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幸せな夜 *R18
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私達は今大きなキングベッドの上に座っている。
かれこれ5分は過ぎただろうか。
二人とも微動だにせず視線を泳がせていた。
西条さんがゆっくりと顔を上げて私と視線を合わせる。
「少し、私の話をしてもよいだろうか」
私は返事の代わりに首を縦に振る。
「気づいていると思うが、私は38年間女性と付き合った事が無い。というかそもそも女性との接点があまりなく過ごしてきたんだ。この容姿だからな。避けられ続けてきたよ。友人も居ないし、実の家族とも疎遠だ。
そんな私には仕事しかなかった。
仕事だけは私を裏切らなかったからね。やればやるほど成果が出て、仕事上だけでも人と触れ合う事で満足していた。いや、満足しているフリをしていたんだ。家族や恋人、友人に囲まれて幸せそうな人達と自分を比べないように。」
そう呟く西条さんの表情は諦めたように切ない笑顔を浮かべている。
そして手のひらを固く握り締め、ぎゅっと目をつぶり、口を開いた。
「だが、君に出会った。灰色だった世界に色がついたんだ。君が目を合わせてくれるだけで私の胸は高揚した。君が私に話しかけてくれるだけで心から嬉しかった。君が私に笑ってくれるとせつなくて泣きたくなる。もう私の中で君の存在は大部分を占めているんだ。まだ知り合って間もないというのに。
だが、君が私の事を好ましく思っていると言った時は正直、信じられなかった。
今日も来てくれるのか半信半疑だったしね。
だが、そう思いながらも心の隅の方で期待している自分がいたんだ。
小さく震えながら差し出された手に縋り付く自分がいた。私はまだ愛に飢えていたらしい。
もし今夜君を抱いたら私は君を手放す事は出来ない。きっと見苦しく君にしがみ付いてがんじがらめにするだろう。
今ならまだ間に合う。私の想いが苦痛なら着替えて部屋を出てほしい。だが、もし、もし私を受け入れてくれるのなら、この手を取ってくれないだろうか。」
そう言って西条さんは震える手を私の前に差し出した。
私はそっと両手で震える手を包み込んだ。
そして顔を近づけて西条さんの唇に口付けた。
「好きです。信じてもらえるまで何度でも言います。好きです、貴之さん。」
貴之さんは目を見開いて、そして綺麗な涙を流した。
「わ、私も貴方が、由紀さんが好きだ。私こそ何度でも言うよ。好きだ。私を好いてくれてありがとう。」
私達は目を合わせて微笑んで、そっと身体を抱き合わせ唇を重ねた。
最初はただ唇を重ねるだけのキスを繰り返し、角度を変えたりとお互いの唇の感触を確かめる。
貴之さんの唇は弾力があってとても気持ちいい。
そんな事を思いながらうっとりしていると、
下唇を甘く噛まれた。反射的に少し口が開き熱い舌が滑り込まれる。
自分の口の中での慣れない感触にさすがに由紀の体が一瞬強ばったが、貴之さんは慎重にゆっくりと舌を動かした。歯の並びに沿って舌をなぞらえていく。それが終わると上顎部分を舌先でこすり、縮こまった由紀の舌を絡め取る。優しく甘噛みしたり吸い付いたりと由紀の口の中を蹂躙する。
体が何度も震えて貴之さんの腕にバスローブの上から縋り付く。
「……ぅん」
甘い声が漏れた。その声が自分から発されたのが恥ずかしくて、でも今している行為をやめて欲しくなくて…
たっぷりと時間をかけ深いキスに由紀が慣れ始めた頃、貴之が顔を上げる。
由紀は初めての濃厚なキスに翻弄されて、すっかりのぼせていた。
***貴之side***
潤んだ目と上気したピンク色の頬、そして二人の唾液で濡れた唇が艶っぽい。
由紀のうっとりとした表情は、貴之の欲情を刺激した。
私のキスで感じてくれている。
キスはほぼ経験のない行為の為、貴之は不安だったが、唇を合わせた瞬間にその不安は何処かへいってしまうくらいに夢中になった。
由紀の唇の柔らかな感触と甘い唾液に理性はすぐになくなる。
今まで由紀が誰にも触れさせていない事が本当に幸運だと貴之は生まれて初めて神に感謝した。
「由紀さん、好きです。」
耳元で囁くと、由紀はまた体を震わせた。
