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4 助言
スピナが学校に行く、唯一の楽しみはフリード王子に会える事だった。
他の王子より魔力が強い彼は、次期、王として決定していた。
金髪をきらめかせて、涼しげに歩いているのを見かけるだけで
心は弾んだ。
いつ頃からだろうか。
同級生だった王子の側近、ルドンがスピナに声をかけるようになったのは。
スピナも周りの女子学生の様に、王子に誕生日プレゼントを渡そうとして
取り巻き達の側にすら寄れず、はじきとばされた時など
ルドンがススっと寄ってきて
「よければ私が王子に渡しておきましょうか?」
とプレゼントを受け取ってくれるのだった。
「王子の女性の好みの服装は、原色を使った派手めの物で流行を追った形の…。」
「好みの髪型は、耳の上辺りで左右2つに髪を結び、装飾品などはつけず
まるで少女の様な無垢な感じの…。」
確実に心が折れ、王子を諦めようかと思っている時に限って
そのような有力な助言をくれ、いつも励ましてくれた。
王宮へ行く途中や時間がある時など、たまに、ルドンは牧場にも寄ってくれ
少しの間ではあるが、話をしたりもした。
今もだが、あの頃からスピナは公爵令嬢としての規格からずれ
友達は牛だけになっていた。
周りの者は、公爵令嬢らしくない、まるで田舎娘のような彼女を
陰で嘲笑していた。
又、黒ずんだ茶色の髪を2つに結び、その髪をはずませながら歩いている
彼女の姿を馬鹿にもしていた。
その事に薄々気がついていたスピナだが、義母も含め
表立って攻撃してくる人もおらず、もともと、根が楽天的で
父から受け継いだ、人を疑ってかからない品の良さも持っていたので
王子につれなくされる以外は、それなりに楽しい生活だったといえる。
「…ずいぶんと余裕がおありで。」
低い、美しい声が耳元で響く。
スピナは、一瞬にして現実に引きもどされた。
他の王子より魔力が強い彼は、次期、王として決定していた。
金髪をきらめかせて、涼しげに歩いているのを見かけるだけで
心は弾んだ。
いつ頃からだろうか。
同級生だった王子の側近、ルドンがスピナに声をかけるようになったのは。
スピナも周りの女子学生の様に、王子に誕生日プレゼントを渡そうとして
取り巻き達の側にすら寄れず、はじきとばされた時など
ルドンがススっと寄ってきて
「よければ私が王子に渡しておきましょうか?」
とプレゼントを受け取ってくれるのだった。
「王子の女性の好みの服装は、原色を使った派手めの物で流行を追った形の…。」
「好みの髪型は、耳の上辺りで左右2つに髪を結び、装飾品などはつけず
まるで少女の様な無垢な感じの…。」
確実に心が折れ、王子を諦めようかと思っている時に限って
そのような有力な助言をくれ、いつも励ましてくれた。
王宮へ行く途中や時間がある時など、たまに、ルドンは牧場にも寄ってくれ
少しの間ではあるが、話をしたりもした。
今もだが、あの頃からスピナは公爵令嬢としての規格からずれ
友達は牛だけになっていた。
周りの者は、公爵令嬢らしくない、まるで田舎娘のような彼女を
陰で嘲笑していた。
又、黒ずんだ茶色の髪を2つに結び、その髪をはずませながら歩いている
彼女の姿を馬鹿にもしていた。
その事に薄々気がついていたスピナだが、義母も含め
表立って攻撃してくる人もおらず、もともと、根が楽天的で
父から受け継いだ、人を疑ってかからない品の良さも持っていたので
王子につれなくされる以外は、それなりに楽しい生活だったといえる。
「…ずいぶんと余裕がおありで。」
低い、美しい声が耳元で響く。
スピナは、一瞬にして現実に引きもどされた。
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