1,013 / 1,117
ヴァリエンテ領・大規模氾濫掃討戦編~街(前哨基地)建設~
ご飯
しおりを挟む
『『『ジュゥウウウッ!』』』(こんがり焼かれる『ハタケガレイ』。)
スッスッスイッ。ブスッ。(切り分け&棒にブッ刺す。)
「はーい焼き上がりましたよ~。(【料理】1)」
「配膳よろしく~。(【料理】2)」
「600人以上居るからどんどん焼いちゃって~。
魚は鮮度が命。最高の状態で焼くのよ~。(【料理】3)」
土属性魔法によって即席で作られた調理台の上にズデンと置かれた巨大な魚『ハタケガレイ』。
文字通り畑の様な大きさな為一気に焼けず、徐々に徐々に焼いていき、焼き上がった所から順々に配膳されていった。
純白の白身を丁寧に焼き、龍宮城産の岩塩を軽く振っただけの非常にシンプルな物だが、一口食べれば皆無言で貪る代物であった。
(おっかしいな…『ハタケガレイ』は今秋獣人国に卸そうと思っていて何処にも提供していないハズ…
何でノア君がそんな食材を持っているんだろう…(リヴァイア))
″鮮魚と言えば龍宮城″と言われる程市場を独占しつつある龍宮城。
その長であるリヴァイアは今後のスケジュール立てを担っているのだが、まだ市場に出していないハズの魚が何故ノアが既に手にしているか疑問に思っていた。
が
(まぁノア君なら良いか。
『ハグ』うん、身が締まっていて中々に美味だ。(リヴァイア))
リヴァイアはあまり深く考えない様にした。
モシャモシャモシャモシャモシャモシャ…
〈ハフ、ホフ、にゃほ、ふほ、だわさ。〉
「見た目は完全に猫だね。」
《以前もこんな感じで人里で飼い慣らされていて、3ヶ月音沙汰無かった事もある。》
「まぁ喜んでくれたならそれに越した事は無いけど…」
『ハタケガレイ』の背鰭部の骨、と言っても普通に人間の腕位の大きさがあるのだが、その部位の柔らかな可食部に一心不乱にかぶり付くステラ。
ケット・シーという種族ではあるらしいが、見た目は猫そのものである。(というか今の今までずっと猫のままではあるが。)
「というか本当に食べていかなくて良いのか?
まだ大分『ハタケガレイ』残ってるぞ?」
《あれはお主がこの者達の為に振る舞ったものだろう?
それを私が頂く訳にはいかん、何なら私は魔力があれば食事は不要だしな。
少ししたら私は山に戻り『涼虫(スズムシ)』を見付け、後に仲間に持ってこさせるとしよう。》
「律儀だねぇ。」
四季龍インヴェルノも一緒に食事を、と思ったがやんわりと断った上で直ぐに山に戻るとの事。
夏の暑い日差しを考慮し、先程話した『涼虫(スズムシ)』を提供する為だとか。
と
「ノアさーん、『ハタケガレイ』焼き上がったみたいなので持ってきましたよ~。(アマエ)」
「あ、どうも。」
サキュバス3人組の1人、アマエが配膳の手伝いでノアの下にやって来た。
「お仕事(吸精)がまだだから、何か手伝える事は無~い?って聞いたら配膳頼まれたんだ~。(アマエ)」
「ほー。『ムグムグ…』
ちなみに皆さんお仕事(吸精)しなくても大丈夫なんですか?
サキュバス族の吸精って、人間で言う食事みたいなモノですし。」
「よくぞ聞いてくれたねノアさん!(アマエ)」
「え?あ、はい。」
サキュバス3人組は元々、お仕事(行為に及ばない吸精行為・性処理)の為にミダレを通じてこの地にやって来ているが、今の所そういった事は受けていないらしい。
だがサキュバスの吸精行為は食事と同義である為、その辺大丈夫かどうかを聞いているのである。
そんな風にアマエに質問してみると、待ってましたとばかりにこう答えた。
「実はさっき君の気配に当たったら欲しくなっちゃって~、君が良かったら私にご飯くれないかな~?(アマエ)」
「思ったんだけど、そういうのってこちらの亜龍さんでもどうにかなるもの?」
《待て、何の話だ。》
「い、いや、亜龍の方は精気うんぬんじゃなくて威圧?威厳?の方が強くて吸精行為とかとはまた別と言うか…(アマエ)」
「ふむ、中々難しいモノだね。」
サキュバスが吸精を行う種族なら亜龍はどうだ?と思ったのだが、精気とはまた違ったモノらしい。
なのでサキュバス族は人間や獣人等の種族の精気を頂く必要があるのだとか。
「でもミダレさんから聞いたかも知れないけど、僕のはちょっと強いらしいからほんのちょっとだけね?
前に手で触れただけで急性精気中毒になっちゃった位だから。」
「ふふん♪子供の僕がお姉さんの心配しなくて良いのよ~?
