物置小屋

１人向け・慰め系

超えられない壁(箱庭)

こんばんは。今日もお疲れ様。
ぬいぐるみを連れてるなんて珍しいね。新しい友だち？…いいね。
笑ったりしないよ。君にとって大切な人なら、どんな姿であったとしても馬鹿にしたりしない。
俺にとって、君の笑顔が1番嬉しいから。
…それで、何かあった？なんだか今夜も落ちこんでるような気がして…。
…そっか。やっぱり苦しくなっちゃったんだね。
君が謝る必要はないよ。俺はいつだってここにいるし、君の苦しみを少しは和らげられればいいと思ってる。
嫌なことを言われて分かってもらえないのは辛いね。
同じ言葉でも受け止め方が違ったり、沢山心に傷を負っていても誰にも話さない人もいる。
自己完結しているタイプならいいけど、君みたいに話したくても話せない、諦めたタイプっていうのはきっと心がぼろぼろだ。
…涙、止まらなくなっちゃった？ごめん。泣かせるつもりじゃなかったんだ。
どんなことを言われたのか分からないけど、君は君だよ。
誰がどう言おうが、君の優しさとぬくもりは俺が分かってる。
…笑顔が眩しくて可愛いところもね。
苦しいことも沢山あると思うけど、そのときはまたここに来て。俺が全力で支えるから。


…彼女にとっての幸せってなんだろう。
彼女を大切にしてくれない現実と、偽りだらけのこの箱庭…どっちがいいんだろう。
俺も少し疲れているのかな。…朝まで彼女の隣で休もうかな。
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苦しい現実を抱えた彼女と、いつもの場所の秘密に苦しむ彼…綴っていて若干感情移入してしまいました…。