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日常篇
贈り物ショッピング
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「おまたせ」
あれから数日がたち、僕はある人物の贈り物探しに同行することになった。
「仕事終わりで疲れているだろうに、ごめん」
「人に頼られるのってすごく嬉しいんだ。だから気にしないで、ゆっくり選ぼう。
それより、僕の方こそごめんね。昼間の方が沢山お店が開いてるのに...」
柊はただ首を横にふる。
そして、何事もなかったかのように歩き出した。
「お店、そっちじゃないよ」
「...どっち?」
時々天然なところがあるのか、こういったことも初めてではない。
一緒に行こうと僕しか行ったことがない場所に誘ったのに、何故か先に歩いていってしまう柊...。
「こっちだよ」
僕はただ笑って返すが、彼の方はどう思っているのだろうか。
「...ラッシュさん、いる?」
「おう、最近よく来るなあ!...で、そっちは?人間じゃないみたいだが、どういう関係だ?」
「はじめまして。僕は、」
「彼は僕の友だちだよ。女性に贈り物をしたいんだって」
死神と聞いても、ラッシュさんはきっと怯みもしないだろう。
だが、柊は言いたくないかもしれない。
そう思うと割って入らずにはいられなかった。
「そっちは服、そっちは雑貨。選んだら見せてくれ」
「ありがとうございます」
丁寧に答える柊を見て、ラッシュさんはいつもどおりの笑顔を見せてくれた。
柊が渡す相手は恐らく普通の人間ではない。
彼は人間とは深く関わらないので、それくらいは予想できる。
「雑貨なら使いやすいんじゃないかな?あとは、アクセサリーとか」
「アクセサリー...」
色とりどりの髪飾りやブレスレットを見ては、何かが違うと棚に戻していく。
ここまで真剣に選んでいるのを目にしたのは、もしかすると初めてかもしれない。
「どういうものが好きなの?」
「...分からない。でも、多分こういうのが似合うと思う」
それは、蝶の飾りがついた髪飾りだった。
真ん中の方には小さな石がついていて、更に輝きを増している。
「うん、それ可愛いね!僕も恋人に何か買って行こうかな」
「...もう少し考える」
結局、ラッシュさんが閉めると言うまでふたりでずっとああだこうだと話しながら決めた。
「おまえさんら、仲いいんだな」
「遅くまですみません」
「気にするな、俺は夜型だからな。...ヴァンパイアなんてみんなそんなもんだぞ?」
「...僕は死神なんです。ただ、諸事情により一緒に暮らしている女の子がいて、その子に贈り物がしたかったんです。
ありがとうございました」
「ラッシュさん、これで払うからばっちりな包装お願い」
「おう、任せろ」
柊の分も一緒に精算しておいたが、これは自分の問題だからとお金を支払われてしまった。
「今日は本当にありがとう。...君の周りには、いい人が沢山いるんだね」
「うん、ありがとう...?」
夜道をふたりで歩いて、途中でわかれる。
柊が持つ美しい翼は、星空を反射して更に煌めいていた。
あれから数日がたち、僕はある人物の贈り物探しに同行することになった。
「仕事終わりで疲れているだろうに、ごめん」
「人に頼られるのってすごく嬉しいんだ。だから気にしないで、ゆっくり選ぼう。
それより、僕の方こそごめんね。昼間の方が沢山お店が開いてるのに...」
柊はただ首を横にふる。
そして、何事もなかったかのように歩き出した。
「お店、そっちじゃないよ」
「...どっち?」
時々天然なところがあるのか、こういったことも初めてではない。
一緒に行こうと僕しか行ったことがない場所に誘ったのに、何故か先に歩いていってしまう柊...。
「こっちだよ」
僕はただ笑って返すが、彼の方はどう思っているのだろうか。
「...ラッシュさん、いる?」
「おう、最近よく来るなあ!...で、そっちは?人間じゃないみたいだが、どういう関係だ?」
「はじめまして。僕は、」
「彼は僕の友だちだよ。女性に贈り物をしたいんだって」
死神と聞いても、ラッシュさんはきっと怯みもしないだろう。
だが、柊は言いたくないかもしれない。
そう思うと割って入らずにはいられなかった。
「そっちは服、そっちは雑貨。選んだら見せてくれ」
「ありがとうございます」
丁寧に答える柊を見て、ラッシュさんはいつもどおりの笑顔を見せてくれた。
柊が渡す相手は恐らく普通の人間ではない。
彼は人間とは深く関わらないので、それくらいは予想できる。
「雑貨なら使いやすいんじゃないかな?あとは、アクセサリーとか」
「アクセサリー...」
色とりどりの髪飾りやブレスレットを見ては、何かが違うと棚に戻していく。
ここまで真剣に選んでいるのを目にしたのは、もしかすると初めてかもしれない。
「どういうものが好きなの?」
「...分からない。でも、多分こういうのが似合うと思う」
それは、蝶の飾りがついた髪飾りだった。
真ん中の方には小さな石がついていて、更に輝きを増している。
「うん、それ可愛いね!僕も恋人に何か買って行こうかな」
「...もう少し考える」
結局、ラッシュさんが閉めると言うまでふたりでずっとああだこうだと話しながら決めた。
「おまえさんら、仲いいんだな」
「遅くまですみません」
「気にするな、俺は夜型だからな。...ヴァンパイアなんてみんなそんなもんだぞ?」
「...僕は死神なんです。ただ、諸事情により一緒に暮らしている女の子がいて、その子に贈り物がしたかったんです。
ありがとうございました」
「ラッシュさん、これで払うからばっちりな包装お願い」
「おう、任せろ」
柊の分も一緒に精算しておいたが、これは自分の問題だからとお金を支払われてしまった。
「今日は本当にありがとう。...君の周りには、いい人が沢山いるんだね」
「うん、ありがとう...?」
夜道をふたりで歩いて、途中でわかれる。
柊が持つ美しい翼は、星空を反射して更に煌めいていた。
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