2度も転生したラノベヲタの貴族騎士~外道な悪役貴族に転生した俺は、2つの人生で得たスキルとヲタ知識をフル活用し、2度目の異世界で満喫する!~

HOBU

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PAGE.1 2度目の転生をしました

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俺は中世の西ヨーロッパの雰囲気を漂う個室で目覚めた。
しかも、何故かベッド上で横たわっている。
他に例えるとすれば、坂本の世界のラノベやファンタジー系のアニメに出て来るような貴族っぽい部屋とも言える。

・・・なのに、余りにも部屋が汚い。
貴族とは言え、整理整頓も出来ないのか?

・・・後、気になったのはこの頭の包帯だ。
この怪我のせいで前世の記憶が甦ったのか?
全身の痛みが無い。
何も感じない。
意識はハッキリしてても身体を動かせない。
その為、ベッド上でずっと横になっている。
これらを判断するとこの男は寝たきりの状態なのだろう。

前世の世界でもここまでの重症を負った事がない。
軽傷レベルなら転生スキル【スマホ】の【初期化】機能で復元出来る。
これ程の重症レベルを復元出来るかは分からない。
方法としてはこれしかない。
試す価値はある。
但し、この男と俺の記憶とステータスをバックアップする必要がある。
【バックアップ】機能で記憶を保存しないと、【初期化】した時に全記憶とステータスが消去されてしまうからだ。
俺は【バックアップ】機能を起動させた。

『記憶とステータスのバックアップを開始しますか?』

YES or NO

YESだ!バックアップを開始してくれ!

『バックアップを開始致します』

バックアップが完了したら、初期化もそのまま進めて欲しい。

『畏まりました。バックアップが完了致しました。このまま初期化を開始致します』

初期化が開始された。
身体が碧色の輝きに包まれ粒子化していく。
データ化した身体は初期化され、バックアップの記憶とステータスをインストールした。

『初期化を完了しました。バックアップをインストールします』

データ化した粒子は元の形状の身体に復元した。
遷延性意識障害の状態から完全に復元したのだ。
治療魔法や回復魔法とは異なる方法で身体を復元に成功した。

『バックアップ完了しました。遷延性意識障害から完全に復元しました』

完全に復元したかを確認する為にゆっくりと起き上がる。
手足も問題なく動く。
皮膚をつねり痛覚もあると確認出来た。
包帯も取り、頭部の損傷も完全に完治していた。

「・・・・完全に復元出来てる」

身体が絶命していなければどんな病気も損傷も復元が可能である事がわかった。


コン!コン!

ドアをノックする音がした。

「失礼致します」

メイドらしき女性が入室してきた。

「・・・あ・・・ど、どうも?」

「・・・・」

「・・・あのぉ・・・ここはどこですか?」

カシャン!

驚いた拍子に女性は吸い飲みらしき物を床に落とす。
吸い飲みが割れた事にさえ気付いていない。
血の気が引いた様な表情でずっと俺の方を見つめている。
まるで死人が目の前で甦った様な・・・。

「きゃああああああああ!!!!!!!!!!」

メイドの悲鳴は屋敷全体に轟いた。

「・・・だ、誰が来て!ラ、ラックス様が!ラックス様が!?」

怯えながらメイドは大声で叫び出した。

「アルミナ、何の騒ぎですか?」

数名のメイドと共に品のある一人の女性が姿を現した。

「お、奥様!た、大変でございます!ラックス様がお目覚めに!?」

「何を言っているのです、アルミナ。ラックスは頭部の損傷で2度と目覚める事はないのですよ?」

「・・・あのぉ?」

「え?」

「あなたは俺の母親ですか?」

俺は母親らしき人物に声を掛けた。
きょとんとした表情をして、俺の顔を見つめている。
数秒もしないで母親らしき人物は気絶して倒れた。

「危ない!」

俺は倒れ込む母親を支えた。

相当のショッキングだったようだ。
母親が目覚めたのはそれから数分後の事だ。

「・・・うぅ・・・」

「大丈夫ですか?」

「え?」

意識が朦朧としており、また目眩がするようだ。
目の前の現実を受けられていない様子。

「・・・・本当にラックスなの?」

「はい」

「き、奇跡だわ!?頭部の損傷が激しくて治療が出来ないと言われていたのに!?」

「母上、ご心配をお掛けしてすみませんでした。ご覧通り、頭部の損傷は完全に完治しました」

その場にいた者達は全員フリーズしていた。
目が点になっている者、口が開きっぱなしになっている者もいた。
それだけ俺の言動が衝撃だったようだ。

「・・・あなた、本当にラックスよね?」

「先程も答えましたが、何故同様の問い掛けを?」

「あなたの口調が変なのよ?いつもと違うのよ」

「え?」

「全然口悪くないし、刺々しくもないし、母親の私から見ても性格悪かったし、雰囲気もまるで別人のようよ?」

そんなに性格が違うのか?

「でも目覚めてくれて、これ程嬉しい事はないわ」

驚きを凌駕し涙する母親。
涙が止まらない。

「アルミナ、お医者様を!」

「畏まりました」

医師を呼びにこの場を離れるメイドのアルミナ。

「・・・あのぉ・・・」

「どうしたの?ラックス?」

さっきから俺の事を皆ラックスと呼んでいる。
この男の名前なのか?

「俺は何故、意識不明だったのでしょうか?」

「何も覚えていないの?」

「すみません、何も覚えていません」

その辺りの記憶がハッキリとしていない。

「アッシュガルド魔法学院小等部の剣術大会の決勝戦であなたは敗退し、その時に頭部に致命傷を受けて、この数年意識不明だったのよ?」

・・・成る程、これで辻褄が合った。
頭部に損傷を受けた事で前世の記憶が甦った訳か。
今回の記憶が甦った理由がしっくりときて、何だかスッキリして気持ちがいい。

メイドのアルミナが医師を連れて戻ってきた。

「失礼致します。ディーゼル医師をお呼びしました」

覚醒したラックスを見て驚愕する医師。
一流のSランク治癒師ヒーラーでさえ治療出来なかった頭部の損傷が完治しているからだ。
隅から隅まで異常がないか身体を診察する。

「頭部の損傷が完全に治癒されている!?」

「先生、ラックスは完全に完治したのでしょうか?」

「間違いなく完治しています。これは奇跡というしかありません」

これ程までの重症レベルを魔法無しで回復した奇跡に言葉を失う。
この世界の人間は異常な状況を奇跡とだったの一言で済ませてしまうのか?
面倒が省けてこちらとしては楽で良いけど。

「それと先生、ラックスの様子がおかしいのです」

「おかしいとは?」

この感じはヤバい。
やはり疑われている。

ラックスという男の記憶が曖昧なせいで話が絡み合っていない。
····待てよ、記憶障害と思わせば良いのでは?
そうすれば多少は話が噛み合わなくても、変な応え方しても何とか誤魔化す事は出来るかも?

