余命僅かの悪役令息に転生したけど、攻略対象者達が何やら離してくれない

上総啓

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攻略対象file5:狡猾な魔塔主

122.影の救い(シモンside)

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「ユーリ様?」


 侍従長であるユーリ様の部屋の扉をノックするが、一向に返事がされない。そういえば侍従長の場所を聞き忘れていたと思い部屋に来たものの、どうやらここには居ないらしいと知り溜め息を吐いた。
 一刻も早く用件とやらを聞いて、フェリアル様の元に戻りたいのだが…。まさかあの男、わざと場所を知らせなかった訳じゃないだろうなと穿った考えすら持ってしまった。

 叔父…副団長が俺に嘘を吐く理由は無い。嘘の指示を伝えるなど、単なる任務の妨害だ。わざわざ嘘を吐いたとして、それは俺とフェリアル様を引き離す為の策にしか思えない。


「……まさか」


 ふと湧いた不穏な予感を苦笑で振り払う。副団長がフェリアル様の愛らしさに屈服していることなど周知の事実。感情の色も表との相違は無かった。あの人が俺達を嵌めるような真似をするとは考えられない。
 最近嫌な出来事が続いているからだろうか。思考する度捻くれた可能性を抱いてしまうのは最近の悪い癖だ。


「早くフェリアル様の傍に戻らないと…」


 俺に全幅の信頼を寄せてくれるフェリアル様。交流があまり無い副団長では、フェリアル様を安心させることなど出来ないはず。
 早々に戻らなければ愛おしい主が泣いてしまうかもしれない。想像するだけで胸が痛んで、苦しいくらいに庇護欲を刺激される。

 もう侍従長の呼び出しなど無視してしまおうか、なんて投げやりな考えが浮かんだ直後、不意に扉の向こうから微かな物音が聞こえてきた。


「……ユーリ様?居るなら返事を…」


 さっきのノックでは気付かなかったのだろうかと思いながらドアノブに手を掛ける。入りますよと一拍置いて、物音だけが響く部屋の扉をそっと開いた。
 その時僅かに抱いた嫌な予感から、目を逸らすべきでは無かったのに。



「あっ、やっと来た!遅いよシモン!」



 見えない力が背を押して、全身が部屋の内側に招かれる。背後で閉まる扉の音に焦燥を抱いたが、もう遅かった。

 ユーリ様のものではない、軽快な子供の声。突然の出来事に声すら失い正面に向き直ると、そこに居たのはフェリアル様と同い年程の少年だった。
 何故子供がこんな所に。どうして俺の名を。この壮絶な圧は一体何なのか。瞬く間に湧き上がる警戒と疑問を整理するより先に、子供の方が一早く動いた。

 ひとつ瞬きをする。閉じる前はユーリ様の机に座っていた子供が、瞳を開いた時にはすぐ目の前まで迫ってきていた。


「闇属性は大嫌いなんだけど…シモンは強いしカッコいいから、特別に信者にしてあげる!」


 屈託ない笑顔を浮かべて吐かれた言葉を、直ぐには理解することが出来なかった。


「シモン。君は僕のことが好き。どんな時でも僕を優先して、危険な時は肉壁になって、僕に身も心も捧げること。君は僕だけの玩具だよ」


 笑顔で淡々と紡がれる人道を無視した言葉の数々。
 突然侵入してきてなんて無礼な子供だろうかと、手を伸ばそうとした瞬間。体の異変に気が付いて目を見開いた。

 伸ばそうとした手が動かない。説教のひとつでもしてやらなくてはと開こうとした口も、侵入者を拘束する為にと触手を呼び出そうとしても、頭がそれについてこない。
 子供の瞳が妖しい色を帯びて光る。とにかくこの光から逃れなければと、それだけは本能的に察した。無理やり視線を外すと、正面から苛立ちを纏った低い声が落とされる。


「……は?何それ。僕から目を逸らすとか、すごく無礼なんだけど。これだから闇属性って大嫌い」

「なに、を…っ」


 何をした。俺は…何をされた?

 混乱する思考を何とか整理して声を上げると、子供は更に瞳に怒りと退屈そうな色を宿して口を開いた。そこから飛び出すのは、容赦の無い淡々とした命令だけ。


「跪いて、許しを乞いなよ。闇属性のゴミの分際で逆らうなんて有り得ない。玩具にして貰えるだけ光栄に思ってよね」


 膝からガクンと地面に崩れ落ちる。何をしている、早く立てと言い聞かせても、一向に体を思い通りに動かすことが出来ない。
 重力が狂ったように過剰になり、両手が酷く重くなる。錘を手首に巻いているような感覚の後、重さに耐えきれず両手を床につけてしまった。
 この子供の望む通り跪くような姿勢になってしまうと、途端に頭上から愉しそうな笑い声が降ってくる。


「そうしてると犬みたいで愛着湧くかも!闇属性には人権なんて無いし、まぁとっくに犬みたいなものだよね。逆らわなかったらお人形くらいにはしてあげたのになぁ」

「……。」


 唯一動かせる瞳を鋭く歪めて子供に向ける。不意に不快な睨みを向けられて苛立ったのか、子供は笑顔の額に青筋を浮かべて語り始めた。


「うん?なに?まさかまだ逆らう気じゃないよね?言っておくけど力も全部封じたし、僕の許しが無いと満足に体を動かすことも出来ないよ。完全に魅了がかかるまで大人しく───」


「……ごちゃごちゃと煩いですね。いい加減黙らないと殺しますよ」


 体が動かないなんて、緊急事態ではただの言い訳だ。
 力だけじゃない。魂まで振り絞る勢いで影に触れると、直後に怒りを帯びた触手が外に飛び出した。

 混乱も困惑も全て掻き消える。これが例の聖者か、と虚ろな脳で確信した。
 ディラン様を襲い、心を掌握しようとして、あまつさえフェリアル様に消えない傷を残しかけたゴミ同然の人間。
 子供だからと手加減するつもりなど無かったが、日頃フェリアル様の優しさに触れていたからか感覚が甘くなっていたらしい。

 地雷に手を付けられた所為か、湧き上がるのは聖者への殺意ばかりだった。


「なっ…なんで動けて…っ」


 滑稽にも動揺を顕にしながら後方へ下がる聖者。同時に体が軽くなり、凝った肩を軽く回しながら立ち上がった。


「俺を跪かせることが出来るのも、犬のように扱っていいのもフェリアル様だけです。生憎とっくの昔から主は存在するので、あなたは初めから用無しなんですが」


 突然現れて何なんですかと嘲笑を浮かべて問うと、たちまち聖者の顔が怒りで真っ赤に染まった。
 余裕気な笑みを崩せたことに愉悦を抱く。ついさっき無理やり床につかされた膝が酷く汚れて見えて、今日の夜にでも上書きして貰わなくてはと決意を固めた。

 フェリアル様に「跪け」と言ってもらって、出来れば可愛らしいあんよも舐めさせて頂きたい。兎に角さっさとこの不快な感覚をフェリアル様の癒しオーラで上書きしてもらいたい。
 そんな衝動を抑えながら、今は集中しなくてはと聖者に向き直る。


「最近フェリアル様の周囲を嗅ぎ回っているのもあなたですね。ぜひ目的をお聞きしたいのですが」


 影を伸ばして軽い膜を聖者と自分の間に張り、形だけの薄い半透明の壁を作りながら問う。
 本当に形だけで、きっと聖者が本気になれば直ぐにでも消されてしまいそうな膜。何もしないよりは表面でだけでも翻弄するしかないと思い、形だけの抵抗を軽く見せておく。

 案の定聖者は警戒した様子で後退り、当分は近付いてこないように見えた。
 本当は無かったとしても、何かしらの対抗策があると思わせておくに越したことはない。実際は何も無いという絶体絶命の状況を隠して紡いだ問いに、聖者は鼻を鳴らして軽快に答えた。


「目的?そんなものお前に教えてどうなるの?僕は無意味な話とか大嫌いなんだけど」

「奇遇ですね。俺も無意味な会話は嫌いです。例えばあなたのさっきの長話とか」

「っ、この…っ!!」



 嘲りを含んで口角を上げると、聖者はみるみる冷静さを失い始める。

 敵が錯乱している今の内に仕留めるか、と触手を操ろうとした瞬間。怒りに燃える聖者の瞳と一瞬視線が合ったと思えば、突如鼓動がドクンと高鳴った。
 一瞬。ほんの一瞬酷く魅力的に見えた聖者の姿から目を逸らす。これはさっさと仕留めなければマズいと察し、動揺を無理やり掻き消そうとしたその時。


 ドンッという鈍い音と共に、視界がぐらりと傾いた。



「欠陥品は要らない!僕を一番に想わない奴なんてっ!皆死んじゃえばいいんだ!!」



 まるで癇癪を起こした子供のようだ。そんなどうでもいいことを思ったのは、あまりの激痛に思考が麻痺したからだろうか。

 鈍い音は直ぐ下から聞こえた。ゆっくりと見下ろすと、心臓の辺りを抉るように刃がグサリと突き刺さっている。
 絶え間なく溢れる赤色に理解が追い付かない。いつ、どうして、どこから。攻撃の前触れすら察知出来なかったことに困惑する。


「っ……ぁ……」


 咳にも似た嘔吐感。喉の奥から吐き出されたのは胃の中にあるものではなく、真っ赤な鮮血だった。


「せっかく今度こそ信者にしてあげようと思ったのに!前もシモンは僕のものになってくれなかった!闇属性のくせに!ゴミのくせに!」


 聖者が癇癪を大きくすればする程、四方八方からガラス片のような小さな凶器が飛んできて体に突き刺さる。
 呻く間もなく次々と攻撃が繰り出され、何も発せないまま意識だけが朦朧としてくる。

 やがて体が傾き倒れると同時に、最後の力を振り絞って足元の影を転移術に変換した。



「今回も、シモンはあいつの味方をするの……?」



 見目だけなら、まるで天使が涙を流しているような儚い姿。だが、その瞳に隠し切れない憎悪が浮かんでいることを俺は見逃さなかった。

 影に沈んでいく体を、聖者が静かに涙を流しながらじっと見下ろす。間に合わないと悟ったのか、攻撃してくる気配はもう無かった。
 それでも、意識も体も限界であることに変わりは無い。

 虚ろな頭で最後に思考したのは、フェリアル様に会いたいという願いだけだった。

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