小さな声で「私も好きです」と呟いてくれる。
由紀の口から放たれた言葉を噛み締めながら、貴之は彼女のバスローブの前をほどき、ゆっくりと指先をきめ細やかな肌に滑らせる。
「ふっ、んぅ。」
思わず出てしまう声が恥ずかしいのか由紀は唇を噛んでこらえている。
バスローブの下には透き通るような白い肌に、レースをたっぷり使った白い下着を身につけた美しい身体があった。
ゴクリと喉がなる。
その華奢な体からは想像出来ない程、白く豊かなふくらみがあった。
自分の震える手に苦笑しながら、そっとブラジャーの上からその膨らみを手に包む。
痛くないようにそっと優しく手を動かし、柔らかな感触を感じる。
下着を少し下にずらすと膨らみの中心にピンっと立ち上がった紅い粒があった。
そこを指先で優しくかすめると
「ぁッ!」
ビクッと身体を震わせ、恥ずかしさのあまり口を塞ぐ彼女からその手を取り上げる。
「声を、私に聞かせてほしい」
「は、恥ずかしいですっ」
「由紀さんが私の手で感じている声を聞きたいんだ。」
彼女の手を口元から下ろし、
甘い声を出して感じている彼女を見て頬が緩む。
さぞかし、だらしない顔になってる事だろう。
だが、彼女はそんな私の顔を見て益々甘い声をあげる。
「もっと私の手で感じてほしい」
真っ赤に染まった耳元を舌で舐める。
耳の際を舌先でなぞり、耳穴を優しくつつき、耳たぶを口に含む。
彼女はぎゅっと全身をすくませ快感に震える。
慌てずゆっくりとブラジャーのホックを外すと豊かな二つの膨らみが現れた。
両手で優しく胸の形を変えながら感触を楽しみ、片方の突起を口に含む。由紀がまた声を上げる。
すっかり固く立ち上がった突起を舐め、吸い上げ、柔らかく噛むと由紀の身体が震えた。
両方の胸をたっぷり堪能した私は彼女の反応を見落とさないように、腕を伸ばし、太ももを撫でる
顔を胸元から離し、彼女の足元へと向かう。
次は何をされるのかと震える彼女の瞳を見つめながら、私は彼女の左足のかかとを掴み親指を口に含めた。
「やっ。そんなところ舐めたら汚いで…んぅッ」
慌てて足を引こうとするが、しっかりと掴んでいる上に、初めて感じる快感に彼女の抵抗は緩んだ。
「汚くなんてない。君の体で汚い所なんて無いのだから。足の指先までもが美しい。」
私は一本一本、指の間も丁寧に舐めて吸い付いた。
そしてゆっくりとくるぶしから舌を這わせて膝、太ももと長い由紀の足を舐め上げる。
左足を終えたらまた右足の指先から同じように繰り返した。
そうして右の太ももを舐め終えた後、白い下着の上から優しく指先で秘裂に触れる。
「あっ、あぁっ」
良かった。濡れている。
私の拙い愛撫で感じてくれていると思うと口元がまた緩む。
そのまま、ゆっくりと優しく秘裂をなぞる。
何度も何度も、繰り返す。
やがて彼女の口から甘い吐息が流れ出す。
私が秘裂から指先を離すと、彼女と視線が絡む。
フッと笑い、視線を合わせたまま舌を秘裂へと向かわせてそっと舌先でなぞる。
彼女は蜜液さえも甘いのか…
もっと味わうために、下着に手をかけて脱がせた。その際に足を開き膝を立たせた。
由紀は抵抗らしい抵抗をせず、ただ手のひらで顔を隠し、されるがままだ。
産まれたままの姿をした彼女は美しかった。
髪と同じプラチナブロンドの陰毛は薄く、彼女の大事な赤い蕾がある場所を隠しきれていない。
そのささやかな突起に貴之の唇が触れ、舌でなぞり、熱い口内に含まれる。
あまりの快感に、由紀の体が跳ねた。
「あっ、そこは、ダメっ」
強い刺激に甘い愛液が溢れる。
熱い舌で花芯を容赦なく嬲る。溢れる由紀の愛液と貴之唾液が混ざって、卑猥な音がする、
「やぁッ」
直接的な刺激と、耳から入る聴覚的刺激、そして大好きな貴之が自分の花芯を愛撫しているという視覚的な刺激で押さえられなくなった喘ぎ声が部屋中に響く。
由紀が自分の愛撫に感じて乱れるのが楽しくて仕方がない。
貴之は口元が自分の唾液と愛液で濡れるのも気にせず愛撫を続ける。
「あっ、あぁん」
舐め続けていると由紀の体に力が入る。
足先にまで力が入りピンと伸びるのを見て、達しそうな雰囲気を感じた貴之は舐め続けてぷくりと赤く腫れた蕾に強く吸い付いた。