取り敢えず、俺は診断を受ける事になった。

「・・・但し、彼の記憶に少し問題があるようです」

「それはどういう事でしょうか?」

「頭部の損傷の後遺症で脳に大きなダメージが加わった事で記憶障害が見られます」

「記憶障害ですか?」

「はい。記憶喪失とは違い、部分的な記憶が失っています」

「それで口調や性格にも影響が出ていると?」

「その可能性が大と思われます」

この先生、良い感じに話を進めてくれている。

「一生記憶障害が治らないケースもあれば、ひょんな事で記憶障害が治るケースもあります」

「治療する方法はないのですか?」

「今の医学では治療方法はありません」

「・・・・そんな」

「焦らず、ゆっくりと治療をしていきましょう。皆様が焦れば、逆にラックス様にストレスを与えてしまい、記憶障害が治らないかもしれませんから」

この先生の説得力は凄すぎる。
母親を一回の説明で納得させてしまった。

「分かりました。先生ありがとうございました」

「それではお大事に」

診断を終えたディーゼル医師は部屋から退室した。
メイドのアルミナが俺の側に寄る。

「ラックス様、そろそろお部屋に戻られては?」

「そうですよ、あなたはまた病み上がりなのですから、ゆっくり身体を休めなさい」

「わかりました。部屋に戻り、身体を休ませて頂きます」

俺はこの場を去り、自室へと戻った。
部屋で安静するように言われた俺は取り敢えず、ベッドで横になり、身体を休ませる事にした。

少し時間が経過した。
ベッド上で眠ってしまったようだ。
起床した俺は取り敢えず、この家の情報を得る為に屋敷の中を探索する事にした。

廊下を歩行していると数名のメイド達と遭遇する。
挨拶をするも目線を合わせず下を向いている。
近寄ろうとせず、俺の事を避けていく。
中には怯えているメイドもいた。
ラックスという男はここのメイドに何をしてきたのだ?

「・・・あのぉ、ちょっと良いかな?」

「ひぃ!・・・ラ、ラックス様!?な、何の御用でございますか!?」

「そんなに怯えなくて大丈夫だよ?書斎の場所を知りたいだけだから?」

「書斎ですか!?この廊下をこのまま直進して頂ければ書斎に着くかと!?」

書斎の場所を教えてくれたメイドの頭を撫でる。

「書斎の場所を教えてくれてありがとう♪」

「め、滅相もありません!?」

勢い良くこの場を去るメイド。

「逆に怖がらせてしまったかな?」

そう思いながら俺は書斎へと向かう。
書斎に辿り着くと想像以上の本の量が本棚に収納されていた。

「貴族の書斎がこんなに広大とは・・・」

前世のロイスだった頃から本が好きだった。
坂本になった後もそれは変わらなかった。

「先ずは何を読もうかな?」

ラックスの記憶は当てにならない。
ある程度の知識は自分で学習するしかない。
方法はこの多量な本だ。

何冊か読み上げた事でこの世界の事を少し学習する事が出来た。
例えば、この世界の名が【リスディア】と呼ばれている事。
この世界の神教は多神教であり、多くの神々が存在する事。
この世界の西暦は魔歴と呼ばれている事。
大陸が7つ存在する事。
この国の名が【アッシュガルド王国】と呼ばれている事。
前世の坂本の世界の様にこの世界にも四季は存在する事。
7日を1周期とした週も存在し、光・火・水・木・天・土・風と呼ばれている事。
もっと本を読書すれば、この世界の知識を高める事が出来るだろう。

「・・・ふぅ、少し息抜きでもするか」

休憩がてら外の空気を吸いに庭へと出た。
オズフォード伯爵家の庭も想像以上に広大だ。
屋敷の周囲は森林に囲まれている。

「森林の中でも散歩するか」

ここはオズフォード伯爵家の領地になる前は【リルト】という森林だったらしい。
現在も大型、小型と関係なく魔獣が生息している。
【地球】でも山には野生の熊や猪も生息していた。
どの世界もそこは変わらないようだ。

見回す限り森林ばかり。
見た事もない植物や虫がいる。
散歩には最適な場所だ。

「・・・・さっきから背後に何かいるな?」

森の奥へと進むと背後から野生の気配を感じた。
草木の影に何かか潜んでいるようだ。
後ろを振り向くと、草木から大型の魔獣が突進して来た。

「フンゴオオオォォォォォ!!!!!!」

「・・・な、何だっ!?猪!?」

突進して来たのは猪のような大型の魔獣。
猪よりも遥かに巨大なサイズだ。

「・・・あの魔獣を検索してみるか?」

俺は【スマホ】の【検索】機能で魔獣を検索した。

-----

名前:フォレスト・ボア
レベル:15
属性:木
種族:猪(魔獣)
攻撃力:500
防御力:800
瞬発力:700
 魔力:300

-----

【検索】機能はあらゆる対象の情報を検索する事が出来る機能である。
ラノベで例えると【鑑定】と言えば理解出来るだろう。

俺を獲物として威嚇するフォレスト・ボア。
地面を強く蹴り上げて猪突猛進に迫ってくる。
自分の知っている猪のスピードでは無かった。
一瞬足が止まってしまったが、慌てず相手の動きを観察した。
転生スキル【五感】が瞬時に発動した。

