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41 王は色情魔
「ううっ…、痛い…!」
痛みで歪んだ美しい顔は、乱れたプラチナブロンドの髪で半分以上隠れていた。
魅力的な赤い唇だけは、髪の間からはっきりと
見えた。
ルドンは片手で鎖を持ったまま
レジーの前に、立て膝を突いて座った。
「失礼した。…レジー、大丈夫か?」
「…こっここは…?」
レジーは、ルドンの屋敷から急にここに
引っ張られ、動揺が隠せないでいた…。
「…ローセンナ牧場です…。
所用であなたをお呼び立てした…。」
そして、ルドンは後ろに立っている王を
振り返って見た。
レジーは、髪の毛を払いながら
ルドンの目線の先にいる王の存在を確認すると
くっと笑った。
「…ご無事だったのね。
もっと重傷かと思っていたのに…残念。」
王はレジーから目を逸らし、ふんっと鼻を鳴らした。
「──愛し合っている最中に
攻撃してくるとは…。
自然界でも、メスがオスに牙をむくのは
情事の後…と思っていたのだが…。」
「あら…それ違いますわよ…。
途中でも前でも、オスを襲うメスなんて
ざらにいる。
クモ…然り、サソリもね…。
王、勉強不足ですわ…。」
本当に勉強が嫌いだった王は
余裕の笑みの中にも
少しの苦みを含んだ声で、笑った。
「──図星だ。勉強嫌いなのは、認める。」
「…王、私ルドン様のお屋敷で頭を
冷やしました…。
私は、アフェリエアの地を守る為に
どうせあの土地からは、離れられない。
あなたに選ばれるなどという以前に、
よく考えれば、王妃など端から
無理でしたわ…。」
そして、大袈裟に両手で顔を隠しながら言った。
「…ただ、あなたの一番になれないのが
悔しかったんです。
でも反省しました。
この国の歴代の王が、皆とんでもない
色情魔だって事…忘れていました。
あなたはその中でも群を抜いた女たらしとして
有名…という事も…。」
「…ふっ…言ってくれるな……。」
レジーは、顔に当てていた綺麗な指を
そのまま、首におろしながら言った。
「ねぇ…この首輪、外してちょうだい…。
首が重くて苦しいの…。
あなた、女が苦しむ姿見るの…お嫌いでしょう?」
「──分かった。」
王はそう言うと、軽く手をあげた。
その瞬間、パリンッ…という乾いた音が響き
銀色のネックレスが、粉々に散った…。
痛みで歪んだ美しい顔は、乱れたプラチナブロンドの髪で半分以上隠れていた。
魅力的な赤い唇だけは、髪の間からはっきりと
見えた。
ルドンは片手で鎖を持ったまま
レジーの前に、立て膝を突いて座った。
「失礼した。…レジー、大丈夫か?」
「…こっここは…?」
レジーは、ルドンの屋敷から急にここに
引っ張られ、動揺が隠せないでいた…。
「…ローセンナ牧場です…。
所用であなたをお呼び立てした…。」
そして、ルドンは後ろに立っている王を
振り返って見た。
レジーは、髪の毛を払いながら
ルドンの目線の先にいる王の存在を確認すると
くっと笑った。
「…ご無事だったのね。
もっと重傷かと思っていたのに…残念。」
王はレジーから目を逸らし、ふんっと鼻を鳴らした。
「──愛し合っている最中に
攻撃してくるとは…。
自然界でも、メスがオスに牙をむくのは
情事の後…と思っていたのだが…。」
「あら…それ違いますわよ…。
途中でも前でも、オスを襲うメスなんて
ざらにいる。
クモ…然り、サソリもね…。
王、勉強不足ですわ…。」
本当に勉強が嫌いだった王は
余裕の笑みの中にも
少しの苦みを含んだ声で、笑った。
「──図星だ。勉強嫌いなのは、認める。」
「…王、私ルドン様のお屋敷で頭を
冷やしました…。
私は、アフェリエアの地を守る為に
どうせあの土地からは、離れられない。
あなたに選ばれるなどという以前に、
よく考えれば、王妃など端から
無理でしたわ…。」
そして、大袈裟に両手で顔を隠しながら言った。
「…ただ、あなたの一番になれないのが
悔しかったんです。
でも反省しました。
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あなたはその中でも群を抜いた女たらしとして
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「…ふっ…言ってくれるな……。」
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そのまま、首におろしながら言った。
「ねぇ…この首輪、外してちょうだい…。
首が重くて苦しいの…。
あなた、女が苦しむ姿見るの…お嫌いでしょう?」
「──分かった。」
王はそう言うと、軽く手をあげた。
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