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愛の証
しおりを挟むフェルに沢山抱かれ僕は、解放された時お腹が少し膨らんでた。
「ルナのお腹、僕のミルクで膨らんでる」
「フェルのミルク…沢山」
「そうだね。けどお腹壊すから掻き出すよ」
そう言われてフェルは僕の中にあるフェルのミルクをお風呂で書き出された。その後は念入りに体も髪の毛も洗われた。
「フェルと同じ匂い」
僕は裸で寝てるフェルに擦り寄る。
「可愛い。ルナ、腰とか辛くない?」
「辛くないよ」
「良かった」
そしてフェルにくっ付いているとコツコツと窓が鳴る。
見れば可愛らしい鳩が止まって。
フェルが窓を開けて鳩の足に着いている紙を取る。
「ルナ。君の王城入りが決まったよ。しかも王城に入れば直ぐに貴族になれるよ」
「ほ、本当に?」
僕は起き上がって手紙を見る。しかし文字が分からない。
あれ?もしかしてルナって字が読めない?
「ルナ?」
「フェル…字が読めない…」
「ああ。それは仕方ないよ。平民はほとんどが字が読めないんだ。貴族は教育があるけど平民には教育の、時間が無いからね。ゆっくりと学んだらいいよ」
「ありがとう」
そしてフェルはなんて書いてあるかを教えてくれる。
明日の朝九時。其方に迎えを寄越す。
その後王城に入り、正式にルナ・ハーベンを貴族として迎え入れる。
「す、凄い…僕貴族になるの?」
「そうだよ。これからは可愛らしい服を着て、毎日僕といる。起きて寝るまでずっと一緒」
「嬉しい」
僕はフェルが居ないと生きていけない。だからフェルと離れないなんて嬉しい。
「僕は王城では昼は騎士の仕事をしてる。だから昼は騎士団の執務室に居たらいいよ。席を外す時もあるからその時は仲間に着いててもらうよ。」
「わかった」
仕事で離れるのは寂しいけどフェルは騎士だから仕方ない。それに騎士のフェルはとてもかっこいい。
ゲームで知ってるけど本当にかっこいい。
「ルナ…なるべくそばにいるからそんな顔しないで。」
「ありがとう」
キスをされて、そして手の甲にもキスをされた。
お、お姫様にするキスみたい……
「ずっとルナを守るよ。僕のお姫様」
「あ、ありがとうフェル。大好き」
そして僕もフェルにキスをしたのだった。
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