『スキル【威嚇】【猪突猛進】を取得しました』

「おっ!いきなり2つもスキルを取得しちゃったよ!?」

呑気な事を言っている間にフォレスト・ボアが眼前まで迫っていた。
以前取得した【体捌たいさばき】でフォレスト・ボアの身体を左に流し動線を回避した。
回避されたフォレスト・ボアは軌道を変え、再度ターゲットである俺に狙いを定め、猪突猛進で迫ってくる。
同じ事を繰り返す訳にはいかない。
俺はフォレスト・ボアの威嚇に対して威嚇で返す事にした。
【威嚇】の効果で足の動きを止めた。
金縛りにあったかの様に身動きがとれないフォレスト・ボア。
フォレスト・ボアよりも俺のステータスの方が上回っている証拠。
その間に倒す方法を考えていた。
転生スキル【創作】で攻撃魔法を創作して攻撃する方法。
攻撃魔法を放てば、確実に対象相手を討伐する事に成功する。
その代償として森で火災が起きる。
そうなった場合、身内に迷惑をかけてしまう。
もう一つの方法は、転生スキル【創作】で武器を創作して物理攻撃をする方法。
この方法なら周囲に被害を与えずに確実に対象相手のみを攻略する事が出来る。

「今だ!」

【猪突猛進】で一気に攻めると同時にスキル【創作】を発動させる。
視界にメインモニター画面のようなものが表示された。
スマホの様にタッチパネルで創作したい物を決める。
今創作したい武器はこれだ。
-----

名前:石刀
種類:刀【武器】
ランク:E
材料:石

-----

「これで頼む!」

-----

【石刀】を創作します

-----

そこら辺に転がっている石を素材にし、【石刀】を創作する。
石で出来た刀だ。
刃の部分も鋭く、巨大な魔獣でも切断出来る。

数多の石ころが突然金色に輝き、忽然と姿を消す。

-----

素材【石】100個を回収しました

これより【石刀】を創作開始致します

・・・・40%・・・70%・・・100%

【石刀】が完成しました

このまま【石刀】を装備しますか?

YES or NO

-----

「・・・そんなのYESに決まってるだろ!」

-----

YESが選択されました
あなた様の右手に【石刀】を転送します

-----

【石刀】は俺の右手に転送された。
タイミングはドンピシャ。
既に俺はフォレスト・ボアの懐にいた。
このタイミングで転送されると予測し構えていた。

「狩らせてもらう!」

スパッ!という切断された様な音がした。
フォレスト・ボアの首筋から血飛沫が舞った。
頭部がズルッと地面に落下する。
首なしの胴体はそのまま横に倒れた。

たったの一振でフォレスト・ボアの首を切断したのだ。
【石刀】の切れ味は抜群だ。
・・・・だが、所詮は石で出来た刀。
フォレスト・ボアの硬い皮膚に耐えきれず粉砕した。
改良余地がある。

「転生して初の討伐成功か」

『おめでとうございます』

何処からともなく声が聞こえた。

『あなた様のレベルが8⇒10になりました』

「え?」

『只今の戦闘によりスキル【索敵】【分析】【一刀両断】を取得しました』

レベルアップ!?
テンプレな展開がきた!!

-----

【フォレスト・ボアの肉】✕1
【フォレスト・ボアの皮】✕1
【フォレスト・ボアの角】✕2
【魔石(中)】✕1

アイテム4個獲得しました

-----

アイテムも獲得!?
RPGのゲームみたいだ。

最初はこんなもんだろう。
俺の2度目の転生ライフはこれからだ。
この異世界をめちゃくちゃ満喫するぞ!
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