783 / 1,756
1人向け・看病系
うでやすめ(裏稼業side-Bです)
しおりを挟む
お疲れ様。手伝ってくれてありがとう。
この前君が作ってくれた服、お客さんがこのまま着て帰りたいって買っていってくれたよ。
デザインにちょっと手をくわえたりしてくれてるから、本当に助かってる。
あれ、その指の怪我はどうしたの?やっぱりミシンは使いなれない?
そっか...。いや、謝らなくていいんだよ。
便利なものでもそれが怪我の原因になるようじゃ意味がないし、君がやりやすい方法で楽しんでもらえたら嬉しいな。
それで...そっちの怪我はどうしたの?
針でついたくらいじゃ、そんなふうには切れたりしないよ。
え、どうして頭を下げるの?ああ、食器洗いで皿を...それよりも怪我をなんとかしないと。
欠片、素手で拾ったんじゃない?...やっぱり。
そういうときは、ほうきで集めた方がいいよ。
食器が壊れたのは残念だけど、君が怪我をするのは嫌だから。
それに、君は隠さずに話してくれたからそれだけで充分だよ。
先に消毒するね。...これでよし。
手当て、そんなに上手い方じゃないと思うけど...もう痛くないならよかった。
俺より上手い人、いっぱい知ってるから。
もし指が動かしづらかったり、変だなって思ったらすぐ教えて。
包帯がきついと、時々そうなることがあるみたいだから。
君は働きすぎだよ...無理しないで、今夜は先に休んでてね。
ごめん、お待たせ。
ちょっと所用があって遅くなっちゃった。それで、ほしいって言ってた情報はこれで全部?それならよかった。
...彼女に話すわけないでしょ。まだ探されてもいないということは、何か事情があるはずだよ。
まあ、虐待してたのはあっちだし...知られてまずいのはやった方だからね。
今考えてたこと?仕事のことだけ。
そっちも気をつけて。...後をつけられてるみたいだから。
ただいま...って、またご飯用意して待っててくれたの?
他の家事もほとんどやってもらっちゃって、本当にごめん。
それから...ありがとう。こうやって誰かが作ったものを食べられるのって結構嬉しいんだ。
ひとりの頃は自炊しても一緒に食べてくれる人がいたわけじゃないし、割りと適当に済ませてたから。
君のご飯、すごく美味しいしね。
ちょっと失礼...これでよし。
手の傷が目立たないように作ってみたんだけど、つけ心地はどうかな?
それならよかった。君が頑張ってくれるのは嬉しいけど、もう少し肩の力を抜いて休んで。
...俺は君のことを追い出したりしないから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
食器を傷つけ破片が掠り、予想外に切れてしまったので綴ってみました。
この前君が作ってくれた服、お客さんがこのまま着て帰りたいって買っていってくれたよ。
デザインにちょっと手をくわえたりしてくれてるから、本当に助かってる。
あれ、その指の怪我はどうしたの?やっぱりミシンは使いなれない?
そっか...。いや、謝らなくていいんだよ。
便利なものでもそれが怪我の原因になるようじゃ意味がないし、君がやりやすい方法で楽しんでもらえたら嬉しいな。
それで...そっちの怪我はどうしたの?
針でついたくらいじゃ、そんなふうには切れたりしないよ。
え、どうして頭を下げるの?ああ、食器洗いで皿を...それよりも怪我をなんとかしないと。
欠片、素手で拾ったんじゃない?...やっぱり。
そういうときは、ほうきで集めた方がいいよ。
食器が壊れたのは残念だけど、君が怪我をするのは嫌だから。
それに、君は隠さずに話してくれたからそれだけで充分だよ。
先に消毒するね。...これでよし。
手当て、そんなに上手い方じゃないと思うけど...もう痛くないならよかった。
俺より上手い人、いっぱい知ってるから。
もし指が動かしづらかったり、変だなって思ったらすぐ教えて。
包帯がきついと、時々そうなることがあるみたいだから。
君は働きすぎだよ...無理しないで、今夜は先に休んでてね。
ごめん、お待たせ。
ちょっと所用があって遅くなっちゃった。それで、ほしいって言ってた情報はこれで全部?それならよかった。
...彼女に話すわけないでしょ。まだ探されてもいないということは、何か事情があるはずだよ。
まあ、虐待してたのはあっちだし...知られてまずいのはやった方だからね。
今考えてたこと?仕事のことだけ。
そっちも気をつけて。...後をつけられてるみたいだから。
ただいま...って、またご飯用意して待っててくれたの?
他の家事もほとんどやってもらっちゃって、本当にごめん。
それから...ありがとう。こうやって誰かが作ったものを食べられるのって結構嬉しいんだ。
ひとりの頃は自炊しても一緒に食べてくれる人がいたわけじゃないし、割りと適当に済ませてたから。
君のご飯、すごく美味しいしね。
ちょっと失礼...これでよし。
手の傷が目立たないように作ってみたんだけど、つけ心地はどうかな?
それならよかった。君が頑張ってくれるのは嬉しいけど、もう少し肩の力を抜いて休んで。
...俺は君のことを追い出したりしないから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
食器を傷つけ破片が掠り、予想外に切れてしまったので綴ってみました。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
20
1 / 2
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる