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一年生の章
迷宮デビュー
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打ち合わせから三日後、俺たちは迷宮を目指し歩いていた。
「このあたりの水辺は魔力が濃いです。魔物が湧く可能性があるので注意して」
俺が先頭に立ち、警戒を促しながら獣道を進む。後ろから「今日は野苺のタルトね」と聞こえるが気にしない。敬語にまで気を付けれるほどの余裕はないのだ。
俺のパーティでの役割は哨戒だ。俺は魔力の動きに敏いらしく、魔物が近づく前に気配で察知できる。
俺が魔物を見つけてエミリが魔術で遠距離攻撃。倒しきれず接近戦になったらクリスが槍で応戦。これが打ち合わせで決めた俺たちの基本戦術だ。
道中、十体ほどのコボルトの群れに遭遇するアクシデントはあったが、エミリが火の魔術を使うと、一撃だけでコボルトたちは散り散りに逃げていった。想定よりも順調に進むことができ、大きく口の開いた迷宮の入り口が見えてきた。
「見えてきました。入り口です」
周囲の魔力が全て迷宮に向かって流れているのを感じる。まるで迷宮が口を開けて魔力を吸い込んでいるかのようだ。
魔力を蓄え、魔物を産み出し、拡がっていく。謎多き場所。
「これが、迷宮」
俺は思わず息を呑んだ。
「……いよいよ、ね」
「うん……」
クリスとエミリが緊張気味に頷く。二人とも迷宮へと踏み込む合図を待って俺を見た。
だから俺は二人に頷き返して、号令をかけた。
「では、早めのお昼にしましょう」
そう言うと二人から手荒いツッコミを受けた。迷宮に入る前に準備は必要なのに……。俺たちは迷宮から少し離れた場所で腰をおろした。
「エミリ、ここから先は氷の魔術でお願いします」
「うん、任せて」
エミリは頷いて、氷の術式が組み込まれた杖に持ち替える。
「クリスは装備の確認を」
「街を出てから、まだ一度も使ってないってば」
そう言いつつクリスも武具の確認をはじめる。
俺は二人の横でエミリとお揃いの腕輪を確認する。この腕輪には光の魔術が組み込まれていて、発動させると広範囲を明るくする。少量の魔力があれば、誰でも扱える明かりの腕輪だ。ちなみにクリスは「魔力? そんなものはないわ」ということらしいので、俺とエミリだけのお揃いの装備だ。
「明かりの確保は俺がやります。二人は離れすぎないように気を付けて」
迷宮内では哨戒だけでなく光源の確保も俺の役割だ。
「打ち合わせ通りエミリは攻撃に集中ね!」
「任せて。クリスの出番がなくなるくらいがんばる!」
「それはダメ。ライアンみたいに見ているだけはつまらないもの」
クリスが槍を振り回して気合を入れる。どうやらクリスの認識では俺の役割は見ているだけらしい。哨戒に照明担当の二刀流なのに……。
「ほら、あんまり騒ぐと迷宮から魔物が来ます。準備が整ったなら、いきましょう」
再び迷宮へと視線を向ける。薄暗い入り口からは、いくつか魔物の気配がする。
「いつでもいけるわ!」
「私も、平気!」
結局、俺を含めて誰も食事をしようとはしなかった。三人とも緊張はしている。それでも少し会話をしてマシになった。
三人で視線を合わせ、頷きあう。
「それじゃ、行こう!」
俺は力強く声を出し、迷宮の中へ足を踏み入れた。
いよいよ、初めての迷宮探索が始まる。
――――
「クリス、左へ! エミリはクリスが移動した直後に魔術!」
「OKーッ!」
「アイスストームいきます!」
迷宮に入ってすぐ、俺たちは犬型の魔物であるペリートの群れと混戦になった。クリスが槍でペリートを打ち倒しながら左へ逃れ、そこにエミリが魔術を叩き込む。
「次! 四体! クリスが正面二体を! 残りはエミリ!」
「アイスエッジ、発動待機します!」
俺が叫ぶと同時にエミリが使用する魔術を宣言。その間にもクリスが一体目の頭を貫く。その勢いのままもう一体を薙ぎ払いで仕留めると、残った二体のペリートはエミリが用意した氷刃の餌食になった。
「後続なし。エミリとクリスはその場で待機」
魔物の気配が途切れたのを確認し、俺はペリートの死体から魔石を回収するため短剣を使う。
「想像したより数が多いわ」
クリスが汗を拭いながら呟いた。すでに二十匹以上のペリートの死体が周囲に転がっている。
「ペリートの相手は新人くらいしかしませんからね」
俺は答えながら、小さな魔石を袋に入れる。ペリートから取れるこの小さな魔石は、たいした値段にならないため狙って狩られることは少ない。迷宮内のいたるところで湧き放題になっているはずだ。
「でも、私たちうまく戦えてるよね!」
うんざりした表情のクリスと対照的に、エミリは頬を紅潮させ興奮した様子だ。
「二人の連携は凄いですよ。初めての迷宮とは思えない」
これだけの数を相手にしても傷ひとつ受けなかった。完璧と言えるコンビネーションだ。
「そうね。エミリとは不思議と息が合うわ。それに迷宮に入ってから身体が軽い感じがして、いつもより上手く動けてるの」
「それ私も! 身体から魔力が湧き出る感じ。いくらでも魔術を使えそう」
迷宮の魔力に影響を受けているのだろうか。魔力との親睦性が高いと、迷宮では動きが良くなるらしいが。
「それよりライアン、そろそろあなたが戦っているところを見たいわ」
クリスがそう言って赤い髪をかきあげる。
「二人と比べると俺は弱すぎて恐縮なんですが……」
「魔物の位置と数を正確に見抜いて、私とエミリに的確な指示。それだけ戦況が見えるのに戦えないわけがないじゃない」
クリスの提案を辞退しようとした俺の発言はあっさり否定され、エミリの「ライアン頑張って!」という一言も加わり後に引けなくなる。
「間がいいのか悪いのか……前方から魔物二体。後続なし」
俺は魔石回収を中断し、短剣を構える。
「エミリ、明かりの魔術は任せます。クリスは、その……危なくなったら助けてください」
エミリが頷いて、明かりの腕輪に魔力を込める。それを確認して俺は腕輪への魔力を止め、意識を魔物へ集中した。そのせいか今までより、魔物から感じられる魔力が大きい。
「なに情けないこと言ってるのよ。サクッと倒してきなさいな」
クリスがそう言って俺の背中を叩き前に押し出す。
ちょうどそこへ二体のオークが現れ、俺と対峙する形になった。一体は無手だが、もう一体は太い骨のようなものを持っている。
「ちょ、ペリートじゃない。これほんとにマズイ!」
俺が声をあげると同時に無手のオークが突っ込んでくる。俺は慌てて右へ転がり回避した。
「仕方ないわね。一匹は相手してあげる!」
クリスが突っ込んできた無手のオークに槍を叩き付け、その注意を引きつけた。一体は任せて良さそうだ。
「危ないっ!」
エミリの声でもう一体のオークに視線を戻すと、手に持った骨を振りかぶりこちらに飛びかかってきていた。
「……ッ!」
慌てて剣を振り回しつつ、また転がって避ける。大きな音と共にオークの持つ骨が、先程まで俺のいた地面に叩きつけられた。
「これ……喰らったら死ぬやつだ」
骨の叩きつけられた地面は大きく抉れている。岩より硬い骨ってなんの骨だろうか……。俺が余計な思考をしている間にオークは体勢を立て直し、謎の骨をまた振り上げようとしていた。
「ヤバっ……」
「ライアン、アイスエッジいきます。伏せて!」
立ち上がろうとした俺はエミリの声を聞き、咄嗟に身を伏せる。直後に周囲が暗くなり頭上を何かが通りすぎた。すぐに腕輪に魔力を込め明かりを灯す。俺の目の前には氷の刃が三本突き刺さって崩れ落ちるオークがいた。
「エミリ、ありがとう」
礼を言いながら振り返ると、槍が突き刺さったオークを踏み台に、こちらへ冷たい視線を送るクリスと目が合った。
「ライアンは戦闘に向いてないわね」
クリスはハッキリそう言うとオークに突き刺さっている槍を引き抜いた。
「……索敵と明かりの確保で頑張って」
エミリには露骨に励まされた。だから弱いって言ったのに……。俺は体についた泥を払い落とし、魔石の回収のため短剣を振るった。
「このあたりの水辺は魔力が濃いです。魔物が湧く可能性があるので注意して」
俺が先頭に立ち、警戒を促しながら獣道を進む。後ろから「今日は野苺のタルトね」と聞こえるが気にしない。敬語にまで気を付けれるほどの余裕はないのだ。
俺のパーティでの役割は哨戒だ。俺は魔力の動きに敏いらしく、魔物が近づく前に気配で察知できる。
俺が魔物を見つけてエミリが魔術で遠距離攻撃。倒しきれず接近戦になったらクリスが槍で応戦。これが打ち合わせで決めた俺たちの基本戦術だ。
道中、十体ほどのコボルトの群れに遭遇するアクシデントはあったが、エミリが火の魔術を使うと、一撃だけでコボルトたちは散り散りに逃げていった。想定よりも順調に進むことができ、大きく口の開いた迷宮の入り口が見えてきた。
「見えてきました。入り口です」
周囲の魔力が全て迷宮に向かって流れているのを感じる。まるで迷宮が口を開けて魔力を吸い込んでいるかのようだ。
魔力を蓄え、魔物を産み出し、拡がっていく。謎多き場所。
「これが、迷宮」
俺は思わず息を呑んだ。
「……いよいよ、ね」
「うん……」
クリスとエミリが緊張気味に頷く。二人とも迷宮へと踏み込む合図を待って俺を見た。
だから俺は二人に頷き返して、号令をかけた。
「では、早めのお昼にしましょう」
そう言うと二人から手荒いツッコミを受けた。迷宮に入る前に準備は必要なのに……。俺たちは迷宮から少し離れた場所で腰をおろした。
「エミリ、ここから先は氷の魔術でお願いします」
「うん、任せて」
エミリは頷いて、氷の術式が組み込まれた杖に持ち替える。
「クリスは装備の確認を」
「街を出てから、まだ一度も使ってないってば」
そう言いつつクリスも武具の確認をはじめる。
俺は二人の横でエミリとお揃いの腕輪を確認する。この腕輪には光の魔術が組み込まれていて、発動させると広範囲を明るくする。少量の魔力があれば、誰でも扱える明かりの腕輪だ。ちなみにクリスは「魔力? そんなものはないわ」ということらしいので、俺とエミリだけのお揃いの装備だ。
「明かりの確保は俺がやります。二人は離れすぎないように気を付けて」
迷宮内では哨戒だけでなく光源の確保も俺の役割だ。
「打ち合わせ通りエミリは攻撃に集中ね!」
「任せて。クリスの出番がなくなるくらいがんばる!」
「それはダメ。ライアンみたいに見ているだけはつまらないもの」
クリスが槍を振り回して気合を入れる。どうやらクリスの認識では俺の役割は見ているだけらしい。哨戒に照明担当の二刀流なのに……。
「ほら、あんまり騒ぐと迷宮から魔物が来ます。準備が整ったなら、いきましょう」
再び迷宮へと視線を向ける。薄暗い入り口からは、いくつか魔物の気配がする。
「いつでもいけるわ!」
「私も、平気!」
結局、俺を含めて誰も食事をしようとはしなかった。三人とも緊張はしている。それでも少し会話をしてマシになった。
三人で視線を合わせ、頷きあう。
「それじゃ、行こう!」
俺は力強く声を出し、迷宮の中へ足を踏み入れた。
いよいよ、初めての迷宮探索が始まる。
――――
「クリス、左へ! エミリはクリスが移動した直後に魔術!」
「OKーッ!」
「アイスストームいきます!」
迷宮に入ってすぐ、俺たちは犬型の魔物であるペリートの群れと混戦になった。クリスが槍でペリートを打ち倒しながら左へ逃れ、そこにエミリが魔術を叩き込む。
「次! 四体! クリスが正面二体を! 残りはエミリ!」
「アイスエッジ、発動待機します!」
俺が叫ぶと同時にエミリが使用する魔術を宣言。その間にもクリスが一体目の頭を貫く。その勢いのままもう一体を薙ぎ払いで仕留めると、残った二体のペリートはエミリが用意した氷刃の餌食になった。
「後続なし。エミリとクリスはその場で待機」
魔物の気配が途切れたのを確認し、俺はペリートの死体から魔石を回収するため短剣を使う。
「想像したより数が多いわ」
クリスが汗を拭いながら呟いた。すでに二十匹以上のペリートの死体が周囲に転がっている。
「ペリートの相手は新人くらいしかしませんからね」
俺は答えながら、小さな魔石を袋に入れる。ペリートから取れるこの小さな魔石は、たいした値段にならないため狙って狩られることは少ない。迷宮内のいたるところで湧き放題になっているはずだ。
「でも、私たちうまく戦えてるよね!」
うんざりした表情のクリスと対照的に、エミリは頬を紅潮させ興奮した様子だ。
「二人の連携は凄いですよ。初めての迷宮とは思えない」
これだけの数を相手にしても傷ひとつ受けなかった。完璧と言えるコンビネーションだ。
「そうね。エミリとは不思議と息が合うわ。それに迷宮に入ってから身体が軽い感じがして、いつもより上手く動けてるの」
「それ私も! 身体から魔力が湧き出る感じ。いくらでも魔術を使えそう」
迷宮の魔力に影響を受けているのだろうか。魔力との親睦性が高いと、迷宮では動きが良くなるらしいが。
「それよりライアン、そろそろあなたが戦っているところを見たいわ」
クリスがそう言って赤い髪をかきあげる。
「二人と比べると俺は弱すぎて恐縮なんですが……」
「魔物の位置と数を正確に見抜いて、私とエミリに的確な指示。それだけ戦況が見えるのに戦えないわけがないじゃない」
クリスの提案を辞退しようとした俺の発言はあっさり否定され、エミリの「ライアン頑張って!」という一言も加わり後に引けなくなる。
「間がいいのか悪いのか……前方から魔物二体。後続なし」
俺は魔石回収を中断し、短剣を構える。
「エミリ、明かりの魔術は任せます。クリスは、その……危なくなったら助けてください」
エミリが頷いて、明かりの腕輪に魔力を込める。それを確認して俺は腕輪への魔力を止め、意識を魔物へ集中した。そのせいか今までより、魔物から感じられる魔力が大きい。
「なに情けないこと言ってるのよ。サクッと倒してきなさいな」
クリスがそう言って俺の背中を叩き前に押し出す。
ちょうどそこへ二体のオークが現れ、俺と対峙する形になった。一体は無手だが、もう一体は太い骨のようなものを持っている。
「ちょ、ペリートじゃない。これほんとにマズイ!」
俺が声をあげると同時に無手のオークが突っ込んでくる。俺は慌てて右へ転がり回避した。
「仕方ないわね。一匹は相手してあげる!」
クリスが突っ込んできた無手のオークに槍を叩き付け、その注意を引きつけた。一体は任せて良さそうだ。
「危ないっ!」
エミリの声でもう一体のオークに視線を戻すと、手に持った骨を振りかぶりこちらに飛びかかってきていた。
「……ッ!」
慌てて剣を振り回しつつ、また転がって避ける。大きな音と共にオークの持つ骨が、先程まで俺のいた地面に叩きつけられた。
「これ……喰らったら死ぬやつだ」
骨の叩きつけられた地面は大きく抉れている。岩より硬い骨ってなんの骨だろうか……。俺が余計な思考をしている間にオークは体勢を立て直し、謎の骨をまた振り上げようとしていた。
「ヤバっ……」
「ライアン、アイスエッジいきます。伏せて!」
立ち上がろうとした俺はエミリの声を聞き、咄嗟に身を伏せる。直後に周囲が暗くなり頭上を何かが通りすぎた。すぐに腕輪に魔力を込め明かりを灯す。俺の目の前には氷の刃が三本突き刺さって崩れ落ちるオークがいた。
「エミリ、ありがとう」
礼を言いながら振り返ると、槍が突き刺さったオークを踏み台に、こちらへ冷たい視線を送るクリスと目が合った。
「ライアンは戦闘に向いてないわね」
クリスはハッキリそう言うとオークに突き刺さっている槍を引き抜いた。
「……索敵と明かりの確保で頑張って」
エミリには露骨に励まされた。だから弱いって言ったのに……。俺は体についた泥を払い落とし、魔石の回収のため短剣を振るった。
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