王子と内緒の人魚姫

黒蝶

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○○な2人

正反対な2人 ※黒羽が出現しません

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◆「だあああ!」
▼「ふっ、甘いな」
渚は自らの手札を公開した。
◆「ろ、ロイヤルストレートフラッシュ...」
▼「おまえは顔に出すぎだ」
◆「それ、錬にも言われたんだよ」
渚は少し考えたあと、玲音に話しかけた。
▼「ポーカーフェイスって分かるか?」
◆「なんじゃそりゃ」
▼「...はあ」
渚はため息をついた。
玲音は疑問を抱いた様子で渚を見た。
▼「いいか?ポーカーは心理戦だ。相手と話しながら表情にまずいとかいい手だとか悟られたら、勝負にならないだろ?」
◆「あ、たしかに!」
▼「ポーカーフェイスというのは、それを出さずにいることだ。つまり、如何にして相手に心を見破られずに通過できるかということだ」
◆「成程な!それってどうやったら身につくんだ?」
▼「...練習あるのみだな」
◆「そんな...」
玲音が落ちこんでいる様子を見て、渚はそっとあるものを差し出した。
◆「これって...!」
▼「焦らなくてもいいんじゃないか?」
◆「サンキュー!」
玲音がイチゴパフェを頬張る様子を見て、渚はふっと柔らかな笑みを浮かべた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
渚と別れたあと。
◆「いいな、渚の奴...羨ましい。俺もあんな冷静な大人になりたかった...」
太陽のような玲音は、月のように柔らかな渚への憧れをぽつりと呟いた。
さりげない気づかいといい、最強の武術といい...渚の魅力はたくさんあると玲音は密かに思っている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼「俺は感情が素直に出せる玲音の方が羨ましいけどな」
その一方で、渚は太陽のような玲音に憧れを抱いていた。
自らが放っているいつも周りを明るく照らすその輝きに、玲音自身は気づいているのだろうかと、渚は密かに考えていた。
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