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1 初夜
…みくびっていた。
ルドンの事をここまで色気のある男だとスピナは思っていなかった。
普段の仕事は、王に仕える参謀。
戦ではシールド役という事で本来、攻撃型ではない。
見た目も、たおやか、女性的と思われるほど美しい顔の男である。
肩まで届きそうな金に近い銀髪、切れ長の薄い水色の瞳。
顔を見ただけで知能が高いのが分かる。
今は王となった王子の守り手として、共に学校に通学していた時は
毎回、全教科満点を叩き出していた男である。
あちらの方まですごいとは、思いもよらなかった。
…ともすれば、夜の方は弱いのでは?とスピナは思っていた節がある。
なにせ、彼がいつもまとっている空気は無である。
主張せず、色がなく、優しく微笑むタイプだ。
王子のような破顔一笑タイプではない。
スピナは初夜である今晩、おずおずとルドンに聞いた。
「…初夜にする行為が、初めての女には痛いと聞いております。
どうか、楽になる魔術を少々かけていただけますか?
そのような術をルドン様ならば簡単にかけられる…と侍女の方から
お聞きしました…。
ご存知かと思いますが、私は初めてで…。」
「──ことわる。」
話をかぶせるように、にっこりと笑いながらルドンは言い切った。
ルドンの事をここまで色気のある男だとスピナは思っていなかった。
普段の仕事は、王に仕える参謀。
戦ではシールド役という事で本来、攻撃型ではない。
見た目も、たおやか、女性的と思われるほど美しい顔の男である。
肩まで届きそうな金に近い銀髪、切れ長の薄い水色の瞳。
顔を見ただけで知能が高いのが分かる。
今は王となった王子の守り手として、共に学校に通学していた時は
毎回、全教科満点を叩き出していた男である。
あちらの方まですごいとは、思いもよらなかった。
…ともすれば、夜の方は弱いのでは?とスピナは思っていた節がある。
なにせ、彼がいつもまとっている空気は無である。
主張せず、色がなく、優しく微笑むタイプだ。
王子のような破顔一笑タイプではない。
スピナは初夜である今晩、おずおずとルドンに聞いた。
「…初夜にする行為が、初めての女には痛いと聞いております。
どうか、楽になる魔術を少々かけていただけますか?
そのような術をルドン様ならば簡単にかけられる…と侍女の方から
お聞きしました…。
ご存知かと思いますが、私は初めてで…。」
「──ことわる。」
話をかぶせるように、にっこりと笑いながらルドンは言い切った。
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