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第15話 パトレシアとの出会い
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パトレシアと出会ったのは俺が16の時だった。
師匠と立ち寄ったある都市で、何を勘違いしたのか私塾生として押しかけてきたのが当時のパトレシアとリタの姉妹だった。
『噂に名高い大魔法使いがいらっしゃると聞いてやってきました。どうか私たちに強力な魔法を教えてください』
『あー、悪いね。弟子は取らない主義なんだ』
『ではそこにいる小僧は何なのですか。私たちよりも年が下に見えますが』
『小僧……』
その時のパトレシアは人を小僧を呼ばわりしようが、謝罪することなくむしろ強気でグイグイと自分の主張を貫くようなタイプだった。
特別扱いはおかしい。
金ならある。
だから、強い魔法を教えてくれ。
我が師匠も毎日のように宿の扉を叩くパトレシアに根負けして、特別に彼女たちに魔法を教えることになった。むしろこのままだと、彼女が悪の道に進みかねないと危惧したのだろう。
『言っておくけれど、私は強い魔法は教えない。私が教えられるのは魔法を使う時の心構えと、胆力だけだよ』
『構いません』
『やれやれ……厄介な弟子が増えた……』
結局、約何年もの間、俺たちはその都市に滞在した。
パトレシアとリタはめきめきと魔法の腕を磨いていった。もともと才能のあった2人は師匠の元で、魔法の必要な圧倒的な集中力を身につけた。
特にパトレシアは、空魔法という5大元素の中でも攻撃力の高い魔法を、自由自在に扱えるようになっていた。
『どうして、そんなに強くなりたいんだ』
ある日、俺はパトレシアに質問した。
俺を小僧呼ばわりした時から、ツンツンとした態度のパトレシアはそっけなく返答した。
『悪いかしら?』
『悪くはないけれど不思議だと思って。だってお前、資産家のご令嬢だろ。こんなところで魔法を学ぶ意味はそこまでないだろ。誰かと戦うわけじゃあるまいし』
『何も分かっていないのね。あの都市のこと。資産家のご令嬢っていうのは敵だらけなの。自分で自分を守れなければ、生きてはいけないのよ』
『へー……』
『私は誰よりも強くならなきゃいけないの』
それが当時のパトレシアの口癖だった。
彼女が何と戦っていたのか、それは後に知ることになるが、当時の彼女は強い意志を持ち、周りの全てを敵と味方でしか判別出来ないような人間だった。
子供ながらにして、冷徹な判断がくだせる人間。
俺のパトレシアのかつての印象はそれだった。
「あ、起きた。おはよう、アンク」
……だから、こんな風にして優しく膝枕されるような関係ではなかった。
目を開けると、パトレシアが俺の顔を覗き込んでいた。
「ごめんね、アンク。電撃ビリビリしちゃって、慌てちゃって狙いも定まらなくて……」
「あぁ、良いよ。もともとは俺のミスだし。それよりここはどこなんだ?」
顔をあげて辺りを見回すと、花柄の壁紙で覆われた家だった。リビングのソファーで俺はパトリシアに膝枕されていたようだ。
「私の家、あれ? 来るの初めてだったっけ?」
「中まで入ったことはなかったな。見た目よりずいぶんと広い家だ」
「2階もあるからね。私とリタで2人で暮らしているんだけど、あの娘、店に出っ放しであまり帰ってこないから」
「……そういえば、俺の服は……?」
今更だが、服がなくなっている。
辛うじてパンツを履いているくらいで、トビッコウオとの戦いで水浸しになってしまったコートとズボンとシャツが全部取っ払われている。
「今、乾かしているわ。泥だらけだったし、迷惑だった?」
「あー……そうだな。あのまま帰る訳にも行かないし」
昨日といい今日といい、良く寝ている間に服を脱がされる。
良く見るとパトレシアも服を着替えていた。外で来ていた服から、下着かと見間違えるほどの薄手の服になっている。
……目のやり場に困る。
「どうかした?」
「いや、なんでもない」
視線を外して窓の外を見る。
眩しい光がカーテンの隙間から差し込んでいる。おそらく正午は過ぎているだろう。
「困ったな、服がなかったら家に帰れない」
「乾くのには、まだ時間がかかるから。あ、良かったらお風呂に入っていく?」
「風呂? 風呂があるのか」
「あるよー、実はおっきいバスタブを作っちゃったんだ」
パトレシアがリビングの側に付いている扉を指差す。
