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1人向け・看病系
心ごと温めたい(女の子の日・元・執事シリーズです)
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...目が覚めましたか、お嬢様。
どうやってここまで帰ってきたか覚えてない、ね...無理もない。
今日はふたりで夕飯の買い物をしに行こうって話になって、お店に向かっていたんだ。
行きは元気だったけど、帰り際になって君の様子がおかしくなった。
どうしたのかと声をかけても返事がないから、そのままおぶってここまで来たんだ。
...あれから3時間起きないから、どうしようかと思った。
急にうずくまるものだから流石に焦ったし、何をすればいいのか全然分からなかった。
ごめん。体調が悪いことにも気づけないなんて恋人失格だ。
ましてや、君にとっては久しぶりの外なんだから楽しんでほしかったのに...。
今はもう平気?まだ顔色が悪いように見えるけど...え、月のもの?
もしかして、そのせいでお腹が痛くなったとか...そうだったんだ。
よかった、胃薬とか下手に飲ませるのもまずいかと思ってまだ何も用意してなかったから...。
ちゃんと温めた方がよさそうだね。
ご飯は食べられそう?薬を持ってくるからちょっと待ってて。
...小さい引き出しに入ってる、苦い粉薬でしょ?
いつも飲んでたのは知ってるから、どんな些細なものだって用意してみせる。
最近は気温の変化も激しいから、偏頭痛も一緒におこってるんじゃない?
それなら無理しないで休んでて。
...起きなかったらどうしようってちょっとだけ思ったけど、元気になってくれればそれでいいから。
ご飯できたよ。食べられそう?
それじゃあ、いただきます。...あんまり詳しくないからこれでよかったのか分からないけど、もし気分が悪くなったらすぐ言って。
ほとんど食べられたみたいでよかった。
無理矢理口につめこむように食べた訳じゃないんだよね?...それなら安心した。
いつもならもっと遅くまで起きてるけど、今夜は早く寝た方がいい。
...ひとりで寝るのは寂しい?
そんなに照れなくてもいいのに...可愛い。
薬もちゃんと飲んだみたいだね。
苦いって顔をしてるからすぐ分かるよ。
先に部屋に戻って横になってて。すぐに行くから。
...おまたせ。お腹、さすってもいい?
こういうときって温かくした方がいいんだよね?
どうかしたの?どうしてって...この場所、まだ傷が残ってるでしょ?
だから、下手に触らない方がいいかなって思ったんだ。
あの人たちのことを考えずにすむならそれが1番いいかなって思った。
俺だって、君の立場なら思い出したくもないから。
今夜は眠れそう?それならゆっくり休んで。
朝までこうして側にいるから。
...こんな日がくるとは思ってなかったからすごく嬉しい。
朝まで君の隣にいられるなんて、本当に幸せだな...。
おやすみ。どうか明日はよくなってくれますように。
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この彼はちょっと有能すぎて時々どう綴ろうか迷います。
これで大丈夫でしょうか...。
どうやってここまで帰ってきたか覚えてない、ね...無理もない。
今日はふたりで夕飯の買い物をしに行こうって話になって、お店に向かっていたんだ。
行きは元気だったけど、帰り際になって君の様子がおかしくなった。
どうしたのかと声をかけても返事がないから、そのままおぶってここまで来たんだ。
...あれから3時間起きないから、どうしようかと思った。
急にうずくまるものだから流石に焦ったし、何をすればいいのか全然分からなかった。
ごめん。体調が悪いことにも気づけないなんて恋人失格だ。
ましてや、君にとっては久しぶりの外なんだから楽しんでほしかったのに...。
今はもう平気?まだ顔色が悪いように見えるけど...え、月のもの?
もしかして、そのせいでお腹が痛くなったとか...そうだったんだ。
よかった、胃薬とか下手に飲ませるのもまずいかと思ってまだ何も用意してなかったから...。
ちゃんと温めた方がよさそうだね。
ご飯は食べられそう?薬を持ってくるからちょっと待ってて。
...小さい引き出しに入ってる、苦い粉薬でしょ?
いつも飲んでたのは知ってるから、どんな些細なものだって用意してみせる。
最近は気温の変化も激しいから、偏頭痛も一緒におこってるんじゃない?
それなら無理しないで休んでて。
...起きなかったらどうしようってちょっとだけ思ったけど、元気になってくれればそれでいいから。
ご飯できたよ。食べられそう?
それじゃあ、いただきます。...あんまり詳しくないからこれでよかったのか分からないけど、もし気分が悪くなったらすぐ言って。
ほとんど食べられたみたいでよかった。
無理矢理口につめこむように食べた訳じゃないんだよね?...それなら安心した。
いつもならもっと遅くまで起きてるけど、今夜は早く寝た方がいい。
...ひとりで寝るのは寂しい?
そんなに照れなくてもいいのに...可愛い。
薬もちゃんと飲んだみたいだね。
苦いって顔をしてるからすぐ分かるよ。
先に部屋に戻って横になってて。すぐに行くから。
...おまたせ。お腹、さすってもいい?
こういうときって温かくした方がいいんだよね?
どうかしたの?どうしてって...この場所、まだ傷が残ってるでしょ?
だから、下手に触らない方がいいかなって思ったんだ。
あの人たちのことを考えずにすむならそれが1番いいかなって思った。
俺だって、君の立場なら思い出したくもないから。
今夜は眠れそう?それならゆっくり休んで。
朝までこうして側にいるから。
...こんな日がくるとは思ってなかったからすごく嬉しい。
朝まで君の隣にいられるなんて、本当に幸せだな...。
おやすみ。どうか明日はよくなってくれますように。
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この彼はちょっと有能すぎて時々どう綴ろうか迷います。
これで大丈夫でしょうか...。
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