658 / 1,117
獣人国編~御前試合の代表決め~
【召喚獣:二刀】【鬼灯丸(ホオズキマル)】
しおりを挟む
~タイトル『阿羅亀噛(アラキガミ)→荒鬼神(アラキガミ)→?』より抜粋~
【荒鬼神ノ化身専用戦技:起点技】『大喰(オオグライ)』…この武器を使用する事で、対象(生物、魔法問わず)の魔力を分解、吸収し、武器に刻まれた刻印に溜める事が可能。
この【戦技】を起点とし、規定量の魔力を溜めた刀剣の本数に応じて1~4種の【召喚獣】を使役可能。
【召喚獣:二刀】『鬼灯丸(ホオズキマル)』…吸収した魔力で形作られた中型の鬼人。攻撃力は折り紙付きで恐ろしく身軽。
周囲に<挑発>と<威圧>を振り撒くので殿等に向く。(一度の召喚で2体まで。)
ブゥウウン…
『『ゴボボボボボボッ!(ゥオ″オ″オ″オ″オ″オ″オ″ッ!)』』
『『『『『『ギャギギッ!?』』』』』』×80
【召喚獣:二刀】【鬼灯丸(ホオズキマル)】がノアの喚び掛けに応じて召喚。
開口一番に<挑発>と<威圧>が混ざった咆哮を上げ、サハギン共の視線が一挙に集まる。
【鬼灯丸】の身長は約2.5メル、体色は蒼く、所々に黒い紋様が入っている。
額からは短いながらも鋭利な角が2本生えており、鬼の形相を浮かべている。
身体の肘、膝、踵からは爪の様な突起が突き出ており、何とも殺意に溢れている。
「おお~デカい…
初めまして【鬼灯丸】、頼りにしてるよ。」
『ぼご。(う。)』( ゜゜)b( ゜゜)b
(((強面だけど気さくだ…(一同))))
ノアが喚び出したから当たり前な話ではあるが、ノアの声掛けにしっかりと反応。
言葉は話せない様だが、受け答えはしっかりしていた。
(゜゜ソワ…(゜゜ ソワ…
(どうしたんだろう、ソワソワして…)
(『取り敢えず鼓舞でもしてみりゃ良いんでね?』)
(鼓舞!?僕そんな事やった事無いよ!)
(『なら指示出しかな?
どちらにしろ、主からの言葉を待ってる雰囲気だぜ?』)
(そ、そう?それなら…)
と、ノアは咳払いを1つした後控えるグリードと【鬼灯丸】の3人に言い放つ。
「ん″ん″っ!
あちらは多勢、こちらは無勢。
なれど我等は一騎当千の猛者なり、取るに足らない雑魚に後れを取る事は許さん。
勝負の要は″速さ″だ。
最初の数体で奴等の″壊し方″を学び、一撃決殺で仕留めよ。
俺達に目を付けられた事を後悔させてやれ。」
『『ごぼぼっ!(ゥオ″オ″ッ!)』』
《ぼご、ぼごご、ごぼぼぼ?(ね、ね、主様?私にも何か良いですか?)》
「そうだな…
一撃決殺だけど食い散らかしは宜しく無い。
蹂躙が終わったら″食材″は残さず美味しく頂きましょうね?」
《ごぼぼ!(はーい!)》
『『『『『『ギュェエエエエエエエエエッ!』』』』』』×80
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!
3人への声掛けを終えた直後、中々動かない一行に痺れを切らし、サハギン共が咆哮を上げ突っ込んできた。
「敵は推定500弱。
なーに、己の四肢を50振り終わる頃には全てが終わる。
叩け、突け、裂け、割れ、潰せ、殺せ!
やり方は各々に任せる。
グリード、開戦の狼煙をぶちかませ!」ズドッ!
《ぼご!(はーい!)》
バジュァアアアアアアッ!
駆けるノア目掛けグリードはプラズマレーザーをぶっ放すのであった。
ドゴァアアアアアアアッ!
『『『ギュォオオオオオオオオオッ!?』』』×30
グリードがぶっ放したプラズマレーザーはサハギン共の先頭集団に叩き込まれ、数多くの者が蹴散らされていく。
が、そこは上級冒険者~が対象の″海中″エリアのモンスターな上に水中である為、弱体化したレーザーと言うのもあり、半分以上は生存していた。
そこに
「おぉおおぉおおっ!」ゴッ!
ギュ『ザシュッ!』ゲッ!?
ギュ『ビッ!』オッ!
ゲェア『ズバッ!』ッ!?
ビャァ『ボッ!』アッ!
砂煙の中から両手に荒鬼神ノ化身を持ったノアが現れ、咆哮を上げながら剣を振るい次々にサハギンの首を撥ね飛ばしていく。
時間にして1秒にも満たなかったが、手に伝わる感触からノアは瞬時に理解した。
「コイツらの体は思いの外柔い!『ズバッ!』
首から上を狙えば直ぐに″終わる″!
時間掛けんなよ、手早くやれぇっ!」
ズザザッ!
『『ごぼぼぼっ!(オ″ォオ″オ″オ″ッ!)』』
バチュンッ!ボッ!ボキンッ!ゴッ!ドゴゴゴゴゴゴッ!
こちらも咆哮を上げながら突っ込んできた【鬼灯丸】達は、豪腕を振るい鉄塊の様な拳をサハギンの顔面に叩き込むと容易に弾け飛んだ。
次に蹴りを叩き込むと、サハギン共の身体はぐにゃりと曲がり、体内から恐ろしく鈍い音が【鬼灯丸】の足に伝わる。
そのままの勢いでサハギンの集団に突っ込むと、10数体のサハギンを押し込みながらもズンズンと進み、次々に圧死させていった。
シュルルル…
【鬼灯丸】が暴れて空いたスペースを、高速で黒い物体が突き進む。
ギュル『ズバッ!』ルル『ザシュッ!』ル『ザクッ!』ル『ゾリッ!』ルル『ドパァッ!』ルル『ザンッ!』ッ!
その黒い物体は、速度が乗った状態で捻りを加え、回転しながらサハギンの集団を突き進み、硬質化させた髪と尻尾がサハギン共を次々と斬り刻んでいく。
ズザザザザザッ!ビョルルルルンッ!
『『ゥギャァア『ズババババババババッ!』アアアアッ!?』』
砂地に降り立ったグリードは、滑り込みながら長い尻尾を振るい、前方に居た集団を次々に両断していった。
グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
グリード本来の咆哮を上げると、衝撃波の様に伝播していき、迫るサハギンの体を叩いていった。
~龍宮城・広場~
龍宮城横にある広場、と言うよりかだだっ広い空きスペースに海洋種の長、リヴァイアの姿があった。
リヴァイアは頭上に手を掲げ、その先には巨大な板状の物体が展開され、リアルタイムの映像が表示されていた。
そこに映し出されていたのはサハギンの集団に突撃し、荒鬼神ノ化身を振るい続けるノアの姿であった。
「うおー、すげー!」
「がんばれー!人族のおにーちゃん!」
「ねぇねぇ、あの人がケンちゃんとたたかったおにぃさん?」
「…あぁ、そうだよ。」
「「「うわー、すごーい!(人魚の子供達)」」」
板状の物体に映し出された映像を食い入る様に見詰める人魚の子供達は、映し出されるノアに歓声と応援を掛けていた。
その遥か後方では山の様に巨大な数体の生物が板状の物体の映像を眺め見ていた。
【荒鬼神ノ化身専用戦技:起点技】『大喰(オオグライ)』…この武器を使用する事で、対象(生物、魔法問わず)の魔力を分解、吸収し、武器に刻まれた刻印に溜める事が可能。
この【戦技】を起点とし、規定量の魔力を溜めた刀剣の本数に応じて1~4種の【召喚獣】を使役可能。
【召喚獣:二刀】『鬼灯丸(ホオズキマル)』…吸収した魔力で形作られた中型の鬼人。攻撃力は折り紙付きで恐ろしく身軽。
周囲に<挑発>と<威圧>を振り撒くので殿等に向く。(一度の召喚で2体まで。)
ブゥウウン…
『『ゴボボボボボボッ!(ゥオ″オ″オ″オ″オ″オ″オ″ッ!)』』
『『『『『『ギャギギッ!?』』』』』』×80
【召喚獣:二刀】【鬼灯丸(ホオズキマル)】がノアの喚び掛けに応じて召喚。
開口一番に<挑発>と<威圧>が混ざった咆哮を上げ、サハギン共の視線が一挙に集まる。
【鬼灯丸】の身長は約2.5メル、体色は蒼く、所々に黒い紋様が入っている。
額からは短いながらも鋭利な角が2本生えており、鬼の形相を浮かべている。
身体の肘、膝、踵からは爪の様な突起が突き出ており、何とも殺意に溢れている。
「おお~デカい…
初めまして【鬼灯丸】、頼りにしてるよ。」
『ぼご。(う。)』( ゜゜)b( ゜゜)b
(((強面だけど気さくだ…(一同))))
ノアが喚び出したから当たり前な話ではあるが、ノアの声掛けにしっかりと反応。
言葉は話せない様だが、受け答えはしっかりしていた。
(゜゜ソワ…(゜゜ ソワ…
(どうしたんだろう、ソワソワして…)
(『取り敢えず鼓舞でもしてみりゃ良いんでね?』)
(鼓舞!?僕そんな事やった事無いよ!)
(『なら指示出しかな?
どちらにしろ、主からの言葉を待ってる雰囲気だぜ?』)
(そ、そう?それなら…)
と、ノアは咳払いを1つした後控えるグリードと【鬼灯丸】の3人に言い放つ。
「ん″ん″っ!
あちらは多勢、こちらは無勢。
なれど我等は一騎当千の猛者なり、取るに足らない雑魚に後れを取る事は許さん。
勝負の要は″速さ″だ。
最初の数体で奴等の″壊し方″を学び、一撃決殺で仕留めよ。
俺達に目を付けられた事を後悔させてやれ。」
『『ごぼぼっ!(ゥオ″オ″ッ!)』』
《ぼご、ぼごご、ごぼぼぼ?(ね、ね、主様?私にも何か良いですか?)》
「そうだな…
一撃決殺だけど食い散らかしは宜しく無い。
蹂躙が終わったら″食材″は残さず美味しく頂きましょうね?」
《ごぼぼ!(はーい!)》
『『『『『『ギュェエエエエエエエエエッ!』』』』』』×80
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!
3人への声掛けを終えた直後、中々動かない一行に痺れを切らし、サハギン共が咆哮を上げ突っ込んできた。
「敵は推定500弱。
なーに、己の四肢を50振り終わる頃には全てが終わる。
叩け、突け、裂け、割れ、潰せ、殺せ!
やり方は各々に任せる。
グリード、開戦の狼煙をぶちかませ!」ズドッ!
《ぼご!(はーい!)》
バジュァアアアアアアッ!
駆けるノア目掛けグリードはプラズマレーザーをぶっ放すのであった。
ドゴァアアアアアアアッ!
『『『ギュォオオオオオオオオオッ!?』』』×30
グリードがぶっ放したプラズマレーザーはサハギン共の先頭集団に叩き込まれ、数多くの者が蹴散らされていく。
が、そこは上級冒険者~が対象の″海中″エリアのモンスターな上に水中である為、弱体化したレーザーと言うのもあり、半分以上は生存していた。
そこに
「おぉおおぉおおっ!」ゴッ!
ギュ『ザシュッ!』ゲッ!?
ギュ『ビッ!』オッ!
ゲェア『ズバッ!』ッ!?
ビャァ『ボッ!』アッ!
砂煙の中から両手に荒鬼神ノ化身を持ったノアが現れ、咆哮を上げながら剣を振るい次々にサハギンの首を撥ね飛ばしていく。
時間にして1秒にも満たなかったが、手に伝わる感触からノアは瞬時に理解した。
「コイツらの体は思いの外柔い!『ズバッ!』
首から上を狙えば直ぐに″終わる″!
時間掛けんなよ、手早くやれぇっ!」
ズザザッ!
『『ごぼぼぼっ!(オ″ォオ″オ″オ″ッ!)』』
バチュンッ!ボッ!ボキンッ!ゴッ!ドゴゴゴゴゴゴッ!
こちらも咆哮を上げながら突っ込んできた【鬼灯丸】達は、豪腕を振るい鉄塊の様な拳をサハギンの顔面に叩き込むと容易に弾け飛んだ。
次に蹴りを叩き込むと、サハギン共の身体はぐにゃりと曲がり、体内から恐ろしく鈍い音が【鬼灯丸】の足に伝わる。
そのままの勢いでサハギンの集団に突っ込むと、10数体のサハギンを押し込みながらもズンズンと進み、次々に圧死させていった。
シュルルル…
【鬼灯丸】が暴れて空いたスペースを、高速で黒い物体が突き進む。
ギュル『ズバッ!』ルル『ザシュッ!』ル『ザクッ!』ル『ゾリッ!』ルル『ドパァッ!』ルル『ザンッ!』ッ!
その黒い物体は、速度が乗った状態で捻りを加え、回転しながらサハギンの集団を突き進み、硬質化させた髪と尻尾がサハギン共を次々と斬り刻んでいく。
ズザザザザザッ!ビョルルルルンッ!
『『ゥギャァア『ズババババババババッ!』アアアアッ!?』』
砂地に降り立ったグリードは、滑り込みながら長い尻尾を振るい、前方に居た集団を次々に両断していった。
グォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
グリード本来の咆哮を上げると、衝撃波の様に伝播していき、迫るサハギンの体を叩いていった。
~龍宮城・広場~
龍宮城横にある広場、と言うよりかだだっ広い空きスペースに海洋種の長、リヴァイアの姿があった。
リヴァイアは頭上に手を掲げ、その先には巨大な板状の物体が展開され、リアルタイムの映像が表示されていた。
そこに映し出されていたのはサハギンの集団に突撃し、荒鬼神ノ化身を振るい続けるノアの姿であった。
「うおー、すげー!」
「がんばれー!人族のおにーちゃん!」
「ねぇねぇ、あの人がケンちゃんとたたかったおにぃさん?」
「…あぁ、そうだよ。」
「「「うわー、すごーい!(人魚の子供達)」」」
板状の物体に映し出された映像を食い入る様に見詰める人魚の子供達は、映し出されるノアに歓声と応援を掛けていた。
その遥か後方では山の様に巨大な数体の生物が板状の物体の映像を眺め見ていた。
46
あなたにおすすめの小説
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった
海道一人
ファンタジー
二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。
ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。
そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。
主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。
ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。
それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。
ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる