EMOTION the beginning

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激戦、煙と炎

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「今から戦闘を開始します」 
 
 眼帯の青年が再規程よりも多くの煙と黒く光る雷を刀にまとわせ目を赤く輝かせる、翔も負けじと自分の四肢に豪炎をまとう、互いに隙を見せない探り合い互いに沈黙が続いたが数分後、青年が先手をかける

 「殺す」

 彼のスピードは凄まじく切られる寸前でギリギリ避けるのがやっとだった、

 (何だコイツ、刀身が当たる寸前まで気付けなかった、と言うかコイツほとんど感情による雰囲気の変化がない、殺すとか言っときながら殺意が全く感じれないと言うか寸前まで感情がほとんど表に出てないんだ、クッソやりづれぇ!)

 (今の避けれるのか、感覚が鋭いな)

 爆発的な身体能力で避ける翔、そして翔は自分のリミッターを外す、その瞬間翔の頭のネジか数本外れたのが本人にもわかるそして彼は常軌から外れるほどのスパーリング状態に入る

 (次は決める)

 先程と同じく青年は構え狙いを定めるそして先程よりも身体強化の方にエモーションを注ぐ、

 (今度はもっと速く、心を極限まで殺せ、)

 そして青年はゾーンに入る、互いに極限のポテンシャルに達した二人は再度面と向かい合い互いに構える、そしてまたしも青年が先に仕掛ける、だが同じ手は使わない、先程までよりも身体強化に割いてる分汎用性が高い状態の青年は型を繰り出す

「五十嵐流 二ノ構 上昇千嵐」

 急接近からの目にも止まらない速さの一閃、純粋な振り上げだがだからこそスペックがそのまま反映される、そして比例して彼の身体能力はエモーションの強化とゾーンに入ったことにより常人の約4倍、無駄なものを完全に削ぎ落とした常軌を逸した一閃へと彼本人が鍛え上げた一閃この一閃を翔はかすり傷程度で済んだ、互いに極限のポテンシャルを引き出しているこの場で互いは同レベルにまでと言えるほどまで引けを取らない、そう今この二人の空間は異次元とかしているのであった

 (今の一閃を避けるか、なら俺も本気を出さざる得ないな)

 青年は眼帯を外しその瞬間彼の片目から心火が溢れ出る、心火とは極限のポテンシャルかつ感情が極限まで昂ぶっているときにしか発現しない究極の状態そしてその時のエモーションの密度は約10倍簡単に言うと無敵状態、そして翔も負けじと心火を発現させる、今互いにフィジカルモンスターと化した二人はもう誰にも止められない

「五十嵐流 五ノ構 遠現堺」

 強力な踏み込みによる急接近からのすれ違い様の一閃エモーションによる爆発的な強化を受けた刀身これ以上ない強化を受けた攻撃でも翔は見切り刀を掴むそして反撃に出るのであった

 (これでどこまで入るかわからん、だが殴るなら今だ今しかない)

 そして翔は自分の右手にエモーションを極限まで込めるそしてその鉄拳を青年に喰らわせる、

「オラァ!」

 青年の顔面にクリーンヒットした、青年は当たる寸前まで全エモーションを予測していた拳の当たる位置に全て流し込んだだがそれでもお釣りが来るぐらいの一発を喰らってしまった、当たった瞬間彼の顔が少し歪み吹っ飛ばされる、そして氷壁に激突する、威力を語るかのように氷壁にはヒビが入った

 (嘘だろあいつの攻撃の影響を最小限まで落としてこの威力、馬鹿げてるだがそれだからこそこの少年をマスターが欲しがる理由がわかる)

 青年は口に溜まった血をペッと吐き出し再度かまえる今度は互いにタイミングが合致し互いに刀と拳で攻撃を受け合う、互いに不本意だが体は正直であった

『フッ』

 互いに少しニヤケる、何故なら互いに同レベルの奴らが少なくこのように同等の相手しかも互いに全力を出し合える相手は数えるほどしかいない退屈していた所にちょうど壊れないぐらいのおもちゃが投入され、子供のように互いに互いを求め貪るように全力をぶつけ合う二人だった

『タノシイ』

 互いに頭のネジが外れアドレナリンが溢れ出す、翔の拳を刀で受け青年、そして反撃と言わんばかりの刀を振り下ろすもちろん翔は避けるだが避けたあと地面がえぐれるどころか陥没する、互いに『やるじゃねぇか』と言わんばかりのアイコンタクト、翔は再度構え少年に襲い掛かる、だがそれを待っていたと言わんばかりのカウンターの構えを繰り出す

「五十嵐流 三ノ構 煙幕幻想撃」

 視界が奪われるほどの煙を出し自分の身を隠すそして実体のない煙を殴り空振る翔、そして感覚で察っし後ろ蹴りを噛ます翔そして予想は的中、後ろの煙を蹴った瞬間刀でる受け止める青年、互いに再度構え目に止まらぬ速さで拳と刀をぶつけ合う、回し蹴りをぶつけたが刀で難なく受け止められる、そしてまた体制を変え追加で2回回し蹴りを繰り出すそしてまたもや回し蹴りを刀で受ける、だが先程よりも威力が増しており踏ん張りきれず吹き飛ばされる、そして一瞬の隙をつき拳にエモーションを流し込む先程よりも威力を増した拳を振りかざす翔

「死ぬんじゃねぇぞゴミ!」

「当たり前だ!」

 体を捻り瞬発的に避けすれ違い側に一閃が翔に命中する、だがそんなことお構いなしに拳を振りかざす翔、避けられた拳を氷壁に打ち付けられるが氷壁が砕かれ大穴が開く

「フッ、やるじゃねぇか」

「お前もな」 

 そして青年は体を再度捻り刀を振り下ろし体制を立て直す、今度は突き技を繰り出さんと言わんばかりに刃先を翔に向ける

「五十嵐流 一ノ構 煙前戦牙」

 隙の大きい突き技その隙を空かさず刀を腕に巻き付けへし折る翔、だがその瞬間青年の拳が翔の顔面を貫くだがそんなのには怯まず回し蹴りを繰り出す翔、互いに攻撃が顔面に当たる少しよろけたかと思うと互いにまた構え互いの回し蹴りが空中で交差する、その後も何度空中で攻撃を交差させたことか互いにわからない、だが唯一わかるのは互いに楽しみながら戦っていたこれだけは確定事項である、

「ハァハァ、」

「フゥー、スゥー、フゥー」

 互いに疲弊し始め決着が付くかと思ったがまだ遊び足りない二人の体力はほぼ無限に近く息を整えるやいなやまたもや攻撃を始める、

「オラァ!」

 豪炎を纏った拳が青年を襲う、だが青年も負けじと拳に黒煙を纏い互いの顔面を貫くそして互いにいいところに入ったのかよろける

「お前とは楽しいがそろそろお開きだ」 

 そしてエモーションの反応が消えたかと思った瞬間先程よりも大きなエモーションが彼を隠すそして

「チェンジ ブレードツー theタイガー」

 彼から今までよりも多くの煙幕が彼を包み白虎に豹変していく、そして白虎の片目にも心火が見られる見ている間にどんどん巨大化していく白虎を見つめながら翔も構える

「チェンジ バージョン2.0 モードフェニックス」

 翔のエモーションも一度全てなくなり再度爆発的なエモーションが翔を包みフェニックスへと豹変を遂げる、豹変を遂げると同時にフェニックスが叫ぶ

「ギャァァァァァ!!」

 そしてそれに答えるかのように白虎が叫ぶ

「グラァァァァ、ガァァァァァァァ!!」

 そして白虎が前足を振り上げフェニックスをはたき落とそうとする、だがフェニックスも負けず空に飛び立ったかと思えば、ハヤブサの如く急降下を始め足を突き出し音速を超える、ほとんど隕石とかした翔の鉤爪、それを迎え撃つべく焔雲を展開し空を駆け巡る白虎そして、二体の幻獣の攻撃が交差する、互いに地に足をつけ少しの間が空くそして、白虎がよろけ倒れる、フェーズ2の解かれた青年は大きな傷を被っていた、そして翔を見つけるやいなや

「やるじゃねぇか、少年」

 あんたのほうが歳下だろと言いたくなるが腐っても元隊長、その言葉は光栄のある言葉だ

「フッ、じゃぁな」

 少し笑い翔は、背中を向け青年を見逃すかのように去って行こうとするだがそれを止める青年

「待て、何故殺害しない」

 そして少し考え青年の方を振り向く翔、そして口を開く

「また殺り会おうぜ」

 少し間が空き青年が反応する

「フッ、後悔させてやるからな」

 互いに笑いながら互いに別れるのであった

 勝者 第4部隊戦闘員 光理 翔




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