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通勤散歩
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月曜日、会社は向かう足取りは重かった。
部署が違うので滅多に社内ですれ違うことはないが、コシミチさんと出くわすのが億劫でたまらない。
「よっ!」
電車を降りてホームのエスカレーターの列に並んでいる時に、後ろから肩を叩かれた。
振り向くと僕の真後ろにコシミチさんが立っていた。ベージュの薄手のジャケットにストライプのシャツ、ネイビーの細身のスラックスに革靴姿のコシミチさん。
「げっ!」
思わず声が出た。
「化け物にでも出くわしたような驚き方だね」
「いや、そんなつもりは、、、おはようございます」
人の列が階段とエスカレーターの方へ吸い込まれていく。僕たちもその流れに乗って歩いている。
「いつもこの時間ですか?」
「いや今日は少し早く目が覚めたから一本早く乗ってみた」
「そうなんですね」
「すると、君の後ろ姿を見つけた。早起きは三文の徳だな」
「ははは、、、」
いやいや、こっちは会いたくなかったよ。夜なべはしてないが、十両の損だ。
駅から会社までは徒歩十分くらい。
コシミチさんはコンビニ寄ってから行くからと、再度肩に触れてから僕の元を離れていった。
「ほっ」
としたのも束の間、ケータイのバイブレーターが振動した。メールの着信だ。
「先週はお疲れさまでした。楽しい夜でしたね」
背中にゾワッと寒気がして、僕はキョロキョロと周囲を見回すと、通りの向こうから手を振る人物。背が高く細身のシルエット。コシミチさんだ。
「怖いって」
僕は駆け足で会社へ向かった。
会社の前で同僚と鉢合わせた。
「なんでそんな汗かいてるんだ」
「最近ちょっと運動不足でね。駅から走ってきてるんだよ」
「意識高いね。俺も見習いたいわ」
同僚はでっぷりしたお腹をさすりながら笑った。
「それより今日のプレゼン資料準備できてる?」
「勿論。昨日徹夜してやったからな」
夜なべは十両の損なんだって。
僕は少し不安を覚えながら出社した。
部署が違うので滅多に社内ですれ違うことはないが、コシミチさんと出くわすのが億劫でたまらない。
「よっ!」
電車を降りてホームのエスカレーターの列に並んでいる時に、後ろから肩を叩かれた。
振り向くと僕の真後ろにコシミチさんが立っていた。ベージュの薄手のジャケットにストライプのシャツ、ネイビーの細身のスラックスに革靴姿のコシミチさん。
「げっ!」
思わず声が出た。
「化け物にでも出くわしたような驚き方だね」
「いや、そんなつもりは、、、おはようございます」
人の列が階段とエスカレーターの方へ吸い込まれていく。僕たちもその流れに乗って歩いている。
「いつもこの時間ですか?」
「いや今日は少し早く目が覚めたから一本早く乗ってみた」
「そうなんですね」
「すると、君の後ろ姿を見つけた。早起きは三文の徳だな」
「ははは、、、」
いやいや、こっちは会いたくなかったよ。夜なべはしてないが、十両の損だ。
駅から会社までは徒歩十分くらい。
コシミチさんはコンビニ寄ってから行くからと、再度肩に触れてから僕の元を離れていった。
「ほっ」
としたのも束の間、ケータイのバイブレーターが振動した。メールの着信だ。
「先週はお疲れさまでした。楽しい夜でしたね」
背中にゾワッと寒気がして、僕はキョロキョロと周囲を見回すと、通りの向こうから手を振る人物。背が高く細身のシルエット。コシミチさんだ。
「怖いって」
僕は駆け足で会社へ向かった。
会社の前で同僚と鉢合わせた。
「なんでそんな汗かいてるんだ」
「最近ちょっと運動不足でね。駅から走ってきてるんだよ」
「意識高いね。俺も見習いたいわ」
同僚はでっぷりしたお腹をさすりながら笑った。
「それより今日のプレゼン資料準備できてる?」
「勿論。昨日徹夜してやったからな」
夜なべは十両の損なんだって。
僕は少し不安を覚えながら出社した。
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