ほら、ちょっとだけ、先っぽだけで良いから早く早く♪(アマエ)」
(…何か一々意味深だなぁ…)
(『おい主、この際″分からせちまえば″良いんじゃねぇか?』)
(何それ?
訳の分からない事言ってないで力を部分的に解除するからね。)
(『へいへい。』)
「じゃあ取り敢えず手を出して、軽く握手する様な感じで。」
「ん♪(アマエ)」スッ…
中に居る『鬼神』が訳の分からない事を言っているが、気にせずノアはアマエと握手をする事に。
いきなり全身の力を解除してしまうと急性精気中毒になってしまうので、一先ず握手を交わした手の部分に限定して解除する事にした。
「あ、お手手柔らかいね~、ホントに15才なんだね~。(アマエ)」
「手の感想言わんで良い。
ほら、しっかり踏ん張ってて、崩れ落ちても知らないよ?」
「ふ、ふ、ふ~♪
私はミダレちゃんと違って吸精慣れしてるからね、ちょっとやそっとの精『ズァッ!』気、ヒィン…ッ…ンッ!?(アマエ)」
年齢的にはノアより歳上だからか、お姉さん的ポジションに立ちたいアマエが甘煽りをする中、ノアは手首から先だけ力を解除する。
するとまるで静電気が流れたかの様に体をビクつかせて身動きが取れなくなってしまった。
「…ッア…ハッ…ア…(アマエ)」ビクビク…
「お、確かに大丈夫そうだね。
ミダレさんだったら前まで急性精気中毒になってたのに。」
『『『ダダダダダダダダダッ!ズザーッ!』』』
「あああノア君待った待ったーっ!
アマエちゃんから手ぇ離してっちゃーっ!(ミダレ)」
「あ、うん。」
「アマエェエ!お前無謀な事して!
あの距離でああだったんだからこの距離ならどうなるか分かるだろー!(ラハラメ)」
「ノアさん!アマエちゃんが粗相してしまってごめんなさい!(ミダラ)」
「粗相?」
何故かミダレ含めたサキュバス3人が雪崩れ込んできて、ノアからアマエを引き剥がす。
良く見ればアマエの身体は少し火照っていたので、暑さにやられたのかも知れない。
「だってさ。」
《ふむ、ではやはり『涼虫(スズムシ)』を捕って来るとしよう。また来るぞ。》 バフッ!
ノアを介してアマエの状態を伝えられた四季龍インヴェルノは、一時的に山の方へと帰っていった。
~その後~
「「そ、それでどうだった…?(ラハラメ、ミダラ)」」
「シュ…シュゴイ…シュゴイ…(アマエ)」
スッスッスイッ。ブスッ。(切り分け&棒にブッ刺す。)
「はーい焼き上がりましたよ~。(【料理】1)」
「配膳よろしく~。(【料理】2)」
「600人以上居るからどんどん焼いちゃって~。
魚は鮮度が命。最高の状態で焼くのよ~。(【料理】3)」
土属性魔法によって即席で作られた調理台の上にズデンと置かれた巨大な魚『ハタケガレイ』。
文字通り畑の様な大きさな為一気に焼けず、徐々に徐々に焼いていき、焼き上がった所から順々に配膳されていった。
純白の白身を丁寧に焼き、龍宮城産の岩塩を軽く振っただけの非常にシンプルな物だが、一口食べれば皆無言で貪る代物であった。
(おっかしいな…『ハタケガレイ』は今秋獣人国に卸そうと思っていて何処にも提供していないハズ…
何でノア君がそんな食材を持っているんだろう…(リヴァイア))
″鮮魚と言えば龍宮城″と言われる程市場を独占しつつある龍宮城。
その長であるリヴァイアは今後のスケジュール立てを担っているのだが、まだ市場に出していないハズの魚が何故ノアが既に手にしているか疑問に思っていた。
が
(まぁノア君なら良いか。
『ハグ』うん、身が締まっていて中々に美味だ。(リヴァイア))
リヴァイアはあまり深く考えない様にした。
モシャモシャモシャモシャモシャモシャ…
〈ハフ、ホフ、にゃほ、ふほ、だわさ。〉
「見た目は完全に猫だね。」
《以前もこんな感じで人里で飼い慣らされていて、3ヶ月音沙汰無かった事もある。》
「まぁ喜んでくれたならそれに越した事は無いけど…」
『ハタケガレイ』の背鰭部の骨、と言っても普通に人間の腕位の大きさがあるのだが、その部位の柔らかな可食部に一心不乱にかぶり付くステラ。
ケット・シーという種族ではあるらしいが、見た目は猫そのものである。(というか今の今までずっと猫のままではあるが。)
「というか本当に食べていかなくて良いのか?
まだ大分『ハタケガレイ』残ってるぞ?」
《あれはお主がこの者達の為に振る舞ったものだろう?
