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56話◆温室の幽霊、戦場の狼、銀狼鬼、ラジェアベリアの公務員。
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浴室に着いたわたしは衣服を脱ぎ、湯船に浸かる。
「うえぇーーぃい……あぁあ……」
風呂に浸かったオッサンみたいな声が出た。
カチュアは小さく笑い、モーリンは驚いた顔を見せる。
「あらあら!伯爵家の奥様とは思えない、はしたなさですわね!!」
うん、確かに…はしたない、自分でもそう思います。
でもね、今ね、わたしね、自分を取り繕う余裕なんか無いんだよね!疲れ過ぎて!!
寝てないんすよ!ほぼ!
同人誌の〆切に追われて完徹とかありましたよ?
でもね、机に向かっての黙々作業での徹夜と、サイモン・ザ・ブートキャンプ並の激しい運動と、体力消費量が違うのよね!!
分かる!?
「オホホホ!令嬢らしくない、これは温室の幽霊が気に入るワケだわね!」
小さいおばあちゃんが、楽しそうに笑い出した。
温室の幽霊……お義母さまの事よね?
サイモンと仲違いした夜に、わたしにバナナをめぐんでくれた。
「あたくしは、温室の幽霊…亡くなった奥様の実家から、奥様がヒールナー伯爵家に嫁ぐ際に、一緒にヒールナー伯爵邸に来たのですよ。」
侍女頭のモーリンがわたしの身体を洗いながら楽しそうに話す。
「あの……お義母様は……なぜお亡くなりに…?」
と言うか、生きてますよね?
温室でわたしにバナナくれた人、凄くイキイキしてましたけど?
しかもお義父様、お義母様の霊と一緒に食事するって温室行きましたよね?
何で死んだ事にしてんのぉ!!
「えーと……なぜ、お亡くなりに…?
病気?だったかしらね?」
モーリンが「昨日の夕飯ナニ食べたっけ?」位の感じで言う。
何だ……その、取って付けたような曖昧な死因は…。
「……お義母様……ご存命じゃないですか……わたし、お会いしましたもの…。わたしが知っていては、いけない事なのでしょうか…。」
ヒールナー伯爵家の一員として、まだ認められてないって事かも知れない。
何だか少し、寂しい気がする。
「お嬢様は小さい頃からお転婆だし、男まさりでねぇ!
簡単に言ってしまえば、伯爵夫人という煩わしい責務から逃れたかっただけなのよ~!」
小さいおばあちゃんが「あら、やだ」みたいな感じで手をヒラヒラさせながら言う。
「では…やはり、生きてらっしゃ……ンン」
カチュアの指先が、わたしの唇をツンと押さえる。
「それ以上は、口にしてはなりません…。
でないと、私の唇で奥様の口を塞ぐ事になりますので…。」
な、な、な、なんじゃそれ!!!!
全裸で湯船に浸かるわたしの唇を押さえたカチュアの指先が、ツウと顎に下り、そのまま離れて行く。
その人差し指はカチュアの唇の前に立てられ、シィっと静かにするよう促す。
何だこれ!!イケメン!!
いや、侍女の格好してるし、どう見ても美女じゃん!?
今のカチュアの見た目、男の要素無いじゃん!?
なのにイケメン!!
やだ!全裸恥ずかしい!
ガチガチに固まってしまったわたしを見て、モーリンが笑う。
「オホホホ!お嬢様…ヒールナー伯爵様の奥様であるグレイス様は、伯爵夫人として人前に立つのがお嫌いでね!
他の貴族夫人との交流なんか、ヘドが出るわとおっしゃって!」
ヘドが出るわとおっしゃって……えらく、砕けた感じの物言いを、する方ね……ディアーナを思い出すわ。
仲良くなれそう。
あ、気に入ったと言われたわね、わたし。
「そんなお嬢様が、サイモン様のお連れになったミランダ様をかなり気に入ったみたいで!
何だったら、いつでも温室でどうぞ!ってねぇ!
若いって、いいわねぇ!オホホホ!!」
「…………へぃ。」
なぜ、そんな返事が口から出たのかしら。
モーリンが浴室の外まで響くんじゃないかって程に大爆笑している。
だって…ねぇ…お義母様、それ…温室をラブホ代わりにしていいよ!って意味ですよね?
嫌ですよ!見られてるんでしょ!?
「まぁまぁ、そんなに気負わなくても、若奥様は今から少しずつヒールナー伯爵家の事を知っていけば良いのですよ。
急いで詰め込む必要はございません。
若奥様が笑ってらして、それを見るサイモン様が幸せだと感じる事、それがお嬢様が一番望む事ですから。
さ、そろそろお食事の用意も済んでいるでしょう。」
おばあちゃんが、嬉しそうにニコニコ微笑んでわたしの頭を撫でてくれた。
大事にしていたお嬢様の、義理の娘なわたしは、モーリンにとっては孫みたいなもんなのか?
湯からあがると、メイが浴室の外でバスローブを持ち、抱き着く勢いで待ち構えていた。
が、モーリンに見付かり脱兎のごとく、逃げて行った。
「げ!ババァ!覚えてろ!!」
と言いながら。
メイ……あんたは、少し口を慎め……。
結局、私室にはカチュアだけ来て貰い、ゆったりとしたドレスに着替えて髪を整えて貰った。
「スチュワート様は、さる貴族家の嫡男で…本来ならば時期当主となる身分におられた方です。
その貴族家は、代々優秀な騎士を出した家系で、スチュワート様はヒールナー伯爵様の隊におられたそうです。」
「……ピンと来ないんだけど……この国って、戦があったの?
今が平和だから…何だか……」
髪を整えて貰いながら、鏡に映る背後のカチュアに尋ねる。
「……あったそうですね……30年近く前辺りだと聞きました。
……今の国王陛下が若い国王として即位して間もなく、同盟を結んでいた国々が裏切って、ラジェアベリアに攻め入って来たそうです。」
スティーヴン殿下のお父さん、今の国王陛下が即位してすぐ?
それ、タイミング図ってたって事?
「ヒールナー伯爵様は、剣の腕はさほどですが…当時は智将と呼ばれたと聞きました。
そのヒールナー伯爵様の隊に、スチュワート様が居たと……そう聞きました。」
30年近くも昔の話、実際に見たワケでは無いのだろうけど……カチュアの中で妄想が爆裂しているのだろうか……。
うっとりと頬を赤らめて、何かを噛み締めている。
「ヒールナー様の指示のもと、先陣を切って敵を倒すスチュワート様は、戦場の狼と呼ばれていたそうです。」
「戦場の狼……最強の騎士だったのかしらね?ステキね~!」
そんな、ステキな過去を持つイケオジとカチュアを、どうやって絡ませたら良いのだろう。
どうやって根元ズッポリ……
「……最強では、なかったのですよ?スチュワート様は。」
「ええ!?そんな、カッコいい二つ名が付いてて?」
戦場の狼が最強でなかったら、誰が最強なんだ!?
戦場の獅子か?戦場の象か!?
いや、野生動物ではライオンより意外に狂暴だと聞いた……
まさか、戦場のカバ!?
「……メグミン大先生……」
なんか知らんが、背後からカチュアに抱き締められた。
「メグミン大先生の、妄想する時の御顔がもう…輝いて見えます……神々しく美しい……。」
赤い汗を撒き散らしながら戦場を走る、鎧を着けたカバの姿を想像していただけなのだが。
「銀狼鬼……そう呼ばれた騎士が居たそうです。
正体は不明、現在の消息も不明。
その容赦の無さから、最強ではなく、最凶と言われていたそうです。」
それ、ディアーナかレオンハルトさんじゃないよね?
あるいはジャンセンさん?
あの人達なら、やりかねないわ!!
▼
▼
▼
「絶対に違うから。」
「…………うぇえ?」
白い世界で、原稿用紙の乗った机を前にして椅子に座るわたしの目の前に、ジャンセンさんが机に両肘をついて、指を組んだ手の甲に顎を乗せている。
「銀狼鬼が、俺達かもって話。」
そんな事、言う為に…わざわざ白い世界にわたしを喚んだのか?
いや、眠った時点で最近は毎回現れていたからな。
エロ漫画を描けと。
「て、ゆーかラジェアベリアが戦争を仕掛けられた時点で、助けようとか思わなかったんですか?ジャンセンさんは。」
「思わないよ?俺にとっては、国なんて関係無いし。
俺が創った世界で、俺が創った人間の子孫が、勝手に国境作って縄張り争いしたって、俺には関係無いもん。」
あー…そうか…。この人にとっては、この世界丸ごと、この人のモノだから、切り分けて考える必要が無いんだ…。
「ま、でも…その縄張り争いが済んだ時に、この国と、国王が少しだけ気に入ったってのはあるよ?
だから、この国をディアーナとメグミンの生国にした。」
意外な事実…やはり、気に入ったのは、国王陛下の人柄とかかしら?
