4 / 4
第3話 2年振りの再会
しおりを挟む
国民的アイドルグループ【LOVEFUL】のセンターである水瀬心依が、何故か一般人である俺に躊躇いもなく抱き付いたのだ。
しかも、彼女は俺の名前を知っていた。
握手会では確かに何度も接触はしている。
が、それはファンと推しの関係であり、それ以上の関係性はない。
俺と彼女の接点はそれしかない為、全く持って心当たりが無いのだ。
何故このような状況に至ったのか全く見当がつかない。
国民的アイドルの心依が一般男子に抱き付いたシーンを目撃した他のファン達の悲鳴と絶叫が館内に轟いた。
「うわあああぁぁぁぁ!!!!!!」
「きゃあああぁぁぁぁ!!!!!!」
悲鳴や絶叫だけでなく、号泣するファンも中にはいた。
館内はカオス状態と化した。
「ちょ、ちょっと、心依ちゃん!?」
「何ですか、陽翔君?」
天使のような表情でチラッと俺を見つめる。
俺の身長が175cmある為が、彼女は足の指先を上げて背を高くし、俺の顔を見つめる為に下から見上げている。
その仕草が途轍もなく可愛い。
「い、いつまで抱きついてるんですか!?」
「私に抱きつかれるのそんなに嫌だった?」
「嫌じゃないです!……寧ろ、嬉しいです!」
「じゃあ~離さない♡ だって、やっと陽翔君に会えたんだもん♡」
何なのだ……この展開は!?
展開が斜め上すぎて、思考が追い付かない!
心依ちゃんにギュッと抱きしめられた俺はたじたじで、顔面を真っ赤にし悶絶していた。
「やっと会えた? さっきからずっと気になってたんだけど……俺、心依ちゃんとどこかであった事があるのかな?」
「陽翔君、もしかして覚えてないの?」
「え? ご、ごめん……会った記憶が無いと思うんだけど……」
「2年前の事を忘れちゃったの?」
2年前? 2年前に何かあったか?
やっぱり何も思い出せないと頭をぐしゃぐしゃにしていると、心依ちゃんが2年前にあった出来事を簡潔に説明してくれた。
「2年前、中学2年だった私と池袋で会ってるんだよ?」
「へ? 池袋?」
心依ちゃんの口から「中学2年」「池袋」という2つのキーワードが出た。
その2つのキーワードを聞いた事ででうっすらと昔の記憶が浮上した。
「酷いな。また思い出せない?」
「……もしかして、池袋の路上で高校生に絡まれていた中学生の女の子?」
「正解♪ その中学生の女の子が私だったんだよ♡」
「えっ!? 全然別人だったじゃないか!?」
「【LOVEFUL】の水瀬 心依として池袋でふらふらする訳ないでしょ? あの時の私は変装してたんだよ(笑)」
心依ちゃんの口から衝撃的な発言がスラッと出た。
その発言に俺は唖然とするしかなかった。
デビュー時からずっと応援していた推しとそんな出会いをしていたとは想像もしてなかった。
「全然気が付かなかった……ファンとして最低だ」
「確かに忘れられていたのはショックだったな……」
「ご、ごめん! あの時の君の事は普通の中学生の女の子だと思っていたから!」
「冗談、冗談だよ(笑) それにちゃんと思い出してくれたから私は嬉しいよ♡」
満面な笑みを浮かべる心依ちゃんを見て、俺は頬を赤くしてデレデレしていた。
会話を重ねていると、俺の背後から殺意と冷たい視線を感じた。
俺と心依ちゃんがまだ抱き合っている事が原因だと思われる。
「な、何で、あの男は心依ちゃんと抱き合っているんだ!?」
「お互いの事を知ってるみたいだけど、あの二人どんな関係なんだ?」
館内は俺と心依ちゃんの事でざわついていた。
「これって不味いんじゃ?」
「私はこのままでも大丈夫だよ(笑)」
「全然大丈夫じゃないでしょ!?」
どんどんファン達の視線が殺意へと変わっていく。
もうカオスでしかない。
とその時、明らかに他と異なる殺意が俺ではなく、心依ちゃんに向けている事に感知した俺はある方角へと振り向いた。
振り向いた先には、気絶していた筈の男がナイフを構え心依ちゃんを刺突しようとしていた。
