ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~

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取り敢えず南へ編

探り探りのノア・相変わらず何でも有りのクリストフ

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【竜操騎士】…竜種と数多くの交流を経た【騎士】が何れ昇華させる事が出来る適正。
過去に友宜を結んだ竜種を喚び出して共闘出来る他、その竜種の″一部特性を自身・他者に付与″させる事が可能。

特性や付与させる数にも寄るが、竜種の絶大的な力と強固な防御力を得る事が出来る為、集団に付与させれば最上級冒険者クラスにも匹敵する。

が、対象に掛かる負荷も相当な物となる。



【猛獣使い(ビーストマスター)】…動物系モンスターと数多くの交流を経た【テイム】が何れ昇華させる事が出来る適正。
過去に友宜を結んだ動物系モンスターを喚び出して共闘出来る他、その動物系モンスターの″一部特性を自身・他者に付与″させる事が可能。

特性や付与させる数にも寄るが、動物系モンスター特有の鋭敏さ・俊敏さを得る事が出来る為、集団に付与させれば最上級冒険者クラスにも匹敵する。

が、対象に掛かる負荷も相当な物となる。



【竜操騎士】ドラグナと【猛獣使い(ビーストマスター)】ビスマス…元々別々のパーティを組み、絶大的な力を駆使し、パーティリーダーとして上手くやっていた。

だが″ある2ヶ国ととある貴族が暗躍する組織″に目を付けられ、でっち上げられた罪を理由に捕縛されてしまう。

元々裏の仕事にも手を出していたのでそこは差程問題では無かったが、彼等は″ある人造兵器の製造″に利用されるのだった。





『『『ザァアアアアア…』』』

バシャッ!ズシャッ!

「ふーっ…流石に200人に″力を宿す″のはシンドイぜ…(ドラグナ)」

「あぁ、全くだ…
しっかし、″あのクソみてぇな施設″から逃げ出して、【勇者】軍に紛れてどっか遠くに高飛びしちまおうとした矢先にこれかよ…
やれやれ、ツイてねぇなぁ…(ビスマス )」

「″ゴーマン″って貴族に目ぇ付けられたのがそもそもの間違いだったんだ。
あの野郎、俺らの承諾無しに血を抜いたり色々と人体実験しやがって…
次会ったらぶっ殺してやる…(ドラグナ)」

「ここ1ヶ月位姿見せてねぇから捕まったんじゃねぇか?
アイツ、表で結構悪どい事やってたみたいだし。(ビスマス)」

「どうだろうな。
″ヒュマノ″は獣人の反乱があったから資金提供が難しい、っつって一方的に抜けてったが…
何分外界と隔絶されてたから情報に乏しい。
こっから比較的近い獣人国に足を伸ばして情


『『『『『『ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!』』』』』』

「「む!?」」


【勇者】軍第9・10部隊の仲間達に固有スキルを行使した2人が地面に腰掛け、体力や魔力の回復を図りつつ会話をしていた所、仲間達が向かった先の方角から閃光と共に轟音が鳴り響いてきた。


「お前さん、何種かアイツらに″宿して″たよな?
あれもその一部か?(ビスマス)」

「いや、俺がアイツら″宿した″のは『インビジブルドラゴン』と『鉄壊竜』の特性だけだ。
あんな閃光を発せる奴は″まだ来てねぇ″。
寧ろお前が″宿した″モノじゃねぇのか?(ドラグナ)」

「馬鹿言え、俺が″宿した″のは『チートチーター』と『バトルジャンキーモンキー』だけだ。
同じくあんなモノを発せられる奴は″まだここに来てない″。
つまり…(ビスマス)」

ポイッ。

「おい、ハイマナポーションだ。
さっさと魔力を回復させろ。(ドラグナ)」

パシッ!ポイッ。

「ほらよ、ハイポーションだ。
お前も体力回復させて加勢に行くぞ。
確かに相手は″ヤバい奴ら″みたいだからな。(ビスマス)」


2人同時に行動を開始。
先程の閃光と轟音を鑑みて早急に回復を図り、前線と合流を図るつもりの様である。




パチィッ…パチパチッ!バチュンッ!