由紀は自分の身体に何かが近づいて来るのを感じとった。何か、何か来る。と思ったその時、下半身が熱くなり、ぎゅっと体が縮こまった。
「やっ!あーッんんっ」
初めて感じる衝動に由紀はこれが加奈ちゃんが言ってたイクっていう事なのかなとぼんやりと思い出す。
自分の体なのに制御できないほどビクビクと痙攣している。
「ちゃんとイけて良かった」
貴之が優しく頰を撫でる。
由紀は自分の痴態を思い出し恥ずかしさで真っ赤になるが、貴之はそんな由紀を見つめながら嬉しそうに微笑んだ。
「続けるね。」
そう言って貴之は自身の指をゆっくりと秘裂をなぞり、愛液を絡ませてから中へと埋め込む。
「ッ!」
緩んでいた体がまた硬くなる。
「痛い?」
「ううん。大丈夫です。」
「なら続けるね。もし痛くなったらすぐに言って欲しい。けっして無理して我慢しないで。」
コクコクと首を縦に振る由紀に微笑みながら、指をゆっくりと奥へと進める。
由紀の中は熱く、そして柔らかく貴之の指を締め付ける。
指だが由紀の体に入った。それが貴之の身体を熱くする。すぐにでも自身を挿入したい欲求が湧くが、頭を振り、目の前の愛撫に集中する。
前戯はたっぷりと…
由紀に痛い思いはさせたくない。
その思いを胸に、ゆっくり、ゆっくり指を抜き差しする。
彼女の顔に苦痛の色が出ていないか確かめながら。
体の力が抜け、小さな小さな快感を拾う彼女を見て指を2本に増やす。
中で十分に快感を感じるまでには時間が必要だろう。
貴之は空いてる左手と唇で胸の愛撫も同時に始めた。
ほんの少しの痛みと違和感、それと同時に与えられる胸からの快感を由紀は必死で受け入れる。
ゆっくり時間をかけ、指を3本まで増やし、親指で花芯を擦り、何度目かの快感に震え、溶けた表情を見せる由紀を見て我慢の限界がきた。
「由紀さん。」
情欲を含ませた貴之の声に、由紀はその時がきたのだと理解する。
貴之が太股を掴み身体を密着させる。
恥ずかしさと、これから起こる出来事を想像して由紀はぎゅっと目を閉じた。
「痛かったら言ってほしい。」
由紀の入り口に熱く硬いモノが押し付けられ、恐怖に震えた時、ぐっとその熱の塊が押し入ってきた。
「っ!」
あまりの痛さと熱に息が止まる。
その様子を見て貴之は動きを止めた。
「っ。由紀さん痛い?」
このまま貫きたい衝動を必死に我慢して貴之は由紀に声をかける。
「だ、大丈夫です。お願いだからやめないで。このまま…」
由紀は痛みに耐えながら何とか声を出す。
ここまで来てやめて欲しくなかったし、何よりも貴之と一つに結ばれたい。
加奈ちゃんのアドバイスを思い出し、必死で体の力を抜こうと深呼吸する。
貴之は由紀を案じながら、ゆっくり腰をゆすり突き進めるが、痛みにぎゅっと顔をしかめる由紀を見て、ゆっくりと由紀の中から自身の楔を引き抜いた。
「えっ?」
突然、痛みと圧迫感がなくなり、由紀は目を見開いた。
「今日はここまでにしておこう。私は由紀さんに痛い思いはしてほしくないんだ。」
貴之は穏やかな表情を浮かべていた。
由紀の為に途中で止めてくれた貴之の優しさに胸がトクンと高鳴る。
このままで終わりたくない。
そう思った時、またもや加奈ちゃんの言葉を思い出す。
「もし、痛くてどうしても我慢出来ないけど、したい時はーーー」
「時は?」
「由紀が上に乗るのよ!!」
上に乗る。
私が。
う、上に乗る!
ゴクリと唾を飲み込み、由紀は意を決して口を開く
「あ、ああ、あの、貴之さん」
「ん?あぁ気にしないで。あと、ちょっとトイレに行っても良いかな」
少し顔を赤くして貴之さんはベッドから降りようと身体を起こす。
「ま、待って!ちょっと、あの…」
「どうしたの?もしかしてどこか痛い?」
「ち、ちが……。わ、私にさせて下さい!!」
「えっ?」
「私が上に乗りますからっ!」
顔から火が出るんじゃないかと思うほど熱い。
チラリと貴之さんを見上げると
口をポカンと開けて、じわじわと顔が真っ赤に変化していく。
空耳だろうか。
彼女が上に乗りたいと言ったのは…
だが、彼女が身体を起こし、私の体がベッドに押し倒されて空耳じゃなかったと思い知る。
「ゆ、ゆ、由紀さん?何を…?」
「今度は貴之さんが気持ちよくなって下さい。大丈夫!イメトレでは出来たので!」
イメトレ?
彼女は本気で言ってるのだろうか?
