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第一章
第二節 物語は未だ好転せず1
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静寂が、辺りを支配した。
あまりの衝撃、理解に余りある驚愕、誰もが想像し得なかった結末に、永遠のように長い数秒が流れた。
しかし、そこでビキニはつい…と絞り出すように声を上げた。
「い…イチロー……」
微かな呟きではあった。しかし、遠く一狼はぼろぼろの体をなんとか動かし振り向くと。
「ほら見ろ。勝っただろ、俺」
「イチロー!!!」
その笑顔に堪えきれず、ビキニは一狼のもとへとかけだし、そしてその勢いを殺さず飛び付いた。
「うぎゃはー!まてビキニ、今全身ぼろぼろだから抱きつかんといてく……」
「すまなかった……私のせいで……」
力なく、俯いたままに呟く。触れる手も微かに震えながら。
「おいおい、せっかく自分のしもべが勝ったんだ。そこは誉めて使わすところだろ?」
それに…というと軽くビキニを片手に抱き返す。
「……イチロー?」
「相手さんはまだ全滅したわけじゃねーしな。まだ気ぃ弛めるには早すぎるぜ?」
「貴様よくも……!」
アスピスの周囲を取り囲むように五人の騎士が並びこちらに構えている。その身に依然として変わらず濃密な殺意を纏って。
「まだやるかい!あんたらの隊長様はノックアウトしちまったぜ?あとを追いたいってんなら介錯つかまつってやるがどうするよ?」
にぃ、と不適に笑う一狼。その腕の中でビキニはその虚勢にいち早く感づいた。
(イチロー、もはや抱く力もないのか……!?)
腰にあてられた一狼の腕は見た目のように力が込められていない。そう、レディーを扱う繊細さなどという次元を越え、もはや触れているにも等しい感触だ。
(話を合わせてくれビキニ。正直これ以上力むと震えが悟られちまうんだ)
小声で意思をくみかわす。この状況下ではこれ以上の戦闘は正直厳しいため、是が非でもここははったりを突き通さなくてはならない。
「ふふ、いやいや。よく言ってくれたぞイチローよ。主導を欠いた状態であればこのような烏合の衆なぞ私一人でお釣りがこよう」
ブン!とその手に表れた剣を片手に振り抜き、敵を見据える。
「この『水晶石の霊剣(クリスティアローゼス)』の露となりたいならばかかってくるがいい!」
辺りに響き渡る声はその鎧の隅々まで響き渡った。周囲の騎士達は目の前の少女の覇気に動けずにいる。それほどの威勢と迫力を内包していた。
「王剣に選ばれるということがどういうことかわからぬわけではあるまい?」
そういうと騎士達は体制を後退の方向に示し始めた。
あと一歩。
「私も無駄な争いはしたくない。どうかここは引いてはくれぬだろうか?何も急がずとも、私はもう逃げも隠れもしない。いつでも相手になってやろう」
そこで、騎士達は動いた。
「……見誤らないで頂こうかビキニ樣!」
「何?」
騎士達は一人がアスピスに着き、残りの五人が剣を手にこちらへきびすを返した。
「我ら誉れ高きヘルグニカ王国騎士団。例え隊長が倒れようとも使命は必ず全うする!」
「ほう……」
作戦は失敗した。動揺を悟られまいとはするも、緊張は一秒毎に加速していく。
(すまんイチローしくじった)
(気にすんな、あいつらも見た目のわりに真面目だっただけだむしろ好感が持てるってなもんだ)
目線はそらさずにフォローを入れる一狼は、一連の会話に微かな違和感を覚える。
何かがおかしい。
「そうかいあんたらもなかなかいい根性してんじゃねーか!」
ビキニから手を離す。ゆっくりと体制を戦闘のものに切り替えるも、その前にひとつ口を開いた。
「ここらの住民皆殺しにしたってのが信じられねーくらいだぜ」
そこで騎士が動きを止めた。
違和感が、加速する。
「我らが本当にそんなことなぞするものか!」
「……は?」
言葉が口から漏れた。騎士の言葉は嘘偽りなどなかった。
「我らはビキニ殿下の身柄を拘束することが目的だ。『残党が反抗する』のであれば駆逐する。だが無辜な民草に手をかけるなど騎士の名誉を汚す行為。そのようなことをする者がいれば、たとえ上長であろうと粛清するのが我らの流儀だ!」
「おい、それって……」
そこで、感じていた違和感の正体に気がついた。となりでは、正気になったビキニも同じ疑念をもっていた。
「確かに……何よりも規律を重んじるヘルグニカの騎士がこのようなことなどするはずもない……」
では貴様らは何を……と口から言葉が出たと同時に、変化は訪れた。
奇しくも一狼の記憶がフラッシュバックしたあとのこと。
(まて、まてよ……?)
ここへ来た当初『ほう、現れたか。第三王剣の巫女よ……』と言っていた騎士、ただ一人兜をつけていたあの騎士。アスピス含めた七人の騎士の一人……
「!!!」
違和感が悪寒へと変化した。
「お前ら!残りの一人はどこ行った!?」
そこで一狼の意識は警戒レベルを最大にした。そう、そこまで口に出して、やっとだった。
「何を異な……我らはもとより六人編成だガバッ……!?」
瞬間アスピスの後方に位置していた騎士の喉が張り裂けた。
一狼は遅すぎた。
「!? 何奴!」
残りの騎士が周囲に散開しようとしたところで全員の首筋に瞬間小さな円陣模様の光が灯り、同時に張り裂けた。
一狼は警戒するのが遅すぎた。
鮮血が宙を舞い、アスピスの部下一同はみな等しく倒れ落ちた。
あまりの衝撃、理解に余りある驚愕、誰もが想像し得なかった結末に、永遠のように長い数秒が流れた。
しかし、そこでビキニはつい…と絞り出すように声を上げた。
「い…イチロー……」
微かな呟きではあった。しかし、遠く一狼はぼろぼろの体をなんとか動かし振り向くと。
「ほら見ろ。勝っただろ、俺」
「イチロー!!!」
その笑顔に堪えきれず、ビキニは一狼のもとへとかけだし、そしてその勢いを殺さず飛び付いた。
「うぎゃはー!まてビキニ、今全身ぼろぼろだから抱きつかんといてく……」
「すまなかった……私のせいで……」
力なく、俯いたままに呟く。触れる手も微かに震えながら。
「おいおい、せっかく自分のしもべが勝ったんだ。そこは誉めて使わすところだろ?」
それに…というと軽くビキニを片手に抱き返す。
「……イチロー?」
「相手さんはまだ全滅したわけじゃねーしな。まだ気ぃ弛めるには早すぎるぜ?」
「貴様よくも……!」
アスピスの周囲を取り囲むように五人の騎士が並びこちらに構えている。その身に依然として変わらず濃密な殺意を纏って。
「まだやるかい!あんたらの隊長様はノックアウトしちまったぜ?あとを追いたいってんなら介錯つかまつってやるがどうするよ?」
にぃ、と不適に笑う一狼。その腕の中でビキニはその虚勢にいち早く感づいた。
(イチロー、もはや抱く力もないのか……!?)
腰にあてられた一狼の腕は見た目のように力が込められていない。そう、レディーを扱う繊細さなどという次元を越え、もはや触れているにも等しい感触だ。
(話を合わせてくれビキニ。正直これ以上力むと震えが悟られちまうんだ)
小声で意思をくみかわす。この状況下ではこれ以上の戦闘は正直厳しいため、是が非でもここははったりを突き通さなくてはならない。
「ふふ、いやいや。よく言ってくれたぞイチローよ。主導を欠いた状態であればこのような烏合の衆なぞ私一人でお釣りがこよう」
ブン!とその手に表れた剣を片手に振り抜き、敵を見据える。
「この『水晶石の霊剣(クリスティアローゼス)』の露となりたいならばかかってくるがいい!」
辺りに響き渡る声はその鎧の隅々まで響き渡った。周囲の騎士達は目の前の少女の覇気に動けずにいる。それほどの威勢と迫力を内包していた。
「王剣に選ばれるということがどういうことかわからぬわけではあるまい?」
そういうと騎士達は体制を後退の方向に示し始めた。
あと一歩。
「私も無駄な争いはしたくない。どうかここは引いてはくれぬだろうか?何も急がずとも、私はもう逃げも隠れもしない。いつでも相手になってやろう」
そこで、騎士達は動いた。
「……見誤らないで頂こうかビキニ樣!」
「何?」
騎士達は一人がアスピスに着き、残りの五人が剣を手にこちらへきびすを返した。
「我ら誉れ高きヘルグニカ王国騎士団。例え隊長が倒れようとも使命は必ず全うする!」
「ほう……」
作戦は失敗した。動揺を悟られまいとはするも、緊張は一秒毎に加速していく。
(すまんイチローしくじった)
(気にすんな、あいつらも見た目のわりに真面目だっただけだむしろ好感が持てるってなもんだ)
目線はそらさずにフォローを入れる一狼は、一連の会話に微かな違和感を覚える。
何かがおかしい。
「そうかいあんたらもなかなかいい根性してんじゃねーか!」
ビキニから手を離す。ゆっくりと体制を戦闘のものに切り替えるも、その前にひとつ口を開いた。
「ここらの住民皆殺しにしたってのが信じられねーくらいだぜ」
そこで騎士が動きを止めた。
違和感が、加速する。
「我らが本当にそんなことなぞするものか!」
「……は?」
言葉が口から漏れた。騎士の言葉は嘘偽りなどなかった。
「我らはビキニ殿下の身柄を拘束することが目的だ。『残党が反抗する』のであれば駆逐する。だが無辜な民草に手をかけるなど騎士の名誉を汚す行為。そのようなことをする者がいれば、たとえ上長であろうと粛清するのが我らの流儀だ!」
「おい、それって……」
そこで、感じていた違和感の正体に気がついた。となりでは、正気になったビキニも同じ疑念をもっていた。
「確かに……何よりも規律を重んじるヘルグニカの騎士がこのようなことなどするはずもない……」
では貴様らは何を……と口から言葉が出たと同時に、変化は訪れた。
奇しくも一狼の記憶がフラッシュバックしたあとのこと。
(まて、まてよ……?)
ここへ来た当初『ほう、現れたか。第三王剣の巫女よ……』と言っていた騎士、ただ一人兜をつけていたあの騎士。アスピス含めた七人の騎士の一人……
「!!!」
違和感が悪寒へと変化した。
「お前ら!残りの一人はどこ行った!?」
そこで一狼の意識は警戒レベルを最大にした。そう、そこまで口に出して、やっとだった。
「何を異な……我らはもとより六人編成だガバッ……!?」
瞬間アスピスの後方に位置していた騎士の喉が張り裂けた。
一狼は遅すぎた。
「!? 何奴!」
残りの騎士が周囲に散開しようとしたところで全員の首筋に瞬間小さな円陣模様の光が灯り、同時に張り裂けた。
一狼は警戒するのが遅すぎた。
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