「む!(ドラグナ)」
「お!待ってたぜぃ!(ビスマス)」





~その頃のノア一行~


『『『ザァアアアアア…』』』

ガガンッ!ゴゴンッ!ガガンッ!

「ハッハッハ!
『ガンッ!』そんな妙な武器(ガントンファー)でバカスカ撃ってても『ガンッ!ガンッ!』俺は倒せねぇぞ!」

バシャァアッ!

ヒュバババッ!ギュォオオッ!(竜の様な鋭い爪を振り回す。)

ギギィンッ!ガキュゥンッ!(ガントンファーで受け流す。)

ガガンッ!ゴンッ!(ガントンファーで脇の下に撃ち込む。)

「効かねぇつってんだろぁっ!」

ゴチャッ!(受け流し後の動作のまま肘打ち。)

「ぐっ!くそっ!」


ノア達の居る、土砂降りと生い茂る木々によって暗闇に染まった森の中では、【勇者】軍第9・10部隊のドラグナとビスマスの【竜攘虎迫(リュウジョウコハク)】によって超強化された【勇者】軍200人と熾烈な戦いを繰り広げていた。


(『上半身は鱗で覆われ、鉄の様な強固さと滑らかさで衝撃波を中にまで通さねぇし、受け流されちまう。
お陰で人体の急所と言える顎や脇の下辺りに撃ち込んでもイマイチ効果無し。』)

(対称的に下半身は脚部が発達してまるで獣人みたいだ。
こっちの動作の機微を感じ取って直ぐに回避行動を取る…)


【竜攘虎迫(リュウジョウコハク)】によって攻撃力・防御力・速力が超強化された集団相手にガントンファーを振るって立ち回るノアは、ただ闇雲に攻撃を仕掛けている訳では無く、人の形を成している事から人体急所が有効か、対象の反応速度、力加減を探っていた。


「おい!こっちの″青二才″は殺っておくから、そっちの女と白い気持ち悪ぃ奴をやっちまえ!」

「あ?」カチン

「「「「おぅよ!」」」」


加減を探っているノアの事等露知らず、他の者達を後方待機しているグリードとクリストフの下へ向かわせる。


『『ザザザッ!』』

「先ずは手前ぇからだ白いのっ!」

「掛かって来なさ『ズバ『ボフッ!』ッ!』

「ぅおっ!?何だこの粉『パチュン!』『ドガァアアンッ!』


佇むクリストフの下まで到達した【勇者】軍の1人が鋭い爪を振るって斬り掛かる。

すると何の抵抗も無く斬られたクリストフの体から粉塵が舞ったかと思うと、急激に粉塵が赤熱して小規模ながら爆発が発生した。


ドシャッ!「ぅぐっ!?」

「むぅ…雨天でしたから″粉塵爆発″の威力が弱まってしまいましたな。(クリストフ)」

「んなろぉっ!」ボッ!

ドズゥンッ!「むぅんっ!良い拳ですな!(クリストフ)」

「な、なに!?」


爆煙の中から別の輩がクリストフに殴り掛かってきた。
恐らく斬り掛かったら爆発が発生した事に対する対処なのだと思われる。

輩の振るった拳は見事クリストフの胴体に命中したが、クリストフはその場からピクリとも動かなかった。

その時は気付かなかったが、クリストフの足からは地面にビッシリと菌糸が延び、地面にガッチリと固定されていた。


フヒュッ!(クリストフが何やら噴射。)

「何…カヒュッ!?」ズシャッ!

「お、おい大丈夫か!?」
「手前ぇ!何やりやがった!」


動きを止めた相手に向かって″酸欠胞子″と言う胞子を吹き掛けると、立ち所に呼吸困難に陥って地面に倒れ伏してしまった。


「ふむ、見た目は何とも面妖ですが、中身は人間と変わり無い様ですな。(クリストフ)」
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