また彼女の言動に理解が追いつかない。
そんな私のメタボなお腹に彼女の細く長い足が跨がれる。
彼女の秘所がゆっくりと降りてきて貴之はごくりと息を飲む。
上を向く彼の楔の先端が、由紀の蜜口にチュクリと卑猥な音を立てて当たる。
彼女は自分の指で蜜口を広げて、腰をゆっくりと落として来る。
楔が少しずつ膣内に納まっていく。その様子を貴之は細い目を限界まで見開いて凝視していた。
彼女の顔には先程までの苦痛は見えない。
顔を赤くして必死に腰を沈めて来る。
やがてぺたんと彼のメタボ腹に座り込む。
ようやく彼女は深く息を吐いた。
「気持ちいいですか?」
「ッ、気持ちいい。」
貴之は小さく喘いだ。
貴之が顔を赤くして気持ちよさそうな顔をしているのを見て嬉しくなる。
えーと、この後は…
習ったイメトレを思い出し腰を前後に揺らす。
「あん。」
「くっ」
二人同時に喘ぐ。
何これ、気持ちいい。
由紀は腰を揺らすスピードを徐々に上げる。
腰を揺らすたびに花芯が擦れて気持ちがいい。
由紀は夢中になって腰を動かした。
膣の中が楔の存在に慣れた頃、次は腰を引き上げ、重力に任せて下ろす。
前後の動きとは違い、上下の動きは際奥にあたるようだ。
「くっ。ハッ。」
貴之が歯を食いしばる。
由紀は前後の動きの方が快感を拾いやすいが、貴之には上下の方が良いらしい。
何度も腰を上下させると彼の楔がある部分をかすめた瞬間堪らなく気持ちが良かった。
再び気持ち良さを味わいたくて、何度も何度も腰を動かす。
由紀は甘い声を荒げながら、一心不乱に腰を上下させていた。
「あん、貴之さん。私、気持ち良すぎて、あっ、はしたない、て思うのに止まらない…」
豊かな胸が上下に揺すられ、艶めかしい腰使いで快楽に喘ぐ由紀を貴之は夢うつつな表情で見つめ続ける。
「はっ、はあっ、由紀さん。私も気持ちがいい。もっと乱れる姿を見せてくれっ!」
「は、はじめてなのにこんなに感じるなんて。私、おかしいのかなッ。あぁん。」
「おかしくなんかない。苦痛を感じるより気持ちよく喘いでる方が私は嬉しい。一緒に気持ちよくなりましょう」
貴之は由紀の背中に腕を回し、ゆっくりと自分に引き寄せる。
そして重なり合う部分が抜けないように、またゆっくりと体を回転させて、今度は貴之が上になる。
「もう、この体勢でも痛くないでしょう?今度は私に動かさせて下さい」
貴之がゆっくり腰を突き出す。
たっぷりと解された膣口は快感だけを拾う。
「ん。痛くないです。気持ちいい。」
上目遣いで見つめて来る由紀に思わず息を止める。
あ、危ない。危うく出すところだった。
ーー耐久性。
ーーー耐久性で勝負。
中をかき回すように腰で円を描き、由紀が先程感じていた場所を探す為に、少しずつずらしながら腰を打ち付ける。
「ああんっ!」
一際高い喘ぎ声に、貴之は口を上げる。
「見つけた」
由紀は真っ赤になって腰をくねらせる。
更に貴之は二人の繋がっている蜜口の上にある赤い粒を指でそっと触る。
「やぁっ!そこは!」
貴之は何度も絶頂に追いやった花芯を蜜液を絡めてクニクニと刺激する。
先程何度もそこで達した由紀は、快感でわけが分からなくなる。
「あァッ。あーッ」
由紀は貴之の背中に腕を回して、強く縋り付く。貴之は光る額に汗を浮かばせながら快感に震える由紀の表情を愛おしく見つめる。
自分が由紀に快感を与えて、この表情をさせているという事実に歓喜を覚えた。
「イッちゃう!」
大きく背をのけぞらせて痙攣する。
今日一番の快楽に由紀の膣は痙攣して貴之の楔に絡みつく。
呆然としている由紀の首筋に唇を落としながら貴之は耐えていた。
耐久力ーー
持久力ーーー
「もう一度、気持ちよくなろうか」
耳元で荒い息を吐きながら貴之が囁く。
由紀はその言葉に一瞬気が遠くなり、
「オヤジは中々いかないからねー。あいつら、ねちっこいのよ!」という加奈ちゃんの声が聞こえた。
うん。確かにねちっこいかも…
でも、凄く気持ちいいよ。
由紀の呼吸も乱れて、かなり疲れているが
受け身ダメ。
その言葉を胸に「じゃあ、また私が上になりますね。」と体を起こし、貴之の胸にしな垂れ掛かる。
2人のねちっこい繋がりは夜遅くまで続いた。