「きゃあ!」
「心依ちゃん、ごめん!」
が、既に感知していた俺は身を呈にして心依ちゃんを守りつつ瞬時に相手の懐に入り、右手でナイフを握っている左手首を捻りナイフを地面に落とす。
左手で相手の左肩を支えて、右手で左腕を捻り上げる。
相手が抵抗出来ないように身動きを封じた。
「ぐわっ!?」
「……そうはさせないよ」
「何故、気付いた……」
「気絶のふりをしていた事か? あんな殺気が漂っていたら気絶してないって直ぐに分かるよ……あんた、軍人の人間だろ?」
「なっ!? な、何故その事を!?」
「さぁ、何故でしょう(笑)」
正体を俺に知られた事で男の顔が青ざめていく。
力で抵抗しつつも、俺が腕を抑制していた為、全く身動きが取れず焦りを見せていた。
「あんたがどんな人間だろうが俺は知った事じゃない! だがな、あんたは心依ちゃんのファンだったんだろ? 何故、彼女を悲しませるような行為をした!」
「心依は俺の物だ! 俺が心依をどうしようとお前には関係ないだろ!」
と言われた瞬間、俺は更に力強く腕を抑えつけた。
「がっ!?」
「それはあんたのエゴだろうか! ファンが推しを泣かしてんじゃねえよ!」
「陽翔君……」
「こ、この野郎……」
男は怒り狂った顔で俺を睨み付けた。
自分のした事に反省も理解も全くしてない様子だった。
「陽翔氏、大丈夫でありますか!」
「お! 裕太!」
「その男が銃撃事件の犯人ですな?」
「あぁ、そうだ……」
「陽翔君、彼は?」
「こいつ? こいつは俺の幼馴染みの裕太だよ」
「よろしくね、裕太君」
「よろしくお願いします……って!? こ、心依氏!?」
普通に俺から心依ちゃんを自己紹介された裕太は言葉を失い唖然としていた。
「……ど、どういう事ですか、これは!?」
「どうもこうも、色々とあったとしか説明が出来ない……」
裕太に2年前の事を説明した。
意外と俺よりも2年前の事を覚えていた。
「その時の事なら覚えていますよ。約束の場所に陽翔氏は血だらけになって現れたのですから」
「よく2年前の事を覚えてだな(笑)」
「2年前の池袋と言えば、【LOVEFUL】のイベントでしたからね」
「【LOVEFUL】に関してはさすがだわ」
「そのお言葉、褒め言葉として受け取ります(笑)」
「2人って仲が良いんだね。何だか妬けるな……」
俺達2人に嫉妬しているようだ。
国民的アイドルに嫉妬されるのはそれはそれで嬉しくはある。
「心依! 心依は無事なの!?」
「ん? この声は明日羽ちゃん?」
すると、別のブロックから血相を変えて【LOVEFUL】のリーダーである雛森 明日羽が駆けつけてきた。
「どこも怪我してない? 頭は? 手は? 足は?」
「だ、大丈夫だよ。あすちゃん」
駆けつけた途端、顔を青ざめながら心依ちゃんの身体を隅から隅までチェックしていく。
「明日羽氏は心配性ですからね。特に心依氏なるとどうしても心配になってしまうんでしょう。心依氏の事を本当の妹のように可愛がっていますからね」
「それだけ大切な存在って事だろ? 本当の姉妹のように見えるよ」
「そうですね。微笑ましい光景です」
心依ちゃんと明日羽の関係性に心身癒されていると、ファン達がいる方角から俺に向ける殺気を感じた。
「……あんたが犯人ね?」
「へ?」
と、言いながら女性がスッと心依ちゃんと明日羽の横を通った瞬間、助走をつけて疾走してくる。
「へ!? なっ!?」
「チェストーーー!!!!!!」
地面を強く蹴り上げ飛躍し、右膝を曲げ、そのまま飛び膝蹴りを俺の顔面へと命中させた。
女性の膝は俺の顔面にメリメリとめり込んだ。
「うっ!?」
「決まった!」
飛び膝蹴りを食らった俺は見事に吹き飛び、地面に背を向けて倒れた。
あっという間の出来事に周囲にいた者達は全員目が点になり唖然としていた。
「心依! 悪い奴はやつけたぞ!」
「い、いきなり、何なんだよ!?」
見覚えのある女性に飛び膝蹴りを食らった俺は何がなんだか訳が分からなかった。
