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赤城玲音 篇
第30話
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今日は久しぶりのお出掛けだ。
(楽しみだな~...)
◆「黒羽!待った?」
「ううん、全然!」
◆「よし、行くか」
「うん」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
実はこの日のために新しいワンピースを着てみたのだが、玲音が気づいた様子はない。
(玲音...いつもなら気づいてくれるのに)
やはり様子がおかしい。
そんなことを考えながら玲音についていくと...
◆「ついたよ」
「わあ...」
そこは、海が見える広場だった。
◆「よし、じゃあご飯にするか!」
「うん」
くしゅん、とくしゃみが出てしまう。
◆「やっぱり風邪引くんじゃ...」
「え?」
そっと抱きしめられる。
◆「...これで寒くないでしょ?」
「ありがとう」
◆「俺のために服を選んでくれたことは嬉しいけど、今日は少し寒いから...」
(もしかして、それで険しい顔を...?)
その気遣いが嬉しくて。つい笑みがこぼれてしまう。
◆「...?」
「いつもありがとう、玲音」
◆「あー、もう」
抱きしめる力が強くなる。
「!?」
◆「本当、可愛すぎ」
ちゅ、と音をたてて、軽いキスを頬におとされる。
「れ、玲音...?」
◆「これからもその可愛いところ、俺にいっぱい独占させてね」
「は、恥ずかしいよ...」
二人は言い合っているうちに、眠りについてしまった。
(楽しみだな~...)
◆「黒羽!待った?」
「ううん、全然!」
◆「よし、行くか」
「うん」
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実はこの日のために新しいワンピースを着てみたのだが、玲音が気づいた様子はない。
(玲音...いつもなら気づいてくれるのに)
やはり様子がおかしい。
そんなことを考えながら玲音についていくと...
◆「ついたよ」
「わあ...」
そこは、海が見える広場だった。
◆「よし、じゃあご飯にするか!」
「うん」
くしゅん、とくしゃみが出てしまう。
◆「やっぱり風邪引くんじゃ...」
「え?」
そっと抱きしめられる。
◆「...これで寒くないでしょ?」
「ありがとう」
◆「俺のために服を選んでくれたことは嬉しいけど、今日は少し寒いから...」
(もしかして、それで険しい顔を...?)
その気遣いが嬉しくて。つい笑みがこぼれてしまう。
◆「...?」
「いつもありがとう、玲音」
◆「あー、もう」
抱きしめる力が強くなる。
「!?」
◆「本当、可愛すぎ」
ちゅ、と音をたてて、軽いキスを頬におとされる。
「れ、玲音...?」
◆「これからもその可愛いところ、俺にいっぱい独占させてね」
「は、恥ずかしいよ...」
二人は言い合っているうちに、眠りについてしまった。
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