中を覗いて見てみると、なんとそこには俺の寝室よりも遥かに広い浴室が広がっていた。大理石のような滑らかな石で作られたバスタブには、白濁したお湯が張られていた。
「驚いた……」
プルシャマナで使われる浴室設備はほとんどがシャワーだけだ。
魔導石と呼ばれる魔力を帯びた石によって動くシャワーがあるだけで、バスタブを付けている所はほとんどない。火山地帯の温泉地でしか、浴槽に入る文化は広まっていない。
「温泉を引いてきたのよ。この辺りでも地下深くまで掘っていけば、そのうちぶち当たるだろうと思っていたら、ビンゴだったわ」
「自分で掘ったのか?」
「もちろん、ナツに手伝ってもらってね。ほら、あの娘、土いじるの得意じゃない?」
まるでガーデニングでもやりましたみたいにパトレシアは軽々と言った。ここまでの温泉を掘るのには相当の資金と労力が必要だったはずだが……ナツにいくら渡したんだろう。さすが、骨の髄まで金持ちはやることが違う。
「昔から夢だったのよ。自分の家に温泉作るの。前のところは地質があまり良くなくてさー」
「この辺は、水質は良いからな」
「どうかしら、入っていく?」
目の前に広がったバスタブにあっけに取られていると、パトレシアが湯船に入るように勧めてきた。
「良いのか?」
「どうぞどうぞ。タオルは掛けてあるの適当に使って良いから」
そう言うと、パトレシアは浴室の方へと俺を押し出した。やけに楽しそうな感じだったが、それほど自慢したかったのか。ニコニコと笑顔で俺を見送って、パトレシアはピシャリと扉を閉めた。
「へー、まさかこんなものが……」
服はもうほとんど脱がされているので、軽く身体を洗ってから湯船につかる。
「あー、良いなー……これ……」
久しぶりの身体の芯から温まるような感覚。
トビッコウオの攻撃で冷え切っていた体温が、一気に取り戻される。思わず天を仰いで感謝したくなるほどの心地よさ。
「うちにも作ろうかなぁ……」
土地ならあるから、地下を掘り進めればひょっとしたら行き当たるかもしれない。そんな気の遠くなるようなことを考えていると、突然浴室の扉がガラガラと開いた。
「おじゃましまーす」
「お…………!?」
心臓が30フィートくらい飛び跳ねる。宙に飛んだままそのまま昇天しそうになる。
それほどまでに、目の前の光景は刺激的に過ぎた。
「パ、パトレシア……」
「背中流してあげようと思って。なに、迷惑だったかしら?」
「そんなことはない……が……」
心臓に悪い。
浴槽に入ってきたパトレシアはタオルを1枚巻いているだけで、あとは白い素肌を露わにしていた。
師匠と立ち寄ったある都市で、何を勘違いしたのか私塾生として押しかけてきたのが当時のパトレシアとリタの姉妹だった。
『噂に名高い大魔法使いがいらっしゃると聞いてやってきました。どうか私たちに強力な魔法を教えてください』
『あー、悪いね。弟子は取らない主義なんだ』
『ではそこにいる小僧は何なのですか。私たちよりも年が下に見えますが』
『小僧……』
その時のパトレシアは人を小僧を呼ばわりしようが、謝罪することなくむしろ強気でグイグイと自分の主張を貫くようなタイプだった。
特別扱いはおかしい。
金ならある。
だから、強い魔法を教えてくれ。
我が師匠も毎日のように宿の扉を叩くパトレシアに根負けして、特別に彼女たちに魔法を教えることになった。むしろこのままだと、彼女が悪の道に進みかねないと危惧したのだろう。
『言っておくけれど、私は強い魔法は教えない。私が教えられるのは魔法を使う時の心構えと、胆力だけだよ』
『構いません』
『やれやれ……厄介な弟子が増えた……』
結局、約何年もの間、俺たちはその都市に滞在した。
パトレシアとリタはめきめきと魔法の腕を磨いていった。もともと才能のあった2人は師匠の元で、魔法の必要な圧倒的な集中力を身につけた。
特にパトレシアは、空魔法という5大元素の中でも攻撃力の高い魔法を、自由自在に扱えるようになっていた。
『どうして、そんなに強くなりたいんだ』
ある日、俺はパトレシアに質問した。
俺を小僧呼ばわりした時から、ツンツンとした態度のパトレシアはそっけなく返答した。
『悪いかしら?』
『悪くはないけれど不思議だと思って。だってお前、資産家のご令嬢だろ。こんなところで魔法を学ぶ意味はそこまでないだろ。誰かと戦うわけじゃあるまいし』
『何も分かっていないのね。あの都市のこと。資産家のご令嬢っていうのは敵だらけなの。自分で自分を守れなければ、生きてはいけないのよ』
『へー……』
『私は誰よりも強くならなきゃいけないの』
それが当時のパトレシアの口癖だった。
