ペットを飼いたい女とペットになった男 [R18]

ちよこ

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ご飯を食べよう!

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「まずは、お互いの自己紹介と、一緒に暮らしていくためのルールを決めよっか」

ごろ寝出来るように買った3人掛けソファーに座りながら、今後の取り決めをする。

1人分のスペースを開けた隣には、まだ所在無さげなタローちゃん。
改めて彼の顔を見る。

一度も染めたことが無いだろう艶やかな黒髪は良くいえばナチュラルショート。
はっきり言うと、伸びたら切ってます髪型。

瞳は一重だけど真ん丸で黒目がクリクリと大きい。つぶらな瞳ってこういう目のことか。

鼻はちょっと低くて、周りにソバカスがある。

ソバカス!
誰だ。誰がいる?
女の子なら… 飴x飴(英語でね)
男の子だと…宅配してる魔女の彼氏の~ト○ボとか、ゴムゴム人間のお兄ちゃんとか?

そしてなんといっても口元。
前歯!前歯!2本の歯の先っぽが唇からピョコンて見えてる!
こんな可愛い出っ歯初めて見た。

もう、何コレ。どんだけ私のツボをつけば気がすむの!たまらん。

不細工じゃないけど、地味顔で身長も165cm無いくらいの小柄。

だけど、こう、小動物に感じる庇護欲?そう庇護欲よ!
それがビンビンくる。
 
ストライク!ドストライクですよ。

ジミメン×小動物系のタッグは最強だな。

知らなかったわー。


顔がニヤつきそうになりながらも、再度自己紹介する。

「永峰香織 28歳。独身。職場は貴方堂の販売企画でマーケティングを担当。朝は8時に出勤して帰宅は19時~22時とバラバラ。お昼は外で食べるから、朝と夜ごはんをお願いしたいの。食事は作れるんだったよね?」

「あ、はい。自炊してましたし、父子家庭だったので、家事は一通り出来ます。お口に合うかどうかは分かりませんが…。岡田瞬太郎 20歳。二橋大学2年です。あの、ほ、本当に僕はこちらに居ても良いのでしょうか?」

僕。僕ときましたよ!
本当に期待を裏切らない子だ。

「もちろん。家事が一通り出来るなら安心だわ。食費は5万渡すから、それでやり繰りしてね。足りなかったら言って。余った分は好きにしていいわ。そうねー、私の部屋に入らない事と、下着類は自分で洗うからいいわ。あとはー、特に無いかな。タローちゃんは何かある?」

「し、し、下着…。ゴクリ。タローちゃん?は、はい。分かりました。5万は多いと思いますけど、まずはそれでやりくりします。えと、ちゃんと収支表を作成します。僕は特に…あっ、コンビニのアルバイトを週に4回程しています。出勤は20時ー2時なので、夕食は準備できますけど。か、香織さんは食べれない物とかありますか?」

何だゴクリって。
さては童貞だな。まぁ薄々感じてたけど。
うふふ。顔のニヤつきが止まらない。

「んー、食べれなくは無いんだけどレバーと生のトマトが苦手。トマトは火が入ってるソースとかスープなら大丈夫。」

「分かりました。じゃあ早速なんですが冷蔵庫の中と台所を見せて頂いても良いですか?ご飯まだですよね?良ければ今から夕食を作らせて下さい。」

「いいの?材料何かあったかなー。あと、一緒に暮らすんだし敬語は使わなくていいよ。」

何か距離感を感じちゃうし。

「いえ…!さすがにタメ語は使えません。このままでお願いします。じゃあ、夕食を作りますので、その間に香織さんはゆっくりしていて下さい。」

「そっかー。まぁいいか。じゃあ、着替えてくるね。宜しく。」

敬語もタローちゃんのキャラ的に有りだしね。
私はルンルンで部屋へと着替えに向かった。








ーーー

ーーーーー


「美味しい!タローちゃんこの唐揚げ美味しいねぇ。ほうれん草のナムルも箸が進むわー!」

テーブルには唐揚げにほうれん草のナムル、ジャガイモの味噌汁とご飯が並んでいる。

「お口に合って良かったです。唐揚げは隠し味にオイスターソースを使ってるんです。そうすると味にコクが出るので…あっ、唐揚げとナムルの両方にニンニク入れてるんですけど大丈夫ですか?お仕事とか…僕何も考えずに使ってしまいました。すみません!」

「全然大丈夫!ニンニク大好き!匂いとかブレスケア飲めばいいし。明日は特に打ち合わせとか無いしね。そっか、オイスターソースね。中華にしか使わないから、中々減らないんだけど、そんな使い方があったとは。」

「良かった。これからは気をつけますね。オイスターソースは結構色々使えますよ。おでんとかに入れると味に深みが出ますし…。でも、台所使って思ったんですけど、香織さんも料理よくするんですね。調理器具とか調味料も沢山あったので…」

「そうね。週末ぐらいしか作らないけど好きな方かな。平日はもっぱらお惣菜やお弁当だったけど。これからはタローちゃんの美味しいご飯が待ってると思うと、帰るのが楽しみになるわっ。週末は一緒に作ったりしましょ」

欲求不満も解消出来そうだしね…
ふふっ。

「はいっ。僕も香織さんに喜んで貰えるように頑張ります。」

ニコッ。


今日初めてのタローちゃんの笑顔頂きました。


ダメだ。
我慢出来ん。
つ、つまみ食いくらいならいいかな?

うん。いいと思う!
決行しましょ、そうしましょ。

私が邪な事を考えているとは、つゆほどにも思わないタローちゃんはニコニコとご飯を食べている。

「やっぱり誰かと一緒にご飯を食べると美味しいですね。1人だと味気なくて」

「そうよね。私もそう思う!」

うんうん。一人でスルより、2人でシタほうが気持ちいいよね。
違った。美味しいよね。







2人で美味しく夕食を食べて、一緒に片付けをした。

「タローちゃん。さっきご飯作ってくれてる時にお風呂準備したから先に入って。」

「えっ。そんな、香織さんより先に入るなんて!僕は後でよいです。」

「ううん。ちょっとする事があって、もしかしたら時間掛かるかもしれないし。タローちゃん待たせてると思うと気にしちゃうから…ねっ!」

邪心がバレないように、ニッコリ微笑む。

「っ!わ、分かりました。じゃあお先に失礼します。」

「着替えは置いてるから。下着はさっきコンビニで買ってたよね?」

「はい、ありがとうございます。」

真っ赤になりながら、慌てて浴室に向かうタローちゃんを見送り、私は口の端しをあげる。
さぞかし悪い顔してんだろうなぁ、今。


さてさて、私も準備して向かいますか!
可愛いペットの居る浴室へ……。




じゅるり。
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