かれこれ5分は過ぎただろうか。
二人とも微動だにせず視線を泳がせていた。
西条さんがゆっくりと顔を上げて私と視線を合わせる。
「少し、私の話をしてもよいだろうか」
私は返事の代わりに首を縦に振る。
「気づいていると思うが、私は38年間女性と付き合った事が無い。というかそもそも女性との接点があまりなく過ごしてきたんだ。この容姿だからな。避けられ続けてきたよ。友人も居ないし、実の家族とも疎遠だ。
そんな私には仕事しかなかった。
仕事だけは私を裏切らなかったからね。やればやるほど成果が出て、仕事上だけでも人と触れ合う事で満足していた。いや、満足しているフリをしていたんだ。家族や恋人、友人に囲まれて幸せそうな人達と自分を比べないように。」
そう呟く西条さんの表情は諦めたように切ない笑顔を浮かべている。
そして手のひらを固く握り締め、ぎゅっと目をつぶり、口を開いた。
「だが、君に出会った。灰色だった世界に色がついたんだ。君が目を合わせてくれるだけで私の胸は高揚した。君が私に話しかけてくれるだけで心から嬉しかった。君が私に笑ってくれるとせつなくて泣きたくなる。もう私の中で君の存在は大部分を占めているんだ。まだ知り合って間もないというのに。
だが、君が私の事を好ましく思っていると言った時は正直、信じられなかった。
今日も来てくれるのか半信半疑だったしね。
だが、そう思いながらも心の隅の方で期待している自分がいたんだ。
小さく震えながら差し出された手に縋り付く自分がいた。私はまだ愛に飢えていたらしい。
もし今夜君を抱いたら私は君を手放す事は出来ない。きっと見苦しく君にしがみ付いてがんじがらめにするだろう。
今ならまだ間に合う。私の想いが苦痛なら着替えて部屋を出てほしい。だが、もし、もし私を受け入れてくれるのなら、この手を取ってくれないだろうか。」
そう言って西条さんは震える手を私の前に差し出した。
私はそっと両手で震える手を包み込んだ。
そして顔を近づけて西条さんの唇に口付けた。
「好きです。信じてもらえるまで何度でも言います。好きです、貴之さん。」
貴之さんは目を見開いて、そして綺麗な涙を流した。
「わ、私も貴方が、由紀さんが好きだ。私こそ何度でも言うよ。好きだ。私を好いてくれてありがとう。」
私達は目を合わせて微笑んで、そっと身体を抱き合わせ唇を重ねた。
最初はただ唇を重ねるだけのキスを繰り返し、角度を変えたりとお互いの唇の感触を確かめる。
貴之さんの唇は弾力があってとても気持ちいい。
そんな事を思いながらうっとりしていると、
下唇を甘く噛まれた。反射的に少し口が開き熱い舌が滑り込まれる。
自分の口の中での慣れない感触にさすがに由紀の体が一瞬強ばったが、貴之さんは慎重にゆっくりと舌を動かした。歯の並びに沿って舌をなぞらえていく。それが終わると上顎部分を舌先でこすり、縮こまった由紀の舌を絡め取る。優しく甘噛みしたり吸い付いたりと由紀の口の中を蹂躙する。
体が何度も震えて貴之さんの腕にバスローブの上から縋り付く。
「……ぅん」
甘い声が漏れた。その声が自分から発されたのが恥ずかしくて、でも今している行為をやめて欲しくなくて…
たっぷりと時間をかけ深いキスに由紀が慣れ始めた頃、貴之が顔を上げる。
由紀は初めての濃厚なキスに翻弄されて、すっかりのぼせていた。
***貴之side***
潤んだ目と上気したピンク色の頬、そして二人の唾液で濡れた唇が艶っぽい。
由紀のうっとりとした表情は、貴之の欲情を刺激した。
私のキスで感じてくれている。
キスはほぼ経験のない行為の為、貴之は不安だったが、唇を合わせた瞬間にその不安は何処かへいってしまうくらいに夢中になった。
由紀の唇の柔らかな感触と甘い唾液に理性はすぐになくなる。
今まで由紀が誰にも触れさせていない事が本当に幸運だと貴之は生まれて初めて神に感謝した。
「由紀さん、好きです。」
耳元で囁くと、由紀はまた体を震わせた。
小さな声で「私も好きです」と呟いてくれる。
由紀の口から放たれた言葉を噛み締めながら、貴之は彼女のバスローブの前をほどき、ゆっくりと指先をきめ細やかな肌に滑らせる。