彼女が何と戦っていたのか、それは後に知ることになるが、当時の彼女は強い意志を持ち、周りの全てを敵と味方でしか判別出来ないような人間だった。
子供ながらにして、冷徹な判断がくだせる人間。
俺のパトレシアのかつての印象はそれだった。
「あ、起きた。おはよう、アンク」
……だから、こんな風にして優しく膝枕されるような関係ではなかった。
目を開けると、パトレシアが俺の顔を覗き込んでいた。
「ごめんね、アンク。電撃ビリビリしちゃって、慌てちゃって狙いも定まらなくて……」
「あぁ、良いよ。もともとは俺のミスだし。それよりここはどこなんだ?」
顔をあげて辺りを見回すと、花柄の壁紙で覆われた家だった。リビングのソファーで俺はパトリシアに膝枕されていたようだ。
「私の家、あれ? 来るの初めてだったっけ?」
「中まで入ったことはなかったな。見た目よりずいぶんと広い家だ」
「2階もあるからね。私とリタで2人で暮らしているんだけど、あの娘、店に出っ放しであまり帰ってこないから」
「……そういえば、俺の服は……?」
今更だが、服がなくなっている。
辛うじてパンツを履いているくらいで、トビッコウオとの戦いで水浸しになってしまったコートとズボンとシャツが全部取っ払われている。
「今、乾かしているわ。泥だらけだったし、迷惑だった?」
「あー……そうだな。あのまま帰る訳にも行かないし」
昨日といい今日といい、良く寝ている間に服を脱がされる。
良く見るとパトレシアも服を着替えていた。外で来ていた服から、下着かと見間違えるほどの薄手の服になっている。
……目のやり場に困る。
「どうかした?」
「いや、なんでもない」
視線を外して窓の外を見る。
眩しい光がカーテンの隙間から差し込んでいる。おそらく正午は過ぎているだろう。
「困ったな、服がなかったら家に帰れない」
「乾くのには、まだ時間がかかるから。あ、良かったらお風呂に入っていく?」
「風呂? 風呂があるのか」
「あるよー、実はおっきいバスタブを作っちゃったんだ」
パトレシアがリビングの側に付いている扉を指差す。
中を覗いて見てみると、なんとそこには俺の寝室よりも遥かに広い浴室が広がっていた。大理石のような滑らかな石で作られたバスタブには、白濁したお湯が張られていた。
「驚いた……」
プルシャマナで使われる浴室設備はほとんどがシャワーだけだ。
魔導石と呼ばれる魔力を帯びた石によって動くシャワーがあるだけで、バスタブを付けている所はほとんどない。火山地帯の温泉地でしか、浴槽に入る文化は広まっていない。
「温泉を引いてきたのよ。この辺りでも地下深くまで掘っていけば、そのうちぶち当たるだろうと思っていたら、ビンゴだったわ」
「自分で掘ったのか?」
「もちろん、ナツに手伝ってもらってね。ほら、あの娘、土いじるの得意じゃない?」
まるでガーデニングでもやりましたみたいにパトレシアは軽々と言った。ここまでの温泉を掘るのには相当の資金と労力が必要だったはずだが……ナツにいくら渡したんだろう。さすが、骨の髄まで金持ちはやることが違う。
「昔から夢だったのよ。自分の家に温泉作るの。前のところは地質があまり良くなくてさー」
「この辺は、水質は良いからな」
「どうかしら、入っていく?」
目の前に広がったバスタブにあっけに取られていると、パトレシアが湯船に入るように勧めてきた。
「良いのか?」
「どうぞどうぞ。タオルは掛けてあるの適当に使って良いから」
そう言うと、パトレシアは浴室の方へと俺を押し出した。やけに楽しそうな感じだったが、それほど自慢したかったのか。ニコニコと笑顔で俺を見送って、パトレシアはピシャリと扉を閉めた。
「へー、まさかこんなものが……」
服はもうほとんど脱がされているので、軽く身体を洗ってから湯船につかる。
「あー、良いなー……これ……」
久しぶりの身体の芯から温まるような感覚。
トビッコウオの攻撃で冷え切っていた体温が、一気に取り戻される。思わず天を仰いで感謝したくなるほどの心地よさ。
「うちにも作ろうかなぁ……」
土地ならあるから、地下を掘り進めればひょっとしたら行き当たるかもしれない。そんな気の遠くなるようなことを考えていると、突然浴室の扉がガラガラと開いた。
「おじゃましまーす」
「お…………!?」
心臓が30フィートくらい飛び跳ねる。宙に飛んだままそのまま昇天しそうになる。
それほどまでに、目の前の光景は刺激的に過ぎた。
「パ、パトレシア……」
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