ツンデレは、今時モテません!?

karu

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あーあ、まただ(佐倉美麗side)

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「お願いです...神様...
これ以上もめごとを起こさないでください。
アイドルのような人気のナルシスト王子の性格がばれてしまったら卒倒する女子が急増して、生徒会の仕事が増えます。
だから、どうか!どうか...!」

すごい勢いで祈っている。
彼女はこんなにも宗教的だっただろうか?
いや、まぁそんなものもあるよな、てな感じだったはずだ。
何が彼女をここまでにさせたのだろうか。

そして、私は首を振る。

だめね。考えては...
このミライヤ学園の生徒会は、なぜか、厳しい審査の中少数しか選ばれない。
数を増やせば仕事は楽になるだろうに。
なぜか、選ばれないのだ。

そこから想像するにイベントの多いこの学園の全ての企画、進行を司る生徒会は鬼のような忙しさだろう。
その上こういう大きな人の流れを整理するとか、他にも厄介ごとが持ち込まれると...

かわいそうに...


まぁ、そんな風に話がそれたところで私ははたと気が付いた。

そうだった。あの男子や他の男子の詳細を聞かないと!


私は座り込んで天に祈っているりなと、怪しい笑顔をしているせなに向かって尋ねる。

でも、それを聞いたことを後に後悔することになる。

「それで、あの人たちはどういう人たちなの?」
努めて冷静に尋ねることにする。
だってさっきは動揺してしまって、もう誤解されてしまっただろうし。
挽回よ!挽回!

でも、私の心の友たちは、私が見栄を張って言ったということを、しっかり理解してくれているのか、ニヤニヤ顔である。

「なるほど。その態度をわざわざとるということは、さっき動揺してしまったことが事実を示しているということになるね。」
手を口の前まで持ってきて、微笑ましいものを見る目でフフっとともかが笑う。
動揺してないし。

「なるほど。マジで気になってるんだな。顔だけはいいって認めてたもんな。」
すると、いつもそういう恋愛事に鈍いはずのりなまで大真面目な顔で頷いている。
認めてないし。
特徴がそれしかなかっただけだし。

「なるほど。みれいがまさかメンクイだとは思わなかったー!新しい発見だね!」
楽しそうにはじける笑顔でせなが目をキラキラさせる。
メンクイじゃないし。
新しい発見じゃないし。

・・・・・・・・・もう!怒ったわよ!
みんなして私をからかって...
頭の中にある何かがブチィッと切れる音がした。

「もう!あんたたち笑わないでよ!こっちは真剣に聞いてるっていうのに!」

必死に言った私は思わず語気が強くなった。

ともかが、

りなが、

せなが、



傷ついた顔をする。


あーあ、またやってしまったようね。

ダメだ、すぐに謝らないと...

そう思うのにうまく口から言葉が出ない。
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