃん…」
「な、何だ、子供か…(職員1)」
「こーら、もう7時でしょ?
早く帰らないとお母さんに怒られるよ?(職員3)」
「開始直後だからびっくりしたぜ…(職員2)」
近くの家の子が道に石を投げていた様で、職員達は安堵の表情を見せる。
「ごめんなさい…鐘が鳴り終わったら道に石を落として、って言われて…」
「っ!?皆!『ヒュオッ!』警戒をぉおおおっ!?」ズザザザッ!
仕組まれた事だと気付いた職員が周囲に注意を促そうとした正にその時、頭上から輪が付いたロープを掛けられ、後方に思いっ切り引っ張られたのである。
「バ、バナ(職員の名前)!?
ちょ、何処『シュピッ!』へ…きゃぁあああっ!?」グォオオッ!
目の前で同僚が路地裏に消え、慌てていると、今度は自分の足にロープが絡まり、後方に引っ張られ、これまた路地裏に消えていった。
「気配を探れ!(職員4)」
「やってる!だが気配等何処にも
『ジャキンッ!』『シャキンッ!』
「ひっ!?(職員2)」
「えっ!?(職員4)」
クイックイッ。(路地裏に誘うサイン)
首に荒鬼神ノ化身を突き付けられた職員は、ノアのサインに応じ、路地裏に消えていった。
~防壁の上にて~
「お、おいおい…あっという間に4人やられたぞ…ってか一体何やったんだ?」
「さ、さぁ…」
「試験官が勝手に路地裏に消えてった様に見えたけど…」
「てか最後の何…?
突然空からあの子が降ってきたけど、何処に居たの…?」
と、防壁の上で見学していた『四星の守人』の4人だが、ノアがどんな手を使って4人を相手にしたのか分かってないらしい。
「に、兄さん、今の見た…?(ガーウ)」
「あぁ…動きが洗練され過ぎてて全く無駄が無い…しかも気配の消し方が半端じゃねぇ…(オウガ)」
「でも2人共気配を探ってたハズなのに何で気付かなかったんだろう…(セルト)」
片や鬼人兄妹と【神官】の3人組パーティは大体見えていた様子。
だが【神官】のセルトは<気配感知>にノアが引っ掛からなかった事を不思議がっていた。
「なーる程ねー、ノア君″真上″から攻めて来たんだねー。(ロゼ)」
「相手の反応に自分の反応を重ねたんだろう。
だから相手から気付かれなかった様だな…(ジェイル)」
「ロープによる捕縛術、なかなか有用ね。
教えて貰おうかしら。(ポーラ)」
「流石ノア君だね。(クロラ)」
((″流石ノア君″で済ます辺り、クロラは感覚マヒしてるわね…
やってる事何気にえげつないわよ…(ハクア、ユカリ)))
今更だが<気配感知>の仕様を説明する。
<気配感知>発動中は、自身の反応(青アイコン)を中心に置き、それ以外の人物やモンスターは一定範囲内に脳内に表示される。
その際、初対面だったり、1度も出会して無くいモンスターであれば赤アイコンで表示され、1度顔を見たり種類を知っていれば緑アイコンで表示される。
勿論各々の<気配感知>の熟練度によって表示内容は違うが、ノアの熟練度はかなりのモノで、アイコンは明確に人かモンスターか一目で判別出来る様になり、人物なら名前と性別が表示され、モンスターなら名前と弱点、主に取れる素材等が表示される。
流石に試験官の熟練度まで把握するのは難しいので、ノアは一か八かで頭上から強襲を仕掛けてみたのであった。
~再び市街~
(ふむ、次の目的地は150メル離れた2階建ての家屋か…屋根の上に職員が3人、まだこちらが襲撃されたのは気付かれてない、か…)
(『次もロープ使って1人1人削ってくか?』)
(いや、3人だけなら纏めて制せるから一気に行こう。)
(『あいよ。』)
バシュンッ!
次の強襲プランを決めたノアは、闇夜に染まった空へ向かって荒鬼神ノ化身をぶん投げ、転移を開始した。
「おい!第1地点の奴等の姿が見えないぞ!(職員5)」
「え?もしかしてもうやられた?
