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第2章 奴隷を買いました。
第7話
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"どの奴隷に関しましても調教済みですので、誠実さも気性についても問題ないかと"
(そう言ったよな、言ってたよな? まったく、どの口が言っているんだよ……)
私は内心悪態を吐きながら、眉間にぐぐっと皺を寄せ、人差し指と親指でそれを隠すように押さえた。
隼人は気づいていない。自分の選ぶ奴隷がいかに特殊な者たちなのかということに。そして、そんな隼人の様子を見て、隣の男が顔を引き攣らせていることに。
一目資料を見れば、いかに特殊な奴隷か誰にでも分かるというのに、隼人はまったく気づきもしない。いや、なんとなく気づいてはいるのだが、選ぶ基準をここに居た期間が長く、購入履歴のない奴隷に絞ったために、結果そうなってしまったのだ。
隣の男によって開かれた資料のページに視線を落とす。
────────────────────────────────
奴隷番号 24番
種族 龍人
年齢 147歳
性別 男
奴隷種別 犯罪奴隷
奴隷要因 国家反逆罪
使用用途 護衛(高位魔術士)、教師
魔力 88,000
スキル 超回復、超聴覚、超視覚、超記
憶、身体強化、剣術、光魔法、
風魔法、火魔法、防御魔法、生活魔
法、回復魔法、魔法攻撃耐性、物理
攻撃耐性、精神異常耐性、毒耐性、
鑑定、威圧、魔眼
問題行動履歴
奴隷歴 67年
購入履歴
────────────────────────────────
(うわっ、この魔力量……ここの奴隷の中で一番多いんじゃ。しかも、使えるスキルも多いし汎用性が高い! って……)
「問題行動履歴には、何も記載されていないようだが?」
「こちらの奴隷はまだ何も起こしておりませんが、過去に龍人がそういった事件を起こしたことがあり、隷属の首輪をつけられ主従契約をも施したにもかかわらず、主人を殺してしまったのです。それに、この奴隷は国家反逆罪により奴隷に堕とされた者、あまりオススメは致しません」
資料の次のページを捲るが、他の龍人は書かれていない。
(龍人はひとりだけか)
国家反逆罪でも問題行動履歴はない。それに、魔力量もスキルもこれだけあるなら、心強い。
「取り敢えず見てみたい。どこにいる」
「つっ………、承知しました。ではこちらへどうぞ」
男は一瞬仰反るように驚いたが、すぐに案内してくれた。VIP専用の部屋を離れ、連れてこられたのは地下だった。
薄暗い、血や汗の混じった様々な臭い、どこまでも続く金属の牢屋、牢屋、牢屋。
怒号や悲痛な叫び声、鞭のようなバシッとした音が響き渡っている。正直、あまり長居はしたくない。
「調教の終わっていない奴隷や扱いにくい奴隷を、この地下で管理しております」
「何故、VIP専用の部屋にいない? 資料には載っていただろ」
「龍人は奴隷の中で貴重種、価値は高いので、VIPに入れられます。しかし、非常に扱いが難しいので、先程の部屋へ入れるわけにもいかず、地下で管理しているのです」
「ここです」と男はドア前で足を止める。ドアにはハンドルがついており、頑丈な金庫を彷彿とさせる。
ハンドルを回し終え、解錠した男がドアを開ける。ガチャリと重たい音が響いた。ドアの厚さは五十センチメートル程あった。ここは厳重に管理されているようだ。
男に続いて中へと入る。そこには檻とひとりの男。どうやらここは、この男のためだけに用意された部屋らしい。
檻の中の彼は、鎖でがんじがらめにされて自由を奪われ、布で目隠しされ、口は噛み付かないようにだろうか? マスクで塞がれていた。
「お客様、こちらが龍人でございます」
(そう言ったよな、言ってたよな? まったく、どの口が言っているんだよ……)
私は内心悪態を吐きながら、眉間にぐぐっと皺を寄せ、人差し指と親指でそれを隠すように押さえた。
隼人は気づいていない。自分の選ぶ奴隷がいかに特殊な者たちなのかということに。そして、そんな隼人の様子を見て、隣の男が顔を引き攣らせていることに。
一目資料を見れば、いかに特殊な奴隷か誰にでも分かるというのに、隼人はまったく気づきもしない。いや、なんとなく気づいてはいるのだが、選ぶ基準をここに居た期間が長く、購入履歴のない奴隷に絞ったために、結果そうなってしまったのだ。
隣の男によって開かれた資料のページに視線を落とす。
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奴隷番号 24番
種族 龍人
年齢 147歳
性別 男
奴隷種別 犯罪奴隷
奴隷要因 国家反逆罪
使用用途 護衛(高位魔術士)、教師
魔力 88,000
スキル 超回復、超聴覚、超視覚、超記
憶、身体強化、剣術、光魔法、
風魔法、火魔法、防御魔法、生活魔
法、回復魔法、魔法攻撃耐性、物理
攻撃耐性、精神異常耐性、毒耐性、
鑑定、威圧、魔眼
問題行動履歴
奴隷歴 67年
購入履歴
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(うわっ、この魔力量……ここの奴隷の中で一番多いんじゃ。しかも、使えるスキルも多いし汎用性が高い! って……)
「問題行動履歴には、何も記載されていないようだが?」
「こちらの奴隷はまだ何も起こしておりませんが、過去に龍人がそういった事件を起こしたことがあり、隷属の首輪をつけられ主従契約をも施したにもかかわらず、主人を殺してしまったのです。それに、この奴隷は国家反逆罪により奴隷に堕とされた者、あまりオススメは致しません」
資料の次のページを捲るが、他の龍人は書かれていない。
(龍人はひとりだけか)
国家反逆罪でも問題行動履歴はない。それに、魔力量もスキルもこれだけあるなら、心強い。
「取り敢えず見てみたい。どこにいる」
「つっ………、承知しました。ではこちらへどうぞ」
男は一瞬仰反るように驚いたが、すぐに案内してくれた。VIP専用の部屋を離れ、連れてこられたのは地下だった。
薄暗い、血や汗の混じった様々な臭い、どこまでも続く金属の牢屋、牢屋、牢屋。
怒号や悲痛な叫び声、鞭のようなバシッとした音が響き渡っている。正直、あまり長居はしたくない。
「調教の終わっていない奴隷や扱いにくい奴隷を、この地下で管理しております」
「何故、VIP専用の部屋にいない? 資料には載っていただろ」
「龍人は奴隷の中で貴重種、価値は高いので、VIPに入れられます。しかし、非常に扱いが難しいので、先程の部屋へ入れるわけにもいかず、地下で管理しているのです」
「ここです」と男はドア前で足を止める。ドアにはハンドルがついており、頑丈な金庫を彷彿とさせる。
ハンドルを回し終え、解錠した男がドアを開ける。ガチャリと重たい音が響いた。ドアの厚さは五十センチメートル程あった。ここは厳重に管理されているようだ。
男に続いて中へと入る。そこには檻とひとりの男。どうやらここは、この男のためだけに用意された部屋らしい。
檻の中の彼は、鎖でがんじがらめにされて自由を奪われ、布で目隠しされ、口は噛み付かないようにだろうか? マスクで塞がれていた。
「お客様、こちらが龍人でございます」
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