「何しろ他の国より、福利厚生が充実していた。」
なんだそれ。
そいや、この人、この国の公務員だったわ。
「うえぇーーぃい……あぁあ……」
風呂に浸かったオッサンみたいな声が出た。
カチュアは小さく笑い、モーリンは驚いた顔を見せる。
「あらあら!伯爵家の奥様とは思えない、はしたなさですわね!!」
うん、確かに…はしたない、自分でもそう思います。
でもね、今ね、わたしね、自分を取り繕う余裕なんか無いんだよね!疲れ過ぎて!!
寝てないんすよ!ほぼ!
同人誌の〆切に追われて完徹とかありましたよ?
でもね、机に向かっての黙々作業での徹夜と、サイモン・ザ・ブートキャンプ並の激しい運動と、体力消費量が違うのよね!!
分かる!?
「オホホホ!令嬢らしくない、これは温室の幽霊が気に入るワケだわね!」
小さいおばあちゃんが、楽しそうに笑い出した。
温室の幽霊……お義母さまの事よね?
サイモンと仲違いした夜に、わたしにバナナをめぐんでくれた。
「あたくしは、温室の幽霊…亡くなった奥様の実家から、奥様がヒールナー伯爵家に嫁ぐ際に、一緒にヒールナー伯爵邸に来たのですよ。」
侍女頭のモーリンがわたしの身体を洗いながら楽しそうに話す。
「あの……お義母様は……なぜお亡くなりに…?」
と言うか、生きてますよね?
温室でわたしにバナナくれた人、凄くイキイキしてましたけど?
しかもお義父様、お義母様の霊と一緒に食事するって温室行きましたよね?
何で死んだ事にしてんのぉ!!
「えーと……なぜ、お亡くなりに…?
病気?だったかしらね?」
モーリンが「昨日の夕飯ナニ食べたっけ?」位の感じで言う。
何だ……その、取って付けたような曖昧な死因は…。
「……お義母様……ご存命じゃないですか……わたし、お会いしましたもの…。わたしが知っていては、いけない事なのでしょうか…。」
ヒールナー伯爵家の一員として、まだ認められてないって事かも知れない。
何だか少し、寂しい気がする。
「お嬢様は小さい頃からお転婆だし、男まさりでねぇ!
簡単に言ってしまえば、伯爵夫人という煩わしい責務から逃れたかっただけなのよ~!」
小さいおばあちゃんが「あら、やだ」みたいな感じで手をヒラヒラさせながら言う。
「では…やはり、生きてらっしゃ……ンン」
カチュアの指先が、わたしの唇をツンと押さえる。
「それ以上は、口にしてはなりません…。
でないと、私の唇で奥様の口を塞ぐ事になりますので…。」
な、な、な、なんじゃそれ!!!!
全裸で湯船に浸かるわたしの唇を押さえたカチュアの指先が、ツウと顎に下り、そのまま離れて行く。
その人差し指はカチュアの唇の前に立てられ、シィっと静かにするよう促す。
何だこれ!!イケメン!!
いや、侍女の格好してるし、どう見ても美女じゃん!?
今のカチュアの見た目、男の要素無いじゃん!?
なのにイケメン!!
やだ!全裸恥ずかしい!
ガチガチに固まってしまったわたしを見て、モーリンが笑う。
「オホホホ!お嬢様…ヒールナー伯爵様の奥様であるグレイス様は、伯爵夫人として人前に立つのがお嫌いでね!
他の貴族夫人との交流なんか、ヘドが出るわとおっしゃって!」
ヘドが出るわとおっしゃって……えらく、砕けた感じの物言いを、する方ね……ディアーナを思い出すわ。
仲良くなれそう。
あ、気に入ったと言われたわね、わたし。
「そんなお嬢様が、サイモン様のお連れになったミランダ様をかなり気に入ったみたいで!
何だったら、いつでも温室でどうぞ!ってねぇ!
若いって、いいわねぇ!オホホホ!!」
「…………へぃ。」
なぜ、そんな返事が口から出たのかしら。
モーリンが浴室の外まで響くんじゃないかって程に大爆笑している。
だって…ねぇ…お義母様、それ…温室をラブホ代わりにしていいよ!って意味ですよね?
嫌ですよ!見られてるんでしょ!?