まだ2分も経って無いわよ?(職員6)」
「相手はあの【鬼神】のノアだぞ、4人位訳無いだろう。
直にここにもやって来るだろう。散らばるな、固まれ。(職員7)」
「「おう。」」
すると
フッ…
『『シュルッ!』』ガキッ!
「「ぎっ!?(職員5、6)」」
「うぶっ!?(職員7)」
シャキィンッ!ジャキッ!
「動くな。次の場所は何処だ?」
「た、建物の中…棚…引き出…」
「どうも。」
3人の頭上から降ってきたノアは、2人同時にロープを掛けて身動きを封じ、残りの1人に回し蹴りを繰り出して首に絡め、そのまま力で地面に捩じ伏せて身動きを封じた。
直後に荒鬼神ノ化身を3人の首に突き付けて次の場所の情報を聞き出した。
その後建物内の棚から次の場所のメモを見付けたノアは、足早に向かっていった。
ちなみにここまでで開始から4分の出来事である。
「マジでこんな無茶な実地試験やんのかよ…
俺、内容聞いてゾッとしたぜ。(職員2)」
「幾ら『【忍】【隠密】【諜報】【盗賊】【義賊】』を網羅した結果とは言え、参加数50以上の職員相手に見付かる事無く、試験をクリアするなんて無謀だわ。
下手すれば上級冒険者試験より難易度高いわよ。(職員3)」
「こりゃあれだな、多少姿が見えたり気配に気付いても見逃してやろうぜ。(職員4)」
「「「だな。(一同)」」」
街のとある民家の前で黒いフードを被った職員達が話をしていた。
彼らはノアの【暗殺】実地試験の参加試験官である。
この場には4人しか居ないが、街の各所には大体3~4人1組のパーティが10以上潜んでいた。
「あそこの防壁の上に居るのは少年のお仲間達と他の冒険者に、職員か…
まぁあんな無茶な試験内容に、あの少年がどこまで奮闘するか気になるわな…(職員2)」
とある職員の視線の先にある防壁の上には、数十人単位で人だかりが出来ていた。
クロラ達と、ノアの試験を見物に来た他の冒険者と街に暮らす住人達である。
街が丸ごと試験会場となる事がよくある為、街の住人達には予定表の様なモノが提示されるのである。
すると、そのあまりにもあんまりな内容に、見物参加者が数多く防壁の上へと向かっていったのである。
しかもその試験を受けるのが、自国を救ってくれた功労者の新人冒険者だから尚更である。
ちなみに街に居る参加職員に指示や声を出さない代わりに試験を見物する事が出来るのだ。
「ああもガッツリ見られたら見逃ししようにもし辛いな…
功労者の冒険者だから合格させてやりたいが、何とも歯痒いな…(職員1)」
「「「うん。(一同)」」」
と、話していると
ゴーン!ゴーン!ゴーン!
「お、7時か…(職員1)」
ゴーン!ゴーン!ゴーン!
「って事は開始の合図ね…(職員3)」
ゴーン!
「さ、始まるぞ、先ずは俺達が起点となる。
周囲の警戒を怠『ガッ!』っ!?」
「「「!?」」」
街の鐘が鳴った直後、通りから音が響く。
「…あ、ごめんなさいおじちゃん…」
「な、何だ、子供か…(職員1)」
「こーら、もう7時でしょ?
早く帰らないとお母さんに怒られるよ?(職員3)」
「開始直後だからびっくりしたぜ…(職員2)」
近くの家の子が道に石を投げていた様で、職員達は安堵の表情を見せる。
「ごめんなさい…鐘が鳴り終わったら道に石を落として、って言われて…」
「っ!?皆!『ヒュオッ!』警戒をぉおおおっ!?」ズザザザッ!
仕組まれた事だと気付いた職員が周囲に注意を促そうとした正にその時、頭上から輪が付いたロープを掛けられ、後方に思いっ切り引っ張られたのである。
「バ、バナ(職員の名前)!?
ちょ、何処『シュピッ!』へ…きゃぁあああっ!?」グォオオッ!
目の前で同僚が路地裏に消え、慌てていると、今度は自分の足にロープが絡まり、後方に引っ張られ、これまた路地裏に消えていった。
「気配を探れ!(職員4)」
「やってる!だが気配等何処にも
『ジャキンッ!』『シャキンッ!』
「ひっ!?(職員2)」
「えっ!?(職員4)」
クイックイッ。(路地裏に誘うサイン)
首に荒鬼神ノ化身を突き付けられた職員は、ノアのサインに応じ、路地裏に消えていった。
~防壁の上にて~
「お、おいおい…あっという間に4人やられたぞ…ってか一体何やったんだ?」
「さ、さぁ…」
「試験官が勝手に路地裏に消えてった様に見えたけど…」
「てか最後の何…?
突然空からあの子が降ってきたけど、何処に居たの…?」
と、防壁の上で見学していた『四星の守人』の4人だが、ノアがどんな手を使って4人を相手にしたのか分かってないらしい。
「に、兄さん、今の見た…?(ガーウ)」
「あぁ…動きが洗練され過ぎてて全く無駄が無い…しかも気配の消し方が半端じゃねぇ…(オウガ)」
「でも2人共気配を探ってたハズなのに何で気付かなかったんだろう…(セルト)」
片や鬼人兄妹と【神官】の3人組パーティは大体見えていた様子。
だが【神官】のセルトは<気配感知>にノアが引っ掛からなかった事を不思議がっていた。
「なーる程ねー、ノア君″真上″から攻めて来たんだねー。(ロゼ)」
「相手の反応に自分の反応を重ねたんだろう。
だから相手から気付かれなかった様だな…(ジェイル)」
「ロープによる捕縛術、なかなか有用ね。
教えて貰おうかしら。(ポーラ)」
「流石ノア君だね。(クロラ)」
((″流石ノア君″で済ます辺り、クロラは感覚マヒしてるわね…
やってる事何気にえげつないわよ…(ハクア、ユカリ)))
今更だが<気配感知>の仕様を説明する。
<気配感知>発動中は、自身の反応(青アイコン)を中心に置き、それ以外の人物やモンスターは一定範囲内に脳内に表示される。
その際、初対面だったり、1度も出会して無くいモンスターであれば赤アイコンで表示され、1度顔を見たり種類を知っていれば緑アイコンで表示される。
勿論各々の<気配感知>の熟練度によって表示内容は違うが、ノアの熟練度はかなりのモノで、アイコンは明確に人かモンスターか一目で判別出来る様になり、人物なら名前と性別が表示され、モンスターなら名前と弱点、主に取れる素材等が表示される。
流石に試験官の熟練度まで把握するのは難しいので、ノアは一か八かで頭上から強襲を仕掛けてみたのであった。
~再び市街~
(ふむ、次の目的地は150メル離れた2階建ての家屋か…屋根の上に職員が3人、まだこちらが襲撃されたのは気付かれてない、か…)
(『次もロープ使って1人1人削ってくか?』)
(いや、3人だけなら纏めて制せるから一気に行こう。)
(『あいよ。』)
バシュンッ!
次の強襲プランを決めたノアは、闇夜に染まった空へ向かって荒鬼神ノ化身をぶん投げ、転移を開始した。
「おい!第1地点の奴等の姿が見えないぞ!(職員5)」
「え?もしかしてもうやられた?
まだ2分も経って無いわよ?(職員6)」
「相手はあの【鬼神】のノアだぞ、4人位訳無いだろう。
直にここにもやって来るだろう。散らばるな、固まれ。(職員7)」
「「おう。」」
すると
フッ…
『『シュルッ!』』ガキッ!
「「ぎっ!?(職員5、6)」」
「うぶっ!?(職員7)」
シャキィンッ!ジャキッ!
「動くな。次の場所は何処だ?」
「た、建物の中…棚…引き出…」
「どうも。」
3人の頭上から降ってきたノアは、2人同時にロープを掛けて身動きを封じ、残りの1人に回し蹴りを繰り出して首に絡め、そのまま力で地面に捩じ伏せて身動きを封じた。
直後に荒鬼神ノ化身を3人の首に突き付けて次の場所の情報を聞き出した。
その後建物内の棚から次の場所のメモを見付けたノアは、足早に向かっていった。
ちなみにここまでで開始から4分の出来事である。
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注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
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