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藍玉さんの真実③
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えーっと…これって、俗に言う集団リンチってやつ?いつのまにか囲まれてるし、もしかしなくてもヤバい気がする。…よし。
「なんですか?通してください!」
こーゆーのは、強気にでなきゃ。昼間はビビってたくせに、どう言う風の吹き回し?
ジャキッ
うしろで不穏な音。しまった!はらり、と背中のリボンがほどける。絶対高いやつなのに!
「次は髪、切るから。」
なにそれ!怒り狂う蒼玉が浮かんだ。あーダメダメ!
「こんなことして、すぐバレるって分かんないの⁉︎」
「藍玉サマと同じようにしますから。」
藍玉さんと同じ…?これだ。私がずーっと感じてた違和感の正体。
「どうするんですか⁉︎」
一瞬ビクッとしたくせに、平静を装ってるのがおかしい。
「このように。」
ふわり、と、床に落ちていたリボンの残骸が宙に浮いた。え⁉︎真っ二つだったそれは元通りにくっつき、さらに私の背中におさまった。
魔法⁉︎目を輝かせる私に一瞥をくれると、彼女はニヤリと顔を歪ませた。
「あっ!」
気づいた時には床に這いつくばっていた。続いて降ってきたのは、ハイヒール。無意識に胸のキズを庇っていた。踏みつけられた手のひらから、ぐきっとイヤな音。
「あはははっ!無様よ、藍玉サマァ!」
この人は…藍玉さんに、同じことをされたんだろうか。ちらりと覗き見た顔は、言葉とは裏腹に痛そうだった。
「大丈夫、ですか?」
藍玉さんがしたこと、教えてください。途端に、彼女の顔が青ざめた。
「かはっ!」
蹴られた。そうわかったのはしばらく経ってからだった。取り巻きがざわつく。
「さすがにヤバくないですか?ヒールしますよ。」
遠くでそんな声が聞こえた。
ーーーーーーーdreamーーーーーーー
ポツポツ…ポツ…ザアアア…
雨。
「おねえちゃん!がんばってね。」
手を振る。黒い、ランドセルがはねた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雨、か。何か忘れてるような…ん?そうだ。私、蹴られたんだっけ。とたんに痛みが蘇ったり…しなかった。きれいさっぱり元通りだった。
リボンの件がなければ、夢でも見てたと思ったと思う。なるほどね。こうやって魔法で証拠を消してるわけか。宮廷の照明は、もう落とされていた。
コツコツ…
私の足音だけが廊下に響く。ほんとにここ、誰も通らないのね…ちょっと…かなり心細くなりながら階段をのぼる。
あんなにイヤだったのに、蒼玉の部屋にたどり着いたときの安心感といったら!そーっと、眠る蒼玉を覗く。大丈夫そうね。
「藍玉?」
げっ!
「えーっと、そうですわよ?…おやすみなさい。」
どう?前よりは上手くできたんじゃない?もう死んでしまっている藍玉さんを演じるなんて、悪趣味かもしれないけど、夜の間だけなら…つうっと、蒼玉の白い頬を水滴が伝った。
「なんですか?通してください!」
こーゆーのは、強気にでなきゃ。昼間はビビってたくせに、どう言う風の吹き回し?
ジャキッ
うしろで不穏な音。しまった!はらり、と背中のリボンがほどける。絶対高いやつなのに!
「次は髪、切るから。」
なにそれ!怒り狂う蒼玉が浮かんだ。あーダメダメ!
「こんなことして、すぐバレるって分かんないの⁉︎」
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魔法⁉︎目を輝かせる私に一瞥をくれると、彼女はニヤリと顔を歪ませた。
「あっ!」
気づいた時には床に這いつくばっていた。続いて降ってきたのは、ハイヒール。無意識に胸のキズを庇っていた。踏みつけられた手のひらから、ぐきっとイヤな音。
「あはははっ!無様よ、藍玉サマァ!」
この人は…藍玉さんに、同じことをされたんだろうか。ちらりと覗き見た顔は、言葉とは裏腹に痛そうだった。
「大丈夫、ですか?」
藍玉さんがしたこと、教えてください。途端に、彼女の顔が青ざめた。
「かはっ!」
蹴られた。そうわかったのはしばらく経ってからだった。取り巻きがざわつく。
「さすがにヤバくないですか?ヒールしますよ。」
遠くでそんな声が聞こえた。
ーーーーーーーdreamーーーーーーー
ポツポツ…ポツ…ザアアア…
雨。
「おねえちゃん!がんばってね。」
手を振る。黒い、ランドセルがはねた。
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雨、か。何か忘れてるような…ん?そうだ。私、蹴られたんだっけ。とたんに痛みが蘇ったり…しなかった。きれいさっぱり元通りだった。
リボンの件がなければ、夢でも見てたと思ったと思う。なるほどね。こうやって魔法で証拠を消してるわけか。宮廷の照明は、もう落とされていた。
コツコツ…
私の足音だけが廊下に響く。ほんとにここ、誰も通らないのね…ちょっと…かなり心細くなりながら階段をのぼる。
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「藍玉?」
げっ!
「えーっと、そうですわよ?…おやすみなさい。」
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