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1人向け・慰め系
溢れる想いを伝えたい(失声症の恋人と)
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おかしいな、先に駅についたって連絡がきてたのに...あ、いた。
ごめん、おまたせ。...えっと、こんばんは。
何かお困りですか?その建物なら、あそこのコンビニの角を右に曲がって道なりに進めばすぐですよ。
俺は普通のことをしただけですから。...それでは。
大丈夫だった?一瞬絡まれてるのかと思って焦ったけど、道を聞かれただけだったんだね。
ん?どうかしたの?
『助けてくれてありがとう』なんて、そんなお礼を言われるようなことはしてないよ。
ただ、なんだか君が困ってるみたいだったから少し手助けをしたくらいで...書くの、ゆっくりでいいからもう少し端の方で話そうか。
...人に見られるの、気になるんでしょ?
どうして分かったのって顔してるけど、それは君が素直だからだよ。
そういう分かりやすいところも全部含めて、本当に可愛い。
どこかお店に入ろうか。
このレストラン、どの部屋も個室になってるんだ。...これなら人の視線が気にならないでしょ?
そんなに頭を下げないで、俺が君の気持ちを聞きたかっただけだから。
どれ食べたい?...これ?分かった、注文するね。
すみません、こっちの定食とこっちのセットください。
ありがとうございます。
...駅で言いたかったこと、書けた?ちょっとメモ帳借りるよ。
『道の地図をかいていたけど、無視してると思われてしまったみたい』...そっか、話せないんだってことを伝えるのはきっとすごく大変だよね。
特にさっきの人みたいに急いでいる人が相手だと、待ってもらうのは難しいだろうし...。
思っていることをすぐに伝えられないのは、きっと俺が想像しているよりもずっと辛いんだろうなってことは分かる。
...今、『好き』って言った?
口の動きでなんとなく分かった。ありがとう。そうやって一生懸命伝えてくれるだけで、俺は...あ、料理がきたみたいだよ。
すみません、ありがとうございます。
君の定食、すごく美味しそうだね。
こっちのも美味しそうだし、食べるのが楽しみだ。
それじゃあ、いただきます。
美味しかったね。しかもお財布に優しい価格で...どうかしたの?
駄目だよ、そんなに首を横にふってもお見通しだから。
ここのお店、新しくできたって広告で見たところだし入ってみようか。
そんなに慌てなくても大丈夫だよ。...ほら、行こう?
家に到着...流石にちょっとはしゃぎすぎたかな?
でも、俺は君と沢山買い物ができて楽しかったよ。
着替えてくるから、それからおしゃべりしようか。
もし君の方が先に着替え終わったらリビングで待っててね。
...どうしてあんなに辛そうだったんだろう。
毎回言いたい言葉をのみこんでいるみたいだったし、かなり気になる。
...聞いてみてもいいのかな?
おまたせ...って、これ全部君が用意してくれたの?
『ありがとうと大好きを伝えたかったから、実は用意してました』なんて...狡いよ。
こんなの嬉しすぎてどんな反応をすればいいのか分からない...。
夜のお茶会ってことだよね?
それじゃあ、これから君の気持ちを沢山聞かせて。
どんな言葉でもいいから、沢山教えてほしいな。
我慢なんかしないで、ちゃんと話してほしいんだ。
どれだけ時間がかかってもいいから、ゆっくり話せるお茶会を始めよう。
君が作ってくれたお菓子も、選んでくれた紅茶も絶対に美味しい。
これからどんな話が聞けるのか、楽しみだな...。
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誰にも気を遣わずに話をできる場所に、話を聞いてくれる相手...理想です。
ごめん、おまたせ。...えっと、こんばんは。
何かお困りですか?その建物なら、あそこのコンビニの角を右に曲がって道なりに進めばすぐですよ。
俺は普通のことをしただけですから。...それでは。
大丈夫だった?一瞬絡まれてるのかと思って焦ったけど、道を聞かれただけだったんだね。
ん?どうかしたの?
『助けてくれてありがとう』なんて、そんなお礼を言われるようなことはしてないよ。
ただ、なんだか君が困ってるみたいだったから少し手助けをしたくらいで...書くの、ゆっくりでいいからもう少し端の方で話そうか。
...人に見られるの、気になるんでしょ?
どうして分かったのって顔してるけど、それは君が素直だからだよ。
そういう分かりやすいところも全部含めて、本当に可愛い。
どこかお店に入ろうか。
このレストラン、どの部屋も個室になってるんだ。...これなら人の視線が気にならないでしょ?
そんなに頭を下げないで、俺が君の気持ちを聞きたかっただけだから。
どれ食べたい?...これ?分かった、注文するね。
すみません、こっちの定食とこっちのセットください。
ありがとうございます。
...駅で言いたかったこと、書けた?ちょっとメモ帳借りるよ。
『道の地図をかいていたけど、無視してると思われてしまったみたい』...そっか、話せないんだってことを伝えるのはきっとすごく大変だよね。
特にさっきの人みたいに急いでいる人が相手だと、待ってもらうのは難しいだろうし...。
思っていることをすぐに伝えられないのは、きっと俺が想像しているよりもずっと辛いんだろうなってことは分かる。
...今、『好き』って言った?
口の動きでなんとなく分かった。ありがとう。そうやって一生懸命伝えてくれるだけで、俺は...あ、料理がきたみたいだよ。
すみません、ありがとうございます。
君の定食、すごく美味しそうだね。
こっちのも美味しそうだし、食べるのが楽しみだ。
それじゃあ、いただきます。
美味しかったね。しかもお財布に優しい価格で...どうかしたの?
駄目だよ、そんなに首を横にふってもお見通しだから。
ここのお店、新しくできたって広告で見たところだし入ってみようか。
そんなに慌てなくても大丈夫だよ。...ほら、行こう?
家に到着...流石にちょっとはしゃぎすぎたかな?
でも、俺は君と沢山買い物ができて楽しかったよ。
着替えてくるから、それからおしゃべりしようか。
もし君の方が先に着替え終わったらリビングで待っててね。
...どうしてあんなに辛そうだったんだろう。
毎回言いたい言葉をのみこんでいるみたいだったし、かなり気になる。
...聞いてみてもいいのかな?
おまたせ...って、これ全部君が用意してくれたの?
『ありがとうと大好きを伝えたかったから、実は用意してました』なんて...狡いよ。
こんなの嬉しすぎてどんな反応をすればいいのか分からない...。
夜のお茶会ってことだよね?
それじゃあ、これから君の気持ちを沢山聞かせて。
どんな言葉でもいいから、沢山教えてほしいな。
我慢なんかしないで、ちゃんと話してほしいんだ。
どれだけ時間がかかってもいいから、ゆっくり話せるお茶会を始めよう。
君が作ってくれたお菓子も、選んでくれた紅茶も絶対に美味しい。
これからどんな話が聞けるのか、楽しみだな...。
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誰にも気を遣わずに話をできる場所に、話を聞いてくれる相手...理想です。
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