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第一章
第四話 試験
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とうとう学園入学試験本番がやってきた。
これといって特に対策をしてきた訳でもないが大丈夫だろう、まあ根拠はないが。
王都に引っ越してくるまでは深夜に来ては適当にぶらつく程度で王都のことは特に知らなかった為、引っ越してきてから今日までの二週間は情報収集にあたっていたが貴族の愛人がどうとか性癖が酷いやらなどのどうでもいい上にうちの子達の教育に悪い情報が手に入り出してから調べるのをやめた。
なのでこれといってめぼしい情報はない。
分かったことといえば王都内の学園や冒険者ギルドといった主だった建物の位置ぐらいだ。
ちなみに屋敷から学園までの距離は徒歩約25分といった感じだ。
入学試験に臨むのは俺、マナ、シルフの三人。志願者の中から人族に見え、かつ誰が来ようがキョウヤを守れるという観点からこの二人が選ばれた。
という訳で現在三人で試験会場である学園へ向かっている。
「イーズちゃん凄かったねー!」
「そうだな」
イーズ、二週間前に拾った奴隷少女だ。キョウヤの持つスキル奴隷術で奴隷契約を上書きし今ではキョウヤが主人になっている。普通はそんなことできはしないのだが魔力量のゴリ押しで無理やり上書きしたのだ。
現在イーズは今の状況に慣れたのか今では炊事洗濯といった仕事をこなしている。
で、何が凄かったのかということだが。
イーズには魔法の才能があったらしく魔法を次から次へと覚えてしまったのだ。
二週間足らずで魔法を覚えたなどと口にすれば鼻で笑われ信じてはもらえないだろう。だがレベルが低い故の魔力量の低さもあり高位の魔法は覚えることはできなかったが、火・水・土・風といった基本四属性に加え回復魔法の計五属性の魔法の低位まで覚えてしまったのだ、これだけでイーズの魔法の才能は恐ろしいものだと言える。
「着いたな、国立第一学園」
王立第一学園の入学試験が幕を開けるのであったーー
***
第一試験[一般教養]
王国の歴史や地理に算術や魔物学といった幅広い知識を求められる試験。
他と違い今まで一度も唯一満点を出されたことのない試験である。
「歴史や地理に関しては知らないからいいにしてもこの”次のオセロの盤面で黒の最善手は何?”って問題は必要あったのか?」
「思考力を試す問題なのかと私は思います」
「なるほど」
第二試験[魔法理論]
魔法に関する知識を求められる魔法の筆記試験。
「魔法の筆記試験なのに召喚術についての問題がいくつかあったな。魔力を要するから魔法扱いになっているのであろうか?」
第三試験[魔力量検査]
魔力測定器である水晶に魔力を注ぎ魔力量によって点数をつける試験。
過去五年の入学試験データを参考に点数をつける。
「ヒビ入ってたな……割れる前に止まってよかった……」
第四試験[魔法実技]
20メートル先の的目掛けて魔法を放つ試験。
魔法の威力や正確さを測る試験。
俺は人魂という青白い火の玉の妖怪を召喚し的へ飛ばせた。威力はほぼ無だった。
ちなみにマナとシルフは的を木っ端微塵に破壊していた。周りは目玉が飛び出るんじゃないかってくらいに驚いていた。
第五試験[身体能力]
身体能力を測る試験。
走力や跳躍力などといった能力を魔力なしで測る試験。
「種族ごとの得手不得手が表れていて面白かったな」
第六試験[戦闘技術]
教師と一対一で打ち合い戦闘技術を測る試験。
見込みのある者には教師の遠慮が徐々になくなっていくらしい。
「攻撃できないからひたすら躱していたな」
「教師の人、顔真っ赤にしてたねー!」
***
毎年300~350点ぐらいが合格最低点らしい。
満点の半分弱だ。正直なところ合格しているのかどうか微妙だ。
合否はどうなっているやら……
これといって特に対策をしてきた訳でもないが大丈夫だろう、まあ根拠はないが。
王都に引っ越してくるまでは深夜に来ては適当にぶらつく程度で王都のことは特に知らなかった為、引っ越してきてから今日までの二週間は情報収集にあたっていたが貴族の愛人がどうとか性癖が酷いやらなどのどうでもいい上にうちの子達の教育に悪い情報が手に入り出してから調べるのをやめた。
なのでこれといってめぼしい情報はない。
分かったことといえば王都内の学園や冒険者ギルドといった主だった建物の位置ぐらいだ。
ちなみに屋敷から学園までの距離は徒歩約25分といった感じだ。
入学試験に臨むのは俺、マナ、シルフの三人。志願者の中から人族に見え、かつ誰が来ようがキョウヤを守れるという観点からこの二人が選ばれた。
という訳で現在三人で試験会場である学園へ向かっている。
「イーズちゃん凄かったねー!」
「そうだな」
イーズ、二週間前に拾った奴隷少女だ。キョウヤの持つスキル奴隷術で奴隷契約を上書きし今ではキョウヤが主人になっている。普通はそんなことできはしないのだが魔力量のゴリ押しで無理やり上書きしたのだ。
現在イーズは今の状況に慣れたのか今では炊事洗濯といった仕事をこなしている。
で、何が凄かったのかということだが。
イーズには魔法の才能があったらしく魔法を次から次へと覚えてしまったのだ。
二週間足らずで魔法を覚えたなどと口にすれば鼻で笑われ信じてはもらえないだろう。だがレベルが低い故の魔力量の低さもあり高位の魔法は覚えることはできなかったが、火・水・土・風といった基本四属性に加え回復魔法の計五属性の魔法の低位まで覚えてしまったのだ、これだけでイーズの魔法の才能は恐ろしいものだと言える。
「着いたな、国立第一学園」
王立第一学園の入学試験が幕を開けるのであったーー
***
第一試験[一般教養]
王国の歴史や地理に算術や魔物学といった幅広い知識を求められる試験。
他と違い今まで一度も唯一満点を出されたことのない試験である。
「歴史や地理に関しては知らないからいいにしてもこの”次のオセロの盤面で黒の最善手は何?”って問題は必要あったのか?」
「思考力を試す問題なのかと私は思います」
「なるほど」
第二試験[魔法理論]
魔法に関する知識を求められる魔法の筆記試験。
「魔法の筆記試験なのに召喚術についての問題がいくつかあったな。魔力を要するから魔法扱いになっているのであろうか?」
第三試験[魔力量検査]
魔力測定器である水晶に魔力を注ぎ魔力量によって点数をつける試験。
過去五年の入学試験データを参考に点数をつける。
「ヒビ入ってたな……割れる前に止まってよかった……」
第四試験[魔法実技]
20メートル先の的目掛けて魔法を放つ試験。
魔法の威力や正確さを測る試験。
俺は人魂という青白い火の玉の妖怪を召喚し的へ飛ばせた。威力はほぼ無だった。
ちなみにマナとシルフは的を木っ端微塵に破壊していた。周りは目玉が飛び出るんじゃないかってくらいに驚いていた。
第五試験[身体能力]
身体能力を測る試験。
走力や跳躍力などといった能力を魔力なしで測る試験。
「種族ごとの得手不得手が表れていて面白かったな」
第六試験[戦闘技術]
教師と一対一で打ち合い戦闘技術を測る試験。
見込みのある者には教師の遠慮が徐々になくなっていくらしい。
「攻撃できないからひたすら躱していたな」
「教師の人、顔真っ赤にしてたねー!」
***
毎年300~350点ぐらいが合格最低点らしい。
満点の半分弱だ。正直なところ合格しているのかどうか微妙だ。
合否はどうなっているやら……
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