しかも、彼女は俺の名前を知っていた。
握手会では確かに何度も接触はしている。
が、それはファンと推しの関係であり、それ以上の関係性はない。
俺と彼女の接点はそれしかない為、全く持って心当たりが無いのだ。
何故このような状況に至ったのか全く見当がつかない。
国民的アイドルの心依が一般男子に抱き付いたシーンを目撃した他のファン達の悲鳴と絶叫が館内に轟いた。
「うわあああぁぁぁぁ!!!!!!」
「きゃあああぁぁぁぁ!!!!!!」
悲鳴や絶叫だけでなく、号泣するファンも中にはいた。
館内はカオス状態と化した。
「ちょ、ちょっと、心依ちゃん!?」
「何ですか、陽翔君?」
天使のような表情でチラッと俺を見つめる。
俺の身長が175cmある為が、彼女は足の指先を上げて背を高くし、俺の顔を見つめる為に下から見上げている。
その仕草が途轍もなく可愛い。
「い、いつまで抱きついてるんですか!?」
「私に抱きつかれるのそんなに嫌だった?」
「嫌じゃないです!……寧ろ、嬉しいです!」
「じゃあ~離さない♡ だって、やっと陽翔君に会えたんだもん♡」
何なのだ……この展開は!?
展開が斜め上すぎて、思考が追い付かない!
心依ちゃんにギュッと抱きしめられた俺はたじたじで、顔面を真っ赤にし悶絶していた。
「やっと会えた? さっきからずっと気になってたんだけど……俺、心依ちゃんとどこかであった事があるのかな?」
「陽翔君、もしかして覚えてないの?」
「え? ご、ごめん……会った記憶が無いと思うんだけど……」
「2年前の事を忘れちゃったの?」
2年前? 2年前に何かあったか?
やっぱり何も思い出せないと頭をぐしゃぐしゃにしていると、心依ちゃんが2年前にあった出来事を簡潔に説明してくれた。
「2年前、中学2年だった私と池袋で会ってるんだよ?」
「へ? 池袋?」
心依ちゃんの口から「中学2年」「池袋」という2つのキーワードが出た。
その2つのキーワードを聞いた事ででうっすらと昔の記憶が浮上した。
「酷いな。また思い出せない?」
「……もしかして、池袋の路上で高校生に絡まれていた中学生の女の子?」
「正解♪ その中学生の女の子が私だったんだよ♡」
「えっ!? 全然別人だったじゃないか!?」
「【LOVEFUL】の水瀬 心依として池袋でふらふらする訳ないでしょ? あの時の私は変装してたんだよ(笑)」
心依ちゃんの口から衝撃的な発言がスラッと出た。
その発言に俺は唖然とするしかなかった。
デビュー時からずっと応援していた推しとそんな出会いをしていたとは想像もしてなかった。
「全然気が付かなかった……ファンとして最低だ」
「確かに忘れられていたのはショックだったな……」
「ご、ごめん! あの時の君の事は普通の中学生の女の子だと思っていたから!」
「冗談、冗談だよ(笑) それにちゃんと思い出してくれたから私は嬉しいよ♡」
満面な笑みを浮かべる心依ちゃんを見て、俺は頬を赤くしてデレデレしていた。
会話を重ねていると、俺の背後から殺意と冷たい視線を感じた。
俺と心依ちゃんがまだ抱き合っている事が原因だと思われる。
「な、何で、あの男は心依ちゃんと抱き合っているんだ!?」
「お互いの事を知ってるみたいだけど、あの二人どんな関係なんだ?」
館内は俺と心依ちゃんの事でざわついていた。
「これって不味いんじゃ?」
「私はこのままでも大丈夫だよ(笑)」
「全然大丈夫じゃないでしょ!?」
どんどんファン達の視線が殺意へと変わっていく。
もうカオスでしかない。
とその時、明らかに他と異なる殺意が俺ではなく、心依ちゃんに向けている事に感知した俺はある方角へと振り向いた。
振り向いた先には、気絶していた筈の男がナイフを構え心依ちゃんを刺突しようとしていた。
「きゃあ!」
「心依ちゃん、ごめん!」
が、既に感知していた俺は身を呈にして心依ちゃんを守りつつ瞬時に相手の懐に入り、右手でナイフを握っている左手首を捻りナイフを地面に落とす。
左手で相手の左肩を支えて、右手で左腕を捻り上げる。
相手が抵抗出来ないように身動きを封じた。
「ぐわっ!?」
「……そうはさせないよ」
「何故、気付いた……」
「気絶のふりをしていた事か? あんな殺気が漂っていたら気絶してないって直ぐに分かるよ……あんた、軍人の人間だろ?」
「なっ!? な、何故その事を!?」
「さぁ、何故でしょう(笑)」
正体を俺に知られた事で男の顔が青ざめていく。
力で抵抗しつつも、俺が腕を抑制していた為、全く身動きが取れず焦りを見せていた。
「あんたがどんな人間だろうが俺は知った事じゃない! だがな、あんたは心依ちゃんのファンだったんだろ? 何故、彼女を悲しませるような行為をした!」
「心依は俺の物だ! 俺が心依をどうしようとお前には関係ないだろ!」
と言われた瞬間、俺は更に力強く腕を抑えつけた。
「がっ!?」
「それはあんたのエゴだろうか! ファンが推しを泣かしてんじゃねえよ!」
「陽翔君……」
「こ、この野郎……」
男は怒り狂った顔で俺を睨み付けた。
自分のした事に反省も理解も全くしてない様子だった。
「陽翔氏、大丈夫でありますか!」
「お! 裕太!」
「その男が銃撃事件の犯人ですな?」
「あぁ、そうだ……」
「陽翔君、彼は?」
「こいつ? こいつは俺の幼馴染みの裕太だよ」
「よろしくね、裕太君」
「よろしくお願いします……って!? こ、心依氏!?」
普通に俺から心依ちゃんを自己紹介された裕太は言葉を失い唖然としていた。
「……ど、どういう事ですか、これは!?」
「どうもこうも、色々とあったとしか説明が出来ない……」
裕太に2年前の事を説明した。
意外と俺よりも2年前の事を覚えていた。
「その時の事なら覚えていますよ。約束の場所に陽翔氏は血だらけになって現れたのですから」
「よく2年前の事を覚えてだな(笑)」
「2年前の池袋と言えば、【LOVEFUL】のイベントでしたからね」
「【LOVEFUL】に関してはさすがだわ」
「そのお言葉、褒め言葉として受け取ります(笑)」
「2人って仲が良いんだね。何だか妬けるな……」
俺達2人に嫉妬しているようだ。
国民的アイドルに嫉妬されるのはそれはそれで嬉しくはある。
「心依! 心依は無事なの!?」
「ん? この声は明日羽ちゃん?」
すると、別のブロックから血相を変えて【LOVEFUL】のリーダーである雛森 明日羽が駆けつけてきた。
「どこも怪我してない? 頭は? 手は? 足は?」
「だ、大丈夫だよ。あすちゃん」
駆けつけた途端、顔を青ざめながら心依ちゃんの身体を隅から隅までチェックしていく。
「明日羽氏は心配性ですからね。特に心依氏なるとどうしても心配になってしまうんでしょう。心依氏の事を本当の妹のように可愛がっていますからね」
「それだけ大切な存在って事だろ? 本当の姉妹のように見えるよ」
「そうですね。微笑ましい光景です」
心依ちゃんと明日羽の関係性に心身癒されていると、ファン達がいる方角から俺に向ける殺気を感じた。
「……あんたが犯人ね?」
「へ?」
と、言いながら女性がスッと心依ちゃんと明日羽の横を通った瞬間、助走をつけて疾走してくる。
「へ!? なっ!?」
「チェストーーー!!!!!!」
地面を強く蹴り上げ飛躍し、右膝を曲げ、そのまま飛び膝蹴りを俺の顔面へと命中させた。
女性の膝は俺の顔面にメリメリとめり込んだ。
「うっ!?」
「決まった!」
飛び膝蹴りを食らった俺は見事に吹き飛び、地面に背を向けて倒れた。
あっという間の出来事に周囲にいた者達は全員目が点になり唖然としていた。
「心依! 悪い奴はやつけたぞ!」
「い、いきなり、何なんだよ!?」
見覚えのある女性に飛び膝蹴りを食らった俺は何がなんだか訳が分からなかった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる