物置小屋

黒蝶

文字の大きさ
270 / 1,921
1人向け・慰め系

痛みの分かち愛(着地が分からなくなってしまいました...)

しおりを挟む
...ごめんください。誰かいませんか?
あ、いた。ちょっとだけでも外の空気吸いに行かないかと思って...。
ずっと部屋にいても景色が変わらないでしょ?今の時間帯なら人いないだろうし、この前行きたいって言ってた海に行こう。
...行けそう?いや、具合が悪いなら無理に連れ出すのは違うと思っただけ。
今日はバイクで来たんだ。ヘルメットはこれ使って。
それじゃあ行こうか。


やっぱり夜の海は静かだね。
ここなら、他の誰にも見つからないんじゃないかって思ったんだ。
前に誰もいない場所に行ってみたいって言ってたでしょ?
...俺がいるけど、他には誰もいない。
覚えてるよ、君と話したことならどんな細かいことでも...大抵は。
全部って言い切れないのは、やっぱりかっこ悪いかな?
それならいいけど...そうだ、今日の授業のノート渡しておくね。
責めたりなんかしないよ。
君が沢山の病気と戦ってるのは知ってるし、行ってない間もちゃんと勉強してるのも分かってるから。
もうちょっと綺麗にノートをとれるとよかったんだけど、今日は半分寝惚けながら書いたせいで走り書きになってるんだ。
もし読みづらいところがあったら連絡して。
多分今夜も寝てないから、君が眠れなかったらまたテレビ電話で話をしよう。
俺の体調?そうだな...最近は頭痛が酷い日がある。
でも、それより眠れない日の方が多いかもしれない。
君は?最近体調崩しがちだっていうのは聞いてたけど、頭痛?
悪夢のせいで不眠...俺と同じだね。
今は平気?もし目眩とかしたらすぐ教えて。
あと、腕見せて。この怪我はどうしたの?
目眩がするのに休まず料理したの?それだと包丁で切っちゃうのも分かる...。
ただ、そのときは無理せずに休んだ方がいい。
君は頑張りすぎるところがあるから心配になる。
全部ひとりで抱えて、全力で頑張らなくていいんだよ。
寧ろ、もう少し肩の力を抜いてほしい。
誰かの為にって頑張れるのはすごいことだけど、君は無理をしすぎてると思う。
勉強も家のことも、ひとりじゃどうしようもないって思ったら話してほしい。
難しいとは思うけど、俺じゃなくてもいいから誰かに相談してほしいんだ。
それから...俺の心配より、自分の体を気遣ってほしい。
この前学校に来たときも倒れるまで体調が悪いのを我慢してたでしょ?
沢山人が集まってる場所に行ったときもそうだったし...。
君が心配なんだ。心配?俺のことを?
...ありがとう。そんなふうに言ってくれるのは君だけだよ。
そろそろ送る。また明日も家に行っていい?
朝学校に行けそうなら連絡して。そのときは迎えに行くから。
振り落とされないように、しっかり捕まっててね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
綴っているうちに迷子になってしまいました...。
これで大丈夫でしょうか?
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

処理中です...