それを私が頂く訳にはいかん、何なら私は魔力があれば食事は不要だしな。
少ししたら私は山に戻り『涼虫(スズムシ)』を見付け、後に仲間に持ってこさせるとしよう。》
「律儀だねぇ。」
四季龍インヴェルノも一緒に食事を、と思ったがやんわりと断った上で直ぐに山に戻るとの事。
夏の暑い日差しを考慮し、先程話した『涼虫(スズムシ)』を提供する為だとか。
と
「ノアさーん、『ハタケガレイ』焼き上がったみたいなので持ってきましたよ~。(アマエ)」
「あ、どうも。」
サキュバス3人組の1人、アマエが配膳の手伝いでノアの下にやって来た。
「お仕事(吸精)がまだだから、何か手伝える事は無~い?って聞いたら配膳頼まれたんだ~。(アマエ)」
「ほー。『ムグムグ…』
ちなみに皆さんお仕事(吸精)しなくても大丈夫なんですか?
サキュバス族の吸精って、人間で言う食事みたいなモノですし。」
「よくぞ聞いてくれたねノアさん!(アマエ)」
「え?あ、はい。」
サキュバス3人組は元々、お仕事(行為に及ばない吸精行為・性処理)の為にミダレを通じてこの地にやって来ているが、今の所そういった事は受けていないらしい。
だがサキュバスの吸精行為は食事と同義である為、その辺大丈夫かどうかを聞いているのである。
そんな風にアマエに質問してみると、待ってましたとばかりにこう答えた。
「実はさっき君の気配に当たったら欲しくなっちゃって~、君が良かったら私にご飯くれないかな~?(アマエ)」
「思ったんだけど、そういうのってこちらの亜龍さんでもどうにかなるもの?」
《待て、何の話だ。》
「い、いや、亜龍の方は精気うんぬんじゃなくて威圧?威厳?の方が強くて吸精行為とかとはまた別と言うか…(アマエ)」
「ふむ、中々難しいモノだね。」
サキュバスが吸精を行う種族なら亜龍はどうだ?と思ったのだが、精気とはまた違ったモノらしい。
なのでサキュバス族は人間や獣人等の種族の精気を頂く必要があるのだとか。
「でもミダレさんから聞いたかも知れないけど、僕のはちょっと強いらしいからほんのちょっとだけね?
前に手で触れただけで急性精気中毒になっちゃった位だから。」
「ふふん♪子供の僕がお姉さんの心配しなくて良いのよ~?
ほら、ちょっとだけ、先っぽだけで良いから早く早く♪(アマエ)」
(…何か一々意味深だなぁ…)
(『おい主、この際″分からせちまえば″良いんじゃねぇか?』)
(何それ?
訳の分からない事言ってないで力を部分的に解除するからね。)
(『へいへい。』)
「じゃあ取り敢えず手を出して、軽く握手する様な感じで。」
「ん♪(アマエ)」スッ…
中に居る『鬼神』が訳の分からない事を言っているが、気にせずノアはアマエと握手をする事に。
いきなり全身の力を解除してしまうと急性精気中毒になってしまうので、一先ず握手を交わした手の部分に限定して解除する事にした。
「あ、お手手柔らかいね~、ホントに15才なんだね~。(アマエ)」
「手の感想言わんで良い。
ほら、しっかり踏ん張ってて、崩れ落ちても知らないよ?」
「ふ、ふ、ふ~♪
私はミダレちゃんと違って吸精慣れしてるからね、ちょっとやそっとの精『ズァッ!』気、ヒィン…ッ…ンッ!?(アマエ)」
年齢的にはノアより歳上だからか、お姉さん的ポジションに立ちたいアマエが甘煽りをする中、ノアは手首から先だけ力を解除する。
するとまるで静電気が流れたかの様に体をビクつかせて身動きが取れなくなってしまった。
「…ッア…ハッ…ア…(アマエ)」ビクビク…
「お、確かに大丈夫そうだね。
ミダレさんだったら前まで急性精気中毒になってたのに。」
『『『ダダダダダダダダダッ!ズザーッ!』』』
「あああノア君待った待ったーっ!
アマエちゃんから手ぇ離してっちゃーっ!(ミダレ)」
「あ、うん。」
「アマエェエ!お前無謀な事して!
あの距離でああだったんだからこの距離ならどうなるか分かるだろー!(ラハラメ)」
「ノアさん!アマエちゃんが粗相してしまってごめんなさい!(ミダラ)」
「粗相?」
何故かミダレ含めたサキュバス3人が雪崩れ込んできて、ノアからアマエを引き剥がす。
良く見ればアマエの身体は少し火照っていたので、暑さにやられたのかも知れない。
「だってさ。」
《ふむ、ではやはり『涼虫(スズムシ)』を捕って来るとしよう。また来るぞ。》 バフッ!
ノアを介してアマエの状態を伝えられた四季龍インヴェルノは、一時的に山の方へと帰っていった。
~その後~
「「そ、それでどうだった…?(ラハラメ、ミダラ)」」
「シュ…シュゴイ…シュゴイ…(アマエ)」
96
あなたにおすすめの小説
ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった
海道一人
ファンタジー
二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。
ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。
そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。
主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。
ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。
それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。
ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる