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8 夫は参謀
結婚によりルドンはローセンナ公爵という爵位を受け継いだ。
いくら名ばかりとはいえ、王族に続く公爵家は三家しかなく名家な事は確かだ。
ただ、この傾きかけている公爵家に魅力があるかと言えば、そうとは言えない。
そもそもローセンナ公爵家には男子が生まれなかった。
その上、当主であったスピナの父、ローセンナ公爵アーサーはどちらかというと
内向的で、王の魔物の討伐に喜んで馳せ参じる男でもなかった。
王家からの信頼も薄い。
その上、アーサーの死後、残った財産は異国から来た後妻と連れ子に持っていかれ
残ったのは冴えない娘と牧場…。
娘と結婚して爵位を手に入れる為には国に高額な相続税を払わなければならない。
その上、今後も公爵を名乗るにあたっては、度重なる税金も納めなければいけない。
こういった不良物件を引き受けたがるのは王族と繋がりたい成金である。
それか、どうしても爵位が必要な者。
確かにルドンは爵位が必要なのかもしれない。
側近として、いつまでも王に対して体をはれる訳ではない。
一番強力な魔力を持っているはずの王は優秀すぎるルドンに頼る事が多く
本来は、参謀で表には出ず、戦の時だけ王を守るシールド役をするのが
彼の仕事のはずなのだが…。
最近では魔物の討伐も王の代わりにこなすという。
ルドンは何も言わないが…。
王は天才型の魔力の持ち主で、幼い頃から努力なしで
誰にも文句を言わせぬまま頂点へと駆け上がった。
一方、ルドンは裕福ながら平民の出身だったはずだ。
スピナは結婚の挨拶で、ルドンの両親には会っていた。
王都からはずれた、西の地方都市で商人として成功した父親と
優しい母親と二人から、スピナはその時に温かいもてなしを受けた。
ルドンは子どもの頃、地元では知らぬ者がいないほど魔力に優れ
噂を聞きつけた、王立学校から引き抜かれ
王子と出会い、見込まれ、第一側近になったと聞く。
努力型で、戦では何手先までも読み、最短の方法で勝利を導き出すことを
得意とする人間だ。
何手先まで…。
スピナはひやりとする。
第一段階 スピナを骨抜きにする。
第二段階 爵位を手に入れる。
第三段階 第三段階は……。
いくら名ばかりとはいえ、王族に続く公爵家は三家しかなく名家な事は確かだ。
ただ、この傾きかけている公爵家に魅力があるかと言えば、そうとは言えない。
そもそもローセンナ公爵家には男子が生まれなかった。
その上、当主であったスピナの父、ローセンナ公爵アーサーはどちらかというと
内向的で、王の魔物の討伐に喜んで馳せ参じる男でもなかった。
王家からの信頼も薄い。
その上、アーサーの死後、残った財産は異国から来た後妻と連れ子に持っていかれ
残ったのは冴えない娘と牧場…。
娘と結婚して爵位を手に入れる為には国に高額な相続税を払わなければならない。
その上、今後も公爵を名乗るにあたっては、度重なる税金も納めなければいけない。
こういった不良物件を引き受けたがるのは王族と繋がりたい成金である。
それか、どうしても爵位が必要な者。
確かにルドンは爵位が必要なのかもしれない。
側近として、いつまでも王に対して体をはれる訳ではない。
一番強力な魔力を持っているはずの王は優秀すぎるルドンに頼る事が多く
本来は、参謀で表には出ず、戦の時だけ王を守るシールド役をするのが
彼の仕事のはずなのだが…。
最近では魔物の討伐も王の代わりにこなすという。
ルドンは何も言わないが…。
王は天才型の魔力の持ち主で、幼い頃から努力なしで
誰にも文句を言わせぬまま頂点へと駆け上がった。
一方、ルドンは裕福ながら平民の出身だったはずだ。
スピナは結婚の挨拶で、ルドンの両親には会っていた。
王都からはずれた、西の地方都市で商人として成功した父親と
優しい母親と二人から、スピナはその時に温かいもてなしを受けた。
ルドンは子どもの頃、地元では知らぬ者がいないほど魔力に優れ
噂を聞きつけた、王立学校から引き抜かれ
王子と出会い、見込まれ、第一側近になったと聞く。
努力型で、戦では何手先までも読み、最短の方法で勝利を導き出すことを
得意とする人間だ。
何手先まで…。
スピナはひやりとする。
第一段階 スピナを骨抜きにする。
第二段階 爵位を手に入れる。
第三段階 第三段階は……。
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