異世界真百鬼夜行物語

楠本リュート

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第一章

第二話 何をしようか

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昨夜拾った(?)奴隷少女の名前はイーズというらしい。
目立った外傷などは無いのだが、よく見ると薄っすらと手を出された跡がある。
話を聞くと奴隷商館から逃げてきたらしい。
その奴隷商館では稀に力の無い女や子供の牢の鍵をかけないでおいて、逃亡を試みた奴を捕まえて奴隷達の前で見せしめに集団で囲って制裁という名の集団リンチにあわせるのだとか。

そんな状況下に身を置いていた彼女に同じ人間の俺は大丈夫なのか聞いた所、様々な種族や生物のいるこの家を見たら俺の事を同じ人間ではなく別の上位存在にしか見えないらしい。
まあそれで良いのなら別に良いけど、なんか複雑だ……

商会の件は非常に胸糞悪い話だが、これ以上話しを掘り下げる必要もないだろう。
辛い話はここらで切り上げ知りたい話を聞いた。
ズバリ、人間の暮らしについてだ。

イーズは「うーん、私もそこまで知らないのですが……」と前置きしつつ教えてくれた。

多くの人は王都の学園への入学を目指しているらしい。
なんでも、10歳以上であれば種族年齢身分を問わず入学できるらしく毎年多くの人が入学試験に挑むらしいのだが、幼い頃から教育を受けている15~20歳ぐらいの人間の貴族が合格する割合が多いのだとか。
募集人数は毎年500人程なのだが、種族年齢身分を問わないのもあり倍率が恐ろしく高い。
なんでここまで人気があるのかというと、学習意欲の許す限りは沢山のものを学べる上に、卒業すれば大体の仕事では優遇された扱いになるのだとか。

他には誰でもなる事が出来て、かつ一攫千金の可能性もある冒険者や探索者という職業が人気なのだとか。
この二つは統括ギルドという全ての職業をまとめ、管理するギルドの中の一部らしい。
冒険者は魔物の討伐や売却と護衛などで、探索者はダンジョンの探索や魔物の生態調査などが主な仕事でこの二つは兼業される事が多いらしい。

うーん、最初は学園への入学をめざしてみるかな
学園で冒険者や探索者についても学べるかもしれないしな

試験内容は、一般教養、魔法理論、魔力量検査、魔法実技、身体能力、戦闘技術の六つで一般教養だけ200点満点で他は全て100点満点の合計700点満点の試験なのだとか

とりあえず次の試験へ挑戦して学園入学を目指す事を決め、善は急げというわけで皆にその事を伝えると反対の声は一つもなく寧ろ「久々の引っ越しだー」と揚々としている

入学試験は三月に行われるのだが、今は二月と間近なので出来るだけ早く引っ越さないといけない

なのですぐにでも行動に起こす

「明日此処を出る。場所は王都だ。総員準備に取り掛かれ。」
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