「ふっ、んぅ。」
思わず出てしまう声が恥ずかしいのか由紀は唇を噛んでこらえている。
バスローブの下には透き通るような白い肌に、レースをたっぷり使った白い下着を身につけた美しい身体があった。
ゴクリと喉がなる。
その華奢な体からは想像出来ない程、白く豊かなふくらみがあった。
自分の震える手に苦笑しながら、そっとブラジャーの上からその膨らみを手に包む。
痛くないようにそっと優しく手を動かし、柔らかな感触を感じる。
下着を少し下にずらすと膨らみの中心にピンっと立ち上がった紅い粒があった。
そこを指先で優しくかすめると
「ぁッ!」
ビクッと身体を震わせ、恥ずかしさのあまり口を塞ぐ彼女からその手を取り上げる。
「声を、私に聞かせてほしい」
「は、恥ずかしいですっ」
「由紀さんが私の手で感じている声を聞きたいんだ。」
彼女の手を口元から下ろし、
甘い声を出して感じている彼女を見て頬が緩む。
さぞかし、だらしない顔になってる事だろう。
だが、彼女はそんな私の顔を見て益々甘い声をあげる。
「もっと私の手で感じてほしい」
真っ赤に染まった耳元を舌で舐める。
耳の際を舌先でなぞり、耳穴を優しくつつき、耳たぶを口に含む。
彼女はぎゅっと全身をすくませ快感に震える。
慌てずゆっくりとブラジャーのホックを外すと豊かな二つの膨らみが現れた。
両手で優しく胸の形を変えながら感触を楽しみ、片方の突起を口に含む。由紀がまた声を上げる。
すっかり固く立ち上がった突起を舐め、吸い上げ、柔らかく噛むと由紀の身体が震えた。
両方の胸をたっぷり堪能した私は彼女の反応を見落とさないように、腕を伸ばし、太ももを撫でる
顔を胸元から離し、彼女の足元へと向かう。
次は何をされるのかと震える彼女の瞳を見つめながら、私は彼女の左足のかかとを掴み親指を口に含めた。
「やっ。そんなところ舐めたら汚いで…んぅッ」
慌てて足を引こうとするが、しっかりと掴んでいる上に、初めて感じる快感に彼女の抵抗は緩んだ。
「汚くなんてない。君の体で汚い所なんて無いのだから。足の指先までもが美しい。」
私は一本一本、指の間も丁寧に舐めて吸い付いた。
そしてゆっくりとくるぶしから舌を這わせて膝、太ももと長い由紀の足を舐め上げる。
左足を終えたらまた右足の指先から同じように繰り返した。
そうして右の太ももを舐め終えた後、白い下着の上から優しく指先で秘裂に触れる。
「あっ、あぁっ」
良かった。濡れている。
私の拙い愛撫で感じてくれていると思うと口元がまた緩む。
そのまま、ゆっくりと優しく秘裂をなぞる。
何度も何度も、繰り返す。
やがて彼女の口から甘い吐息が流れ出す。
私が秘裂から指先を離すと、彼女と視線が絡む。
フッと笑い、視線を合わせたまま舌を秘裂へと向かわせてそっと舌先でなぞる。
彼女は蜜液さえも甘いのか…
もっと味わうために、下着に手をかけて脱がせた。その際に足を開き膝を立たせた。
由紀は抵抗らしい抵抗をせず、ただ手のひらで顔を隠し、されるがままだ。
産まれたままの姿をした彼女は美しかった。
髪と同じプラチナブロンドの陰毛は薄く、彼女の大事な赤い蕾がある場所を隠しきれていない。
そのささやかな突起に貴之の唇が触れ、舌でなぞり、熱い口内に含まれる。
あまりの快感に、由紀の体が跳ねた。
「あっ、そこは、ダメっ」
強い刺激に甘い愛液が溢れる。
熱い舌で花芯を容赦なく嬲る。溢れる由紀の愛液と貴之唾液が混ざって、卑猥な音がする、
「やぁッ」
直接的な刺激と、耳から入る聴覚的刺激、そして大好きな貴之が自分の花芯を愛撫しているという視覚的な刺激で押さえられなくなった喘ぎ声が部屋中に響く。
由紀が自分の愛撫に感じて乱れるのが楽しくて仕方がない。
貴之は口元が自分の唾液と愛液で濡れるのも気にせず愛撫を続ける。
「あっ、あぁん」
舐め続けていると由紀の体に力が入る。
足先にまで力が入りピンと伸びるのを見て、達しそうな雰囲気を感じた貴之は舐め続けてぷくりと赤く腫れた蕾に強く吸い付いた。
由紀は自分の身体に何かが近づいて来るのを感じとった。何か、何か来る。と思ったその時、下半身が熱くなり、ぎゅっと体が縮こまった。