「まぁまぁ、そんなに気負わなくても、若奥様は今から少しずつヒールナー伯爵家の事を知っていけば良いのですよ。
急いで詰め込む必要はございません。
若奥様が笑ってらして、それを見るサイモン様が幸せだと感じる事、それがお嬢様が一番望む事ですから。
さ、そろそろお食事の用意も済んでいるでしょう。」
おばあちゃんが、嬉しそうにニコニコ微笑んでわたしの頭を撫でてくれた。
大事にしていたお嬢様の、義理の娘なわたしは、モーリンにとっては孫みたいなもんなのか?
湯からあがると、メイが浴室の外でバスローブを持ち、抱き着く勢いで待ち構えていた。
が、モーリンに見付かり脱兎のごとく、逃げて行った。
「げ!ババァ!覚えてろ!!」
と言いながら。
メイ……あんたは、少し口を慎め……。
結局、私室にはカチュアだけ来て貰い、ゆったりとしたドレスに着替えて髪を整えて貰った。
「スチュワート様は、さる貴族家の嫡男で…本来ならば時期当主となる身分におられた方です。
その貴族家は、代々優秀な騎士を出した家系で、スチュワート様はヒールナー伯爵様の隊におられたそうです。」
「……ピンと来ないんだけど……この国って、戦があったの?
今が平和だから…何だか……」
髪を整えて貰いながら、鏡に映る背後のカチュアに尋ねる。
「……あったそうですね……30年近く前辺りだと聞きました。
……今の国王陛下が若い国王として即位して間もなく、同盟を結んでいた国々が裏切って、ラジェアベリアに攻め入って来たそうです。」
スティーヴン殿下のお父さん、今の国王陛下が即位してすぐ?
それ、タイミング図ってたって事?
「ヒールナー伯爵様は、剣の腕はさほどですが…当時は智将と呼ばれたと聞きました。
そのヒールナー伯爵様の隊に、スチュワート様が居たと……そう聞きました。」
30年近くも昔の話、実際に見たワケでは無いのだろうけど……カチュアの中で妄想が爆裂しているのだろうか……。
うっとりと頬を赤らめて、何かを噛み締めている。
「ヒールナー様の指示のもと、先陣を切って敵を倒すスチュワート様は、戦場の狼と呼ばれていたそうです。」
「戦場の狼……最強の騎士だったのかしらね?ステキね~!」
そんな、ステキな過去を持つイケオジとカチュアを、どうやって絡ませたら良いのだろう。
どうやって根元ズッポリ……
「……最強では、なかったのですよ?スチュワート様は。」
「ええ!?そんな、カッコいい二つ名が付いてて?」
戦場の狼が最強でなかったら、誰が最強なんだ!?
戦場の獅子か?戦場の象か!?
いや、野生動物ではライオンより意外に狂暴だと聞いた……
まさか、戦場のカバ!?
「……メグミン大先生……」
なんか知らんが、背後からカチュアに抱き締められた。
「メグミン大先生の、妄想する時の御顔がもう…輝いて見えます……神々しく美しい……。」
赤い汗を撒き散らしながら戦場を走る、鎧を着けたカバの姿を想像していただけなのだが。
「銀狼鬼……そう呼ばれた騎士が居たそうです。
正体は不明、現在の消息も不明。
その容赦の無さから、最強ではなく、最凶と言われていたそうです。」
それ、ディアーナかレオンハルトさんじゃないよね?
あるいはジャンセンさん?
あの人達なら、やりかねないわ!!
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「絶対に違うから。」
「…………うぇえ?」
白い世界で、原稿用紙の乗った机を前にして椅子に座るわたしの目の前に、ジャンセンさんが机に両肘をついて、指を組んだ手の甲に顎を乗せている。
「銀狼鬼が、俺達かもって話。」
そんな事、言う為に…わざわざ白い世界にわたしを喚んだのか?
いや、眠った時点で最近は毎回現れていたからな。
エロ漫画を描けと。
「て、ゆーかラジェアベリアが戦争を仕掛けられた時点で、助けようとか思わなかったんですか?ジャンセンさんは。」
「思わないよ?俺にとっては、国なんて関係無いし。
俺が創った世界で、俺が創った人間の子孫が、勝手に国境作って縄張り争いしたって、俺には関係無いもん。」
あー…そうか…。この人にとっては、この世界丸ごと、この人のモノだから、切り分けて考える必要が無いんだ…。
「ま、でも…その縄張り争いが済んだ時に、この国と、国王が少しだけ気に入ったってのはあるよ?
だから、この国をディアーナとメグミンの生国にした。」
意外な事実…やはり、気に入ったのは、国王陛下の人柄とかかしら?
「何しろ他の国より、福利厚生が充実していた。」
なんだそれ。
そいや、この人、この国の公務員だったわ。
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