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Until the day when I get married.-New dark appearance-
第99話
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エリックの怪我の治りはとても遅い。
あれから一ヶ月経過したものの、ようやく両足が動くようになったくらいで他はまだまだだ。
特に右腕の怪我は酷く、治りが極めて遅い。
俺は三人での生活にだいぶ慣れてきて、少し楽しくなってきていた。
(エリックもそう思っててくれればいいけど...)
メルの手の傷も治ってきている。
だが...やはりどうしても申し訳なく思ってしまう。
メルは気にしないでほしいと言ってくれるが、失うのは怖い。
...とにかく怖くて仕方ないのだ。
ー**ー
「エリック」
「...おまえか」
「熱はなさそうだね」
「ああ」
最近、エリックは何かそわそわしている。
何を考えているのか、分からない。
「何か食べたいものは?」
「...クッキーとコーヒーがほしい」
「作ってくるよ」
俺はキッチンへと向かう。
「おはようございます、カムイ」
「うん。おはようメル」
メルはいつものようにふわふわしていて、にこにこ笑いかけてくれた。
「エリックさんの様子は...」
「クッキーがほしいって。あとコーヒー...」
「すぐに用意しますね!」
メルはパタパタと動きまわり、用意をはじめた。
「クッキーは何味にしましょうか」
「そうだな...苺を生地に練りこんでみようか」
「はい!」
夏近くなったとは言え、まだ暑いというところまではきていない。
今年は比較的気温があがってきていないようだ。
...それに、今年は...
「カムイ?」
「なんでもないよ」
俺はメルの頭をそっと撫でた。
ー*ー
カムイが何か悩んでいる気がする。
気のせいではなさそうだ。
(でも、カムイは話してくれない時は話してくれませんから...)
どうしようかと悩んでいると、クッキーが焼きあがった。
(エリックさんなら、何か知っているかもしれません)
「カムイ、クッキーとコーヒーを持っていってきますね」
「うん、ありがとう」
私は急いでエリックさんの所へ向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「エリックさん、一つ質問があるのですが...」
「俺に答えられるものなら」
「えっと...カムイが今やっているお仕事って、どんなお仕事なんですか?」
エリックさんは少しだけ考えたあと、こっそり教えてくれた。
「...殺人事件の調査だ」
「殺人、事件ですか...?」
エリックさんによると、放火殺人が多発しているらしい。
カムイはその犯人を追っているのだとか。
いつも上手く誤魔化されてしまっていたので、私は全く気づかなかった。
(また一人で無理をしているのでしょうか...?)
私はエリックさんにお礼を言って、そのあとこっそりと小部屋に入った。
(もし調べものをしているのなら、このお部屋を使っているはずです)
私がしばらく探していると、骨が出てきた。
その骨は、黒くなっていた。
(焦げてます...!)
すると突然、後ろから抱きしめられた。
「どうしてメルには分かっちゃうのかな...」
ー**ー
メルは関わらせないつもりだったのに。
どういうわけかメルにはいつも暴かれてしまう。
「カムイ...。これは、死んでしまった人の骨、ですよね?」
「...」
「どれも、何故か頭蓋骨が粉々になってます」
「たまたま、じゃないの?」
「でも、みんなここがへこんでいますよ...?」
メルに言われて気づいた。
確かに、みんな頭蓋骨の同じような場所が陥没している。
「それなら、犯人は殴って殺したあと、火をつけているのか...」
「そうだと思います。...カムイ、どうして教えてくれなかったんですか?」
「言ったでしょ、俺はメルを巻きこみたくない。だから、今回も一人でなんとかしようと思ったんだ」
メルは俺を抱きしめかえす。
「私は、カムイに巻きこまれたいです。何も知らないのは、嫌なんです」
「メル...」
俺がどれだけメルにドキドキさせられているか、メルは知らないだろう。
無意識とは分かっているが、突然そんなことを言われたら...。
(...キスしたくなってしまった)
「ごめんね、次はちゃんと言うから...」
「はい、ちゃんと教えてくださいね」
メルはいつものように、裏表のない笑顔でこちらを見る。
そのにこにこした表情に、俺は心のなかで勝手に誓った。
(俺がどんなことになったとしても、メルだけは絶対に守る)
ー*ー
小部屋から出てカムイと一緒に話していると、エリックさんが現れた。
「メル、美味しかった。ありがとう」
「よかったです!」
「足、痛くなったりしてない?」
「ああ、平気だ」
エリックさんは病室に戻っていく。
「カムイ、そういえばどうして事件を調べることになったんですか?」
「エリックがまだ動ける状態じゃないでしょ?」
私は頷く。
「だから、俺が代わりに捜査協力してるんだ」
「そうだったんですか...」
「でも、狙われているのはここからだいぶ離れた路地裏にある家ばかりで...」
「カムイ、お願いがあります」
路地裏なら得意だ。
恐らく私が一番詳しい。だから...
「犯人を捕まえるのを、協力させてください」
あれから一ヶ月経過したものの、ようやく両足が動くようになったくらいで他はまだまだだ。
特に右腕の怪我は酷く、治りが極めて遅い。
俺は三人での生活にだいぶ慣れてきて、少し楽しくなってきていた。
(エリックもそう思っててくれればいいけど...)
メルの手の傷も治ってきている。
だが...やはりどうしても申し訳なく思ってしまう。
メルは気にしないでほしいと言ってくれるが、失うのは怖い。
...とにかく怖くて仕方ないのだ。
ー**ー
「エリック」
「...おまえか」
「熱はなさそうだね」
「ああ」
最近、エリックは何かそわそわしている。
何を考えているのか、分からない。
「何か食べたいものは?」
「...クッキーとコーヒーがほしい」
「作ってくるよ」
俺はキッチンへと向かう。
「おはようございます、カムイ」
「うん。おはようメル」
メルはいつものようにふわふわしていて、にこにこ笑いかけてくれた。
「エリックさんの様子は...」
「クッキーがほしいって。あとコーヒー...」
「すぐに用意しますね!」
メルはパタパタと動きまわり、用意をはじめた。
「クッキーは何味にしましょうか」
「そうだな...苺を生地に練りこんでみようか」
「はい!」
夏近くなったとは言え、まだ暑いというところまではきていない。
今年は比較的気温があがってきていないようだ。
...それに、今年は...
「カムイ?」
「なんでもないよ」
俺はメルの頭をそっと撫でた。
ー*ー
カムイが何か悩んでいる気がする。
気のせいではなさそうだ。
(でも、カムイは話してくれない時は話してくれませんから...)
どうしようかと悩んでいると、クッキーが焼きあがった。
(エリックさんなら、何か知っているかもしれません)
「カムイ、クッキーとコーヒーを持っていってきますね」
「うん、ありがとう」
私は急いでエリックさんの所へ向かった。
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「エリックさん、一つ質問があるのですが...」
「俺に答えられるものなら」
「えっと...カムイが今やっているお仕事って、どんなお仕事なんですか?」
エリックさんは少しだけ考えたあと、こっそり教えてくれた。
「...殺人事件の調査だ」
「殺人、事件ですか...?」
エリックさんによると、放火殺人が多発しているらしい。
カムイはその犯人を追っているのだとか。
いつも上手く誤魔化されてしまっていたので、私は全く気づかなかった。
(また一人で無理をしているのでしょうか...?)
私はエリックさんにお礼を言って、そのあとこっそりと小部屋に入った。
(もし調べものをしているのなら、このお部屋を使っているはずです)
私がしばらく探していると、骨が出てきた。
その骨は、黒くなっていた。
(焦げてます...!)
すると突然、後ろから抱きしめられた。
「どうしてメルには分かっちゃうのかな...」
ー**ー
メルは関わらせないつもりだったのに。
どういうわけかメルにはいつも暴かれてしまう。
「カムイ...。これは、死んでしまった人の骨、ですよね?」
「...」
「どれも、何故か頭蓋骨が粉々になってます」
「たまたま、じゃないの?」
「でも、みんなここがへこんでいますよ...?」
メルに言われて気づいた。
確かに、みんな頭蓋骨の同じような場所が陥没している。
「それなら、犯人は殴って殺したあと、火をつけているのか...」
「そうだと思います。...カムイ、どうして教えてくれなかったんですか?」
「言ったでしょ、俺はメルを巻きこみたくない。だから、今回も一人でなんとかしようと思ったんだ」
メルは俺を抱きしめかえす。
「私は、カムイに巻きこまれたいです。何も知らないのは、嫌なんです」
「メル...」
俺がどれだけメルにドキドキさせられているか、メルは知らないだろう。
無意識とは分かっているが、突然そんなことを言われたら...。
(...キスしたくなってしまった)
「ごめんね、次はちゃんと言うから...」
「はい、ちゃんと教えてくださいね」
メルはいつものように、裏表のない笑顔でこちらを見る。
そのにこにこした表情に、俺は心のなかで勝手に誓った。
(俺がどんなことになったとしても、メルだけは絶対に守る)
ー*ー
小部屋から出てカムイと一緒に話していると、エリックさんが現れた。
「メル、美味しかった。ありがとう」
「よかったです!」
「足、痛くなったりしてない?」
「ああ、平気だ」
エリックさんは病室に戻っていく。
「カムイ、そういえばどうして事件を調べることになったんですか?」
「エリックがまだ動ける状態じゃないでしょ?」
私は頷く。
「だから、俺が代わりに捜査協力してるんだ」
「そうだったんですか...」
「でも、狙われているのはここからだいぶ離れた路地裏にある家ばかりで...」
「カムイ、お願いがあります」
路地裏なら得意だ。
恐らく私が一番詳しい。だから...
「犯人を捕まえるのを、協力させてください」
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