「やっ!あーッんんっ」
初めて感じる衝動に由紀はこれが加奈ちゃんが言ってたイクっていう事なのかなとぼんやりと思い出す。
自分の体なのに制御できないほどビクビクと痙攣している。
「ちゃんとイけて良かった」
貴之が優しく頰を撫でる。
由紀は自分の痴態を思い出し恥ずかしさで真っ赤になるが、貴之はそんな由紀を見つめながら嬉しそうに微笑んだ。
「続けるね。」
そう言って貴之は自身の指をゆっくりと秘裂をなぞり、愛液を絡ませてから中へと埋め込む。
「ッ!」
緩んでいた体がまた硬くなる。
「痛い?」
「ううん。大丈夫です。」
「なら続けるね。もし痛くなったらすぐに言って欲しい。けっして無理して我慢しないで。」
コクコクと首を縦に振る由紀に微笑みながら、指をゆっくりと奥へと進める。
由紀の中は熱く、そして柔らかく貴之の指を締め付ける。
指だが由紀の体に入った。それが貴之の身体を熱くする。すぐにでも自身を挿入したい欲求が湧くが、頭を振り、目の前の愛撫に集中する。
前戯はたっぷりと…
由紀に痛い思いはさせたくない。
その思いを胸に、ゆっくり、ゆっくり指を抜き差しする。
彼女の顔に苦痛の色が出ていないか確かめながら。
体の力が抜け、小さな小さな快感を拾う彼女を見て指を2本に増やす。
中で十分に快感を感じるまでには時間が必要だろう。
貴之は空いてる左手と唇で胸の愛撫も同時に始めた。
ほんの少しの痛みと違和感、それと同時に与えられる胸からの快感を由紀は必死で受け入れる。
ゆっくり時間をかけ、指を3本まで増やし、親指で花芯を擦り、何度目かの快感に震え、溶けた表情を見せる由紀を見て我慢の限界がきた。
「由紀さん。」
情欲を含ませた貴之の声に、由紀はその時がきたのだと理解する。
貴之が太股を掴み身体を密着させる。
恥ずかしさと、これから起こる出来事を想像して由紀はぎゅっと目を閉じた。
「痛かったら言ってほしい。」
由紀の入り口に熱く硬いモノが押し付けられ、恐怖に震えた時、ぐっとその熱の塊が押し入ってきた。
「っ!」
あまりの痛さと熱に息が止まる。
その様子を見て貴之は動きを止めた。
「っ。由紀さん痛い?」
このまま貫きたい衝動を必死に我慢して貴之は由紀に声をかける。
「だ、大丈夫です。お願いだからやめないで。このまま…」
由紀は痛みに耐えながら何とか声を出す。
ここまで来てやめて欲しくなかったし、何よりも貴之と一つに結ばれたい。
加奈ちゃんのアドバイスを思い出し、必死で体の力を抜こうと深呼吸する。
貴之は由紀を案じながら、ゆっくり腰をゆすり突き進めるが、痛みにぎゅっと顔をしかめる由紀を見て、ゆっくりと由紀の中から自身の楔を引き抜いた。
「えっ?」
突然、痛みと圧迫感がなくなり、由紀は目を見開いた。
「今日はここまでにしておこう。私は由紀さんに痛い思いはしてほしくないんだ。」
貴之は穏やかな表情を浮かべていた。
由紀の為に途中で止めてくれた貴之の優しさに胸がトクンと高鳴る。
このままで終わりたくない。
そう思った時、またもや加奈ちゃんの言葉を思い出す。
「もし、痛くてどうしても我慢出来ないけど、したい時はーーー」
「時は?」
「由紀が上に乗るのよ!!」
上に乗る。
私が。
う、上に乗る!
ゴクリと唾を飲み込み、由紀は意を決して口を開く
「あ、ああ、あの、貴之さん」
「ん?あぁ気にしないで。あと、ちょっとトイレに行っても良いかな」
少し顔を赤くして貴之さんはベッドから降りようと身体を起こす。
「ま、待って!ちょっと、あの…」
「どうしたの?もしかしてどこか痛い?」
「ち、ちが……。わ、私にさせて下さい!!」
「えっ?」
「私が上に乗りますからっ!」
顔から火が出るんじゃないかと思うほど熱い。
チラリと貴之さんを見上げると
口をポカンと開けて、じわじわと顔が真っ赤に変化していく。
空耳だろうか。
彼女が上に乗りたいと言ったのは…
だが、彼女が身体を起こし、私の体がベッドに押し倒されて空耳じゃなかったと思い知る。
「ゆ、ゆ、由紀さん?何を…?」
「今度は貴之さんが気持ちよくなって下さい。大丈夫!イメトレでは出来たので!」
イメトレ?
彼女は本気で言ってるのだろうか?
また彼女の言動に理解が追いつかない。
そんな私のメタボなお腹に彼女の細く長い足が跨がれる。
彼女の秘所がゆっくりと降りてきて貴之はごくりと息を飲む。
上を向く彼の楔の先端が、由紀の蜜口にチュクリと卑猥な音を立てて当たる。
彼女は自分の指で蜜口を広げて、腰をゆっくりと落として来る。
楔が少しずつ膣内に納まっていく。その様子を貴之は細い目を限界まで見開いて凝視していた。
彼女の顔には先程までの苦痛は見えない。
顔を赤くして必死に腰を沈めて来る。
やがてぺたんと彼のメタボ腹に座り込む。
ようやく彼女は深く息を吐いた。
「気持ちいいですか?」
「ッ、気持ちいい。」
貴之は小さく喘いだ。
貴之が顔を赤くして気持ちよさそうな顔をしているのを見て嬉しくなる。
えーと、この後は…
習ったイメトレを思い出し腰を前後に揺らす。
「あん。」
「くっ」
二人同時に喘ぐ。
何これ、気持ちいい。
由紀は腰を揺らすスピードを徐々に上げる。
腰を揺らすたびに花芯が擦れて気持ちがいい。
由紀は夢中になって腰を動かした。
膣の中が楔の存在に慣れた頃、次は腰を引き上げ、重力に任せて下ろす。
前後の動きとは違い、上下の動きは際奥にあたるようだ。
「くっ。ハッ。」
貴之が歯を食いしばる。
由紀は前後の動きの方が快感を拾いやすいが、貴之には上下の方が良いらしい。
何度も腰を上下させると彼の楔がある部分をかすめた瞬間堪らなく気持ちが良かった。
再び気持ち良さを味わいたくて、何度も何度も腰を動かす。
由紀は甘い声を荒げながら、一心不乱に腰を上下させていた。
「あん、貴之さん。私、気持ち良すぎて、あっ、はしたない、て思うのに止まらない…」
豊かな胸が上下に揺すられ、艶めかしい腰使いで快楽に喘ぐ由紀を貴之は夢うつつな表情で見つめ続ける。
「はっ、はあっ、由紀さん。私も気持ちがいい。もっと乱れる姿を見せてくれっ!」
「は、はじめてなのにこんなに感じるなんて。私、おかしいのかなッ。あぁん。」
「おかしくなんかない。苦痛を感じるより気持ちよく喘いでる方が私は嬉しい。一緒に気持ちよくなりましょう」
貴之は由紀の背中に腕を回し、ゆっくりと自分に引き寄せる。
そして重なり合う部分が抜けないように、またゆっくりと体を回転させて、今度は貴之が上になる。
「もう、この体勢でも痛くないでしょう?今度は私に動かさせて下さい」
貴之がゆっくり腰を突き出す。
たっぷりと解された膣口は快感だけを拾う。
「ん。痛くないです。気持ちいい。」
上目遣いで見つめて来る由紀に思わず息を止める。
あ、危ない。危うく出すところだった。
ーー耐久性。
ーーー耐久性で勝負。
中をかき回すように腰で円を描き、由紀が先程感じていた場所を探す為に、少しずつずらしながら腰を打ち付ける。
「ああんっ!」
一際高い喘ぎ声に、貴之は口を上げる。
「見つけた」
由紀は真っ赤になって腰をくねらせる。
更に貴之は二人の繋がっている蜜口の上にある赤い粒を指でそっと触る。
「やぁっ!そこは!」
貴之は何度も絶頂に追いやった花芯を蜜液を絡めてクニクニと刺激する。
先程何度もそこで達した由紀は、快感でわけが分からなくなる。
「あァッ。あーッ」
由紀は貴之の背中に腕を回して、強く縋り付く。貴之は光る額に汗を浮かばせながら快感に震える由紀の表情を愛おしく見つめる。
自分が由紀に快感を与えて、この表情をさせているという事実に歓喜を覚えた。
「イッちゃう!」
大きく背をのけぞらせて痙攣する。
今日一番の快楽に由紀の膣は痙攣して貴之の楔に絡みつく。
呆然としている由紀の首筋に唇を落としながら貴之は耐えていた。
耐久力ーー
持久力ーーー
「もう一度、気持ちよくなろうか」
耳元で荒い息を吐きながら貴之が囁く。
由紀はその言葉に一瞬気が遠くなり、
「オヤジは中々いかないからねー。あいつら、ねちっこいのよ!」という加奈ちゃんの声が聞こえた。
うん。確かにねちっこいかも…
でも、凄く気持ちいいよ。
由紀の呼吸も乱れて、かなり疲れているが
受け身ダメ。
その言葉を胸に「じゃあ、また私が上になりますね。」と体を起こし、貴之の胸にしな垂れ掛かる。
2人のねちっこい繋がりは夜遅くまで続いた。
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